きみの瞳が問いかけている(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『きみの瞳が問いかけている』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画である。監督は三木孝浩で、2011年の韓国映画『ただ君だけ』のリメイク版として制作された。日雇いの仕事で食いつないでいた元ボクサーの篠崎塁は、ひょんなことから目が見えない柏木明香里と出会う。次第に惹かれ合い交際を開始する2人だったが、塁と明香里の過去にはある残酷な真実が秘められていた。この作品は、過酷な運命の中でも互いを想い合う気持ちを貫き通し、やがて奇跡を起こす男女の姿を描いた物語となっている。

このセリフは、次第に塁と打ち解けてきた明香里がはじめて感情をあらわにした時の言葉である。明香里は塁と出会った時から明るく屈託のない性格で、「目が見えない」という状況にもかかわらず毎日を楽しく生きているように見えていた。しかし実際は事故のせいで視力と両親をいっぺんに失い、仕事を見つけるのもやっとのことだったのだ。そのため、明香里は職場でどんなセクハラやパワハラを受けても何食わぬ顔で仕事を続けるつもりだった。そんな強い思いを持った明香里は「クビになったら責任取ってくれる!?仕事を見つけるのがどんなに大変かあなたにわかる?だから明日も何事もなかったかのように会社に行って、笑って仕事するの。生きていくためなの!」と、自分を助けてくれた塁を思わず責めてしまう。明香里のことを大切な存在だと思い始めていた塁は、それでも「俺が明香里さんを助けるから」と言い、明香里の心も次第にほぐれていく。こうして2人は恋人同士になることができたのだった。

篠崎塁「自分の幸せをちゃんと自分の目で見てほしい」

目の手術を受けるよう説得される明香里

このセリフは、明香里の幸せを考え彼女のもとを離れる決意をした塁が言った言葉である。塁と明香里は順調に交際を続けていた。しかしひょんなことから明香里の視力と両親を奪った原因が自分にあることを知ってしまう。さらに明香里が事故の後遺症で完全に視力を失ってしまう可能性があることもわかり、塁はその手術費用を残して姿を消すことを決意した。そんな塁の決意を知らない明香里は、「塁がいるからいい」と手術を拒否しようとする。しかし塁は「将来、自分の子どもの顔見たくない?結婚式挙げて、新しい家に引っ越して…自分の幸せをちゃんと自分の目で見てほしい」と、自分がいない明香里の未来を思って説得を続けたのだった。そうして明香里は塁との未来を夢見て手術に踏み切るが、目が見えるようになった明香里のもとから、すでに塁は姿を消してしまっていた。愛する明香里への罪滅ぼしに手術をお膳立てした塁と、塁との未来のために手術を決意した明香里。2人は互いのことを強く想い合っているのに、すれ違ってしまったのだった。「自分の幸せをちゃんと自分の目で見てほしい」という塁の言葉からは、明香里に対する深い愛が感じられる。

塁と明香里の再会

かつて一緒にシーグラスを探した海まで塁を追ってきた明香里

物語の最後には、互いのことを想い合っているにもかかわらず離れてしまった塁と明香里が再会するシーンが描かれている。明香里は塁が残していった手術費用で無事に視力を取り戻し、インテリアショップを開店していた。本業の他に病院でマッサージのボランティアを始めた明香里は、偶然にもケガをして入院していた塁を担当することになる。塁はもちろん気づいていたが、塁の顔を知らない明香里は気づかない。しかし確実に、何かの違和感を感じていたのだった。その後もいくつかの偶然を経て、明香里はついに塁が近くにいることに気づく。母親が亡くなった海に入っていこうとする塁を見つけた明香里は、「ここじゃないよ、塁が帰る場所。一緒に帰ろ」と声をかけ、愛おしそうに塁の頬に手をそえる。1度は明香里から離れた塁だったが、過去も含めて彼女が受け入れてくれたことで再び愛する人のもとに戻ることができたのだった。

『きみの瞳が問いかけている』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

日本版タイトルに込められた三木監督の思い

明香里(右)と「瞳」を合わせる塁(左)

