グリード(鋼の錬金術師)とは【徹底解説・考察まとめ】

グリードとは『鋼の錬金術師』に登場するホムンクルスであり、「強欲」の感情をもっている。ホムンクルスの創造主である”お父様”から離れて活動していたが、キング・ブラッドレイことホムンクルスのラースに捕獲され、”お父様”によって一度存在を抹消された。物語の中盤、”お父様”の手により、東の大国シンの皇子リン・ヤオの身体を乗っ取る形で復活。己の求めるものも追いかけつつ、リンと協力しながら”お父様”の野望が叶う「約束の日」に向けて動き出す。

グリードのプロフィール・人物像

CV:諏訪部順一(アニメ1期)/中村悠一(アニメ2期)
演:渡邊圭祐

グリードとは、『鋼の錬金術師』に登場する物語の黒幕・ホムンクルスの一人である。ホムンクルスは物語最大の敵であり、人間の命から作り出される賢者の石を使って約2000年生きている”お父様”から生み出された存在である。ホムンクルスはそれぞれの個体が「“お父様”が要らないと感じた七つの欲求」と結び付けられており、グリードの場合はその中の「強欲」の欲求が強く出ている。

強欲という名前の通り、「この世のすべてが欲しい」が口癖。同時に「噓をつかない」「女とは戦わない」を信条としている。

”お父様”のそばにいるだけでは己の欲が満たされず、”お父様”のもとから離れて行動していた。その中でアメストリス軍が人体実験により作り出した人間と動物の合成獣(キメラ)たちと出会い、自身の部下として匿う。アメストリス国南部の街ダブリスを拠点にしていた時、国家錬金術師エドワード・エルリックの弟アルフォンス・エルリックの存在を耳にする。彼は空の鎧に魂を定着させた状態であり、無敵の身体を手に入れられると感じ、キメラたちにアルフォンス誘拐を命じる。その流れでエドワードとも出会い、そしてエルリック兄弟を監視していたキング・ブラッドレイことホムンクルスのラースに見つかってしまう。

”お父様”のもとから離れた不届き者として、ラースに捕獲されて”お父様”のもとへ連れ戻される。そして地獄の釜で身体をなくし、”お父様”の身体の中に戻されてしまった。ここで物語から離脱する。

その後、東の大国シンから、錬金術による不老不死とその要である賢者の石を探しにアメストリスに来たシン第12皇子であるリン・ヤオが”お父様”と遭遇したシーンで再登場する。”お父様”の手によりリンの身体をベースにして復活。基本的にはリンの身体の主導権を持っているものの、要所ごとにリンに主導権を奪われることがあった。

復活以降は”お父様”のもとで過ごしていたが、ダブリス時代の仲間であるビドーを殺害したことで復活前の記憶が蘇り錯乱。ダブリス時代の仲間を殺したラースに襲撃をかけてしまった。これがきっかけで、再度”お父様”のもとを離れている。

その後、リンの導きもありエドワード・エルリックと再会。このときエドワードに”お父様”の野望が叶う「約束の日」について伝えた。同時にエドワードと共に行動していた合成獣の実験体であり元軍人のダリウスとハインケルらを部下とし、”お父様”および他のホムンクルス行動を注視するようになった。

約束の日当日、”お父様”の近くにいれば世界が手に入ると感じたグリードは”お父様”が潜伏するアメストリス国の首都・セントラルの地下に向かう。その途中、中央司令部で身体の主であるリンを追ってきた彼の臣下のフー、約束の日阻止のため北部のブリッグズからやって来た軍人のバッカニアを戦闘で失う。臣下を失った悲しみとバッカニアとの約束を果たしたいリンの気持ちに共感し、中央司令部での戦闘に参加。神を自身に取り入れたいという”お父様”が野望を叶えるべく長年仕込んでいた国土錬成陣発動の時が近づくと、錬成陣の中心である”お父様”がいるセントラルの地下空間に向かった。”お父様”の代わりに神を取り入れることが目的である。

“お父様”の国土連成陣と、その効果を打ち消すためにエドワードたちが仕込んだ逆転の錬成陣が発動した後は、“お父様”の暴走を止めるため奮闘する人間たちに感銘を受け、彼らに協力する。そのなかで、グリード本人がずっと欲していたのは何かのために協力できる仲間なのだとリンに諭された。

賢者の石を求めグリードのもとにやって来た”お父様”に吸収されようとしたとき、リンに嘘をつき、彼からの離脱に成功。”お父様”への反逆を試みるも逆に消滅させられてしまった。

