尾平(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

尾平(びへい)とは、漫画『キングダム』に登場する主人公の信が率いる飛信隊の一員である。信と同じ城戸村の出身であり、故郷には東美という婚約者がいる。弟の尾到とともに飛信隊の伍長を務めている。普段はお調子者で隊のムードメーカー担当だが、戦になると弱気で逃げ腰のため仲間に助けられる場面が多い。しかし時には身を挺して仲間を守ろうとする熱い場面も多くあり、みんなから愛される人物である。また飛信隊の中では最古参メンバーであり、隊長である信からの信頼も厚い。

戦場となった村から紫水晶の腕輪を盗んだことで飛信隊から追放される。

尾平は黒羊丘(こくようきゅう)の戦いでは一時的に桓騎(かんき)軍に所属していた。桓騎軍は元野盗の集まりで降伏した城や村からの略奪や住民への暴行、虐殺を常に行っていた。飛信隊ではこれらの行為は御法度であり尾平も最初は強い抵抗があった。しかしある時、略奪品の紫水晶の腕輪を半ば強制的に貰ってしまい、それが発覚。信に責められた時に「これくらいいいだろう」と開き直ってしまったことで、信に飛信隊を追放された。その後、信の愚痴を言いながらいじけていた尾平であったが、信の悪口を言っていた桓騎軍雷土一家の岩迅(がんじん)に対し殴りかかっていくのである。重傷を負った尾平を後に飛信隊所属となる桓騎軍那貴(なき)が助け、飛信隊の宿営地に連れて行く。天幕の中で信の想いを聞き、飛信隊で一緒に戦いたいという思いを伝え、再度飛信隊への復帰を許可された。またこの一連のやりとりを天幕の外で聞いていた他の隊員達も信の想いに共感し、一層飛信隊の結束が強くなったのである。

鄴攻め

朱海平原の戦いにおいて信が趙将岳嬰を討ち取った場面

鄴(ぎょう)攻めは秦国が趙国を滅ぼすための足がかりとして、趙王都邯鄲(かんたん)の喉元である鄴を攻略する戦いである。趙国の命運を握る戦いであったため、攻める秦国も守る趙国も大規模な戦となった。飛信隊もこの鄴攻めの前に新たな徴兵と練兵を行い、規模を拡大してこの戦に臨んでいた。
秦国は鄴攻めのための拠点にするべく趙の城列尾(れっぴ)を落としたのである。この時、飛信隊では今回新たに徴兵された隊員達が、戦の雰囲気にのまれ次々と討ち取られていった。その日の夜営では、落ち込む新兵達に対し、持ち前のお調子者キャラで場を和ませる。そして信の武勇伝を話して新兵だけではなく他の隊員達の士気を取り戻したのである。
最終盤の朱海平原(しゅかいへいげん)の戦いでは、信が趙将岳嬰(がくえい)を王騎の矛で一刀両断し討ち取った。その時尾平は、「今のは本当に…大将軍の一撃だった!」と言い、初陣からずっと共に戦ってきた信の成長を感じ涙するのである。その後、信が龐煖を討ち取ったことで朱海平原の戦いは秦国側の勝利となり、そのままの勢いで鄴を攻め落とすことに成功した。

信将軍昇格

信が将軍に任命され、喜びが爆発

鄴攻めにおいて趙三大天の龐煖を討ち取ったことなどを評価され、ついに信は将軍に任命。尾平も古参メンバーの田有や田永などとともに喜びを爆発させた。信が将軍になったことで飛信隊の規模も1万5千人となり、これまで什長だった尾平もついに百人将に昇進することになったのである。

尾平の関連人物・キャラクター

信(しん)

本作の主人公。少年時代は下僕として過ごし、共に下僕であった漂とともにいつの日か天下の大将軍になりたいという夢を抱くようになった。王弟反乱の際に信に想いを託し漂は亡くなり、漂から渡された地図により信は王宮から逃れた秦王贏政と出会い、山界の王楊端和とともに反乱勢力の鎮圧に成功。贏政は再び玉座に戻ることに成功した。ここから信も漂と目指した天下の大将軍になるべく戦に参加することを決意するのである。
甘蛇平原の戦いに歩兵として参加した。後の飛信隊メンバーである羌廆、尾平、尾到、澤圭とともに伍を結成したが、実力が抜きん出ていたため途中から騎馬し、縛虎申百人将とともに魏軍副将の宮元を討ち勝利に大きく貢献した。この戦いで信は百人将に昇格することになる。
飛信隊としての初戦は馬陽防衛戦で、秦軍大将王騎の直属の特殊部隊となり趙将馮忌を討ち取ることに成功。この戦いで三百人将に昇格した。しかしこの戦いで尊敬する対象であった元秦六大将軍の王騎が龐煖から致命傷を受け戦場で命を落とす。信は死の間際王騎から自らの矛を託されるのである。
山陽平定戦では元趙三大天の廉頗(れんぱ)の右腕で、秦側の将軍を多数討ち取った輪虎(りんこ)を激戦の末に撃破。廉頗の右腕を討ち取った功績は大きく一気に千人将まで昇格した。天下の大将軍になるという漂との夢を叶えるため戦に臨んできた信だったが、この頃から秦王贏政が掲げる中華統一に大きく共感するようになっていくのである。
5カ国が同盟を組み秦国に攻めてきた合従軍襲来では、数々の死地を乗り越え、後半では趙三大天の龐煖と一騎討ちをし撃退する。数々の功績が評価され三千人将に昇格した。この戦いでは信と同じ本能型の武将で、その極みと言われた秦の大将軍麃公が龐煖により討ち取られた。
著雍(ちょうよう)の戦いでは、魏国の元魏火龍の一人である霊鳳(れいほう)を討ち、信は五千人将に昇格した。
本格的に中華統一に乗り出した秦国が最初の山場と位置づけていた趙国の鄴へ侵攻する。この戦いでついに龐煖との一騎討ちの末、信が王騎の矛を使い討ち取った。古くは秦六代将軍摎(きょう)や王騎、麃公といった数々の大将軍を討ち取られ、秦にとって宿敵であった龐煖を討った功績は大きく、信は遂に将軍に任命されることになった。

