魍魎の匣(もうりょうのはこ)のネタバレ解説・考察まとめ

「魍魎の匣」とは、「京極夏彦」による長編小説。百鬼夜行シリーズの第二作目。2007年に実写映画化され、2008年にマッドハウス製作でアニメ化した。キャラクターデザインは漫画家「CLAMP」が担当。百鬼夜行シリーズは古本屋「京極堂」を営む陰陽師「中禅寺秋彦」が事件を解決するストーリー。「魍魎の匣」では、美少女「柚木加菜子」が人身事故に遭った所から事件が次々と起こっていく。

『魍魎の匣』の概要

「魍魎の匣」とは、小説家「京極夏彦」による長編推理・伝奇小説。
一作目「姑獲鳥の夏」から続く「百鬼夜行シリーズ」第二作で、第49回日本推理作家協会賞を受賞した。
2007年に実写映画化。
2008年にマッドハウス製作でテレビアニメ化した。
アニメではキャラクター原案を漫画家の「CLAMP」が担当し、話題になった。
キャラクター設定に違い・アニメオリジナル要素などがある。
未アニメ化である前作「姑獲鳥の夏」を彷彿とさせるシーンや、作者の京極夏彦が声優として出てくるなどのファンサービスもある。

原作小説は文庫版で1000ページを越える長編で、膨大な情報量と緻密なストーリーで構成されている。
百鬼夜行シリーズは、古本屋を営む陰陽師「中禅寺秋彦」が憑き物落としをしていくという物語。
中禅寺は古本屋「京極堂」を営んでいるため、「京極堂」と屋号で呼ばれることも多い。
そのため百鬼夜行シリーズを「京極堂シリーズ」と呼ぶファンもいるが、作者からシリーズ名は特定されていない。
本シリーズは文庫でありながら辞書のような分厚さがある事が特徴で、その頁数の多くは中禅寺による薀蓄(うんちく)であることもある。
しかしこの薀蓄が一見関係ないようで、実はストーリーに関係し、荒唐無稽のような難しい内容を理解するために必要な知識となる。
また、妖怪を題材にしているが妖怪そのものは出てこない。
中禅寺のする憑き物落としという行為も、妖怪そのものと戦ったり祓ったりということではなく、人間の心にある闇を祓うというものとなる。
その方法も祈祷したり特殊な技を使ったりということではなく、中禅寺が巧みな言葉で当人の心を誘導し、心に巣食う悪い物を取り除くというもの。

漫画版はシリーズ通して「志水アキ」作画で角川から発売されている。
他にも、百鬼夜行シリーズの公式二次創作にあたる「薔薇十字叢書」というシリーズがあり、角川や講談社などから様々なライトノベル作家の百鬼夜行シリーズを題材にした作品が発表されている。

百鬼夜行シリーズでも「魍魎の匣」は特に有名で、ホラー小説や探偵小説などのランキングサイトでもよく名前が上がる作品である。
戦後間も無い昭和の世界観と、知識欲を満たす膨大な情報量、そして個性的なキャラクター達と読み応えのある物語が人気。
「魍魎の匣」は昭和27年の夏から秋にかけての季節に起こった数々の出来事と、その解決を描く。

