輪虎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

輪虎(りんこ)とは『キングダム』に登場する武将で、趙国三大天の一人である廉頗(れんぱ)の側近の一人である。廉頗の側近は輪虎の他に介子坊(かいしぼう)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)といった名だたる将軍の顔ぶれとなっており、それらは「廉頗四天王」と呼ばれている。趙国の大将軍であった廉頗は、輪虎をはじめとする「廉頗四天王」と共に魏国へと亡命し、魏国へと進行してきた主人公の信(しん)達の居る秦国軍と激戦を繰り広げた。輪虎はその戦の中での山陽の戦いで、信との一騎打ちに敗れている。

輪虎のプロフィール・人物像

生年月日:不明
血液型:不明
年齢:30代
CV:櫻井孝宏
輪虎(りんこ)とは『キングダム』に登場する武将で、趙国三大天の一人である大将軍・廉頗(れんぱ)の側近の一人である。廉頗の側近は輪虎の他に介子坊(かいしぼう)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)といった名だたる将軍の顔ぶれとなっており、それらは「廉頗四天王」と呼ばれている。その中でも輪虎は、武力と知略に優れ、圧倒的な突破力と行動力を持っている。自ら「廉頗の剣」と称する。双剣を愛用する剣士である。また、その武力だけでなく、隠密活動を行って、敵の将軍や千人将を次々に暗殺する事もできる。出身は戦災孤児で、妹と共に戦災に見舞われた村落で廉頗に拾われ育ったという過去を持つ。秦国との戦の舞台であった、「山陽での戦い」での決戦では中央軍の指揮を任され、主人公で「飛信隊(ひしんたい)」の隊長である信(しん)と、「玉鳳隊 ( ぎょくほうたい )」の 王賁(おうほん)の2人の臨時千人将が襲いかかってきても、難なく立ち振る舞った。因みにこれらの二人の臨時千人将は本来三百人将であったが、輪虎による千人将暗殺が相次いだ事がきっかけて、千人将に格上げされたという経緯がある。「楽華隊(がくかたい)」の隊長・蒙恬(もうてん)を含め、物語中重要な若い3人が急成長するきっかけを作ったのが輪虎だったといえる。輪虎の事を知らない魏国の景湣王(けいびんおう)が「女子のよう」だと揶揄する程、華奢な印象が強く、初めて会った時の信も輪虎を子供だと思い込んでいた。輪虎は「山陽での戦い」での激戦で、主人公の信との一騎打ちの末敗れている。

輪虎の武器・技・戦術

双剣(輪虎の曲刀)

二刀流で、廉頗の飛槍という異名を持つ輪虎

二刀流で「廉頗の飛槍」という異名を持つ輪虎。かつては、秦国六大将軍である王騎(おうき)率いる王騎軍の鉄壁の守備をかいくぐり、王毅将軍に一太刀を浴びせたという武力の持ち主。二本の愛刀は輪虎のシンボルでもあり、輪虎を討ち取った主人公の信(しん)は、本来であれば将軍である輪虎の首を敵に晒し、敵の戦意を奪う所だが、それをせず、代わりに輪虎の愛刀を1本奪う事で、輪虎を討ち取った証とした。信はその剣を持って秦軍本陣を襲っていた廉頗の元に駆けつけ、これを投げつけることで、廉頗側近である輪虎を討ち取った証拠とした。

冷静な知謀と武力だけでなく、隠密行動で戦局を有利に

竹簡にリストアップされた秦国千人将達の名前を確認する輪虎

圧倒的な個の突破力と冷静な判断力で魏国中央軍を任される輪虎だが、戦況を確実に有利にするためには隠密行動を行う。秦国との「山陽の戦い」では、大軍同士の合戦の前に、夜間に秦国千人将や将軍を多数暗殺し、秦国軍を混乱に陥れた。これらの隠密行動により、打撃を受けた秦国軍は飛信隊の隊長・信(しん)、玉鳳隊 ( ぎょくほうたい )の隊長・王賁(おうほん)、楽華隊(がくかたい)隊長・蒙恬(もうてん)を、臨時の千人将に格上げし、物語中重要な若い三人が急成長するきっかけとなった。

