坂道のアポロン(漫画・アニメ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『坂道のアポロン』とは、2007年から2012年まで小玉ユキが『月刊フラワーズ』(小学館)にて連載していたジャズと青春をテーマにした少女漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画である。舞台は1966年の長崎県。主人公の薫が、横須賀から長崎の高校へ転入したところから始まる。父の仕事の都合で転校ばかりしていた薫にとって、学校は息苦しくストレスばかりの場所であった。しかし、そこで不良の千太郎と心優しい律子、そしてジャズに出会い薫の生活は一変する。美しい友情と交錯する恋心が魅力的に描かれている。

『坂道のアポロン』の概要

『坂道のアポロン』とは、2007年から2012年まで小玉ユキが『月刊フラワーズ』(小学館)にて連載していたジャズと青春をテーマにした少女漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画である。同雑誌で2012年5月号から9月号まで番外編『BONUS TRACK』が掲載された。単行本は本編全9巻と番外編1巻。第57回小学館漫画賞一般向け部門受賞、「このマンガがすごい!2009」オンナ編で1位を獲得。作者の地元である長崎県の方言を作中で使用しており、キャラクターたちの魅力を存分に引き出している。アニメでは漫画に登場するジャズの名曲たちが、音楽を担当する菅野よう子によってきらびやかに再現されている。実写映画は、2018年3月に公開され、西見薫をHey!Say!JUMPの知念侑李が、川渕千太郎を中川大志、迎律子を小松菜奈が演じている。
高校1年の西見薫は父親の都合で転校を繰り返し、学校というものに馴染めなくなっていた。心の均衡をとるのが困難になり、ふとしたきっかけで吐く癖がついてしまった薫。新しく転入した高校で同じクラスの律子に、学校の案内をしてもらっている最中、吐き気に襲われる。学校という場所の中で唯一安心できる「屋上」にひとり急いで向かう薫は、そこで不良の千太郎と出会う。そして、不本意ながらも屋上のカギをめぐって、千太郎とかかわるようになる。そんな中、律子の実家がやっているレコード店の地下で、力強いジャズドラムを演奏する千太郎を目にする。ジャズにのめりこんでいく薫は千太郎と意気投合し、初めて友達と呼べる存在を得る。そして律子への恋心。さらに、周囲の人間たちの学生運動や恋など、目まぐるしい青春の日々を描く群像劇である。

『坂道のアポロン』のあらすじ・ストーリー

千太郎との出会い

1966年の初夏。高校1年生の西見薫(にしみかおる)は、横須賀から九州の高校に転校してきた。隣の席の丸尾重虎(まるおしげとら)に、丸尾の後ろの席は、「札付きの悪」だから気を付けた方が良いと言われる。薫は一気に不安になり吐き気に襲われた。船乗りの父の影響で転校を繰り返してきた薫は、緊張すると吐き気を催す繊細な性格をしていたのである。薫は休み時間に学校を案内してくれていた迎律子(むかえりつこ)の笑顔に魅せられるが、途中で吐き気がぶり返す。薫は唯一自分を取り戻せる「屋上」の場所を聞くと、急いで向かった。屋上への扉の前には、体の大きな男子生徒が寝ていた。屋上を巡って口論となるが、薫は吐き気がこみあげてトイレに逃げ込む。その男子生徒こそ丸尾が警告してきたワル・川渕千太郎(かわぶちせんたろう)だった。薫は3人組の上級生が「千太郎から屋上の鍵を盗んだ」と話しているのを聞くと、再度屋上へ向かう。千太郎は上級生相手の喧嘩であっという間に鍵を奪い返してしまった。

