ライチ☆光クラブ(ぼくらの☆ひかりクラブ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ライチ☆光クラブ』とは古屋兎丸によるマンガ作品、および舞台・アニメ・映画である。2006年に太田出版より発行。ゼラを中心とする「光クラブ」と称した男子中学生たちのある壮大で残酷な計画と光クラブの内部崩壊を描いた作品。この作品は劇団・東京グランギニョルの第三回公演「ライチ光クラブ」を原案として書かれたものである。

『ライチ☆光クラブ』の概要

『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)に掲載後、2006年に単行本を発行。
登場人物のほとんどが男子中学生にもかかわらず、物語は残酷な描写や、少年同士の恋愛要素、壮大すぎる計画、中学生らしからぬ言動や行動、その背景にある螢光町(物語の舞台となる町)の闇などが描かれている。
劇団・東京グランギニョルの第三回公演「ライチ光クラブ」を原案としているが、全く同じ内容というわけではなく、「光クラブ」という設定や登場人物を生かして古屋氏が考えたオリジナル作品と言っていい。
オリジナル作品と言えどもこの作品には舞台の様なスピード感があり、詳しい説明が省かれていたり、抽象的な表現がなされていることが多い。
そのため、ウェブ連載空間『ぽこぽこ』にて前日譚となる『ぼくらの☆ひかりクラブ』が連載され、光クラブが結成に至る経緯や中心人物ゼラの生い立ちなどが補足される形で描かれている。
その内容の特異性からメジャーな作品とは言い難かったが、当時の東京グランギニョルを知るファン、所謂ガロ系と呼ばれるエロ・グロを好む層、少年愛や男色を好む層などに幅広く支持され、映画や舞台、LINEスタンプなどのメディアミックスが行われた。
舞台化が計3回されていることや、登場人物のほとんどが男子であることから、女性のファンが多いと思われる。
また、その非日常的で甘美な魅力から、コスプレの対象としても一定の人気を誇っている。

『ライチ☆光クラブ』のあらすじ・ストーリー

第壱話 エラガバルスの夢

螢光町は他の学校の女子生徒が一人で歩くのを躊躇い、走り去ってしまうような空気の淀んだ老いた町。
そんな町にある男子校・螢光中学校に通う生徒ゼラ、ニコ、雷蔵、カネダ、デンタク、ダフ、タミヤ、ヤコブ、ジャイボで組織された光クラブは、放課後に秘密基地の廃工場で「とある計画」を遂行するために機械の制作をしていた。
光クラブはゼラを帝王として、他のメンバーはゼラの言うことに忠実に従っていた。
そして、ゼラは活動の時にドイツ語を取り入れ挨拶や指示、応答をし、メンバーに1(アインツ)ニコ、2(ツヴァイ)雷蔵、3(ドライ)カネダ、4(フィーア)デンタク、5(フュンフ)ダフ、6(ゼックス)タミヤ、7(ジーベン)ヤコブ、8(アハト)ジャイボ、というようにドイツ語で番号を振り、時には名前の様に番号で呼んだ。
また、計画は常にゼラの指示の下で行われ、メンバーはそれに従い、時には敬語で受け答えしていた。
ゼラを崇める際には、皆「ゼラ」と繰り返し口にした。
その様はゼラの親衛隊、もしくは独裁体制であった。

ゼラは螢光町で育ち、労働によって汚く老いてゆく大人を見ていたことから、醜い大人を嫌っていた。
また14才でローマ皇帝になったエラガバルスに尊敬や憧憬を抱いていたこともあり、皇帝に倣って成長や老いによる身体の変化や、容姿の変化を否定した。そして、自身の生い立ちによって備わった冷徹さや、皇帝・エラガバルスの残酷性を真似たこともあって、計画を邪魔する者を排除することを厭わなかった。
ある日ゼラは、光クラブのメンバー以外に知られたくなかった秘密基地を覗いた同級生・浜里を、制作途中の機械を見たことを理由に目を潰した。浜里を追ってやってきた世界史の女教師・萩尾もまた、全裸にされ、その成人女性特有の成熟した身体を醜いと罵られ、ジャイボによって腹部を裂かれ内臓を抜き出されて死んだ。
光クラブは美しくない人間や大人たちを受け入れはしない。
そして自分たちはそんな醜い大人にはならないと信じてやまないのだった。

