鋼の錬金術師(ハガレン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鋼の錬金術師』とは、2001年から2010年まで荒川弘により『月刊少年ガンガン』で連載された漫画およびそれを原作とするアニメ、ノベライズ、映画、ゲーム作品。舞台は19世紀産業革命期のヨーロッパをモチーフとした錬金術が存在する架空の世界。主人公エドワード・エルリック(エド)は弟アルフォンス(アル)と共に、自身らが犯した禁忌の錬成によって失ったエドの右腕と左足、アルの全身を取り戻すための方法を求め旅に出る。

『鋼の錬金術師』の概要

『鋼の錬金術師』とは、2001年8月号から2010年7月号まで『月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス)』により連載された少年漫画。全108話。コミックスは全27巻、完全版18巻が出されている。略称は「ハガレン」等。原作者は荒川弘(なお画像の牛は作者の自画像である)。
錬金術が存在する19世紀の産業革命期のヨーロッパをモチーフとしたダーク・ファンタジーがテーマとなる作品ではあるが、コミカルなイベントシーンなどの評価が高い。
最終回が掲載された2010年7月号は、通常の2割増しの部数であったが完売により、同年9月号に最終回を再掲載する事態となった。
また2度にわたりアニメ化がされており、2003年~2004年のものを「鋼の錬金術師」、2009年~2010年のものを「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」と区別する。

『鋼の錬金術師』のあらすじ・ストーリー

エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの兄弟は、幼いころに亡くなった母トリシャ・エルリックにもう一度会いたい一心で、錬金術において禁忌とされる「人体錬成」を行う。錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは全身を失ってしまう。エドワードは自分の右腕を代償にアルフォンスの魂を錬成し、鎧に魂を定着させ何とか一命を取り留める。身体と左足右腕を失った絶望の中、二人は失ったものを取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る。
兄弟は絶望と希望の狭間の中、それでも前に進んでいく。

『鋼の錬金術師』の用語

錬金術

物語の世界において発展した技術及び学問。現実における錬金術とは一部の用語が一致する以外はほとんど関係がない。

錬成陣

錬金術を行うために必要なサークル。基本は円形である。

人体錬成

人間またはその一部を錬成する錬金術。未だ成功例はなく、錬金術において禁忌とされている。

機械鎧(オートメイル)

この世界特有の義肢。神経系と直接接続することにより、普通の手足と同じように動かすことができる。
機械鎧着用の際には大の大人でも悲鳴を上げるほどの激痛を伴う手術を要し、リハビリにも長時間を必要とする。

賢者の石

「等価交換の原則」を無視した錬成が可能となる術法増幅器。

真理の扉

人体錬成を行うことにより、認知外空間に浮かぶ扉の前に飛ばされる。
扉の中にはまだ人類が到達していない高度な知識が存在し、「通行料」を払うことでそれに見合った知識を得られる。

等価交換の原則

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