初めてのセッション

翌日薫は、引っ越しの際にレコードが壊れてしまった為「レコードが売っている場所を知らないか」と律子に尋ねると、自分の家が「ムカエレコード」というレコードショップだと教えた。放課後律子と共にムカエレコードに行くと、店の地下で千太郎がジャズドラムを演奏している姿を目撃する。クラシックピアノを弾く薫と、ジャズドラマーの千太郎は意地の張り合いで口げんかしてしまったが、内心千太郎のドラムが頭から離れなかった薫は、授業中も指を動かすほどにジャズにのめり込んでいた。
放課後律子・千太郎と共にムカエレコードに行くと、律子の隣人で大学生の桂木淳一(かつらぎじゅんいち)、通称淳兄(じゅんにい)に引き合わされる。淳兄のトランペット、律子の父・勉(つとむ)のコントラバス、千太郎のドラムに薫は体当たりのピアノで飛び込んだ。初めてのセッションはめちゃくちゃだったが、淳兄から「夏休み練習せんとな」と誘われ、薫は夏休みを待ち遠しく感じるのだった。

海へ

夏休みのある日薫はデートのつもりで律子を図書館に誘うと、二つ返事でOKを貰う。浮かれる薫だったが、翌日待ち合わせ場所に現れたのは律子と千太郎だった。内心ショックを受けつつも海へ向かうと、千太郎のいたずら心によって律子共々海に投げ込まれる。律子の笑顔を見て彼女への気持ちを再確認するのだった。

海からの帰り道、3人組の不良に絡まれる女性を千太郎が助け出す。彼女は同じ高校の2年生、深堀百合香(ふかぼりゆりか)だった。千太郎は百合香に一目惚れする。薫は千太郎の恋を応援すべくグループ交際のアイデアを出し、千太郎は真っ赤になりながらも海デートの約束を取り付けた。
最初はぎこちなかったが、千太郎と百合香はジャズの話で盛り上がる。すると百合香が木の枝で怪我をしてしまい、千太郎は自分の手ぬぐいを引き裂いて手早く手当てした。このことがきっかけで二人は良い雰囲気になるが、千太郎に思いを寄せていた律子は、たまらずその場を離れるとそっと木陰で涙を流す。律子のことが好きな薫は、律子を泣かせた千太郎に怒りを覚えたのだった。

翌日百合香から手ぬぐいの代わりにハンカチを貰って浮かれている千太郎に、苛立つ薫は一方的に突っかかる。殴り合いになる寸前で律子が止めたが、千太郎は一人帰ってしまっていた。

クリスマスコンサート

その日の帰り道、律子が仲直りは早い方が簡単だと声をかけてくる。地下に閉じ込められて一人ピアノを弾く薫だったが、それに合わせて千太郎が祭囃子のリズムでドラムをたたいてくる。2人で笑いながら演奏していると、律子が淳兄からの手紙を持ってきた。中身は淳兄がアルバイトしているバーで行われるクリスマスコンサートで演奏しないかというお誘いだった。
ある日、薫は姿を見せない千太郎を探していた所、美術室で裸同然の千太郎と寄り添う百合香を見かけてしまった。動揺して先に帰ろうと律子を促し、ムカエレコードに向かう。薫は「いつか王子様が」を弾きながら「俺にとって律っちゃんは世界一かわいい女の子だよって、それだけ言いたかったんだ」と告白した。

本番当日、薫と千太郎がバーに到着すると、バーのマスターが「今年でいくつになる千坊」と声をかけてきた。千太郎は「もうすぐ16ばい。クリスマスが誕生日やけん」と答えた。百合香も淳兄に促されて店に入ってくる。
淳兄のアナウンスと同時に律子の父・勉が到着し、バーでの演奏が始まった。百合香がいることに緊張しているのか、いつもより勢いのない千太郎の演奏に気づいたメンバーたち。薫が激しくピアノをたたくことで千太郎の目が覚め、いつも通りの演奏になった。しかし途中で酔っ払いがヤジを入れたため演奏が止まってしまい、やる気をそがれた千太郎は舞台から降りる。そこで淳兄は即興で歌いだして場をたてなおし、大盛り上がりで演奏を終えることができた。帰り道、はしゃぐ薫たちの一方で百合香と淳兄はいい雰囲気になっていた。