『魍魎の匣』のあらすじ・ストーリー

物語のはじまり

この物語の鍵になる「柚木加菜子(左)」と「楠木頼子(右)」

舞台は昭和27年8月15日。
夜中の中央線で人身事故が起こる。
ホームから落ちて電車に轢かれたのは、「柚木加菜子」という美少女であった。

「私立鷹羽女学院中等部」に通う14歳の少女「楠本頼子」は、美少女であったが暗い性格のために友達が居なかった。
そんな頼子に声をかけたのが同じクラスの秀才「柚木加菜子」であった。
加菜子は頼子以上の美少女で、男性のような喋り方をするミステリアスな雰囲気を持っていた。
加菜子もまた友達が居ないのか他の生徒には話しかけないが、頼子にだけは話しかけたのであった。
頼子はそんな加菜子に憧れを持ちつつも、何故自分に声をかけたのかと尋ねると、加菜子は「私たちは互いが互いの生まれ変わりなんだ」と言う。
加菜子の言葉に始めは戸惑う頼子であったが、頼子の家も加菜子の家もお互いに特殊な家庭環境にあり、孤独であった二人は仲良くなっていく。
二人は夜な夜な家を抜け出し、月明かりの下で二人で散歩し語らうのが日課であった。
頼子の母親は頼子を夜呼び出す加菜子を良く思わず、頼子を叱りつける。
頼子の家は母子家庭で、子供嫌いであった父と別れた後、母は再婚と離婚を繰り返し、新しく恋人が出来ていた。
そんな母に頼子は反感を持っており、唯一の友達であった加菜子を否定された事で、母と頼子の関係はより険悪な物となった。
頼子が母との関係で落ち込んでいる事に気づいた加菜子は、湖まで出かけようと言い出し、二人は夜の電車で出かける事になった。
頼子が待ち合わせの場所へ行くと、普段は凛とした雰囲気の加菜子はどこか弱々しく、泣いた後のように見えた。
戸惑う頼子であったが、二人は予定通りに電車に乗ろうとホームへ向かう。
電車が到着する直前、加菜子の長い髪の毛が風で舞い上がり、頼子は加菜子のうなじに「ある物」を見てしまう。
それは家柄も良く秀才で完璧な美少女・柚木加菜子にあってはならない「にきび」であった。

頼子の視点から加菜子のうなじにニキビがあるのが見える。

刑事の「木場修太郎」は、帰りの電車の中で自分の乗っている電車が人身事故を起こした事に気づき、現場へ向かった。
そこには電車に轢かれ重体となり病院に運ばれる加菜子と、その側に泣きじゃくる頼子がいた。
木場は頼子に事情を聞くが、混乱した頼子の話は取りとめが無く、加菜子が事故・自殺・他殺のどれであったかの事情聴取は出来なかった。
木場と頼子が加菜子の運ばれた病院へ行くと、そこに加菜子の姉「柚木陽子」が現れた。
陽子は過去に「美波絹子」という名前で女優をやっていたこともある人物で、木場は美波絹子のファンで恋に近い気持ちを持っていた。
陽子は加菜子が助かる可能性がある所を知っていると言い、加菜子を謎の施設へ運び、治療を受けさせることになった。
陽子は弁護士の「増岡則之」、陽子の同居人「雨宮典匡」と一緒に居て、三人は加菜子について遺産がどうのと揉めており、加菜子の存在は何か「分けあり」のようであった。
謎の施設は医療研究所「美馬坂近代医学研究所」で、窓のない四角い建物であることから近隣住民から匣(はこ)と呼ばれていた。
研究所には、研究所の所長「美馬坂幸四郎」と、美馬坂の助手「須崎太郎」がいた。

加菜子誘拐事件

頼子が事件に関わったことで頼子の母は精神を病み、頼子は母に監視されるようになり、不自由な生活を強いられていた。
母親は頼子に魍魎(魑魅魍魎の魍魎。魑魅は山の妖怪、魍魎は水の妖怪の総称。)が取り付いていると騒ぎ出し、新興宗教「穢れ封じ御筥様(けがれふうじおんばこさま)」の教主「寺田兵衛」を家に招いて、家中をお払いした。
穢れ封じ御筥様とは、魍魎を筥(はこ)に封じ穢れを清めると謳う寺田兵衛の開いた宗教である。略称は御筥様。
頼子は閉じこもっていた自室からその光景を見て、母はおかしくなったのだと思う。

陽子の元には、加菜子を誘拐するという脅迫状が届いていた。
神奈川県の警察が警備にあたり、研究所には沢山の警官が配備された。
民間人の護衛にしては警察官の数が多く、木場は先日聞いた陽子と増岡がしていた加菜子を巡る遺産についてなどの会話から、加菜子が膨大な金の行方を握る人物なのではないかと推察する。

