水無怜奈（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】

水無怜奈のプロフィール・人物像

氏名：水無怜奈
本名：本堂瑛海
年齢：27歳（初登場時）
血液型：AB型
家族構成：父（イーサン本堂）・母・弟（本堂瑛祐）

CV：三石琴乃

水無怜奈（本名：本堂瑛海）は日売テレビのアナウンサー。黒髪の長髪を後ろに束ねたツリ目の美人。
これまで朝や夜のニュース番組のキャスターを務めるものの、メインキャスターではない。
取材で化学工場に行った際、偶然爆発事故に巻き込まれ、自ら負傷するも必死で現場の状況を伝えた。
またその際、「AB型の血が足りない」という呼びかけに、自分も負傷しているのにも関わらず輸血に協力したという過去を持つ。
そのことがきっかけで人気に火がつき、熱狂的なファンも存在するという。

一方、黒の組織の一員（コードネームはキール）、CIAの諜報員という顔も持っている。
初登場回はコミックス48巻File9〜49巻File4の「ブラックインパクト！組織の手が届く瞬間」。

水無怜奈の来歴・活躍

初登場

「沖野ヨーコの4分クッキング」の生放送に出演するため日売テレビにやってきた毛利小五郎と蘭・コナンの3人。その日は朝食をまだ済ませていなかったことから沖野ヨーコ（以下沖野）・毛利小五郎（以下小五郎）・蘭・コナンの4人はテレビ局の食堂で朝食をとることに。その際、沖野は「小五郎に会わせたい人がいる」と言い、ある人を電話で呼び出した。それが日売テレビアナウンサーの水無怜奈（以下水無）。水無はあることで困っていると沖野に相談していたのだが、沖野はそれを小五郎に相談してみると良いと思ったため水無をその場に誘ったのだ。

その相談内容はピンポンダッシュの犯人を突き止めてほしいというものであった。土曜日の早朝にピンポンダッシュをいつもされるため、ある日、今日こそは犯人を捕まえようと待ち構えていたのだがチャイムが鳴ってすぐに扉を開けたところ誰一人そこにはいなかったという。「小五郎たちを家に招いて調べてもらえば良いのでは」という沖野の助言により水無・小五郎・蘭・コナンの4人は水無の自宅へ行くことに。一通り小五郎がドア付近を確認し、中で詳しい話を聞こうとした際、コナンは「チャイムが鳴った時に玄関の音を拾えるように」と盗聴器と発信器を扉の外に仕掛けていた。その後小五郎・蘭・コナンの3人はピンポンダッシュの経緯を水無に聞く。

ピンポンダッシュは2ヶ月前から毎週土曜日の朝6時半頃にされるようになった。その2ヶ月前というのは、水無が朝の番組から日曜夜のニュース番組に担当が変わった時期と重なっていた。2ヶ月間毎週土曜日にピンポンダッシュをされていたが1度だけされなかったことがあった。水無は先々週、月曜日から金曜日まで海外に取材をしに行っていたのだが、そこから帰ってきた次の日の土曜日にはピンポンダッシュはされなかった。また、毎週土曜日に加え、1度だけ10月連休明けの火曜日にイタズラをされたことがあったという。さらに、1度だけ扉の外に睡眠薬が置かれていたというのだ。ここまで聞いた小五郎は明日が土曜日ということもあったので、一晩泊めてくれと頼む。
夜11時頃、土曜日は資源ごみの日だからと新聞や雑誌をヒモで縛り、玄関の外に置いていた。外に置いておけば朝忘れずに出せるという理由からだったが、コナンはどうやらそれが気になる様子。

