ヴァン・ホーエンハイム(鋼の錬金術師)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヴァン・ホーエンハイムとは、荒川弘氏による漫画『鋼の錬金術師』の登場人物の一人であり、主人公エドワードとアルフォンスの父親。
古代文明クセルクセス王国の元奴隷。自身の血から生まれたホムンクルスに知識を与えられ、錬金術師となる。しかし、ホムンクルスの企みで望まぬ不老不死の体とされ、故郷も滅ぼされた。失意から放浪生活を過ごし、リゼンブールで出会ったトリシャという女性と結婚。”家族と共に老いて死にたい”という願いから普通の人間に戻る研究を始めるが、ホムンクルスの企みに気づくと、阻止するため旅に出る。

幸せそうな顔

アニメ版と漫画ではここも違いが存在する。

漫画では、リゼンブールを散歩するピナコが墓の前に座る人影を見つけ、近寄る。
「ホーエンハイム。帰ってきてたのかい…」と近寄り、「バカたれが、なんて幸せそうな顔して死んでんだい」と言った。ホーエンハイムのエピローグとして、「人より長くいきすぎるなんてしんどい事ばかりだと思ってた。だけど、きみや息子達に会えて生きてて良かったと心から思うようになったよ。充実した人生だった。そうさ十分だ…でも、やっぱり死にたくねぇなぁと思っちゃうな」と回想が流れ、あの世でトリシャと再会。エドに親父と呼んでもらった事と生身のアルと握手をしたこと、友人や仲間が沢山いたことを報告すると、リゼンブールの家の前で手をつなぎ、「あとはこの世界が子供達を強く育ててくれるさ」と言い、終わる。

アニメ版では、リゼンブールに戻ったホーエンハイムはトリシャの墓の前で、「クソがついていたけどな」とは言いつつエドに親父と呼んでもらえた事を報告。そして、漫画と同じトリシャや息子達と会えたことに感謝しつつ、自分の本心を苦笑いと共に呟くと、散歩していたピナコが駆け寄り、「バカたれが、なんて幸せそうな顔して死んでんだい」と言い、エピローグを迎える。あの世でトリシャ再会し、「あとはあの子たちの世界だ」と子どもたちの今後の成長を願い終わる形となる。

ヴァン・ホーエンハイムの関連人物・キャラクター

エドワード・エルリック

妻トリシャとの間で生まれた子どもであり、長男。
本作の主人公。女手一つで自分と弟を育てた母トリシャを尊敬し、一方でまだ幼い自分たちを残して出ていった父ホーエンハイムを嫌悪。母の死の原因は父が家庭を顧みなかったことにあると考え、流行り病に倒れたトリシャを見舞うことすらなかったホーエンハイムに対して激しい憎悪を抱いている。
その証拠に物語初期、イズミ夫妻から彼の名前が出た瞬間、「生きていたのか」や「あんな奴に頼るだけはごめんだ」と嫌悪感まる出しに拒絶するほどである。他には、弟から父親のことが話題に挙がった瞬間、「アイツの話はするな」と度々感情的な態度で振舞う姿も見受けられる。
性格は、ホーエンハイム本人曰く「若い頃のオレにそっくりだ」とのこと。

再会は、リゼンブールに戻ったホーエンハイムが、ピナコに事情を聴き、トリシャの墓を訪れた時が最初である。
この時も、母親の墓の前にも関わらず、罵り、「てめぇの居場所なんかねぇ」と感情を爆発させたエドは、別れるまで一言も口を聞かないほど、その憎しみの深さが伺える。
しかし、周囲の説得(特にピナコやウィンリィ)や話を聞いていくうちに、父親と向き合う気持ちを固めて、最終決戦前夜に二回目の再会を果たす(右ストレートで殴るというオマケ付きで)。ホーエンハイムから全ての事情を聞き、そのあまりの内容に言葉を失い、頭を抱えたエドは、ホーエンハイムから「手伝ってほしい」という申し出を渋々ながら承諾。母親の遺言を聞いた父親の予想外の号泣に戸惑い、取り乱した事を周囲に指摘され、心の中の葛藤を抱きつつも少しずつ交流を持つようになる。そして、最終決戦、「神」を取り込んだ”お父様”の全力を受け止めた父親を激励、アルを救うために命をかけようとする父親を諌めるなど、徐々に親子の関係を取り戻していく。