なお、グリードはオリジナル展開となったアニメ1期では設定が異なる。

アニメ1期では原作とは設定が異なる。ホムンクルスは人体錬成によって生み出された存在として扱われており、人体錬成で蘇らせようとした人物の亡骸が弱点となっている。グリードを作ったのはエルリック兄弟の師匠イズミ・カーティスに錬金術を教えた女性錬金術師であり、アニメ1期における黒幕のダンテ。ダンテを追ってきたグリードの目の前に蘇らせようとした人間の遺骸が置かれており、弱体化した隙をつかれて封印されかけてしまった。

そこにエドワードがやって来て最後の戦闘。致命傷となる一撃を喰らい、エドワードにホムンクルスの弱点を伝えて息絶えていった。

グリードの能力

ホムンクルスとしての能力

ホムンクルスは人間の命ををもとに作った賢者の石を核にしている。賢者の石の力が尽きるまでは何度でも生き返ることができ、どのホムンクルスも不死に近しい能力を持ち合わせている。

またホムンクルスはそれぞれ人間では持ち得ない能力を持っている。グリードの場合は「最強の盾」と呼ばれる能力があり、どんな武器も通さない鋼のような身体を作れる。

ホムンクルスは人間と同じ身体の構造をしており、グリードはその中の炭素の硬度を自由に調整することができる。そのためダイヤモンドのように固くすることで攻撃から身を守ることができている。自身を守る際は固く、逆に鉛筆や消し炭のようにボロボロにすることも可能である。

身体を消し炭のように脆くするのは、”お父様”撃退の際の決め手のひとつとして使われている。

戦闘能力

肉体の硬化能力を攻撃に転用することで、高い防御力と攻撃力を併せ持つ。膂力も人間離れしており、人体程度なら造作も無く引き裂くことができる。本人の言う本気モードの際は最強の盾を全身にまとい、指先を鋭くし、それを用いて戦闘を行っている。

リンを取り込んだ後は上述したやり方だけでなく、リン本人の戦闘能力も活用している。リン自身も武術に長けており、同時に目に見えなくとも人の気配を感じることができ、これを応用して相手の死角から戦闘を仕掛けるといったやり方をしている。

グリードの来歴・活躍

”お父様”からの離反とデビルスネストの仲間たちとの出会い

ホムンクルスは基本的に生まれの親である”お父様”の指示のもと活動する。しかし、グリードは物語の100年前に”お父様”のそばから離脱。これは”お父様”のそばにいるだけでは己の欲を満たすことができないからだと振り返っている。

その後、国軍が軍人と獣を組み合わせてつくった合成獣(キメラ)と出会い、部下にする。物語が始まった時点ではアメストリス国南部の都市で、エルリック兄弟の師匠であるイズミ・カーティスが暮らすダブリスに潜伏していた。ダブリス滞在中はデビルズネストというバーを拠点にして、裏社会で生きていた。

ダブリスでの活動とエルリック兄弟との出会い

ダブリスにエルリック兄弟が滞在している際、鎧に魂を定着させて生きている弟のアルフォンス・エルリックの噂を耳にし、キメラたちにアルフォンスの捕獲を命じた。彼の体の仕組みがわかれば不死を手に入れることができると考えたからだ。

アルフォンスをデビルズネストの地下に捕らえるも、グリードを攻撃し、その場から離れようとするアルフォンスに対し、本気を出させるために部下に頭を吹っ飛ばしてもらった。そして自身がホムンクルスであることを話す。彼の身体の秘密について迫るも、アルフォンスは自分は仕組みを知らないので兄のエドワードに聞いて欲しいと答える。

エドワードを探そうとしたところに、アルフォンスを探してやってきたイズミと出会う。イズミがグリードの不意をついて攻撃するも、最強の盾で防ぐ。アルフォンスがイズミに兄をつれてきて欲しいと伝え、その場は落ち着いた。

イズミからの伝言を危機、やってきたエドワードと対峙。エドワードがグリードのことをホムンクルスだと認めたところで、アルフォンスの身体の秘密を引き出すために交渉開始。しかし、エドワードが拒絶したため交渉は決裂した。アルフォンスを部下らに別の場所に移動させるよう指示し、エドワードと戦闘に入った。一度はエドワードを追い込むも、炭素を用いて最強の盾を作っているというグリード本人が伝えた情報から錬金術で炭素の結合度合いを調整し、グリードの最強の盾は破られてしまった。