千太郎の生い立ち

演奏会から数日後、町で楽器屋を見つけた薫は「クリスマスが誕生日」と言っていた千太郎にドラムスティックをプレゼントすることを思いつく。律子も同じことを考えていたようで、偶然レジに並んでいた律子と相談し、一本ずつスティックをプレゼントすることになった。
会計を済ませ外に出ると、雪が降り出してくる。薫はいい雰囲気に流されて律子にキスすると、驚いた律子は泣きながら逃げてしまった。しかもタイミング悪く泣いている場面を千太郎のきょうだい達に目撃される。騒ぎを聞きつけてやって来た千太郎に、薫はスティックを投げつけ、その場を走り去ってしまった。

薫がベンチで一人落ち込んでいると千太郎が現れる。「ちょっと来い」と薫を無理やり引きずってきた先は、教会だった。千太郎がアルバムを見せると、そこには天使の格好をした、本当に天使のようなかわいい男の子が写っていた。
千太郎は複雑な出自で、きょうだいと血がつながっておらず、出稼ぎに行ったきりの義理の父とも疎遠だという。普段明るくきょうだい仲もいい千太郎だが、時折り「自分は本当にここに居ていいのか」と悩みを抱えていたのだった。
話し終えた千太郎がオルガンでモーニンを弾き始めると、薫もそれに加わる。教会からの帰り道、二人は初めて「千太郎」「薫」と名前で呼び合い、絆を深めたのだった。

一方、律子と薫の関係はぎくしゃくしていた。薫が律子にキスしてしまって以降、二人は会話どころか目もあわせられないような状況に陥っていたのである。

母との再会

ある日の夜、久しぶりに家に戻ってきた父親が一通の手紙を持って薫の部屋にやって来る。行方不明の母の居場所が分かったという知らせだった。迷う薫だったが、部屋に忍び込んでいた千太郎の「会わなきゃ一生後悔するぞ」という言葉に押されて覚悟を決める。春休み汽車に乗り込んだ薫が席を探していると、薫を心配した千太郎が先に席に座っていた。

汽車を降りた二人は母の働いているスナックへ行ってみるが、店は休みで約束も取り付けていなかった。そこへ従業員らしき人が通りかかり事情を説明すると、明日の昼に母と会えることとなる。
時間ができたので淳兄の下宿に行ってみたが、下宿先の人から淳兄は先月から行方不明だと言われる。好意で下宿に止めてもらえることとなり、いよいよ対面の時を迎えた。

翌日、雨が降るなか母との再会を果たした薫は、洋食屋で母にこれまで離れていた理由を尋ねた。辛い過去を包み隠さず話し出した母に気を遣って、千太郎は途中で席を外す。薫は母との会話の中で徐々に明るさを取り戻したのだった。
洋食屋を出た後薫は千太郎に荷物を預けて、急ぎ何処かへ行ってしまう。千太郎が薫の母の方を振り返ると母は泣いていた。「あの子のことよろしくお願いします」と頭を下げる母に、千太郎は「安心してください。友情は一生もんですけん」と笑顔で応えた。
駅に着くと、薫は先ほど買ったジャズのレコードを母に渡した。「1曲目の“バードランドの子守歌”という曲を練習していてほしい」という。薫と千太郎は列車に乗り、帰路についた。

薫と千太郎のすれ違い

二年生になると、千太郎は一人男子クラスに決まってしまい、さっそく揉め事を起こしていた。心配した二人が屋上へ向かうと「ちょっと運動しただけ」とやけにすっきりした顔の千太郎と出会う。

教室へ戻る途中美術室に百合香がいるのを見つけると、薫は律子に千太郎の怪我の手当てを頼んで追いやった。そこへ百合香が顔を出し、薫を中に誘う。淳兄に惚れている様子の百合香に行方不明だという事を話すと、百合香は一人「どこ行っちゃったのかしらね」と呟いた。
一方保健室に向かった千太郎と律子だが、「これからは薫の世話してやってくれ」という言葉に傷つき、律子は帰ってしまう。一人美術室へやって来た千太郎に百合香は「モデルに付き合ってくれたお礼に」と千太郎をデートに誘ってきた。

