騰(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

騰(とう)とは、『キングダム』に登場する武将である。主人公である信(しん)の恩師「王毅(おうき)将軍」に仕える副官である。秦の「六大将軍」である王毅の副官として仕えていたが、王毅亡き後は「元王毅軍」の将軍として活躍している。「王毅将軍」の隠し球と呼ばれ、力量では王毅に匹敵する力を持ち、高速で騎乗から剣を振り回して、大量の歩兵をなぎ倒す実力者である。物語の序盤から登場し、勇猛な一面とお茶目なキャラクターの両面を併せ持つのが魅力。

騰のプロフィール・人物像

出典: kingdom-anime.com

生年月日:不明
血液型:不明
年齢:不明
CV:加藤亮夫
演:要潤

経験値 : A/武力 : 96/指揮力 : 92/知力 : 94/マジカル※ : ファルファル

※パーソナル項目 → それぞれの人物固有の特記事項

騰(とう)とは、『キングダム』の登場人物で、主人公である信の恩師「王毅将軍」に仕える副官である。「王毅将軍」の隠し球と呼ばれ、力量では王毅に匹敵する力を持ち、高速で騎乗から剣を振り回して、大量の歩兵をなぎ倒す実力者である。物語の序盤から登場し、勇猛な一面とお茶目なキャラクターの両面を併せ持つのが魅力。王騎の傍らに騰が立つシーンが多いため、天下の大将軍に物おじしないキャラクターでもある。鼻が高くてまつ毛も長く、横にのびた口髭がクルッとカールしていて、どこか西洋人を思わせるような顔付が印象。王騎に仕え、まるでイエスマンのようなキャラクターの印象が強く、どんな事にも動じず「ハ!殿のおっしゃる通りです」と答える。王騎が打たれ死の直前に声をかけられた時でも、素直に敬礼し感情を表に出さなかった。その時に王毅直々に「本来、あなたの実力は私に見劣りしません」と言われており、実際将軍となるに相応の高い力量を持っている。普段はポーカーフェイスだが、「馬陽の戦い」で王毅が討たれた際には血相を変えて戦うなど気迫の変化が見え、王毅から最期の言葉を受け取る時には敬礼で握る手に感情がこもって流血しているなど、情け深い人物であると推測される。王毅軍の中では最も古参である。「魏」の将軍呉鳳明は、謄の事を「全く隙が無い人物だ」と非常に高く評価している。キングダム の公式ガイドブックによると、騰は武力だけでなく、指揮力と知力に優れる、むしろ知略型の将軍という解釈が適切そうだ。体格は大きく、平均的な体格だと思われる主人公の「信」と比べるとかなり大柄であることがわかる。王毅と並ぶとほぼ同じサイズのため、王毅並みの大男だという事がわかる。王毅の後継者、高速でファルファルと音を奏でる剣等、ストイックなシーン印象的だが、物語の全般で総じてお茶目キャラという印象が強い。信が王毅に修行を付けてもらうために、王毅の城を訪れた際にも、騰は門番として登場し、開門したと思ったら信の顔を見てユーモアですぐに閉門してしまう等コミカルな動きをする。初登場シーンも王騎の命令をそのまま部下に振ろうとして、王騎に怒られる、茶目っ気のある登場だ。時には王騎の物まねをして蒙武(もうぶ)をおちょくったり、亡くなった同胞を思って弔いの言葉を言うシーンでも、まだ死亡していない将の名前を言ってボケる一面も見せる。強さだけでなくユーモアと愛嬌を持ち合わせている。

騰の武器・技・戦術

騰は剣術を得意としており、戦場では円を描くように剣を振り回しながら馬で駆け抜け、敵兵ごと敵陣を切り裂いていく。騰に剣術を指南した師によれば、この回転運動により刃の鋭さを増大させており、極めればあらゆるものを斬り捨てることが可能になるという。
剣は騎馬の上で使うにはリーチの短い武器ではあるが、臨武君との一騎打ちでは間合いの差を覆して勝利を収めており、相当な技量であることがうかがえる。
これを振り回す際には「ファルファル」という独特の効果音を発しており、ファンの間で“ファルファルおじさん”との異名で呼ばれる所以ともなっている。