翌朝、実際にピンポンダッシュをされ、小五郎・蘭・コナンの3人は外に出ているものの、やはりそこには誰の姿もなく、あるのは昨晩置いておいた雑誌だけだった。小五郎と蘭は混乱するも、コナンはピンポンダッシュの犯人に気づいており、雑誌の裏に隠れていた子どもを指差した。
水無が海外に取材に行っていた2週間前の土曜日は捨てる雑誌がほとんどなかったため、家の前に雑誌が置いておらず、隠れることができないためピンポンダッシュをしなかったのだ。
そして、その子がピンポンダッシュをしていた理由は水無を起こそうとしていたからだった。朝の番組に水無が出なくなったのは、寝坊しているからと勘違いしたその子どもは学校の休みである土曜日の6時半にチャイムを鳴らして水無を起こそうとしていたのだ。1度だけあった火曜日のピンポンダッシュについては、10月の連休は第2月曜日の体育の日。その連休に運動会があれば連休明けの火曜日は振替休日で小学校は休みとなる。その日にピンポンダッシュを決行したということだった。
睡眠薬は、それを飲んでぐっすり眠ってもらい、早起きしてもらうために置いたのだという。その子のお母さんがよく眠れると飲んでいた薬だった。

その子のお母さんは去年交通事故で亡くなってしまい、そのお母さんと水無が似ていたためピンポンダッシュをして水無を起こし、朝の番組で水無の姿を見たかったというのがピンポンダッシュをしていた理由であった。
水無は「もうここへは来ちゃダメ」とその子を送り出したが、目には涙を浮かべており、その涙を不思議に思った蘭に対して「昔、私にもあれくらいの弟がいたから…」と呟いたのだった。

黒の組織の一員「キール」

水無怜奈＝キール

可愛い子どものイタズラで終わった水無怜奈初登場時の事件。帰路につこうと駐車場へ向かっている最中、コナンは盗聴器を回収し忘れていたことに気付き、1人水無の住むマンションに引き返していた。ガムでくるめて壁につけていた盗聴器は落ちてしまい、ちょうど外出するところだった水無の靴の裏にくっついてしまう。コナンは盗聴器から靴の音がするため、水無が盗聴器を踏んでしまっていることに気づく。その直後、携帯の発信音が聞こえてくるのだが、その音は童謡「七つの子」の音であり、そこから水無が黒の組織のメンバーであり、ボスに何かしらのメールをしていたことをコナンは察知する。そしてその後かかってきた電話の最後に「ジン」と口にしたのだ。

コナンはすぐさま阿笠博士に連絡をし、迎えにきてもらう。コナンはその車内で組織の会話を聞き続けていた。盗聴器と発信機が黒の組織に見つかれば誰が仕掛けたのかという話になる。そして真っ先に疑われるのは直前に一緒にいた毛利小五郎。会話の内容を聞かれたと思った黒の組織は小五郎を口封じのため殺害し、周りの人間も1人残らず殺害されかねない。盗聴器から組織の情報が聞こえて来れば聞こえてくるほどコナンや小五郎の首はしまっていく一方であるためコナンは一刻も早く盗聴器と発信機を回収しなくてはならない。

一方その頃水無は、とある屋内駐車場に入って行った。そこで黒の組織の一員ジンと落ち合い、「キール」と呼ばれていることから水無のコードネームはキールということが初めてわかる。その後、その場に組織のメンバーであるキャンティ・コルン・ベルモットがいることがわかり、なにやら暗殺計画がもちあがっているということをコナンは知る。外は雨が強くなってきたことから盗聴器の音が雨にかき消され、情報が足りないためもっと組織のいる場所に自分1人で近づくため車を降りたコナン。

そこに突然FBI捜査官のジョディが現れる。水無は黒の組織の一員であるベルモットが新出先生になりすましていた直後からその新出先生（=ベルモット）の病院に頻繁に通っていたためジョディ達FBIも水無に目をつけていたというのだ。そのためジョディは水無を張り込んでいたところ、小五郎達が部屋に入っていくところを目撃した。それが子どものイタズラの事件依頼とわかった時点で水無は白であると張り込みを解除しようとしたところコナンが怖い顔をして引き返しているのを目撃し、水無の追跡を続行していたのだ。