第二話 優美なる☆機械(マシン)

とある計画とは少女をホカクすることで、ホカクするための機械の作成には一年半の歳月がかかった。
それまでの間、ゼラはチェスを嗜みながら指揮に立ち、その指揮下で少年たちは作業し続けた。
雷蔵は裁縫、デンタクは電卓を用いたプログラミングなど各々得意分野などを担当し、ジャイボだけはただ一人作業はせずに見守っていた。
機械の完成を祝し、楊貴妃も飲んだとされる永遠の美の象徴であるライチ酒で乾杯をした。
ここでゼラは「僕を裏切る者はいないか」と再確認する。
当然の如く皆はそれを否定し、自分たちを信じるように伝える。
特にニコのゼラに対する忠誠心は異常で、ゼラから特に期待や信頼を抱かれていると自負し、裏切り者は殺すことも厭わないようであった。
しかし、ゼラを裏切る者がいるか一番目を光らせていたのはジャイボだった。
ゼラの得意なチェスを隠れて練習している光クラブ結成時ののリーダー・タミヤに対して、ゼラの立場を狙っているのではないかと疑うこともあった。
ジャイボがゼラの側近のような立ち位置にいるのは、二人が特別な関係だったからだ。
二人は夜な夜な廃工場の隅で淫らな関係を持っていた。
二人きりの場でジャイボは、自分がゼラにとって一番の存在であることや、ゼラが自分のものであることを確認した。

そして、いよいよ機械を起動という時に、ゼラは畑を耕し三年かけてライチの実を育てていたことを明かし、それを燃料とすると告げた。
ゼラはデンタクに、機械の名前を「ライチ」とインプットすること、そして、起動の数字「666」を入力することを命令した。
たちまち動き出した機械・ライチはゼラの「生まれてきた目的はなんだ」という質問に答えた。
ライチは自分の名前がライチで、自分の目的が少女をホカクすることであることを片言ながらも答えるのであった。

第三話 少女☆降臨

ライチが完成し、早速少女を捕獲させようとするが、美的感覚が備わっていないために、置物や髪の長い男性を連れて帰って来てしまった。
そのためデンタクは必死に絵画の画集などをライチに見せて、美というものを理解させた。
その傍らでゼラはタミヤとチェスで戦っていた。
その結果、タミヤはポーンでチェックメイトされて負けてしまう。
そしてゼラに、それでも君は光クラブのリーダーなのかと挑発される。
デンタクは夜も作業し、ライチにとある概念を植え付けた。
それは「私は人間だ」というものであった。

第四話 ぼくらの☆ひかりクラブ

デンタクの努力の甲斐もあって、ライチは徐々に美的感覚を得ることに成功し、ついに美少女を捕獲することに成功した。
しかしその美少女・少女一号は、捕獲用に雷蔵が作った眠り薬付き「猫ちゃんマスク」を外しても目を覚まさなかった。
そのため、目を覚ますまでの間は女性的である雷蔵が世話をすることになり、その間は他の者は触れることさえ許されなかった。

ライチは一号の他に三人の少女を連れてきたが、ゼラはその三人には食事を与えなかった。
それを見かねた正義感の強いタミヤは、ゼラに禁止されていたにも関わらず、三人の少女に食事を与える。
そして、その夜タミヤは旧友のダフに思いを打ち明ける。
元々光クラブはタミヤ、ダフ、カネダ三人の単なる遊び場だった。
それが今ではゼラやジャイボ、ニコの思うがままになってしまった。
光クラブは自分のものだと強く思いなおしたタミヤは、明日少女達を逃がしてやることを決意した。
しかし、何者かが物陰からその二人の会話を聞いていた。