ラースとの戦闘と“お父様”による封印

地獄の業火に入れられ悶えるグリード

エドワードとの戦闘中に南部の視察に訪れていたラースが軍人をつれてデビルズネストを襲撃。表向きはエルリック兄弟の保護ための襲撃だが、ラース本人はグリードの捕獲を目的としていた。軍の突入によりエドワードとの戦闘は中断。グリードは部下を追って地下水道に向かった。

地下水道にて生き残りの部下たちやアルフォンスと合流。逃げる算段をしている途中にラースがやってくる。戦闘体制に入ろうとするも、ラースの持つホムンクルスとしての能力「最強の目」から逃げられず窮地に追い込まれてしまう。ラースに捕獲され、その後”お父様”がいるセントラルへ移送。他のホムンクルスとの再会を懐かしみながらも、裏切りに対する制裁という形で地獄の業火の中に消えた。

リンとの出会いと「グリリン」化

グリリン化した後のグリード

次の登場までに物語は大きく進んでいる。

この間にエルリック兄弟はリン・ヤオと出会いセントラルへ移動。セントラル郊外でホムンクルスのエンヴィー、グラトニーと戦闘し、誤って3人ともグラトニーに食われてしまっていた。

リン・ヤオがエドワード、ホムンクルスのエンヴィーと共に同じくホムンクルスのグラトニーの腹の中から戻ってきたところでグリードは再登場する。

他のホムンクルスとの戦闘の中で、リンの戦闘能力の高さに感心した”お父様”の手により、リンの体をベースにしたホムンクルス・グリード(2代目)が生まれた。

身体の主導権はグリードではあるものの、リン本人がいなくなったわけではない。時折彼が主導権をとれるタイミングでランファンらへの伝言を託すなど、その時にできることを行っている。このグリードとリンの自我が共存している状態は本来起こりえないもので、リンの強靭な精神が成した奇跡であり、グリード自身面白いと感じている。

リンとグリードが共存しているこの状態を、エドワードは「グリリン」と名付けている。なお、アニメでは身体の主導権をどちらがもっているかで声優が変わっている。

ホムンクルス一派からの離反

グリードのかつての仲間であるビドーがセントラルにある地下空間に侵入。彼を部外者として手にかけた際、記憶にあるはずがなかった「先代グリードだった頃の、ビドーらかつての仲間たちと共に過ごす光景」が脳裏に広がり混乱。そして仲間を大事にするリンが激怒し、混乱したままビドーをはじめ昔のグリードの仲間たちを殺したラースがいる中央司令部を襲撃し、そのままホムンクルス一派から離れる。中央司令部から逃げた後はリンが身体の主導権を握る。

その後、グラトニー捕獲で使ったセントラル郊外の廃屋に潜伏。同じ廃屋にいたエドワードと合成獣の実験体であり元軍人のダリウスとハインケルと出会う。物語の主人公であるエドワードが”お父様”の野望を叶える日であり、物語の終盤突入の合図である「約束の日」を知ったのはこのタイミングである。

”お父様”のそばに戻れなくなったグリードが1人で動こうとしたその時、エドワードから仲間にならないかともちかけられる。しかし、「強欲」の名を冠するホムンクルスであるグリードは、よく知りもしない人間を自分と対等の“仲間”として受け入れるつもりなどさらさらなく、「仲間ではなく部下になるなら共に行動してやる」と彼らに提案する。その結果、エドワードらはあくまでグリードの部下として約束の日までセントラル近辺に潜伏することとなった。

「約束の日」当日

迎えた「約束の日」当日、中央司令部でリンの部下であるフーと「約束の日」阻止に協力しているブリッグズ要塞の軍人らが中央兵と戦闘をしていた。ここにグリードも参加。しかし、中央兵にラースことキング・ブラッドレイが加勢した途端、情勢が悪化。リンの部下であるフーの犠牲をもってブラッドレイを戦線から外すことに成功した。

同じくブラッドレイの戦線離脱を助け、犠牲となったブリッグズ要塞の軍人であるバッカニアからの依頼に応えたいというリンの気持ちに共鳴し、ブリッグズ側に協力することとなった。

この戦闘中、国土錬成陣発動の時が迫ると戦線から離脱。”お父様”がいる地下空間に向かう。グリードは直前で割り込み、国土錬成陣の効果を横取りすることで、“お父様”の代わりに世界を手にしようと考えていた。世界を手にすることで、己の中にある空虚感が満たされると考えていたのである。

国土錬成陣発動と前後して”お父様”がいる地下空間に到着。国土錬成陣の中心を奪おうとするもグリードの思惑を読んだ”お父様”によって阻止されてしまった。

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