土門康輝暗殺計画

コナン達とジョディは合流し暗殺計画について狙われている人物と暗殺実行場所の特定を急ぐ。その後、蘭からの電話やジョディの何気ない一言から狙われている人物も暗殺実行場所も特定したコナン。
計画はアナウンサーである水無が選挙に出馬する元自衛隊幹部の土門康輝に公園でインタビューし、ベンチに座ったタイミングで近くのビルの屋上から狙撃するというもの。
コナンとジョディはなんとか公園に到着し、コナンの作戦を実行する。FBI捜査官であるジョディが拳銃でスプリンクラーを打ち抜き、水を降らせることでターゲットである土門康輝や周囲にいる一般人が傘をさす状況にし、その傘が視界を邪魔することでターゲットを狙撃できなくするというものだった。

その作戦は無事成功、黒の組織は一度引き上げ暗殺場所を変更するという作戦会議を行う。
その中でキールは「私たちの功績は日の目を見ることはないけど…失敗はすぐに知れ渡ってしまうんだから…」と呟いていた。
その後キールはベルモットから「貴方まさかコレじゃないでしょうね？」とドアをノックするような仕草とともに言われ、何か疑いの目をかけられていた。「コレ」というのはドアをノックするような仕草＝NOC＝ノンオフィシャルカバー（Non Official Cover）のこと。ノンオフィシャルカバーとは一般人を装っているスパイのことである。つまり、「黒の組織に侵入しているスパイではないでしょうね」とベルモットはキールに問いかけていたのだ。キールはそれをもちろん否定する。

キールが呟いた「私たちの功績は日の目を見ることはないけど…失敗はすぐに知れ渡ってしまうんだから…」という言葉はCIAの常套文句であり、ベルモットはそれに気づき疑いの目をかけていたのである。

一方、その黒の組織の会話を盗聴器で聞いていたコナンはその会話内容から変更された暗殺場所を特定し、その場所へ向かう。コナンたちの車はキールの乗るバイクを囲い込むことに成功し、バイクを止めるよう指示したが、キールは逃げようと前の車の上にバイクごと乗り上げた。しかし、その瞬間前の車の前方に小さい子どもが飛び出してきたことでキールがバイクごと乗り上げた車は急ブレーキをかけ、そのはずみでキールはバイクごと吹き飛ばされてしまった。キールは病院に運ばれるも意識不明の状態が続いていたため、FBIは水無をその間匿うこととした。黒の組織は暗殺計画中に突然連絡の途絶えたキールを本腰を入れて探していたが、見つからないでいた。

キールの行方を追う黒の組織

冬休みに入った帝丹高校では、冬休み明けの書初めが中止になったということで連絡網が回っていたが、その連絡網が本堂瑛祐で止まってしまっていた。本堂瑛祐（以下瑛祐）とは蘭の通う帝丹高校に突然転校してきた男子高校生。瑛祐は何をやってもついていない、ドジっ子な自分に毛利小五郎の運を運を分けてほしいという理由から以前にも何度か探偵事務所に来ていたことがあった。冬休みに入ってすぐの連絡網も瑛祐で止まっており、コナンは瑛祐が冬休み前に何か言っていなかったかを蘭に問う。蘭曰く、瑛祐は「杯戸中央病院で手がかりを見つけた」と言っていたらしい。水無怜奈の手がかりを見つけられたと思ったコナンだったが、蘭曰く瑛祐は「お父さんの会社の仲間を見つけた」と喜んでいたようである。この情報を掴んだコナンは阿笠博士の家に行き、さらにFBI捜査官のジョディを呼び出した。そしてその後杯戸中央病院へ向かう。コナンは病院に向かう車内で蘭が「瑛祐は父親の会社の仲間や手がかりを『見た』ではなく『見つけた』だった」と言っていたことを不審に思っていた。蘭に再度経緯を聞いたところ「実際に見かけたわけではなく、瑛祐の父親が会社の上司に打っていたメールアドレスと同じ番号を打っていた人が杯戸中央病院にいたらしい。そのメールアドレスを打つ携帯電話のプッシュ音が、昔自分の父親が上司にメールしている時の音と同じだったから手がかりを見つけた」ということだった。そしてそのメールアドレスを打つ際のプッシュ音というのは童謡の「七つの子」だった。つまり、杯戸中央病院にいるのは父親の仲間（=CIAの仲間）ではなく、黒の組織の仲間だったのだ。

