【ペルソナ3 - P3】アイギスに秘められた記憶と事件の真実・結末のネタバレ解説・考察まとめ

ATLUSの人気RPGシリーズ「ペルソナ」の三作目にて、主人公らと行動を共にする美女・アイギス。機械の体でありながら、主人公を守るという使命のみを頼りに戦い続ける。人と触れ合うことによって心を、そして秘められた「記憶」を取り戻した彼女が、戦いの中で下した決断とたどり着いた真実について解説する。

ペルソナ3とは

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ATLUSより発売されているRPGシリーズ「真・女神転生」の派生作品である「ペルソナ」シリーズ。
「ペルソナ3」はその3作目にあたり、2006年にPlayStation 2ソフトとして発売された。
これまでのペルソナシリーズは、元となった「真・女神転生」の世界観を受け継ぎ、学園を舞台にしていながら「怪異」が街を飲み込んでいくダークな世界観であったが、ペルソナ3ではそのイメージを一新。
画面のイメージをポップにし、BGMの多くに英語のボーカル曲を採用するなど、グラフィック、サウンド面において旧作にはない作りとなっている。
その世界観が人気を博し、2007年に追加要素と後日談エピソードを加えた「ペルソナ3 フェス」が発売。2009年11月には女性主人公を採用したPlayStation Portable版の「ペルソナ3 ポータブル」が発売されている。
また、2008年にはゲームの世界観を元に別主人公の視点で展開するオリジナルアニメ「ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜」が放映され、2013年から2016年に渡って原作のストーリーを忠実に再現した劇場アニメが公開された。

ペルソナ3のあらすじ・ストーリー

「影時間」で戦う、少年、少女達

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月光館学園・高等部に編入してきた主人公は怪物「シャドウ」との戦いに巻き込まれる

物語の舞台は2009年4月。10年前に両親を事故で亡くし、親戚に育てられた主人公は、家庭の事情で小中高一貫校である月光館学園の高等部に編入することになった。
寮に来て早々、主人公は異形の怪物「シャドウ」に襲われ、本能的に自身に眠っていた「ペルソナ」という能力に目覚め、撃退する。
己の精神を反映させた「ヴィジョン」を生み出し、戦わせるペルソナ能力。寮にはそのペルソナを使うことができる少年、少女が集まっていた。
自分達を「特別課外活動部」と称し、シャドウの解明、撃退を行う生徒達。彼らに勧誘され、主人公はシャドウ達と戦うこととなる。

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主人公が目覚めた「もう一人の自分」を操る力・ペルソナ

タイトルにもなっている「ペルソナ」は、作中で主人公達が行使する特殊能力である。
心の底に潜むもう一人の自分が実体化したもので、神話に登場する神や悪魔、その他伝説の生物達の名前と性質を持つ。
宿主の心を具現化したものであるため、その者の深層心理を反映した姿をしており、手にした武器や「魔法」の力を使って戦う。
召喚する際には強力な精神の力が必要になるため、主人公達は銃の形をした「召喚器」を用い、自身に向けて引き金を引くことで、ペルソナを召喚する。
実際に弾は入っていないが「自身を傷付けるという行為」が決意の引き金となり、ペルソナを呼び出すことができる。

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「影時間」の間のみ、学園に姿を現す迷宮・タルタロス

「ペルソナ」に目覚めた主人公は、シャドウという怪異の存在と共に「影時間」という特殊な時間帯が世界には存在している、ということを知らされる。
毎晩の深夜0時からしばらくの間、存在している時間で、通常の人間はこの時間を認知することができず、適性を持たない人間は皆、外から見ると「棺桶」に入った姿となり、一切の行動を停止している。
主人公をはじめ、「特別課外活動部」の面々はこの影時間に対し適正があり、彼らはこの時間を認識し、活動することができる。
だが、影時間で活動できるのは怪物・シャドウもまた同様だった。

主人公達が通う月光館学園に、影時間の間だけ巨大な塔が出現する。「タルタロス」と名付けられたそれは、内部が複雑な構造になっている迷宮で、シャドウ達の住みかとなっていた。
学園理事長の幾月 修司が結成した特別課外活動部は、シャドウを倒すと共に、このタルタロスの謎を解明するという使命も持っていた。
幾月の口から、影時間が各地に散らばっている「12体の大型シャドウ」を倒すことで消え去り、その他のシャドウ達も共に現れなくなる、という事実を知らされる。
主人公達は日中は学生として過ごし、夜はシャドウの討伐とタルタロスの探索を行う、という生活を送っていく。

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シャドウと戦う特別課外活動部の面々。画面左の金髪の女性がアイギスである

主人公が加入した「特別課外活動部」は、戦いを続けていく中で徐々に人数を増やし、個性的な少年・少女が集っていく。
初期のメンバーは、主人公のクラスメイトである男子生徒・伊織 順平と、女子生徒・岳羽 ゆかり。更に3年生からは創設メンバーである真田 明彦や、「桐条グループ」の令嬢である桐条 美鶴が参戦していた。
物語が進むにつれ、真田達の旧友である荒垣 真次郎や、いじめの被害者だった山岸 風花。初等部に所属する天田 乾や、犬のペルソナ使い・コロマルが参戦。
そして、このメンバー達の中に、金髪・碧眼のペルソナ使い・アイギスも参入する。

機械の乙女・アイギス

アイギスとの出会い

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シャドウと戦うために作られた、自我を持った機械・アイギス

主人公達は夏休み前、休暇として屋久島旅行に来ていた。
勉強と戦いの日々を忘れ、羽を伸ばす主人公達だったが、彼らの目の前に金髪・碧眼の美女が姿を現す。彼女は主人公を見ると「私の一番の大切は、あなたの側にいることであります」と、唐突に告げる。
それ以降、主人公にやたらと執着する、謎の美女・アイギス。
彼女は特別課外活動部のリーダーである、生徒会長・桐条 美鶴の所属する多国籍企業「桐条グループ」が開発した人型ロボットだった。
ペルソナを扱うために自我と人型の形状を持たせられた戦車「シャドウ制圧用兵器」であり、桐条グループが屋久島に作った研究施設にて眠りについていたのだが、主人公の来訪を機に、なぜか再起動した。

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機械の体に仕込まれた兵器に加え、彼女もまた「ペルソナ」で戦う

シャドウと戦うための「人型戦車」として設計されたため、人間をはるかに凌駕する身体能力を有し、指先に仕込んだ機関銃などで戦うアイギス。
また、自我を持つため「ペルソナ」を使うことができ、専用ペルソナ・パラディオンを用いて戦うことができる。
屋久島で主人公と出会って以降、彼女はあくまで主人公と一緒にいることを優先し、屋久島から学園までついてくることになる。
シャドウと戦う力を認められ、特別課外活動部に加入するアイギス。彼女は学生服を着込むことで機械部分を隠し、一般の女子高生として主人公らと共に学園生活を送る。

学生として生活し、戦うアイギス

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主人公と同じ寮に住み、生活するアイギス。その言動はどこか無機質な部分も見える

主人公らと同様、昼は学生として、夜は特別課外活動部の一員として戦うアイギス。
機械であることから彼女の言動はどこか無機質で、人間味は希薄であった。
突拍子のない行動や発言が目立ち、口癖は「~であります」など、人と接するうえでも他愛のない会話をせず、事実を「報告」するのみというプログラム的な特徴が見える。
主人公をプログラムの指示上の最優先保護対象として守り続けるが、本人はその「意味」を考えることはなく、あくまで自身に組み込まれた命令のため、忠実に行動を続けていた。

運命の存在との再会

転入生にいらだつアイギス

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