なお、回想シーンではいつも父親の後ろをついて回るなど、昔は相当なお父さん子だったことが伺える。

アルフォンス・エルリック

妻トリシャとの間で生まれた子どもであり、エドの弟。
父親に激しい嫌悪感を抱く兄とは異なり、彼自身特に父親に特別な感情はなく、母親の言葉と家の蔵書数から客観的に分析し、「凄腕の錬金術師だろうから、一度話をしてみたい」と語っている。しかし、それは父親が家を出て時、自身があまりに幼すぎた故、「そもそも嫌うほどの情報がない」と、父親のことを尋ねられた際に語っている。

物語終盤、荒廃したリブールの様子を見に立ち寄った際、復興活動に準じていた父親と再会。名前を間違えたこと(というより、ホーエンハイムはまるで別のことを考えたすっとんきょうな回答)に激怒しつつ、どう振舞っていいか、途方に暮れていたホーエンハイムを気遣い、自分から声をかけたことから会話を始め、敵の目論見やお互いの情報交換の末に出た結論を関係各所に連絡。それにより、敵に気づかれずに水面下で準備を進め、影の立役者として活躍することとなる。また、最強のホムンクルスであるブライドの猛攻を防ぐため、自ら身代わりを買って出るなど、兄とは異なり終始協力的に行動を共にすることとなる。
なお、ホーエンハイムの身体や事情をすんなり受け入れたことを「自分がこの身体だから」と、ある意味ホーエンハイム同様人外の肉体で過ごした経験から、と語っている。

トリシャ・エルリック

ホーエンハイムの奥さんにして、エルリック兄弟の母親。故人。
ホーエンハイムが旅に出て以降、女手一つで二人の兄弟を育て上げるも流行り病で倒れ、僅か32才の若さでこの世を去った。また、この事がきっかけで二人は禁忌に触れ、肉体を失ったことから、二人の旅の直接的な原因でもある。
性格は、おっとり気立て上手の美人らしく、作中ほとんど叱ったり、怒った姿は描かれていない(兄弟の話では、ウィンリィを連れ出した時が唯一らしい)。また、ホーエンハイムの良き理解者でもあり、作中息子たちの距離感を図りかねている夫に対し「撫でてあげれば良いのに。自分の子供でしょう。何を遠慮しているの?」と声をかけたり、家族写真の計画を密かに立てていたりと、三人の間を取り持っていた。また、兄弟が錬金術にハマる原因を作ったのも彼女であり、「母親の笑顔が見たいから」という理由で兄弟は錬金術の研究にどっぷりハマっていった。また、死ぬ最後まで家族を大事に思い、漫画では描かれていないが、アニメでは亡くなる最後まで息子たちのその後をピナコに託し、ホーエンハイムに遺言を残して静かに息を引き取った。

ピナコ・ロックベル

ホーエンハイムの飲み仲間にして、エルリック兄弟の養母であり、ウィンリィの祖母。
凄腕のオートメイル技師。同じく凄腕の同業者として知られる聖地ラッシュバレーのドミニクから、「リゼンブールの女豹」と名前を聞いただけで慄かれるほどの女傑でもある(ちなみに、ドミニクは腰を抜かし、あまりの恐ろしさに震えていた)。しかし、エルリック兄弟やウィンリィなど子どもたちにとって良き理解者であり、また人格者であるため、決意表明や報告をすべく、リゼンブールに訪れた際、真っ先に訪れる第二の家と作中では描かれている。
ホーエンハイムにとっても同様であるため、作中彼が弱音や不安を口にしたのは、彼女と妻トリシャの前だけ。十数年振りにリゼンブールに訪れた際、アメストリスの危機を伝え、遠くに逃げるよう促した。しかし、「ここを帰る家にしている人がいるから」と断られ、去り際、「残念だよ。ピナコ。お前の上手い飯をもう食べられない」と呟き、立ち去った。そして、全てを終え、戻ってきたホーエンハイムをトリシャの墓の前で見つけたピナコは「バカタレ。なんて、幸せそうに死んでいるんだ」と穏やかに亡くなったホーエンハイムを発見した。

renote.net

フラスコの中の小人/ホムンクルス/”お父様”