鬱病の小説家「関口巽」は、出版社で新人の小説家「久保竣公」と出会う。
久保はいつも手袋をかけ黒い服を着た男性で、処女作「蒐集者の庭」で新人賞を取った人物である。
久保は現在「匣の中の娘」という小説を執筆中であるという。
関口は小説だけでは生計が立てられず、たまにカストリ雑誌(太平洋戦争終結直後の日本にあった、エロ・グロを題材にするゴシップ雑誌)で記事も書いていた。
そのカストリ誌に載せる記事の取材の関係で、雑誌記者「鳥口守彦」と、新聞社「稀譚舎」の社員「中禅寺敦子」と共に、巷を騒がせている相模湖で発見された遺体バラバラ事件を追う事になった。
被害者は若い女性で、手足がそれぞれ箱に収められた状態で発見され、胴体や頭はまだ発見されていない。
車で移動していた三人は道に迷い、箱のような建物を発見する。
それは、加菜子が運ばれた謎の施設「美馬坂近代醫學研究所」であった。
大量の警察が配備していたため、関口たちは不審者と間違われるが、木場に庇われる。
木場と関口は戦争の時、同じ隊に居て今も繋がりのある知り合いであった。
しかし、警備の邪魔になるため追い返されてしまう。

鬱病を煩う小説家「関口巽」

加菜子の事が気になる頼子は、日頃の加菜子の行動を振り返り真似をする。
その姿は加菜子そのものであり、頼子は加菜子に対して同一化願望を持っている様であった。
そして、かつて加菜子と訪れた喫茶店で加菜子の読んでいた雑誌を読み、ある事を思い立つ。
頼子は木場を訪ねて「美馬坂近代醫學研究所」へ行き、事件当日の話を木場にする。
頼子は、加菜子が電車に轢かれる直前に手袋をはめた黒衣の男を見て、その男が加菜子を突き落としたのだと語り始めた。
その後、木場たちは加菜子の見舞いをしに病室へ向かった。
加菜子は一命を取りとめており、頼子が近づくと目を開け少し微笑んだ。
しかし声は出せないようであった。
加菜子は色々な機械やチューブを取り付けられ、カーテンに覆われたベッドの上に居た。

頼子・陽子・木場がカーテンの外に出て、加菜子の無事に安堵していると、カーテンの奥から須崎の悲鳴と美馬坂の罵声が聞こえた。
木場たちがカーテンを開けると、加菜子の姿がベッドの上から消え去っていた。
瀕死の状態の加菜子が自力で立てるはずがなく、誘拐されたにしても厳重警備の中人間一人を外に出す事は不可能で、また目を離したほんの一瞬で消えたことなどから、一同は状況が分からず愕然とする。
陽子はどこか落ち着いた様子で、加菜子はそう簡単に死なないと口走る。
しかし、消えた加菜子を探しに出て行った須崎の死体が発見され、事態は一転する。
陽子は先ほどまでの落ち着きを捨て、木場に加菜子を助けて欲しいと頼んだ。
加菜子は陽子に届いたという誘拐予告通り、本当に誘拐されてしまったのである。
そして加菜子が消えたと同時に雨宮も姿をくらませ行方不明になった。

榎木津登場

弁護士の増岡は、私立探偵「榎木津礼二郎」のいる「薔薇十字探偵社」を訪れた。
依頼は加菜子の捜索であった。
榎木津は人の記憶を「見る」特殊な能力を持っている人物で、眉目秀麗・頭脳明晰・運動神経も良く元華族であった。
しかし躁病の気があると言われるほどの傍若無人さと天衣無縫さを持ち、自分以外の人間は全て下僕だと思っている、少し性格に難のある人物であった。
増岡は、榎木津に依頼の詳細を説明する。
加菜子は柚木陽子と柴田財閥の創業者「柴田耀弘」の孫「弘弥」の娘である。
加菜子は陽子を姉だと思っているが、実は母なのであった。
財団の息子と街娘の恋仲は許される事は無く、耀弘は病気の母を持ちお金に困っていた陽子に、加菜子の学費を自分が出してあげる事、弘弥とはもう会わない事、見張りを付ける事を約束させた。
この見張り役が、陽子・加菜子の同居人の雨宮典匡であった。
その後、弘弥は戦争で死に、耀弘の直系の血を引くものは加菜子のみとなった。
すると耀弘は加菜子に全ての遺産を譲るという遺言書を書き、加菜子が研究所から誘拐され行方不明になっている最中に死亡してしまう。
誘拐された加菜子が現在も生きていれば財産は加菜子のもの、加菜子が死んでしまっているのなら遺言は無効となる。
そのため増岡は榎木津に、加菜子を探して欲しいという依頼をしているのである。
榎木津は依頼を受けた。

