ジブリ美術館お勧めの世界の名作アニメ21作品まとめ！『しわ』や『キリクと魔女』など

【第21作】しわ（2011年・スペイン）

監督：イグナシオ・フェレーラス

パコ・ロカの原作コミックをイグナシオ・フェレーラス監督がアニメ化。「認知症」と「終の住処」など、老後や老いに関するテーマを入念に描く。

【第20作】夜のとばりの物語 ―醒めない夢―（2011年・フランス）

監督：ミッシェル・オスロ
大ヒットを記録した「夜のとばりの物語」の続編、
光と影と圧倒的な色彩美で紡ぐ、新たな5つの夢の物語。
映画館の映写技師と好奇心旺盛な少年と少女が紡ぐ夢の物語。「怪物のあるじ」「靴職人と夢の橋」「見習い水夫と猫」「魔法使いの弟子」「イワン王子と七変化の姫」で構成。

【第19作】夜のとばりの物語（2010年・フランス）

監督：ミッシェル・オスロ
夜な夜な好奇心旺盛な少年と少女が、古い映画館で映写技師と共にお話を紡ぎ、6つの世界の主人公となります。
「狼男」「ティ・ジャンと瓜ふたつ姫」「黄金の都と選ばれし者」「タムタム少年」「嘘をつかなかった若者」「鹿になった娘と建築家の息子」で構成。

【第18作】フレデリック・バックの映画

監督：フレデリック・バック

「トゥ・リアン」「クラック！」「木を植えた男」
「大いなる河の流れ」などの9つの短編作品で構成。

【第17作】イリュージョニスト（2010年・ フランス）

監督：シルヴァン・ショメ
原作：ジャック・タチ
『ぼくの伯父さん』シリーズで名をはせたジャック・タチが娘のために書いた幻の脚本を基に、長編デビュー作『ベルヴィル・ランデブー』で独特のセンスを発揮したシルヴァン・ショメが映画化したアニメーション。昔ながらの手品を披露する老人が純粋な少女と出会い、言葉が通じないながらも心を通わせる姿を温かく描く。

【第16作】ひつじのショーン（イギリス）

原案：ニック・パーク
監督：リチャード・ゴルゾウスキー

1話7分のショートアニメ。アードマン・アニメーションズ制作によるストップモーション・アニメーション。

【第15作】赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道 （2010年・日本）

監督：高畑勲

1979年にルーシー・モード・モンゴメリーの小説「赤毛のアン」を基にテレビアニメ化された全50話分のうち、1話から6話までを再編集した感動作。孤児院にいた少女が、懸命に自分の居場所を探そうと奮闘する姿を描く。

【第14作】イワンと仔馬＆灰色首の野がも

「イワンと仔馬」（1947年）
監督：イワン・イワノフ＝ワノー
「灰色首の野がも」（1948年）
監督：レオニード・アマリリク

日本のアニメーションに多大な影響を与えた、貴重なロシアアニメーションの傑作2作品

【第13作】バッタ君町に行く （1941年・アメリカ）

監督：デイヴ・フライシャー
「ガリヴァー旅行記」に続くフライシャー兄弟の長編アニメーション。ブロードウェイの外れにある寂れた屋敷の庭を舞台に、可愛い蜜蜂ハニー・ビーとバッタのホピティの恋物語を描く。

【第12作】ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢（2002年・イギリス）

監督：ニック・パーク

パン屋を開業したおとぼけ発明家ウォレスと忠実な愛犬グルミットが、連続殺人事件に巻き込まれてしまうサスペンス・コメディー。

【第11作】ルパン三世1st.TVシリーズ（1972・日本）

演出 ：Aプロダクション演出グループ（高畑 勲・宮崎 駿）
怪盗ルパンの孫で大泥棒のルパン三世が、仲間の次元、不二子、五ェ門]や、ルパン三世逮捕に執念を燃やす銭形警部と繰り広げる活躍を描く