本作のラスボスにして、クセルクセスを滅亡させた張本人。
ホーエンハイムの血液から生まれ、ホーエンハイムが奴隷から抜け出すキッカケを作った恩人でもある。出生のキッカケについては作中詳しくは語られていないが、本人曰く「偶然生まれた存在」であり、当初はフラスコという狭い生活圏でしか存在できないことに強いコンプレックスを抱いたため、そこから脱出するため国王の死にたくないという感情を利用し、国土錬成陣を構築させた。また、遺跡に描かれていた錬成陣が人体錬成であったことから、ホーエンハイムの血を利用して、自らを人体錬成し、自由に動き回れる肉体を生み出すことに成功させた。それだけではなく、さらなる力を得るために、アメストリス建国から錬金術の普及に大きく関わり、人の生き死にの軽い軍事国家を作り上げ、数千万の命と引き換えに”完全な存在”(作中では「神」と名義している)と生まれ変わることを企てた。しかし、ホーエンハイムの作り上げたカウンターにより、錬成した賢者の石(アメストリス約5000万人分)のほとんどを失い、最終的にはその巨大な力に制御しきれずに暴走、真理に取り込まれて消滅した。この時、「あそこに帰るのは嫌だ」と泣き叫んでいる様子から元々真理と深いつながりがあった事が伺える。
ホーエンハイムとは旧知の関係にあり、彼がまだ人間だった頃、ホーエンハイムを「家族の一員」と評するほど親密であった。しかし、不老不死となり、”お父様”と呼ばれるようになってからは、自分以外を利用する駒としか思わないような冷酷で残忍な性格へと変貌。結局、最後まで人間を理解せずに消えていった。

クセルクセスの錬金術師

ホーエンハイムが奴隷時代の雇い主であり、クセルクセス国王直属の錬金術師。
ホムンクルスを生み出した生みの親でもある。

ホーエンハイムが錬金術を使えることを知り、助手として取り立てた。それでも、相変わらずホムンクルスと同室にさせ、夕方ホムンクルスと語らっているのを小言を言いながらも容認している。固く規律に重んじる性格であるが、クセルクセス国王の弱気の言葉を弁護する、主人への忠義に厚い側面もある。
クセルクセス国王の不老不死の野望を成就するために協力し、結果賢者の石としてホムンクルスに吸収される。

クセルクセス国王

ホーエンハイムが奴隷時代の時の国の王。

老い先短さからホムンクルスの知識を利用して不老不死を目指すも、結果的にホムンクルスの野望に利用され、賢者の石に変えられる。
その後、ホムンクルスが数千年生きていたことを考えると、ある意味不老不死の目的は達成したとも考えられる。
水路建設の際の反応から国民からは信頼されていた賢王であることが窺える。

その後、血の紋を築く各地襲撃事件の際、エドが述べた人体錬成の陣を眺め、「早く」と不老不死の悲願成就を待ち望んだ。
のちに、この神殿の錬成陣が人体錬成を目的としたものだということをエドが突き止め、”人間を材料にして賢者の石を作り出す”ためのものであることが判明する。
さらに、彼自身錬金術師ではない(ホムンクルスの言葉を鵜吞みにしていたことから)ことから、ホムンクルスと同じ血筋であるホーエンハイムが犠牲になる事を強いた原因を作り出した人物でもあると言える。

Koala_Ishitsuka
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@Koala_Ishitsuka

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