テオドア(ペルソナ3)の徹底解説・考察まとめ

テオドアとは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の3作目のリメイク作品『ペルソナ3 ポータブル』(P3P)に登場するキャラクターである。女性主人公でのプレイを選択した時のみに現れる。ペルソナ使いである主人公の活動の手助けをする、不思議な青い部屋・ベルベットルームの住人。ベルベットルームの主・イゴールに仕えている。本編開始からしばらくした後に主人公に個人的な依頼を行うようになり、彼女との交流を図っていく。また本作の隠しボスキャラクターでもある。

世界を滅ぼそうとする敵・ニュクスの強大な力に屈しかけていたP3主人公(女)の前に、主であるイゴールと共に現れるテオドア。

物語終盤、P3主人公(女)は特別課外活動部(S.E.E.S.)の仲間達と共に「デス」と融合し、世界を滅ぼそうとしていたニュクスと戦う事になる。しかしニュクスの力は強大でP3主人公(女)達はそれに打ちのめされそうになってしまう。それを見ていたイゴールは、彼女がニュクスに負けそうになった瞬間、P3主人公(女)の意思をベルベットルームへ招く。そうしてテオドアと共に、P3主人公(女)が今まで築き上げてきた人々との絆を糧にした力「ユニバース」を彼女に授ける。P3主人公(女)は「ユニバース」を使い、大技「大いなる封印」をニュクスに施し、戦いに勝利する。

だが実は「大いなる封印」は、P3主人公(女)の「魂」を楔に、ニュクスを封印するというものだった。結果、P3主人公(女)はこの世で生きる事ができなくなり、亡くなってしまう。P3主人公(女)が亡くなった事を知ったテオドアは、彼女を復活させる方法を探す事を決意する。そうしてベルベットルームを1人飛び出し、P3主人公(女)を助ける手立てを探す為、広い世界を放浪する旅を開始したのだった。

なお、P3主人公とテオドアの物語はここで幕を下ろしている。『ペルソナ3』および『ペルソア3 ポータブル』の次作にあたる『ペルソナ4』では、隠しボスであるベルベットルームの住人・マーガレットを倒すと、彼女から彼(正確には『ペルソナ4』発売の時点では『ペルソナ3』しか出ていなかった為、詞で使用されている表現だけを見るとエリザベスの事のみ語っている状態になっている)が旅を続けているという話を聞く事ができる。だがその顛末がどうなったかまでは不明である。後の展開に関しては、プレイヤー達の想像に委ねられる形となっている。

隠しボスのテオドアとの戦闘

隠しボスとして、P3主人公(女)の前に現れたテオドア。

『ペルソナ3』にはテオドアとの「お出かけ」とは別の「テオドアから個人」の依頼(任務)が存在する。ダンジョン「タルタロス」内に現れるシャドウ(敵)を倒してアイテムを入手してきたり、トイレ掃除をさせられたり、仲間のコロマル(犬)からドッグフードを奪取させられたりと、実に様々な依頼が用意されている。その中で、依頼No.53「血塗られたボタンを1つ入手」をクリアすると、タルタロスの1階ロビーにて「ヘブンズ・ドア」と呼ばれる扉が出現する。その奥には「深層モナド」と呼ばれるタルタロスの地下階層が広がっており、10Fまで到達するとテオドアと戦えるようになっている。
テオドアは自身の事を「”力”を司る者」だと述べ、P3主人公(女)の前に本編史上「最強の敵」として現れる。なおこの戦闘には、P3主人公(女)1人で挑まねばならないという条件が存在している。またテオドアが固定で9999ダメージを与える大技「メギドラオン」を使ってくる為、勝つにはP3主人公(女)のレベルを99にしておかなければならなかったり、即死系の攻撃技の身代わりになってくれるアイテム「ホムンクルス」を大量に用意しておかなければならなかったりと、用意周到で臨まなければいけない。1周目では決して勝てない相手だともいわれている。
戦闘終了後は、自分よりも強い力を持ったP3主人公(女)に感動し、興奮したテオドアから贈り物として「白檀香のしおり」が貰える。特に何か効果を持ったアイテムというわけではなく、単にテオドアを倒したという証拠のアイテムのようだ。なお、本作の原作であるPS2版『ペルソナ3』で隠しボスとしてエリザベスを倒した場合も、さらには次作の『ペルソナ4』の隠しボスマーガレットを倒した場合も「しおり」の贈り物を貰える。この事から、造魔姉弟にとって「しおり」というのは何かしらの大事な要素なのではないか、とファンの間では推測されている。
その後は、ベルベットルームにてテオドアに話しかけると、アイテム「全能の真珠」を貰える。こちらは「万能属性の攻撃和剤以外は全て無効」といった効果を持っており、本作に登場するアイテム達の中でも最高位に属する物となっている。