輪虎の来歴・活躍

戦争孤児であった輪虎

妹と共に戦災に見舞われて、倒れている所を大将軍・廉頗(れんぱ)に拾われた

戦災に見舞われ、焼け跡となった小さな集落で飢え死にする瞬間を待つ兄(輪虎)と妹の前に、大将軍・廉頗(れんぱ)が偶然通りかかり、まだ息の合った輪虎に声をかけた。輪虎は妹も救ってもらうよう頼んだが、妹はその時すでに息がなかったため、輪虎のみが生き残る事になった。偶然廉頗に救われた事から、後の輪虎は常に「天の計らい」という事を意識している。将軍になるのも「天の計らい」が必要だと、主人公の信が輪虎と最初に対峙した時に語っている。輪虎は廉頗に拾われ趙国で働きながら、武道の修練の様子をこっそり観察しては一人でその真似をしていた。もともと剣士の才能があった事もあり、武道をしていたものたちに絡まれても、その全てを返り討ちにしてしまった。輪虎の力の噂は廉頗の側近頭で、道場の館長をしていた介子坊(かいしぼう)に届き、直々に介子坊と手合わせする事になった。介子坊は廉頗四天王の一人で、もっとも武力と突破力に優れる、巨漢な将軍である。輪虎は介子坊相手に全くひるむ様子もなく攻めたが、子供だった事もあり介子坊を倒すほどの力はまだなく敗北してしまう。しかし、その才能を認められ、介子坊の推薦で廉頗の屋敷で住み込む事になった。そこで廉頗が輪虎を拾った時に同行していた、廉頗の恩師でもある大軍略家・玄峰に鍛えられ、将軍へのみちを歩む事になる。輪虎は常に自分の力量を見誤る事はなく、正確に判断し戦局を有利に動かしていくが、その力は玄峰によって鍛えらえたものである。

王騎(おうき)軍を突破し、王毅将軍へ一太刀を浴びせる程の武力の持ち主

王騎将軍へ一太刀を浴びせた輪虎

輪虎は誰もが恐れるほどの突破力で数々の武功を上げている。その中でも一番の逸話は、秦国六大将軍の時代に「鉄壁」と称されていた、王毅大将軍が率いる何重にも張り巡らされた王騎軍の防壁を崩して、王騎に一太刀を浴びせる事に成功した事である。王騎とやりあうのは押しつぶされるほどの重圧を浴びせられると廉頗自身が述べているが、王騎に一太刀を浴びせた功績により「輪虎は誰にも止められない」と廉頗が認める右腕となった。後に輪虎は廉頗から、「廉頗の飛槍」と表現されるようになる。この事について後に信から「さすがに王騎将軍に一太刀浴びせただけあるな」と言われたときに輪虎は、「その事はあまり茶化して欲しくない」と述べている。

将軍であるが、華奢で童顔

主人公の信と対峙した時に三百人を率いてたため、信と同じ三百人将か?と問われたときに、輪虎は自らを「歴とした将軍だ」と称した

輪虎の事をよく知らない魏国の景湣王(けいびんおう)が「あの女子のような少年」だと揶揄する程、輪虎は華奢な印象が強い。しかしその事について廉頗は、「見た目でしか人を判断できない大王にこの儂が教えてやろう」といい、輪虎がかつて王毅将軍へ一太刀を浴びせた話を聞かせる。初めて会った時の主人公の信(しん)も輪虎を子供だと思い込んでいた。信と対峙した時に輪虎は三百人を率いてたため、信と同じ三百人将なのか?と問われたときに、輪虎は自らを「歴とした将軍だ」「こう見えても30代なんだけどなぁ」と称した。この時隠密作戦に際し、輪虎は廉頗大将軍より、「3000人を出そう」と言われたが、輪虎は「三百人隊で十分だ」と言い暗殺任務を引き受けていた。廉頗はこの輪虎の進言についても景湣王に疑問を投げかけられたときに、「この廉頗が放った槍が軽いと申すか」「輪虎は決して己の力量を見誤ったはしない。あやつが300で大丈夫といえば300で大丈夫だ」と言い、輪虎に対して全面の信頼を置いている事を示している。