【第10作】動物農場（1954年・イギリス）

監督：ジョン・ハラスジョイ・バチェラー
20世紀を代表する作家ジョージ・オーウェルの政治風刺小説を原作に、1940年代から1970年代のヨーロッパで最も影響力のあるアニメスタジオ“ハラス＆バチュラー”が手掛けたイギリス初の長編アニメを日本初公開。残忍で無能な農場主に虐げられてきた動物たちが、2匹の有能な豚をリーダーに革命を起こす姿が描かれる。現代にも通じる社会システムを皮肉った鋭い批判のまなざしと、今見ても新鮮で美しい独創的なアニメーション映像に着目したい。

【第9作】チェブラーシカ（1969年・ロシア）

監督：ロマン・カチャーノフ
エドゥアルド・ウスペンスキー原作のロシアの児童文学「わにのゲーナ」を基に作られた人形アニメーション。どこからともなく現れた架空の小動物チェブラーシカと友人のワニのゲーナとの出会いや、彼らが日々出会う小さな冒険を温かく見つめる。監督は『ミトン』などのアニメーションの大家、ロマン・カチャーノフ。

【第8作】パンダコパンダ（1972・日本）

監督：高畑勲
スタジオジブリを代表する2人のクリエーター、高畑勲と宮崎駿が1972年に手掛けた傑作アニメ。一人暮らしの少女のもとに現れたパンダの親子との交流が描かれ、後の高畑・宮崎作品の原点とも評される。
（2008年にシネマアンジェリカで『パンダコパンダ』『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』の二本立てで上映。

【第7作】雪の女王（1957年・旧ソ連）

監督レフ・アタマーノフ

アンデルセンの物語で、幾度となく映像化されているこの原作の中でも、とりわけ美しいストーリーと映像の旧ソ連製ファンタジーアニメ。雪の女王に連れ去られた幼なじみの少年を探しに出る少女の、困難と出会いの旅が描かれる。

【第6作】アズールとアスマール（2006年）

監督：ミッシェル・オスロ
青い瞳に金色の髪をもつ領主の息子アズールと、黒い瞳と髪で乳母の息子アスマールは、アスマールの母親にまるで兄弟のように育てられた。幼いころに聞かされた子守唄に登場する“ジンの妖精”のことが忘れられないアズールは、海を渡りアスマールの故郷へと旅をする。しかし、憧れの地でアズールは、「青い目は不吉」と煙たがられ……。

【第5作】春のめざめ（2006年・ロシア）

監督：アレクサンドル・ペトロフ
思春期の少年の初恋と現実を、印象派絵画のような油絵タッチの映像で描く。監督は、宮崎駿、高畑勲監督と親交のあるロシアの巨匠ユーリー・ノルシュテインの弟子であり、『老人と海』でアカデミー賞短編アニメ賞を獲得したアレクサンドル・ペトロフ。通常のセルアニメとは異なる、油絵を用いた独特の技法による映像美は、まるで油絵が動いているような画期的な仕上がり。

【第4作】王と鳥（1980年・フランス）

監督：ポール・グリモー
脚本：ジャック・プレヴェール
原作：ハンス・クリスチャン・アンデルセン「羊飼い娘と煙突掃除人」

独裁王国の高層宮殿を舞台に、肖像画から現実の世界へ抜け出てきた人物たちが繰り広げる騒動を描く傑作アニメ

【第3作】キリクと魔女（1998年・フランス）

監督：ミッシェル・オスロ
アニメーション映画としてはフランス映画史上歴代興行収入第1位の作品である。
内容はアフリカの村を描いたファンタジー映画。鮮やかな色使い・細密な描画・個性的な音楽・大胆なストーリーで、子供から大人まで楽しめる印象深い作品となっている。音楽は、セネガル出身の国際的人気歌手ユッスー・ンドゥールが手がけている。

【第2作】プリンス＆プリンセス（1999年・フランス）

監督：ミッシェル・オスロ
フランスアニメ映画界の巨匠『キリクと魔女』のミッシェル・オスロ監督による、劇場用アニメーション幻の初監督作。独創的な6つの国の王子様とお姫様の寓話が、6編の珠玉のファンタジーとして綴られる。愚かだがどこか憎めない、愛すべき人間達の姿を影絵の手法で描き、その光と影の世界を強烈なコントラストであぶり出す。