本作は2011年に公開された韓国映画『ただ君だけ』の日本でのリメイク版として公開された。そして日本版のタイトルは、三木監督自らが約100案の中から選んだ『きみの瞳が問いかけている』となっている。もちろん韓国の原題通りに『ただ君だけ』とする案もあったが、韓国版で印象的だった「瞳」というワードを入れたいという三木監督の要望でこのタイトルになったのだという。「瞳」は、作品中で明香里が好きな言葉の一部として登場する。それは、戯曲『ロミオとジュリエット』の「彼女の瞳が問いかけている。僕は答えなければ」というセリフからである。このセリフにはロミオの「ジュリエットが想いを馳せているのは誰なのだろうか。それがどうか自分であってほしい」という想いを表現している。作中で、明香里は目が見えない状態であっても塁が自分の「瞳」を見て話しているかどうかにこだわっていた。明香里にとっては、それが互いにきちんとコミュニケーションを取れているかどうかの指標になるのだ。三木監督が演出をした本作は終始塁側の視点で物語が進行する。しかし塁だけでなく明香里も相手のことを心の底から想っている、ということを暗にこのタイトルで表現していたのだった。ちなみに、日本の他にも台湾では『想見你的愛(あなたの愛が見たい)』、トルコでは『Sadece Sen(あたなだけ)』といったタイトルでそれぞれ公開されており、各国の国柄や監督の色が出た表現となっている。

演者に寄り添う三木監督の演出方法

幸せなシーンは明るい雰囲気で描かれた本作

本作では、塁と明香里が互いを見るときのまなざしや2人が暮らす部屋の雰囲気など、随所に深い愛情を感じる描写がみられる。塁役の横浜流星と明香里役の吉高由里子によると、それは三木監督の人柄や演出方法によって生み出されたものなのだという。三木監督は、作品を撮影する前にいつも出演者に手紙を送る。吉高が明香里を演じる前に送られた手紙には、吉高自身のことや明香里と共通する点について、さらに監督が本作に対して抱いている想いなどが綴られていた。吉高は三木監督のこの手紙によって、明香里という役に向かう準備をうまく進め、スムーズなスタートを切ることができたのだという。さらに現場では、監督自らが芝居をしながら出演者にイメージを伝えることもあった。「目が見えない女性」を表現した本作では、他の作品に比べて言葉だけで伝えるには難しい微妙なニュアンスのシーンも多い。その度に三木監督は出演者に寄り添い、時には自らが身体を使って表現しながらワンシーンずつ大切に撮影していった。こうして出演者がいきいきと演技ができ、観る人にとっては感情移入しやすい真に迫った本作が出来上がったのだ。

韓国の人気イラストレーターとのコラボ

チェ・ダルのイラストとも酷似した画角のシーン

2021年2月、韓国のイラストレーター「DARR」ことチェ・ダルが描いた本作のイラストが公開された。チェ・ダルはSNSで約38万人のフォロワーを持つ人気イラストレーターで、このコラボレーションの前から本作の主題歌を担当したBTSのファンアートを発表していることでも有名である。チェ・ダルによる本作のイラストは、塁と明香里が向き合い互いの頬に手を添える様子が描かれている。相手の頬に手を添える描写は作中に何度も出てくる表現で、緻密で繊細なタッチが2人の想いをうまく表現している。また、背景は全体的に暗いトーンながらも淡い光が2人の間に広がり、塁と明香里の明るい未来を暗示しているようにも見える。このイラストが発表された後、韓国でも三木監督の日本版『きみの瞳が問いかけている』が公開され、より一層映画への期待感を盛り上げることとなった。

『きみの瞳が問いかけている』の主題歌・挿入歌

主題歌:BTS「Your eyes tell」

本作の主題歌は、世界を股にかけて活躍するK-POPアイドルグループ「BTS」が手掛けた。普段から自分たちが制作した曲を発表している彼らは、「Your eyes tell」でもメインボーカルのJUNG KOOKが作詞作曲を手掛けている。歌詞の中には塁の心に寄り添った「君がくれた場所は今も 心の拠り所でいるのさ」などのフレーズがあり、作中では寡黙な印象の塁の心を代弁してくれている。また、ここに掲載している動画は三木監督が曲に合わせて劇中の映像を特別編集したもので、映画本編をより盛り上げるものとなっている。

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