ダフはタミヤと別れた後、少女解放を明日決行すると聞いたその足で、美少女の元へ向かう。
そして、一号に触り、自慰行為に及んでしまう。
そこに二人の会話を盗み聞きしていたニコとゼラがやってきて、事の一部始終を見られてしまう。
ダフは一号に触り自慰行為に及んだ罪と、まだ決行されていないはずの三人の少女解放が何故か既に決行されており、その濡れ衣も着せられ処刑されることになる。
そして非情にも、光クラブ結成時のメンバーであり、親友であるタミヤがダフの処刑をするようゼラに命令されてしまう。
抗うタミヤであったが、妹のタマコを人質に取られ、小学生の頃ダフと共に遊んだパチンコでダフの額を打ち抜くことになる。
ダフは最期に女の子に触れられたことや、自分にとってリーダーであるタミヤにやられるのなら本望であると告げる。
そして、ダフはタミヤの手によって処刑される。
タミヤはまだ息のあったダフを抱え必死に走るが、その途中で解放された三人の少女と、凌辱された状態の妹・タマコを見つける。
そこで、三人の少女を解放した罪をダフになすりつけ、タマコを凌辱した犯人ががいることに気が付く。

今までのゼラの残酷で支配的な行動には、ある一因があった。それは小学生にまで遡る。
街中で声をかけてきたのは占い師だった。
マルキド・マルオと名乗るその占い師によると、ゼラにはヒトラーにもついていなかった「黒い星」と呼ばれる何かがついているらしい。
そしてさらにこう告げた。
30才で世界を手に入れる。または14才で死ぬ。その鍵はひとりの少女が握っているだろうと。
その時ゼラはまだこの言葉の意味を理解していなかった。

第五話 オルガン☆ライチ

一号はライチの前でだけ寝たふりをやめるようになり、自分の名がカノンであると告げた。
ライチとカノンは機械と人間でありながらも会話を交わし、カノンはオルガンや水泳が得意なことなどを話した。
ライチはカノンの要望通り、片手の手錠を外し、工場の片隅にあるオルガンを弾かせてあげた。
カノンはオルガンを弾きながら讃美歌を歌う。
そしてカノンはライチにオルガンを教える。
するとライチは「明るい」と感じるようになり、カノンにそれは「楽しい」と言うのだと教わる。
そして、ライチはインプット以上に自分は人間であると思い始め、徐々に感情も芽生え始めた。

ゼラは、ライチの誕生と美しい少女の捕獲によって、全てを手に入れた気になった。
しかし一方で、三人の少女解放を計画していたタミヤの存在を気に病み、次は誰が裏切るのかと疑心暗鬼になっていた。
そんなある日、ゼラはチェスの黒のキングが破壊されていたことを知り、犯人捜しをする。
そして、その場にいなかったカネダをジャイボが連れてくる。
ゼラはカネダに詰問するも、返事はなくただ震えながら息を漏らすだけだった。
何も答えなかったことから、カネダが犯人だと確信したゼラは、ライチにカネダを処刑するように命令し、カネダは身体を真っ二つに折られて死んだ。
その夜、処刑を見ていたカノンはライチに涙ながらにこう告げる。
本物の人間になりたいのなら、人を殺してはいけないと。

第六話 アインツ☆ニコ

ダフは植物状態、カネダは処刑によって殺されたことによって、タミヤはゼラへの復讐を考えるようになる。

一方ニコはライチの右目は自らの右目であると、ライチに教えるように語りかける。
ライチの右目にニコの右目が使われたのは、どうしても人間の目を埋め込みたいというゼラの要望に応えるためだった。それが忠誠心の証でもあった。
しかし、ジャイボとゼラの秘密の関係を知ってから、自分がゼラにとって一番ではないと思うようになる。
もっと忠誠を示し一番にならなくてはいけないと思い、ダフの件以降姿を現さないタミヤに目をつけた。
そして、昼間学校をサボってふらついているタミヤを尾行することにした。