王騎譲りの指揮能力

もともと王騎の副官だった騰は、秦国が誇る六代将軍の一人であった彼が「自分に劣らぬ将」と認めるほどの力を持っていた。王騎の死後、彼の軍を引き継いだ騰は、いよいよその類稀な才能を発揮して戦場に名を轟かせていく。
受け継いで間もない王騎の軍を、これほどスムーズに動かせるということは、王騎の生前と死後で指揮系統がほとんど変わっていないということであり、文字通り「武将として騰が王騎に匹敵する力量を持っている」ことの証拠でもある。王騎の見立ては正しかったといえる。

騰の来歴・活躍

6歳の頃に師匠の元で剣技術を習う

キングダム のスピンオフとして、幼き時代の騰を描いた「ファルファル伝説」という外伝がある。その外伝中で幼少期の騰が描かれ、当時の師匠に教わった「螺旋」からの騰の得意技であるファルファル剣の誕生までを知ることができる。騰へ修行をつける際に師匠が「ファルファル」を解説する際にオナラの音を混ぜているとコメントしたり、幼少期からコミカルな一面を見せていたことが窺える内容だ。騰の過去等を綴ったエピーソードは多く語られていないが、過去の回想シーンでは謄が6歳の頃のエピソードが描かれていて、鍛えてくれた師匠が過去に居た事が明かされている。 その師匠は「螺旋」という剣技を謄に教えているので、螺旋を使いこなすことで、謄は戦場でファルファル剣で大活躍出来る強さを身に着けていった。 「ファルファル」と共に螺旋を描く騰の剣技の秘密は、剣を持つ手の小指にあると言われている。剣の柄を持つ小指が剣を細かく動かし、目に見えない程の回転運動で螺旋を生み出す。この螺旋が回転を続け、さらに大きな円を描く。この動作を操り、斬れないものも斬れる。これを動かし続ければ常に無敵ということになっている。騰の師匠によると、この螺旋を極めると「ファルファル」という音になるそうだ。そしてこれを「ファルファル道」と名付けている。騰には最高のファルファル音色を見つけて欲しいとコメントしている。

王毅将軍の下での活躍

騰の初登場は物語の序盤である成蟜(せいきょう)の反乱シーンから登場している。王毅が健在ときは傍にいるだけの事が多い印象が強いが、王毅亡き後に存在感を増していく。王毅の側にいるだけあって、武力は相当なものだが、力量だけでなく知力にも優れ、王毅から具体的な指示がなくても、「ハ!」と一言だけ答えるだけで、王毅の目的を達成できてしまう。冷静に戦況を見定め、適切な対応を行うことが出来る。騰は「馬陽の戦い」で見せた、敵大軍に特攻すると見せかけて陽動をし混乱させるような策略も見せる知略型の戦略を取る時と、王毅に致命傷を与えた龐煖(ほうけん)からの一撃から王毅の身を守る肉弾戦での防御力も兼ね揃える。

王毅軍の後継としての活躍

キングダムに登場する将軍の例に漏れず、自分が隊の最前列に立って圧倒的な武力で突破する。騰の戦闘シーンで印象的なのは、王毅が討たれた「馬陽の戦い」でも見せた、騎乗から敵を円を描く剣技で高速に切りまくるシーン。王毅もそうだが、蒙武(もうぶ)将軍や廉頗(れんぱ)将軍のように、パワフルに敵を吹っ飛ばす戦い方を描かれる将軍が多い中、華麗にファルファルと音を奏でて斬り回る騰の戦闘シーンはキングダムの作中では他には見られない独特なものとなっている。アニメでは「シュンシュン」と音を出して進むが、原作では音が「ファルファル」と表現されているため、「ファルファル剣」とも呼ばれる。原作中では「フェル」だったり「フォル」や「フォル」等のバリエーションが存在する。「合従軍」との戦いの際には、騰はその卓越した武力を発揮して単騎で敵将「楚」の将軍臨武君(りんぶくん)の下までたどり着く離れ業を見せている。騰は数々の修羅場をくぐり抜けてきた臨武君を、圧倒的な力で倒してしまう。