後日行われたデートの結果が芳しくなく落ち込んでいた千太郎に、薫は「あの人とは釣り合わない。諦めろ」と言ってしまう。千太郎は黙って帰ってしまった。
翌日とにかく謝ろうと薫は千太郎のクラスに向かったが、千太郎はクラスメイトで百合香と同じ美術部の松岡に励まされて元気を取り戻しており、薫はショックを受ける。千太郎を支えてやれるのは自分くらいしかいないと思っていたのだ。

結局放課後まで謝れなかった薫は、地下で謝ればいいと、ムカエレコードに向かった。千太郎は上機嫌でドラムをたたいていたが、「ジャズ一筋」と思っていた千太郎の鞄に「ビートルズ」のレコードを見つけて困惑する。千太郎が「松岡に押し付けられた」と説明していると、当の松岡が現れる。「部外者立ち入り禁止」の地下に現れた松岡に苛立つ薫は「千太郎はジャズ一筋だ」と突っかかると、千太郎は「俺の事はそいつが一番わかってる。ここは部外者立ち入り禁止だ」と凄んで丸岡を追い払った。
屋上でのことを謝る薫に、千太郎は「淳兄くらいじゃないとあの人には釣り合わない」と笑顔を見せる。とにかく自分は千太郎の味方で居ようと薫は心に誓った。

ところが千太郎のきょうだいや律子とともに出かけた潮干狩りに松岡らが現れたことで、事態は急変する。千太郎が「ビートルズ、悪くなかった」と評し、更に「文化祭を手伝ってもいいと思っている」と返事をしたのだ。急速に千太郎が離れていってしまうようで怖くなった薫は、千太郎の話も聞かずその場から立ち去る。その日から二人は目も合わせないくらい、遠い存在になってしまったのだった。

文化祭

ある日ムカエレコードの中で百合香がチェット・ベイカーのレコードを手に涙を流していた。店にやって来た千太郎は「一緒に聞きませんか」と地下へ誘う。千太郎は衝動的にキスしようとするが、その時、下から物音がした。驚いた千太郎が声をあげると、「すまん、邪魔したな千坊。気にせんで続けてくれ」と髪もひげも伸びてやさぐれた様子の淳兄が出てくる。百合香はショックを受けて店を飛び出していってしまった。

新学期、律子の友人の推薦で文化祭の実行委員になった薫と律子は、発表者受付の担当になっていた。千太郎が受付のある資料室に向かうと、薫が1人で座っていた。メモを置いて帰ろうとする千太郎に「正式な書類に記入を」と、促す薫。無言の中あれこれ考えて話を切り出そうとした薫だが、結局肝心なことは聞けずに千太郎は立ち去る。

文化祭当日、演奏中のバンドの音が突然途絶えた。体育館から出てきた実行委員の生徒に、薫は来てくれと呼ばれる。電気系統で問題が発生し、エレキの音が鳴らなくなってしまったらしい。実行委員がバタバタする中、舞台裏にいた薫は、千太郎と丸尾の会話を聞いてしまう。「ロックバンドに残らないか」と誘う丸尾に、千太郎は「大事な相棒ば待たせとるけんな」と断った。一人になったわけではなかったのだと薫は悟る。

そして「少しの間俺が繋ぐ」と言うとピアノの前に座り、即興でピアノを弾き始めた。千太郎と視線を合わせると、千太郎は二カッと笑って薫の考えを読み取る。即興で次々と曲を変えていき、二人は楽しそうに息のぴったり合った演奏を披露していた。あまりの迫力に観客は呆然としていたが、百合香の拍手がきっかけで開場は大歓声に包まれる。律子は涙を流して「帰ってきてくれた」と喜んだ。薫と千太郎はそのまま体育館を飛び出して笑い合う。ぎくしゃくしていた二人はようやく元の関係に戻れたのだった。

