服部平次（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】

全編を通し、平次が主役級の活躍をする最初の映画。
東京・大阪・京都で5人の男が殺害され、この被害者の5人は仏像や美術品の窃盗を重ねてきた「盗賊団 源氏蛍」のメンバーだと判明。メンバーはお互いを義経とその家来の名で呼び合っており、全員が同じ「義経記」を所持していたことが分かる。知り合いのおっちゃんが被害にあったことで、調査のため京都を訪れていた平次は、「差出人不明の手紙の謎を解いてほしい」と寺の住職から依頼を受け京都に来ていたコナン・小五郎・蘭と合流し、手紙の謎と源氏蛍の殺人事件の謎を解くため、共同で捜査を開始する。
バイクで犯人を追いかけたり、クライマックスでは犯人と刀で戦うなど、平次の見せ場が満載。平次が小学三年生の時に一目惚れした初恋の女の子探しも物語の重要なポイントとなっているが、実はこの女の子は和葉であり、最後それを悟った平次は、「やっと…会えたっちゅうわけか…」とつぶやく。

劇場版 第21作『名探偵コナン から紅の恋歌』

全編を通して、平次が主役級の活躍をする二つ目の映画で、前回と同じく舞台は京都。和葉の恋のライバルとして、大岡紅葉が劇場版に初登場する。
皐月会のかるたにまつわる爆破事件や殺人事件が発生し、コナンと平次のコンビで事件の謎を解明していくが、和葉にまで命の危険が迫ってしまう。
バイクで和葉を助け出すというクライマックスでは、過去作品の名シーンに似せた、「その手離したら…殺すで」という平次の名セリフが登場する。

服部平次の関連人物・キャラクター

服部 平蔵（はっとり へいぞう）

CV：小山武宏（第77話～第712話、劇場版第10作～第17作）→ 山路和弘（第966話～、劇場版第21作～）

アニメ第77話「名家連続変死事件」、原作15巻にて初登場。
平次の父で、大阪府警本部長。洞察力・推理力は息子の平次より高く、剣道の達人。
寡黙で冷静沈着な性格で、冗談が通じない。かなり細目の強面で、重要な話をしている時や、激高した時は片目を見開く。
妻の静華には甘いところもあり、頭が上がらない。探偵業より勉学優先の教育方針をとっており、平次の性格は隅々まで理解している。
時に平次を殴り飛ばしたり、捜査のおとりに使ったりすることもあるので、平次は強い反抗心を持っているが、父の実力は認めている。平次は父のことを「親父」と呼んでいる。

服部 静華（はっとり しずか）

CV：勝生真沙子

アニメ第220話「偽りだらけの依頼人」、原作28巻にて初登場。
平次の母で、剣道と百人一首かるたの達人。いつも着物を綺麗に着こなしている美人で、凛とした雰囲気を持っている。
非常に度胸の据わった女性だが、平次に関してはかなりの心配性。平次の中学生時代には、スキー合宿について行き密かにビデオ撮影するなど、親バカな面は新一の母、工藤有希子とよく似ている。平次は母のことを「オカン」と呼んでいる。

遠山 和葉（とおやま かずは）

CV：宮村優子

アニメ第118話「浪速の連続殺人事件」 、原作：19巻にて初登場。
平次の幼馴染であり、初恋相手であり、幼い頃からずっと想いを寄せている相手。特技は合気道と百人一首かるた。同じ高校に通い、いつも平次と行動を共にしている。
父親は大阪府警刑事部部長で、平蔵の部下にあたる。黒髪をリボンで束ねたポニーテールがトレードマーク。素直で思いやりのある性格だが、平次のこととなると周りが見えなくなる傾向がある。登場したばかりの頃は、蘭のことを「平次をたぶらかす女」と勘違いし妬いていたが、今では仲良し。平次のお姉さん役を公言しているものの、和葉が平次に想いを寄せていることは、周知の事実である。

大滝 悟郎（おおたき ごろう）

CV：若本規夫、小野坂昌也（高校時代）

アニメ第118話「浪速の連続殺人事件」 、原作19巻にて初登場。
大阪府警の警部で、和葉の父親の部下。坊主頭で右の眉毛の上に古傷がある。
たこ焼きと野球が大好きで、原作コミックの裏表紙に初めて登場したときは、たこ焼きと一緒に描かれている。高校時代は野球部に所属していた。
昔から平次と仲が良く、平次に事件の詳細を教えたり、サポートしたりしている。頼まれると断れない性格のために、平次や和葉に振り回されている場面が多い。

江戸川コナン（えどがわ こなん）／工藤新一（くどう しんいち）

CV：高山みなみ（コナン）／山口勝平（新一）

本作品の主人公。本当の姿は高校二年生の工藤新一で、平次と同い年。だが、現在は黒の組織に飲まされた毒薬の影響で、小学一年生の江戸川コナンの姿になっている。平次はこの真実を知る数少ない人物の一人であり、親友である。
コナンから平次に電話を掛けたり、訪ねて行く描写はあまり無いが、二人は熱い友情で結ばれており、お互い命を預けられるほど信頼し合っている。
平次がたびたびコナンのことを「工藤」と呼ぶので、蘭には何度も不審がられており、コナンは毎度冷や冷やさせられている。

江戸川コナン／工藤新一（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

江戸川コナン（えどがわ こなん）／工藤新一（くどう しんいち）とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、本作の主人公。高校生探偵として活躍していた新一だったが、あるとき全身黒ずくめの男たちの怪しげな取引現場を目撃。口封じのため男たちに飲まされた薬の副作用で幼児化してしまった。それからは江戸川コナンと名乗り、工藤新一であることを隠して日々事件を解決しながら男たちの行方を追っている。

大岡 紅葉（おおおか もみじ）

CV：ゆきのさつき

アニメ第874話「コナンと平次の鵺伝説」、原作91巻にて初登場。ただし、映画に先行するかたちで終盤に少しだけ登場し、短いセリフがあった程度。本格的に活躍するのは、劇場版 第21作『名探偵コナン から紅の恋歌』。
京都泉心高校の二年生で、幼い時にかるた大会で出会った平次に一目惚れし、平次のことを「未来の旦那さん」と呼ぶ。和葉のライバル的存在として登場し、劇場版 第21作『名探偵コナン から紅の恋歌』では、平次、和葉とともにメインキャラクターとなっている。実家は相当なお金持ちで、お嬢様。百人一首かるたでは圧倒的な強さを誇る。
おしとやかで礼儀正しく、おっとりと優しい性格。だが、場にそぐわない行動をしたり、調子に乗っている人間に対しては、笑顔で嫌味を言うなど強気で腹黒い面もかなり目立つ。