人望も厚い騰

伝説的将軍・王毅亡き後、秦が戦いを続ける事ができたのは、実力と人望を共に備えた騰が難なく王毅軍を受け継いだことも大きい。謄は人の才能を見抜く力も高く、自分の後を追っている若き才能を持つ将達の実力を見抜き、彼らの成長に繋がるような役割を与える。合従軍との戦いの際に秦の強化目的で、若手の「信」・「王賁」(おうほん)らの策を起用し主攻を任せ若手にチャンスを与える等、人材育成の才も持っている。信が将軍になるかもしれないというシーンでは、冷静に状況を見定めて、将軍にせずに一旦将軍の副官ともいえる五千人将に付かせる選択をする。その後も謄将軍に付いていく配下の部下も謄の武勇で士気が上がり強さを増す。著雍戦の活躍やその他での活躍が認められ、秦国二人目の大将軍にに任命される。そんな騰だからこそ「キングダムのキャラで上司にするなら誰が良い?ランキング」では5位にランクインする。著雍戦やその他の活躍を得て、秦国二人目の大将軍として君臨する。

騰の関連人物・キャラクター

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輪虎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

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輪虎(りんこ)とは『キングダム』に登場する武将で、趙国三大天の一人である廉頗(れんぱ)の側近の一人である。廉頗の側近は輪虎の他に介子坊(かいしぼう)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)といった名だたる将軍の顔ぶれとなっており、それらは「廉頗四天王」と呼ばれている。趙国の大将軍であった廉頗は、輪虎をはじめとする「廉頗四天王」と共に魏国へと亡命し、魏国へと進行してきた主人公の信(しん)達の居る秦国軍と激戦を繰り広げた。輪虎はその戦の中での山陽の戦いで、信との一騎打ちに敗れている。

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キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

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カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネは『キングダム』に登場する、趙国軍総司令・李牧(りぼく)の側近の女剣士である。騎馬術や剣術を得意とし、李牧の護衛も務めている。李牧には全幅の信頼を寄せ尊敬している。秦国との戦の時に、飛信隊軍師・河了貂(かりょうてん)が戦場を見学している際に、カイネと偶然出会い親しくなった。その後、河了貂とは敵同士として闘う事もあったが、以後も気にかけており、たびたび仲間に引き入れようと誘う。カイネと同じく李牧の配下である傳抵(ふてい)に将来の嫁と呼ばれている。

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蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(もうき)は『キングダム』に登場する秦国の若き軍師である。祖父は秦国大将軍である蒙豪、父は中華最強を自負する秦国将軍の蒙武、兄は物語の主人公・信と共に切磋琢磨して己の実力で将軍となった蒙恬というエリート軍人一家の出身。突出した武の力を誇るもそれに任せた戦法を取ることが多い蒙武を、知略の面で支えたいと考えて軍師を目指し、秦国軍総司令・昌平君の軍師学校の門を叩く。信と生活を共にする少女・河了貂とは軍師学校の同期で、特別軍師認可を受けている彼女と軍略囲碁でまともに戦えるのは蒙毅だけである。

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王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(おうせん)とは『キングダム』に登場するキャラクターで、秦の筆頭将軍「白老(はくろう)」蒙驁(もうごう)の副将である。常に兜をつけており素顔は謎に包まれている。非常に高い戦術眼を持ち、知略を用いて戦う。また非常に慎重な人物でもあり、勝てる戦以外はしない主義である。非常に優れた武将であるが「自分が王になる」という強い野心を持っており、その危険な思想を秦国から警戒されている。王翦(おうせん)は、キングダムの主人公信(しん)のライバルである王賁(おうほん)の父親である。

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