殴り合いのセッション

ある日百合香が家に帰ろうと歩いていると、淳兄の姿を見つけるが、無視されてしまう。地下室へ遊びに行った日、ふたりきりになった時に、淳兄は百合香にキスをしていた。百合香はあれが何だったのか、確かめたかった。
後日学校で百合香の様子がおかしいと噂が流れる。千太郎は淳兄に直接話を聞こうと家に向かったが、ちょうど部屋の奥に座る百合香の姿が目に入り、千太郎は走り去ってしまった。

薫がムカエレコードの地下でピアノを弾いていると千太郎が現れた。続いて淳兄が登場する。千太郎は東京へ向かうという淳兄に果たし状を出していた。千太郎は「手加減なしの一本勝負ばい」と拳をバキバキ鳴らす。セッションで勝負をつけるようで、徐々にヒートアップした二人はもはや殴り合いのような演奏を繰り広げていた。
トランペットをしまい「もう行くけん」という淳兄に、千太郎は「今日のセッション、俺、一生忘れんけんな」と言う。「ああ、俺もだ、千坊」と言い残すと、淳兄は行ってしまった。
駅に着いた淳兄。そこには大きなボストンバッグを持った百合香がいた。発車間際百合香の父親が百合香を大声で探している声が聞こえてくる。百合香は涙を流しながら淳兄を見ると、列車のドアが閉まるその瞬間、淳兄は百合香を列車の中に引き込んだ。

薫の告白

ムカエレコードの地下でいつもの3人で話している。次のクラス替えでは進学組は完全に成績順になるため、薫と律子も同じクラスにはなれないだろうとのことだ。「ついに3人ともバラバラか…。俺なんか3年にもなられんかもしれんしな」と言う千太郎に驚く薫と律子。
薫は3日後の追試次第で留年が決まるというので、勉強を教える為千太郎の家にやって来た。しかし千太郎は投げやりな態度を見せる。「落第したらどうするつもりだ」と聞くと、学校をやめて働くと言い出した。「駄目だ。絶対に落第なんかさせない」と薫が強く言うと、千太郎も真剣に取り組み始めた。
次の日、薫は千太郎に暗記カードとノートを渡し、説明している途中で倒れた。
千太郎は留年を免れて無事三年生になれることが決まり、薫にお礼を言いたいと思うが、3日前に熱で倒れてから学校を休んでいる。千太郎は律子を引き連れ、果物を買うと、薫の家まで連れてきた。「俺の代わりに追試の礼も言うとってくれ」と、千太郎は後押しした。薫は寒くて目が覚めた。換気の為に開け放たれていた窓を閉めようとすると、家の前にいる律子と千太郎が目に入る。
一人見舞いに現れた律子に対し、薫は先ほど見てしまった千太郎と律子の姿を思い出して、自分を貶め始める。
耐えられなくなった律子が薫の家から出て歩いていると、玄関が開き、薫が体を引きずりながら現れた。駆け寄ろうとする律子を制し、薫はよろよろと律子のもとへたどり着くと「もう一回告白させて」と言う。「好きだ」と何度も叫ぶ薫。律子の頬にキスをすると、薫は熱がぶり返し、倒れこんだ。

苦悩

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カムカムエヴリバディ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。

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超高速!参勤交代(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

超高速!参勤交代(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『超高速!参勤交代』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2014年に映画化された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)は、長い参勤交代を終えて国元に帰ってきていた。しかしすぐにまた参勤するようにと江戸から知らせが届く。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(のぶとき)の無理難題を攻略するため、何度も窮地に陥りながらも知恵をめぐらせ江戸に向かう。この物語は個性豊かなキャラクターが織りなすコミカルな様子の中に、男たちの熱い思いを垣間見ることが出来る作品となっている。

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超高速!参勤交代 リターンズ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

超高速!参勤交代 リターンズ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『超高速!参勤交代 リターンズ』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2016年に公開された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)をはじめとする一行は、元遊女のお咲を側室に迎え湯長谷への帰途についていた。しかし再び老中松平信祝(のぶとき)の陰謀にまきこまれ、城を乗っ取られてしまう。民を傷つけられた政醇は信祝に対抗することを決める。この物語は個性豊かなキャラクターが見せるコミカルな様子の中に、理不尽に強く立ち向かう男たちの姿を見ることが出来る作品となっている。

