テオドア(ペルソナ3)の徹底解説・考察まとめ

テオドアとは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の3作目のリメイク作品『ペルソナ3 ポータブル』(P3P)に登場するキャラクターである。女性主人公でのプレイを選択した時のみに現れる。ペルソナ使いである主人公の活動の手助けをする、不思議な青い部屋・ベルベットルームの住人。ベルベットルームの主・イゴールに仕えている。本編開始からしばらくした後に主人公に個人的な依頼を行うようになり、彼女との交流を図っていく。また本作の隠しボスキャラクターでもある。

最後の個人的な依頼として、P3主人公(女)の自室への案内を頼んだテオドア。そこでP3主人公(女)と2人きりで過ごす事になった彼は、P3主人公(女)に今まで共に過ごしてきた時間に対する思いの内を語る。この台詞は、その語り始めとしてテオドアが口にした台詞である。
「こちらの世界は、素晴らしい輝きに満ちていますね。」と優しい笑顔で語る彼からは、ベルベットルーム内で得てきた知識だけでは決して知る事のできなかったいくつもの素晴らしい光景・経験に心から喜びを感じている事が想像できる。それと同時に「素晴らしい輝きに満ちている」と表現したその言葉からは、彼が自身の想い人であるP3主人公(女)と共に過ごせたからこそ見えた「輝き」もあるのではないかという事が推測できる。世界の素晴らしさを知ると同時に誰かを想う心を知ったテオドアの成長と変化を深く感じ取れる名台詞である。

「これは…この想いは、きっと”罪”なのです。」

P3主人公(女)の自室で、「最後の依頼」と称して2人きりの時間を過ごすテオドア。そこで彼は、自分の中にあるP3主人公(女)への想いを口にしてしまう。その時にテオドアが自身が抱く想いに対して口にした言葉が、この台詞である。
「これは…この想いは、きっと”罪”なのです。」と悲しげな顔で語るテオドアからは、彼がP3主人公(女)の事を深く愛していると同時に、それが「ベルベットルームの住人」であり、「イゴールと共にお客人(P3主人公(女))の手助けをしていく存在」である自分にはあってはならないものだと強く思っている事も伝わってくる。「罪」とバッサリと言い切ったところこからも、彼が自分が抱いてしまった想いの事をどれだけ後悔しているのかがわかる。だが抱いてしまった想いを後悔はしても、P3主人公(女)事を好きになってしまった自分の心そのものを否定するつもりはないらしく、これ以上、もっと好きになってしまう前にと別れを切り出したらしい事が続く台詞にて語られている。
テオドアのP3主人公(女)への深い好意を感じると共に、ベルベットルームの住人としての役割に強い責任感を持っている事がわかるこの台詞。テオドアとP3主人公(女)の前に立ちはだかる埋めようとしても埋められない壁を感じ、報われない彼の想いに胸打たれる名台詞である。

テオドアの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『ペルソナ3 ポータブル』(P3P)発売前に存在していたテオドアのあだ名達

テオドアと似ているといわれた『ペルソナ4』のキャラクター・巽完二。

『ペルソナ3 ポータブル』(P3P)発売以降、「テオ」の愛称で親しまれているテオドア。だが、実は本作発売前、容姿のみの情報解禁がおこなわれた際には、現在の愛称からは考えられないあだ名が複数存在していた。
PS2版『ペルソナ3』に登場したエリザベスの男版キャラクターということで、ファンからは「ベス男」、制作陣の間ですらも「エリオット」という名前で呼ばれていた事が明らかにされている。また、当時すでに発売されていた、『ペルソナ3』の次作にあたる『ペルソナ4』にて登場するペルソナ使い・巽完二(たつみ かんじ)に似ている事から「きれいな完二」というあだ名もあった。この巽完二というキャラクターは「札付きの不良」という設定があるキャラクターで、その容姿も見るからに「不良」といったデザインとなっている。誠実そうな雰囲気のあるテオドアとは真逆の見た目だが、オールバックという髪型がそっくりな点からこのようなあだ名が生まれたと思われる。

小説『ペルソナ3ポータブル ベルベットブルー』でしか見れないテオドアのベルベットルームでの姿

『ペルソナ3 ポータブル』(P3P)にて、女性主人公を選択した時のみにゲーム内に登場する事ができるテオドア。しかしその女性版でも、ベルベットルームの案内人として選択をしなければ本編に登場する事は不可能となっている。ならば、選択されなかった場合は一体彼はどのような生活をしているのか。その私生活について、小説『ペルソナ3ポータブル ベルベットブルー』にて明らかにされているという。
サブタイトルの『ベルベットブルー』からも察せられるように、この小説版はベルベットルームの住人達に焦点を当てた話が詰め込まれたものとなっている。小説版には『ペルソナ4』にて初登場した、テオドアとエリザベスの姉・マーガレットも登場しており、2人の気の強い姉に振り回されている末子・テオドアの様子が描かれている。夜な夜なダンジョン・タルタロスの地下階層にあたる「深層モナド」にてストレス発散をしている事も書かれており、2人の姉に弄られるテオドアの可哀想で可愛い末っ子ぷりを見れるエピソードである。

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