学校ではデンタクと雷蔵が慌ててゼラを呼び出す。
そして、窓から指し示す方向には、ライチ畑が炎上している光景が広がっていた。
ライチ畑に居合わせたタミヤとそれを追って来たニコは、炎の中でもみ合いになる。
ニコはタミヤがライチ畑に放火した犯人だと思ったのだ。
そして、他のメンバーも次々と駆けつけ、畑の前ではジャイボが一人佇む。
炎の中から出てきた黒こげの二人を、どうにか鎮火し、事なきを得る。
皆もタミヤが畑を燃やした犯人だと思い、ニコは自分がタミヤを捕まえたと自信有り気に顔を上げる。
しかし疑心暗鬼になっているゼラは、タミヤとニコが組んでやったことだと思い込んでしまう。
反論しようにも全身火傷と気道熱傷で声を出せずに、二人は基地に連れ戻されてしまう。
怒りに狂ったゼラはライチに二人を残酷な方法で処刑するように次々と命令するが、ライチはカノンに言われた言葉によって命令を遂行できなくなり、壊れてしまう。
畑は炎上、ライチは故障、信頼していたニコには裏切られ、焦ったゼラは実現不可能な妄言を繰り返すようになる。

第七話 機械(マシン)が見る☆夢

この頃にはライチは、カノンと同じ本物の人間になりたいと思うようになる。

その夜、カノンはライチを呼び起こし、手錠を外してもらい、タミヤとニコを治療する。
そこでタミヤは今までゼラに絶対的に服従し続けたニコを説得し、皆で脱出しようと提案する。
タミヤはライチ畑を燃やした真犯人を知っていた。
しかし重度の火傷を負っていたニコは、タミヤが真犯人を告げる前に死んでしまう。
仕方がなく三人で脱出を試みるも、潜望鏡を登って外に出るはずが、ライチの重みにより潜望鏡が折れてしまう。
結局ライチとカノンは基地に残ることになり、タミヤだけが逃げることになった。
そして、タミヤはいざという時のためにと、ライチの最後の一粒をカノンに託した。

二人きり廃墟に残ったカノンとライチは仲睦まじげに会話を交わす。
そしてカノンは自分たちは今、お城の中にいて、自分はお姫様、ライチは魔法で怪物に変えられてしまった王子だと話す。
そして二人は誰にも邪魔されることなく踊った。
そしてカノンは、踊っている間だけライチは人間に戻っていると話し、そんなライチを素敵だと言った。
その夜、スリープ状態のライチは夢のようなものを見た。それは様々なカノンとの記憶だった。
これが夢ならば、カノンも同じ夢を見ているだろうかと願望に近い疑問を抱いたのだった。

第八話 薔薇の☆処刑

ゼラが14才になる日、カノンはエラガバルスが行ったとされる、薔薇で人を殺すという薔薇の処刑をされることになった。
しかしライチはカノンのことを愛してしまったため、ゼラに引き渡そうとしない。
そこで、デンタクが作った制御するための機械をライチにかぶせ、コントローラーでしか操作できないようにした。
その行動に怒りを隠せないカノンは、初めて皆の前で発言し、ゼラと言い合いになる。
しかし、そのせいでカノンはライチの手によって処刑されることになってしまう。
カノンはライチに、あなたは人間なのだと思い出させるように言う。
その言葉も虚しく、ライチはカノンを薔薇と水で満たされた棺に全身をしっかりと沈める。
ここで、状況が一変する。
さっきまでコントローラーを握っていたデンタクは、突然それを破壊した。
そして、ライチは棺から浮かび上がってきたカノンの顔を見るや否や、暴走を始める。
ライチは自分がカノンを殺してしまったと後悔と自責の念に駆られたのだ。
ライチはまず最初にヤコブを壁に投げつけ、被せられた頭の機械を握りつぶし、次に雷蔵の顔を引きちぎった。
本来ならそんな暴走を招くようにはプログラミングされていないはずだが、実はこの暴走はデンタクによって引き起こされたものだった。
デンタクは当初から機械に人間の心をプログラミングするという野望を持っており、ゼラにも明かすことなく密かに遂行していた。
それが見事に成功したことにより、ライチは命令よりも後悔や自責の念に突き動かされて行動したのだ。
そんなデンタクもライチの手によって身体を真っ二つに引き裂かれてしまう。