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青天を衝け(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

青天を衝け(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。

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オールドルーキー(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

オールドルーキー(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『オールドルーキー』とは、2022年6月から9月まで放送されたスポーツマネジメントをテーマにしたテレビドラマ。主演はサッカー選手の新町亮太郎を演じた綾野剛。サッカーしか取り柄のない元サッカー日本代表選手の新町亮太郎が引退後にスポーツマネジメントの世界に飛び込み、様々なアスリートの代理人としてマネジメントに奮闘していくストーリー。スポーツ選手のセカンドキャリアへの挑戦がテーマとなっている。Jリーグと公益財団法人日本サッカー協会が製作協力として関わっており、随所に実在のスポーツ選手が出演している。

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すずめといす(すずめの戸締まりスピンオフ絵本)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

すずめといす(すずめの戸締まりスピンオフ絵本)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『すずめといす』とは、マクドナルドのハッピーセットのおまけとして期間限定で配布された、『すずめの戸締まり』を題材とする絵本。『すずめの戸締まり』の前日譚を描いている。 母子家庭で育つ少女すずめは、仕事や勉強で忙しいあまりに机に突っ伏して寝てしまった母のためにごちそうを作ってあげようと思い立つ。1人で料理を作れるだろうかとすずめが不安に思ったところで、母お手製の“すずめのいす”が動き出し、自分も手伝うと言い出す。

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青の帰り道(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

青の帰り道(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『青の帰り道』とは藤井道人が監督、おかもとまりが原案を務め、2018年に公開された青春群像映画。 歌手を夢見て上京するカナ。東京の大学へ進学しカナと暮らすキリ。浪人生活を送るタツオ。地元でアルバイトをするリョウ。できちゃった婚をするマリコとコウタ。東京で大学デビューを果たすユウキ。群馬県前橋市で高校卒業した仲良し7人グループの、2008年から2018年の10年間が描かれており、実際に起こった政権交代、東日本大震災などの、日本社会の大きな出来事と共に進んでいくリアルなストーリーが魅力。

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御手洗家、炎上する(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

御手洗家、炎上する(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『御手洗家、炎上する』とは、Netflixで配信されているサスペンスドラマで、原作は藤沢もやしによる漫画作品。主演は永野芽郁。その他、鈴木京香、中川大志などが出演している。 村田杏子は代々病院を経営する御手洗家の長女だったが、火事で家が全焼するという事件が起こり、両親が離婚してしまう。だが、杏子は後妻の御手洗真希子が火事を起こしたのではないかと疑っていた。そのため、杏子は御手洗家に家政婦として潜入し、火事の真相を暴く決意をする。杏子が家庭を壊した真希子に復讐する、復讐劇が繰り広げられる。

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元彼の遺言状(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

元彼の遺言状(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『元彼の遺言状』とは、新川帆立が書いたミステリー小説であり、2022年4月にフジテレビ系で月曜日の21時から放送されたテレビドラマである。小説は2021年に第19回『このミステリーがすごい!』の大賞を受賞している。主人公は綾瀬はるか演じる剣持麗子(けんもち れいこ)。敏腕弁護士でお金に人一倍敏感。ある日元彼が奇妙な遺言状を残して亡くなった連絡が入る。その遺言状と元彼の死因について、大泉洋が演じる篠田敬太郎(しのだけいたろう)と一緒に捜査していく物語であり、痛快リーガルミステリードラマである。

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ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』とは、2022年1月〜3月にフジテレビ系列で毎週木曜夜10時より放送していた連続ドラマである。大手出版会社であるクスノキ出版が運営するインターネットニュースサイト「カンフルNEWS」に閉鎖の危機が訪れる。そこに現れた黒木華演じる瀬古凛々子(せこりりこ)は、カンフルNEWS編集部員と共にサイト閉鎖の危機に立ち向かう。その中で巻き起こる“人と人とのつながり”を描く、社会派風完全オリジナルドラマである。

