キングダム(KINGDOM)のネタバレ解説まとめ

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舞台は、中国戦国時代ーー
500年続く戦乱の中、「天下の大将軍」を目指す主人公の信と後の始皇帝となる秦王の嬴政(えいせい)が様々な苦難を乗り越え、仲間と共に中華統一を目指す物語である。
キングダムは、2006年から週刊ヤングジャンプにて連載中の作品。原作者である原泰久(はらやすひさ)にとって初めての連載漫画である。第17回手塚治虫文化賞にて漫画大賞を受賞するなど評価の高い作品だ。

あらすじ

動きだす運命の始まり

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紀元前245年、中華西方の国「秦」

戦争孤児である主人公の信と親友である漂(ひょう)は、下僕の身分でありながら、天下最強の大将軍になる夢を胸に、日々剣術修行に励んでいた。
ある日、二人は王官の大臣である昌文君(しょうぶんくん)と出会う。後日、二人の家を訪れた昌文君は、ある目的から漂に王官で働くことを命ずるのであった。実は、漂は若き秦王である嬴政(えいせい)に瓜二つの容姿であったため、影武者として迎え入れる狙いがあった。
信と漂の突然の別れ。「二人の行き着くところは同じだぞ」と王宮に行ってしまった漂と「すぐに追い抜いてやる」と見送る信。
その後、信は王宮内の混乱の噂を耳にする。漂の無事を願う信。そんな信は、思わぬ形で漂と再会をしてしまう。これを機に信の運命が大きく動き始めるのであった。

秦王政(せい)との出会い~王弟の乱

「この場所に行ってくれ」

親友漂(ひょう)からの遺言の場所に着いた信(しん)であったが、なんと、そこには亡くなったはずの漂の姿。しかし、漂によく似た人物は秦王である嬴政(えいせい)であった。親友が嬴政のために犠牲になったことを知った信は、最初こそ怒りをぶつけるものの行動をともにすることになる。その後合流した昌文君(しょうぶんくん)ら、そして、途中に出会う河了貂(かりょうてん)、楊端和(ようたんわ)らとともに、王弟・成蟜(せいきょう)の反乱を鎮圧する。

初陣(対魏国)

魏国との戦いが信の初陣となる。秦の戦況は不利であったが、伍(ご)のメンバーである羗瘣(きょうかい)らとともに奮闘する。激戦の中、突如として秦の怪鳥・王騎(おうき)が現れる。強さも怖さも推し量れないほどの存在である王騎に圧倒される信。「期待はずれ」と告げられ、怒りをあらわにするが、天下の大将軍とはどのような存在であるかを学び成長する。
魏国との戦果は、秦国の勝利。

嬴政(えいせい)の命を狙う者

信は、蠃政(えいせい)の命を狙う暗殺集団と対峙する。しかし、その集団の中には先の戦場で仲間であった羗廆(きょうかい)の姿が。信と羗瘣は戦うことになる。しかし羗瘣の目的は暗殺ではなく別のところにあり、羗廆から殺気が感じられることはなかった。そんな中、別の暗殺集団である号馬(ごうま)が現れ、信と羗瘣は共闘することになる。そこで見せた羗瘣の強さはとても人と呼べるものではなかった。羗瘣は常人にはない特異体質を持つ蚩尤(しゆう)の血族であったのである。
暗殺集団を退けた後、聞き出した首謀者の名前は、現丞相の呂不韋(りょふい)。しかし、今の力では裁くことができない籝政は耐えるしかなかった。
一方、河了貂(かりょうてん)は、この戦いをきっかけに軍師になることを決意する。その後、羗瘣のはからいにより軍師について学べることになったが、信のもとを離れ、向かう先は敵対する呂不韋陣営であった。