テオドアの関連人物・キャラクター

P3女主人公/ハム子

『ペルソナ3 ポータブル』(P3P)で追加された女性版主人公。愛称は「ハム子」、プレイヤーの分身にあたるキャラクターである。様々なペルソナを使いこなせる「ワイルド」と呼ばれる力を持っており、特別課外活動部(S.E.E.S.)の現場リーダー、指揮官を務める。幼い頃にとある研究所で起きた爆発事故に巻き込まれる形で両親を亡くしている。
テオドアとは、ベルベットルームを訪れる客人とその手伝いをする部屋の住人という関係だったが、彼女が個人的な依頼をするようになった事から、次第にプライベートで仲良くなっていく。

イゴール

不思議な青い部屋・ベルベットルームの主。『ペルソナ』シリーズ全作品に登場しており、ペルソナ使いである主人公達(『ペルソナ3』以降は複数のペルソナを所持する事ができる「ワイルド」、「トリックスター」と呼ばれる力を持つ各作品の主人公のみ)の手伝いをする役割にある。新たなペルソナの召喚等、ペルソナにまつわる様々な事を行ってくれる。
テオドアとは主従関係にある。

エリザベス

PS2版『ペルソナ3』から登場しているベルベット・ルームの住人。『ペルソナ3 ポータブル』(P3P)においては、男主人公を選択した場合と女主人公にした際にテオドアではなくエリザベスを共に過ごしていくベルベット・ルームの住人として選択する事によって登場する。なお、選択されなかった方は作中で姿を現す事はないが存在はしているようで、度々その存在をにおわす発言をテオドアから聞く事ができる。
青いエレベーターガールのような格好をした女性。その性格は、破天荒の一言。エキセントリックで大胆不敵で周囲の目など関係なく我道を行く、ドがつく程のマイペースキャラクターとなっている。テオドアとは姉弟の関係にあたる。上記のような性格な為、テオドア自身は常時振り回されっぱなしらしい。

マーガレット

『ペルソナ3』の次作『ペルソナ4』に登場するベルベットルームの住人。『ペルソナ4』での青い部屋はリムジン型になっている為、「エレベーター」をイメージした格好をしていたテオドアやエリザベスとは異なる服装をしている。全体的に大人な雰囲気の女性となっており、喋り方も敬語であったテオドア・エリザベスとは異なり、「上品な大人」のような気品溢れる口調になっている。
テオドアとは姉弟の関係にあたる。ベルベットルームの姉弟(テオドア・エリザベス)の長女にあたる事が作中の会話で明かされている。

テオドアの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「こちらの世界の住人は、随分、喉が乾きやすいのですね。」

P3主人公(女)に、外の世界を案内して貰っていたテオドアが「噴水」を目にした時に口にした台詞。
P3主人公(女)と出会う前から、外の世界へ並々ならぬ興味心を持っていたテオドア。だがマーガレットやエリザベスという我の強い2人の姉によるものなのか、なぜか持ち得る知識は尽くどこか間違っており、それ故にP3主人公(女)と出かけている最中には突拍子もない言動を取る事が多くなってしまっている。この発言は、彼が最初に口にした奇っ怪な発言となっている。
初めて見る噴水を前に興奮しながら、「こちらの世界の住人は、随分、喉が乾きやすいのですね。」と驚きの発言をしたテオドア。その姿はベルベットルームで、住人としてP3主人公(女)の手伝いをしている時の紳士的な様子からは信じられない程のアホ丸出しの台詞となっている。しかしそれ故に生まれるのが「ギャップ」という萌え要素だ。『ペルソナ3』女性ファンの心を「ギャップ」1つで掴んでいったテオドアの最初のシーンだといえるだろう。

「こちらの世界は、素晴らしい輝きに満ちていますね。」

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