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どうする家康(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

どうする家康(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

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IQ246〜華麗なる事件簿〜(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

IQ246〜華麗なる事件簿〜(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『IQ246〜華麗なる事件簿〜』とは、織田裕二主演の本格ミステリードラマである。2016年10月から12月まで、日曜夜9時にTBSで放送された連続ドラマで、IQ246の法門寺沙羅駆が、マリアTが指示した完全犯罪を解決していくストーリー。織田裕二の他に、土屋太鳳、ディーン・フジオカ、中谷美紀など豪華キャストが出演している。脚本は泉澤陽子、栗本志津香、木村涼子、音楽は井筒昭雄が担当する。ドラマには個性的な登場人物が登場し、毎回、法門寺沙羅駆のIQ246の頭脳を使った事件解決の謎解きを楽しめる。

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天国と地獄 ~サイコな2人~(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

天国と地獄 ~サイコな2人~(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『天国と地獄 〜サイコな2人〜』とは2021年冬にTBS系日曜劇場枠で放送されたサスペンスドラマである。手柄を上げたい女性刑事の望月彩子と敏腕経営者でサイコパスな殺人鬼の日高陽斗が、ある伝説のように魂が入れ替わってしまう。そしてお互い全く違うタイプの人間として生活しなくてはいけなくなる。困惑するが、元の姿に戻れるように最善を尽くしながら、お互いの人生を理解し、本当の殺人犯を見つけていく過程は、今までに見たことのないスリリングな内容である。

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推しの王子様(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

推しの王子様(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『推しの王子様』とは2021年夏にフジテレビ系木曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は比嘉愛未である。主人公は乙女ゲームを作ったベンチャー企業の社長である日高泉美。自分の理想を詰め込んだ王子・ケント様と恋をするゲームを作ると、それが大ヒット。一躍時の人になる。そんな時、中身は全く違うものの見た目はケント様そっくりな五十嵐航に出会う。しかし中身はケント様とはまるで違いすぎて落胆。航を理想の王子様に近づくように育てていく泉美。お互いに刺激を受け生活するうちに、二人の間には恋が芽生えてゆく。

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恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『恋なんて、本気でやってどうするの?』とは2022年春にフジテレビ系の月曜日に放送されていたテレビドラマ。主演は広瀬アリスである。食器ブランドのデザイナーでチーフの桜沢純(さくらざわじゅん)。職場の人にはとても信頼されている。27歳で順調な人生にみえるが、恋愛経験は一切なく興味もない。そんな純と出会うイケメンの長峰柊磨(ながみねしゅうま)と本気で恋をするという楽しさや苦しさやもどかしさなどを経験していき、同世代の2人の親友と共に繰り広げるそれぞれの恋愛の物語である。

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記憶にございません!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

記憶にございません!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『記憶にございません!』とは、2019年に公開された日本映画。舞台演出を経て、日本を代表するコメディ映画監督となった三谷幸喜の長編映画第8作目。史上最低の支持率を記録する、身勝手で横暴な総理大臣・黒田啓介は市民の投石が頭に命中し、記憶を失くしてしまう。首相の記憶喪失で引き起こされる、周囲の官僚、家族、そして日本国全体を巻き込んだドタバタ喜劇となっている。中井貴一や石田さゆりなど、実力派俳優陣のコミカルな演技に注目。

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余命10年(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

余命10年(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『余命10年』とは、小説を実写化し2022年に公開された映画だ。生と死、希望と絶望といった深いテーマを背景に、登場人物たちの内面の葛藤や変化がリアルに描かれている。坂口健太郎と小松菜奈がダブル主演を務めるということでも注目を集めた。物語は、難病を患った女性と生きる希望を失った男性が出会い、お互いに惹かれていく二人を中心に展開する。彼らは自身の過去や不安と向き合い、新たな未来への一歩を踏み出していく。

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