水無が入院している杯戸中央病院に黒の組織の仲間が入院していることがわかったコナンとFBI。入院した時期等から黒の組織の仲間と思われる患者を3人に絞ったコナンとFBI捜査官のジョディ・赤井秀一・ジェイムズ。その3人の中から黒の組織の仲間をあぶり出すためコナンはビデオとマイクを上着にセットし、1人で3人のもとへ話を聞きに行く。一方そのころ水無はもうすでに目を覚ましていたが、まだ昏睡状態であるふりをしていた。
コナンとFBIの4人は病院内に潜伏している黒の組織の仲間は「楠田陸道」という男だと断定し、楠田の行動を追っていた。すると楠田は夜のナースステーションに潜入し病室の名前一覧から「水無」の文字を探していた。そこにFBIが乗り込み拳銃を向けるが楠田は身体中にプラスチック爆弾を巻き付けていた。そのプラスチック爆弾を爆破させてほしくなければ動くなとFBIに言い放ち、楠田は用意していた逃走車で逃げようとするが赤井秀一とコナンはそれをよんでいた。コナンは前もって楠田が組織と連絡する用の携帯電話を水没させ故障させておいたうえで、コナンと赤井はすぐさま楠田の追跡を開始した。しかし赤井秀一に追跡されているとわかった楠田は持っていた拳銃で自殺してしまう。

キール奪還作戦

楠田が死亡したことにより楠田から黒の組織への連絡は当然だが途絶えた。そのことを不審に思った組織は別の仲間に病院の様子を見に行かせたところFBIが大勢いるということを知る。
そこにキールが匿われていると知った組織はキール奪還計画を企てていた。一方、コナン・FBI側も黒の組織が病院に乗り込んできた際の作戦会議をする。

そこにジェイムズ宛の荷物が届く。荷物の依頼主は自殺したはずの「楠田陸道」であり荷物の中身はコロンバインという花の植木鉢。この花の花言葉は「必ず手に入れる」「断固として勝つ」であることから組織からの宣戦布告の品かと思われた。

その頃、杯戸町で同時に集団食中毒・異臭騒ぎ・火事の3つの事故が同時に発生し、杯戸中央病院は人で溢れかえっていた。

一方、コナンはジェイムズに届いた植木鉢から何か音がすること、さらにその音がだんだん大きくなっているということに気づく。その植木鉢には爆弾が仕掛けられていた。FBIは「爆弾が仕掛けられていてそれが爆発すれば日本警察が駆けつけ、水無怜奈の捜査どころではなくなるため組織にとって爆弾を仕掛けるメリットはゼロ」と踏んでいたため植木鉢の中身は特に調べていなかった。

杯戸中央病院では病人やけが人で溢れかえっている上、宅配業者も殺到していた。その宅配業者が持ってきた荷物の依頼主はジェイムズの時と同じ「楠田陸道」。その荷物1つ1つにプラスチック爆弾が仕掛けられていた。
組織は「普通であれば大量の荷物が病院に届けば目立ち、怪しまれるがこの人が溢れかえったパニック状態の病院であれば大量の荷物を受け取る側の病院もいちいちその荷物を怪しんでいられない」と踏んだのである。
FBIは捜査官総動員で爆弾の回収にあたった。