私立探偵「薔薇十字探偵社」の「榎木津礼二郎」

中禅寺の登場

先日のバラバラ事件と同じと思われる事件が連続して発生し、被害者が増える。
被害者はやはり女性であった。
そして加菜子誘拐事件では、事件後に姿をくらませた雨宮典匡が容疑者として指名手配される。

その頃、関口は自分の短編小説が単行本化すると聞かされ、話を載せる順番に悩んでいた。
そこへ鳥口が訪ねてくる。
鳥口は宗教団体「穢れ封じ御筥様」について調べており、関口に相談しに来たのであった。
関口はそういった話の相談ならばと、中野で古本屋「京極堂」を営む友人「中禅寺秋彦」を訪ねる。
中禅寺はほぼ趣味で古本屋を経営しているが、武蔵晴明神社の宮司をする陰陽師で、拝み屋の副業もしている。
中禅寺は初対面であるはずの鳥口の名前と、自分の所を訪ねてきた目的を言い当てた。
関口が何故そんな事を知っているのかと不思議そうに尋ねると、「世の中には不思議なことなど一つもないのだよ、関口君」と言った。

本作の主人公とも言え、推理役でもあるキャラクター「中禅寺秋彦」

中禅寺が鳥口を知っていたのは、単に電話で中禅寺の妹の中禅寺敦子から鳥口の話を聞いていたからであった。
敦子は、先日鳥口や関口と共にバラバラ事件の聞き込みをした一人である。
そして玄関で、中禅寺の妻・千鶴子との会話から、訪ねてきたのが鳥口であることが分かったからというだけであった。
中禅寺は関口が単行本に載せる小説の順番を悩んで居る事も察しており、助言してあげた。
鳥口は中禅寺に聞いてもらいたい話があり訪ねてきており、早速本題を語り出す。
鳥口は、清野という人物から御筥様の信者リストを売りたいというタレコミがあり、情報を売る代わりに御筥様の記事を書いて欲しいと頼まれる。
清野は御筥様の信者の家族で、家族の信仰を止めさせるために何でも良いからカストリ雑誌でスキャンダルを取り上げて欲しかったのだ。
信者リストには歌手や政治家などの有名人の名前とそれぞれの喜捨(寄付・お布施のようなもの)の額が載っていた。
鳥口は御筥様についての記事を書くために御筥様を調べてみる事にした。
信者に紛れて取材しに行くと自分が信者でない事がバレてしまい、御筥様に何しに来たと怒鳴られてしまう。
鳥口はめげずに近隣の家を取材し、御筥様の主教「寺田兵衛」の幼馴染の風呂屋から話を聞くことが出来た。
寺田は宗教を開く前は「箱屋」をしていたという。箱屋とは木製や鉄製の箱を製造し販売する、箱販売店である。
元々寺田は宗教を開くようなタイプではなかったが、寺田はある時期を境に人格が変わってしまったのだと風呂屋は言う。
寺田の祖母は透視能力を持っていると噂されていて、その祖母の持ち物であった箱を風呂屋が預かっていた。
寺田が祖母の持ち物であった箱を開けると、そこには「魍魎」と書かれた紙が入っていた。
それから寺田はそこから言動がおかしくなって行き、宗教「穢れ封じ御筥様」を開き、心に囲いを作ると魍魎が湧くと信者達に説いてまわった。
御筥様ではお払いに金額は設定されておらず実質無料である。
しかし御筥様ではお金を不浄とし、富や財などの不浄を持つから不幸になるとされている。
そのため信者たちは自ら寺田に多額の金を渡し、寺田は穢れた金を清めるという名目で金を受け取っている。
信者たちは、不幸の元である財産を投げ打ってもまだ幸せになれないのなら、それはまだ自分に財産があるからと考えるようになっていき、最後には何もかもを手放し破産してしまう。
鳥口は御筥様こそバラバラ事件の犯人では無いかと考えている。
何故なら、現在行方不明でバラバラ事件の被害者になっている可能性があるとされる13人の少女の内7人が御筥様の信者で、バラバラ事件の被害者の一人で唯一素性の判明した少女の母親が御筥様の信者であった。
しかし関口は何故御筥様が殺人を犯すのかが分からないと言い、中禅寺もまた御筥様についての資料が足りないと言う。
すると、関口は御筥様の信者リストの中に久保竣公の名前を発見する。
鳥口は中禅寺の求める情報を探しに行き、関口は信者リストを書き写す作業をすることになった。

