ダンボール戦機（LBX）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

またしてもイノベーターに襲われたバンたちは『八神英二』という名の元イノベーター幹部に助けられる。元イノベーター幹部である八神を当然宇崎は疑うが「海道義光を止めたい」と発言する八神を信じることにした。そして八神の助けもあり無事タイニーオービット社へ到着したバンたちは宇崎から海道義光の計画の内容を知らされる。エネルギー不足を解決するために海底火山を利用した地殻動発電実験を行おうと現総理財前宗助はしており、これにより地球全体の地殻バランスが崩れる恐れがある危険な実験だった。実験が開始されれば地球全体に被害が及び財前総理は責任を問われて失脚、政界の重鎮である海道義光がエネルギー供給をエターナルサイクラーで行い世界のトップに立つという計画だった。なのでバンたちは実験を中止させること、エターナルサイクラーをイノベーターではなく自分たちが作り上げることが必要になった。完成までの間バンたちはシーカー本部に向かうがそこにオタクロスからタイニーオービット社に25000体ものLBXが送り込まれていることが判明した。バンたちは合流したジンらとともに戦いながら時間を稼ぎエターナルサイクラーを完成させるとともにほぼ全ての敵を倒す。しかし強化ダンボールの開発者「霧島平治」によってエターナルサイクラーを奪われてしまいそれを追いかけた宇崎悠介が交通事故により亡くなってしまう。そして霧島平治もまたイノベーターでありタイニーオービット社の内通者である「沢村宗人」によって騙されていたことが判明する。

海道の死とドングリ

騙されていた霧島や八神を正式にシーカーに迎え入れるとともにハッキングによりエターナルサイクラーがイノベーター支配下にある神谷重工の工場『5－RAI－AS』最深部にあることが判明する。バンは宇崎を失ったショックで引き籠っていたためアミやカズヤ、仙道、郷田の4名で侵入を試みるが神谷重工社長、神谷藤吾郎の息子「神谷コウスケ」に捕らえられてしまう。捕らえられてしまったことを知ったバンはジンとともに5－RAI－ASに向かいそこで海道義光と鉢合わせてしまう。そこで海道と戦うことになり2人は共闘しオーディーンのグングニルで見事勝利する。しかし海道のLBXが衝撃で自身の眼部に直撃し海道義光は高性能アンドロイドだったことが判明する。バンとジンはアミたちを見つけ同時にエターナルサイクラーを利用した兵器『ドングリ』の存在を知る。併せて海道義光よりも上の存在がいること、『フェアリーテイル計画』というものがあることも知る。

フェアリーテイル計画と黒幕

助けに来たバンたちの前に神谷コウスケが現れる。神谷コウスケはアミたちを解放しドングリの説明を始めた。ドングリとは「超小型メガトン爆弾でフェアリーテイル計画に使われる」という。バンたちはその後脱出に成功するがそこにレックスから一通のメッセージが入る。そのメッセージはフェアリーテイル計画の内容でありフェアリーテイル計画とは『世界のエネルギー供給源『タイラントプレイス」を破壊し完成したエターナルサイクラーで世界を牛耳る』という計画だった。それに伴い使われるのがドングリであり、それを輸送する「サターン」というロケットであることが分かった。バンたちはサターンへと向かいコントロール室に侵入するがシステムがロックされ閉じ込められてしまう。画面にはなんとレックスの姿が映りだされ、「汚れ切ったこの世界に価値などなくすべてをやり直すしかない、そのきっかけを俺が作る」と言い海道義光を操っていたのも自分だと明かした。その発言とともにサターンは上空へと打ち上げられてしまう。

サターン侵入と海道家対決

閉じ込められているバンたちのもとに山野博士と八神が現れる。山野博士はレックスの本当の計画を見抜いており『サターンの落下場所はタイラントプレイスではなく現在世界国家首脳会議が行われている「Nシティ」に設定されており世界の首脳たちを抹殺する』ということだった。レックスは自らの動機を『海道義光によって濡れ衣を着せられ死んでしまった父親の仇を取り、世界をリセットする』と語り画面から去ってしまう。
バンたちはサターンを止めるため飛び立ってしまったサターン内部に侵入しシステムを直接止める作戦を開始する。サターン内部に侵入したバン、ジン、アミ、カズヤ、郷田、仙道は内部にいた多くのLBXを倒しながら進んでいくがそこには神谷コウスケと操るLBX「ルシファー」がいた。バンとジンはルシファーに圧倒されるがオーディーンのグングニルとゼノンのブレイクゲイザーでルシファーを突破する。コックピットを目指すバンとジンの前にアンドロイドである海道義光が現れる。ジンはバンをコックピットへと向かわせ海道とLBX月光丸と戦うことになった。ジンは序盤海道に押されゼノンは片腕を失うが腕を失ったことでAIとアンドロイドが動きを予測することが困難になり動きが鈍くなった。そこを突きジンは海道義光に勝利し海道とジンの戦いは終わった。

レックスとバン最後の戦い

ジンの助けもありコックピット内に到着したバンはレックスと最後の戦いをすることになる。バンのグングニルや新必殺技JETストライカーも効かずレックスの使う『イフリート』に押されてしまう。しかしバンも攻撃をやめず攻め続けた結果一度はイフリートを倒すことに成功する。倒したと思われたイフリートはレックスの憎しみを理解し自ら暴走を始めてしまう。暴走を始めたイフリートは戦い、傷を負ったオーディーンではアキレスの時の必殺技ライトニングランスを使っても太刀打ちできなかった。追い込まれたバンは最後レックスに特訓して習得した『超プラズマバースト』を放ち見事イフリートに勝利しレックスを止めること、サターンを制御することに成功する。そしてバンはサターンから脱出するためレックスを庇い連れ出そうとするが『ゲームオーバーだ』と言葉を残しサターンとともに消えていった。

『ダンボール戦機』の登場人物・キャラクター

山野バン

CV：久保田恵
物語の主人公13歳。LBXが大好きでLBXの開発者である山野淳一郎を父親に持つ。正義感が強く明るい性格の持ち主。

川村アミ

CV：井上麻里奈
バンの同級生で家も近所。優等生で無類のLBX好きで知識ではバンよりも一枚上手。

青島カズヤ

CV：浪川大輔
通称カズ。少し不良っぽさもあるが、根はいいやつで仲間のためになら困難に立ち向かえる勇気を持つ。

檜山蓮

CV：東地宏樹
ブルーキャッツというコーヒーショップのマスター。伝説のプレイヤー「LEX」とも呼ばれアングラビシダスの主催者でもある。

宇崎拓也