趙軍の侵攻~王騎の死

趙軍の侵攻により、秦は復帰した王騎(おうき)を大将に防衛軍を編成する。信はこの戦いで王騎より「飛信隊(ひしんたい)」という名をもらいうけ、特命であった趙将を討つことに成功する。その後、総大将の三大天・龐煖(ほうけん)が現れる。龐煖と王騎は因縁の関係にあり、一騎打ちに。総大将同士の戦いの中、突如として秦の背後から三大天・李牧(りぼく)率いる趙の援軍が来る。
秦軍にとって戦場は死地に。王騎をはじめ諦めない秦軍であったが、隙をつかれ王騎は龐煖に討たれてしまう。王騎は命尽きる直前に残された者に言葉を残し、信に愛用していた矛を託す。

秦趙の同盟~対魏国

呂不韋(りょふい)画策により趙国の李牧(りぼく)が秦に訪れる。なんと李牧は秦と趙の同盟を提案してきたのであった。同盟成立後、秦は山陽の奪取を目的とした魏国との戦いを始める。信はこの戦いで同じく三百人将である、玉鳳隊(ぎょくほうたい)の隊長・王賁(おうほん)と楽華隊(がっかたい)隊長の蒙恬(もうてん)と出会う。三隊は競いあいながら武功をあげる。秦の総大将は、老将軍・蒙驁(もうごう)。対して魏軍は、なんと元趙軍三大天の簾頗(れんぱ)に率いられていた。両国の激戦の中、ついに総大将同士の一騎打ちになる。蒙驁は六将と三大天の終わりを告げるものの、廉頗は聞き入れなかった。しかし、廉頗は信から王騎の最期を聞き、時代の流れを悟り敗北を認める。

飛信隊軍師・可了貂(かりょうてん)

復讐を果たすため、羌瘣(きょうかい)が一時離隊する。しかし、戦術は羌瘣が担っていたため、飛信隊(ひしんたい)は連戦連敗となったのであった。先の戦功で千人隊になったにもかかわらず一気に解散の危機に陥ってしまう。そんな時、河了貂(かりょうてん)が軍師として現れた。最初こそ、飛信隊のメンバーに不安視させれていたが、後の戦いで昌平君(しょうへいくん)の下で学んだ知識を活かし、軍師として飛信隊の危機を救ったのである。

合従軍(がっしょうぐん)との戦い

李牧(りぼく)の画策により、多国籍軍「合従軍(がっしょうぐん)」が侵攻してきた。たった一国で他国全部を迎え撃つことになった秦は、国門・函谷関での集中防衛に国の命運をかけることに。しかし、李牧の国都咸陽を陥落させるための策略に依然として事態は深刻であった。さらに、この非常事態に、呂不韋(りょふい)が怪しい動きをみせる。内外からの敵に対抗すべく、籝政(えいせい)はある決断をする。それは、最後の砦である蕞(さい)に自らが出陣すること、そして、王弟である成蟜(せいきょう)に留守を任せるというものであった。王弟・成蟜(せいきょう)は反乱鎮圧後に幽閉されていたが、依然権力があるため、呂不韋陣営から国を守れると判断したのである。

加冠の儀~膠毒(ろうあい)の乱

嬴政(えいせい)の加冠の儀の最中に、嫪毒(ろうあい)の反乱が始まる。実は、呂不韋(りょふい)が式典を阻止すべく画策したものであったが、嬴政もまた、予測し鎮圧軍の準備をしていた。加冠の儀が無事に終わり、戦場に向かうのは昌文君ともう一人。なんと、呂不韋四柱の一人、昌平君であった。戦場に向かうということは、呂不韋とたもとを分かつという意味である。反乱は激戦の末、鎮圧。同時に長きに渡った嬴政と呂不韋の政戦にも終止符が打たれたのであった。

中華統一への一歩

中華統一を目指すべく、最初に侵攻したところは魏国・衍氏城。秦の新たな戦略を他国に示した戦いをした。次の戦場は、趙国・黒羊丘である。趙軍戦は、元野盗団の統領であった桓騎(かんき)の指揮で戦うことになる。飛信隊とはまったく異なる性質をもつ桓騎(かんき)軍。複雑な地形の黒羊丘で戦いの火ぶたが切られる。

主要人物

信(しん)

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