木場は監察医「里村紘市」を訪ねた。
木場はバラバラ事件の被害者の中に加菜子が居ないかと里村に尋ねる。
しかし、最初のバラバラ事件が起こった相模湖で発見された遺体以外は加菜子とは別の血液型の遺体である。
そして相模湖のバラバラ事件の際は加菜子は美馬坂近代医学研究所に入院していたため、現状加菜子はバラバラ事件の被害者ではない。
木場は美馬坂を怪しんでおり、もし美馬坂近代医学研究所の中に犯人が居るとしたら、犯行可能なのは美馬坂と技工士の甲田の二人しか居ない。

関口が鳥口と一緒に再び中禅寺を訪ねると、そこには榎木津が来ていた。
中禅寺・関口・榎木津の三人は学生時代からの知り合いである。
鳥口は中禅寺が知りたがっていた御筥様の情報を持ってきていた。
寺田の元に手袋をはめた男が訪ねてきて大量の箱を注文した事、御筥様の道場内には血の付いた鉄の箱が祭られている事を話す。
さらに御筥様の祈祷の声を録音した物を持ってきた。
話の中で、関口は柚木加菜子の友人の名前が楠木頼子であることを聞き驚く。
その名前が御筥様の信者のリストにあったのである。
関口の話を聞くと中禅寺は顔色を変え狼狽する。
丁度そこに木場が訪ねて来た。
木場は榎木津の幼馴染で、中禅寺とも知り合いである。
中禅寺は今の現状は大変よろしくないと言葉を濁し、木場は何がどうダメなのかと聞くが、中禅寺は明確には答えない。
来るべき時が来たら語る、しかしそれは今ではなく、また語ってはいけないことと判断すれば語らないと言う。

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魔法騎士レイアース(第二章)のネタバレ解説・考察まとめ

魔法騎士レイアース(マジックナイト・レイアース、Magic Knight Rayearth)とは、1993年11月から少女漫画雑誌「なかよし」にて連載が開始されたCLAMPによる漫画およびそれを原作としたアニメ作品。今回は第一章で主人公たち光・海・風が使命を果たした後、東京に戻ってきて再びセフィーロへ向かうところからの物語である第二章について紹介する。

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カードキャプターさくら クリアカード編(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

「カードキャプターさくら クリアカード編」とは、CLAMPによる漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。 中学に進学したさくらは、香港から帰国した小狼に再会した夜、フードを被った謎の人物と対峙する不思議な夢を見る。さくらが目を覚ますと夢の中に出てきた新たな封印の鍵を握りしめており、さくらカードは透明なカードに変化し魔力を失っていた。夢の鍵と透明なカードに導かれ、さくらの新たな物語が始まる。

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カードキャプターさくら(CCさくら)のネタバレ解説・考察まとめ

『カードキャプターさくら』は1990年代を代表する作品のひとつで、人気漫画家集団CLAMPによる漫画およびそれらを原作としたアニメ作品。強大な魔力を秘めた「クロウカード」の封印を解いてしまった小学生・木之本桜が、クロウカードの守護者・ケルベロスと協力しながら、クロウカード集めに奔走する。

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魔法騎士レイアース(第一章)のネタバレ解説・考察まとめ

魔法騎士レイアース(マジックナイト・レイアース、Magic Knight Rayearth)とは、1993年に連載が開始された漫画家集団CLAMPによる漫画およびそれを原作としたアニメ作品。舞台は主人公、光・海・風が召喚された異世界「セフィーロ」。そこで世界の柱であるエメロード姫を捕らえた神官ザガートを倒すため数々の試練をくぐり抜けていく物語である。今回は漫画版1(アニメ第一章)について紹介する。

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『カードキャプターさくら』原作漫画とアニメの違いまとめ

カードキャプターさくらは1996年に、月刊少女雑誌「なかよし」で連載された。小学4年生のさくらがカードキャプターとして、身の回りに起こる不思議な出来事を解決していく話だ。20年経った今でも根強い人気を誇る。連載から2016年には、続編であるクリアカード編の連載がスタート。クリアカード編を機に、漫画を買った者も多い。アニメしか見たことしかない者には、漫画を読むと異なる点が多くある。カードキャプターさくらの原作漫画とアニメでの違いを解説していく。

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