そうして、ゼラとライチしかいなくなった空間で、ゼラはカノンに手を出そうと水面に近づく。
すると、ライチの暴走が始まってから姿が見えなかったジャイボがカノンの棺の中から現れた。
その時、天井から大量の水が流れ込んでくる。
それと共に現れたのはタミヤだった。

最終話 ライチ☆光クラブ

鉄パイプを手にゼラに襲い掛かるタミヤと、必死に逃げ惑い無様に言い訳をするゼラ。
ゼラはここで初めてタミヤの口から真実を聞かされることになる。
三人の少女を解放し、その罪をダフになすりつけたこと。
タマコを凌辱したこと。
ライチ畑に火をつけてタミヤとニコを焼き殺そうとしたこと。
そのすべての出来事の首謀者であり、光クラブを崩壊に導いた真犯人がある一人の男であると。
その名前を告げようとした時、タミヤの後ろにはパチンコを構えたジャイボの姿があった。
そして、タミヤはそのパチンコによって頭を射抜かれ死んでしまった。
そこでやっとゼラはジャイボが真犯人だと知ることになる。
ジャイボは黒のキングを折り、カネダに致死量の筋弛緩剤を打ち、罪をなすりつけ、あたかも裏切り者がいるかのように装ったことや、わざとニコに対し自らとゼラの関係を見せたことを打ち明けた。

ジャイボはゼラを愛していた。
だから、ゼラの心を奪う物、光クラブそのものをすべて壊してしまおうとした。
ゼラがカノンに興味を示すことにも耐えられず、薔薇の処刑で死んだカノンを傷つけようとする。
その時、特技の水泳で培った潜水能力で奇跡的に助かり、死んだふりをしていたカノンがライチに最後の一粒を食べさせる。
すると、ライチは動き出し、愛しているとゼラに告白するジャイボを真上から叩き潰した。
最初からジャイボを玩具同然にしか思っていなかったゼラは、カノンを手に入れようとするも、ライチによって腕を引きちぎられる。
しかし、ライチはゼラに危害を加えると自動発火するようにプログラミングされており、ライチを包む煙は次第に炎へと変わっていった。

いよいよゼラとカノン二人きりになったところで、ゼラは新しい光クラブを作ろうと高らかに宣言する。
だがしかし、そんな夢も一瞬で終わる。
ゼラは後ろからの猛烈な衝撃によって、内臓という内臓全てを撒き散らす。
眼前にあったのは自らの臓器と和式便器。
振り返るとそこには、死んだと思われていたニコの姿が。
一番忠誠心の強かったニコの手によって、便器で殺されたゼラ。
それは奇遇にもゼラが尊敬していた、美を追求したが為に殺されたローマ皇帝エラガバルスと同じような殺され方だった。
難を逃れたカノンはライチの元へ駆け寄り、本物の人間になったんだと伝えるも、間もなくその命は絶たれてしまった。
カノンは涙を流しながら、焼け焦げたライチの唇にキスをした。
カノンはオルガンで少年たちとライチに向けて鎮魂歌を歌い、その場に別れを告げて、闇夜の中帰っていった。

『ライチ☆光クラブ』の登場人物・キャラクター

ゼラ

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