FBIが爆弾を一通り回収し終わるころ、テレビには杯戸中央病院で匿われているはずの水無がテレビに映っており「明日からまた仕事に復帰する」と宣言していた。
それを見たジョディは不審に思い水無の眠る病室へ駆け込んだ。そこにはすでに多数のFBI捜査官がすでにおり、ジョディと同じく水無の様子を見に来ていたのだが、これは組織の仕掛けた罠だった。
先ほどテレビで流れていた水無の映像は合成であり、組織が電波をジャックして流していたのだ。そしてそれを目にし、不審に思ったFBI捜査官を水無のいる病室に集めるために仕組んだものだった。
直前まで各FBI捜査官が探し回っていた入院患者宛てのプラスチック爆弾の信管に発信器がついていたため、それを持ったFBI捜査官が水無の病室に集まれば水無が匿われている病室を組織は突き止めることができる。

まんまと組織の罠にはまってしまったコナンとFBIは最終手段に走る。
車3台のうち1台に水無を乗せ、残りの2台は囮となり病院からの脱出を試みるがもちろんその3台の車とも組織に追われてしまう。
「組織が昏睡状態の水無はタンカで後部座席に乗っているものと思い込んでいる」と踏んでわざと水無を助手席に座らせ、発信器（病院でFBIが回収した爆弾の信管）を持たせることでFBIの人間だと見せかけたがそれをジンに見破られてしまう。

その後水無は持たされていた爆弾ケースで運転手のFBI捜査官キャメルを殴り車のサイドブレーキを引き、車から脱出した。水無怜奈（＝キール）と組織連中が合流し、組織がキャメルを始末しようとしたところ車が爆発し大きな炎が燃え上がった。
野次馬がごった返す前にその場を離れた水無を含む黒の組織のメンバー。そのころ、車の爆発に巻き込まれたと思われたFBI捜査官のキャメルは赤井に電話をし「成功しました…」と伝え、赤井とコナンは笑みを浮かべていた。

実は赤井とコナンは、水無をわざと組織に渡すという作戦を立てていたのだ。この作戦実行の前日、赤井とコナンは水無にFBIの釣り糸になってくれという契約を結んでいた。
赤井とコナンは、わざと組織に戻りCIA諜報員として組織の懐に潜っていろいろ探ってほしいという提案を水無にしていたのだ。
つまり、水無がキャメルの運転する車内でキャメルを殴ったというのもで偽装であった。

作戦実行前夜、コナンと赤井は水無を起こすために病院に潜んでいた水無の弟、瑛祐が病室に1人で入るよう仕向ける。水無の病室に入った瑛祐は姉である本堂瑛海のことを水無に聞こうとハサミで刺して起こそうとするも「ダメよ…瑛ちゃん…」と、それを水無に止められる。瑛ちゃんと呼ばれた瑛祐は目の前にいる水無が自身の姉ということに気づくも、自分の血液型はO型であり、水無はAB型であることから、昔自分に血を分けてくれた姉ならO型のはずだと混乱する。

そこにコナンが現れ、瑛祐が幼い頃白血病を患っていたこと、その治療ための骨髄移植で血液型がO型からAB型に変わってしまったことを瑛祐に説明する。なぜ自分に教えてくれなかったのかという瑛祐の問いに、水無がCIAだからとコナンは答える。ますます混乱し、焦燥している瑛祐を遮るかのように赤井が病室に現れ、「君が知っていいのはそこまでだ」と瑛祐に言い放ち瑛祐を病室から追い出す。

その後、赤井とコナンは水無に組織に戻ってFBIとの糸になってくれと頼んだ。
水無は弟の瑛祐に証人保護プログラムを適用することを条件に再び組織に戻ることを承諾した。
（証人保護プログラムとは名前を変え、別人として生きていくことで犯罪組織から縁を切るプログラムのこと）

こうして水無は、赤井とコナンの作戦通りに、キャメルを殴り車を止めて逃げ出すことで、再び組織にキールとして戻っていった。

組織はキールを奪還したことで事なきを得たように思えたが、ジンは易々とキールを奪い返せたことに対し、赤井には何か裏があるのではないかと踏んでいた。
その後、ジンはキールに組織のボスからの命令を伝えに来た。その命令というのは赤井秀一を消し、キールのことを信用させてほしいというものだった。