秦国の若手千人将達との戦い

秦国千人将、玉鳳隊・王賁との戦い

魏国へと進行してきた大将軍・蒙驁(もうごう)率いる秦国軍との「山陽の戦い」において、魏国軍と秦国軍は中央と両翼の三軍に分けた戦いとなった。両翼の戦いは膠着し、中央軍の攻防が戦局を左右する重要な場所となった。輪虎はその中央軍を率いていた。秦国軍が「廉頗の飛槍」と呼ばれ圧倒的な突破力を持っていた輪虎の首を取るためには、まずその輪虎軍の精鋭私兵700名を突破する必要があった。そこで秦国軍で急造された千人隊三隊、楽華隊(がくかたい)・玉鳳隊(ぎょくほうたい)・飛信隊(ひしんたい)が輪虎を打つために共同作戦に打って出た。蒙恬(もうてん)率いる楽華隊が潰れ役となり、輪虎の本陣の主力である輪虎兵が削ぎ取られ、戦力を引き付けられた。その間を王賁(おうほん)率いる玉鳳隊と、信率いる飛信隊の二隊が突破し輪虎本陣を急襲した。輪虎対王賁・信の二対一での戦いとなったが、秦軍の若手の中では群を抜く武力の持ち主である王賁と信だったが輪虎は歴戦の戦を潜り抜けてきた武力で対抗。ニ対一にも関わらず戦いの主導権は輪虎にあった。信にも王賁にも深手を負わせ、その場を撤退する事に成功したが、最後の最後で信によって、輪虎は指を切り落とされてしまった。この出来事は、登場からここまで、常に冷静な戦運びで百戦錬磨として描かれてきた輪虎が初めて深傷を負う事態となった。

激闘の末、信に破れる

激闘の末、信に破れた輪虎

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王賁(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

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王賁(おうほん)は、『キングダム』に登場する秦国の武将で、幼少期から軍事教育を受けたエリートのみで構成される、玉鳳隊の隊長である。また、王賁は長年槍使いとして鍛錬を重ねてきた、槍使いの達人でもある。秦国大将軍・蒙驁(もうごう)の右腕的な副将である王翦(おうせん)将軍を父に持つ。秦国六大将軍・王騎(おうき)も属する王一族の本家筋の出である。自身の出自に誇りが強く、下人の出である主人公の信(しん)の事を見下している事が多いが、信と楽華隊隊長・蒙恬の同世代の武人と互いに競い合って成長している。

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陽(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

陽(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

陽(よう)とは『キングダム』に登場する秦国の宮女であり、秦国大王・嬴政の正妻・向の親友である。武家の出身であるため、宮女であるにも関わらず国内外の戦争情勢については、大王の正妻である向より詳しい。向が嬴政の正妻となる前から向の事を支え続け、向が嬴政の子を身篭った時には自分の事のように喜んだ。向が剣で重傷を負わされ際には、自らの処罰を顧みず嬴政に向の治療を直談談判に訪れ、向の命を救っている。また、向と向と嬴政の娘である麗の命を狙った反乱軍から自らが盾となって2人を逃すなど、強い行動力を持っている。

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キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

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カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネは『キングダム』に登場する、趙国軍総司令・李牧(りぼく)の側近の女剣士である。騎馬術や剣術を得意とし、李牧の護衛も務めている。李牧には全幅の信頼を寄せ尊敬している。秦国との戦の時に、飛信隊軍師・河了貂(かりょうてん)が戦場を見学している際に、カイネと偶然出会い親しくなった。その後、河了貂とは敵同士として闘う事もあったが、以後も気にかけており、たびたび仲間に引き入れようと誘う。カイネと同じく李牧の配下である傳抵(ふてい)に将来の嫁と呼ばれている。

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蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(もうき)は『キングダム』に登場する秦国の若き軍師である。祖父は秦国大将軍である蒙豪、父は中華最強を自負する秦国将軍の蒙武、兄は物語の主人公・信と共に切磋琢磨して己の実力で将軍となった蒙恬というエリート軍人一家の出身。突出した武の力を誇るもそれに任せた戦法を取ることが多い蒙武を、知略の面で支えたいと考えて軍師を目指し、秦国軍総司令・昌平君の軍師学校の門を叩く。信と生活を共にする少女・河了貂とは軍師学校の同期で、特別軍師認可を受けている彼女と軍略囲碁でまともに戦えるのは蒙毅だけである。

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王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(おうせん)とは『キングダム』に登場するキャラクターで、秦の筆頭将軍「白老(はくろう)」蒙驁(もうごう)の副将である。常に兜をつけており素顔は謎に包まれている。非常に高い戦術眼を持ち、知略を用いて戦う。また非常に慎重な人物でもあり、勝てる戦以外はしない主義である。非常に優れた武将であるが「自分が王になる」という強い野心を持っており、その危険な思想を秦国から警戒されている。王翦(おうせん)は、キングダムの主人公信(しん)のライバルである王賁(おうほん)の父親である。

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