羌廆(きょうかい)

姜廆は飛信隊の副長を務める人物である。元々は伝説の暗殺集団蚩尤(しゆう)の後継者候補だった。蚩尤は代々一人の女性のみが受け継ぐことができ、祭(さい)という後継者候補同士の殺し合いで生き残った一人にのみ与えられる。姜廆もその実力が認められ、祭に参加する予定だったが、姉のように慕っていた象(しょう)に眠らされ、目覚めたときには祭は終わっていた。この年の祭は、姜廆と象の実力が抜き出ており、どちらかが蚩尤になるだろうと言われていた。一人祭に参加した象は、結託した他の候補者から狙われ命を落とすことになる。祭では他の者と結託して戦うことは禁止されている。しかし象の実力があまりにも抜け出ていたため黙認されたのだ。そして結託して象を殺し、最後に残って蚩尤の称号を得たのが幽連(ゆうれん)であると知り、姜廆は象の仇をとるため復讐の道を歩むことになる。甘蛇平原の戦いで信達と出会う。姜廆は仇である幽連の情報収集のために戦に参加していた。この頃は無愛想で、信達とは一定の距離をおいていたが、尾平が敵に囲まれ絶体絶命の状態に陥ると、巫舞(みぶ)と呼ばれる蚩尤に伝わる剣技により助ける場面もあった。この後から飛信隊と行動を共にし始める。
山陽の戦いの後、区切りをつけるため一人幽連を探す旅に出るのである。信から「用が済んだら必ず戻ってこい。」と言われ、飛信隊の見送りを受け旅立つのである。
趙に幽連の根城があることを突き止めた姜廆は一人で向かっていく。幽連が用意した巫舞使い達が次々と姜廆に襲いかかるが、ことごとくこれを撃破。そしてついに幽連との一騎討ちが始まる。しかし幽連の力は強大で次第に姜廆は追い詰められていく。意識が朦朧としていくなか、飛信隊のことが頭に浮かぶ。そして仲間達への想いを力に秘技の域に到達し、幽連を討ち取るのであった。その後、姜廆は約1年ぶりに飛信隊に復帰した。そこからは飛信隊の副長として五千人の兵を率いている。圧倒的な武力と突破力に加え軍略家の一面を併せ持つ姜廆は、飛信隊にとってなくてはならない存在である。
また姜廆にとって尾平の存在はとても大きいと言える。山陽の戦いにおいて、全員が男だと思っていた姜廆が女であると発覚した時には、女が戦場にいることを面白く思わない者も多かった。しかし尾平は、「姜廆の強さに比べれば屁みてぇなオレらだが、みんなでっ…少しずつ姜廆を守っていってやんなきゃならねぇんだ」と言い、みんなの心を一つにするのである。これには女が戦場にいることに強い反発をする田永(でんえい)も「尾平のくせにたまにはまともなこと言いやがる。」と納得していた。これはもちろん姜廆の武力が認められている部分も大きいが、飛信隊の古参であり、みんなからの信頼を得ている尾平だからこそ出来たことである。

河了貂(かりょうてん)

河了貂は飛信隊の軍師を務める人物である。元々は黒卑村(こくひむら)に住んでいた梟鳴(きゅうめい)族の末裔である。初登場は王弟反乱により黒卑村に逃れた贏政(えいせい)に対し、抜け道を教えるから報酬をよこせという場面だった。そこから贏政の王弟反乱鎮圧に力を貸すため信と共に同行することになった。王弟反乱鎮圧後は、贏政の教育係である昌文君(しょうぶんくん)の用意した家で信と同居を始める。しかし信は天下の大将軍になるという夢のため戦場へ向かい、同時期に同じ女性でありながら圧倒的な武力を持つ姜廆と出会うことで、自分がおいてけぼりにされていると思い始める。自分もみんなの役に立ちたいという思いから河了貂は軍師を志すことを決意する。姜廆の紹介状もあり、河了貂は秦国軍総司令である昌平君の元で学ぶことになる。着々と兵法を学びついには軍略将棋で対等に戦える者がいなくなるほどの頭角をあらわす。特別軍師許可が下りた河了貂は、飛信隊に合流する。この頃信は千人将に昇格し、飛信隊は独立遊軍の千人部隊として戦に明け暮れていた。しかし参謀役であった姜廆が一時離脱したことにより、戦術面で大きな欠陥を抱えていた。飛信隊は連戦連敗続きで、信は千人将剥奪の危機に直面していたのである。そんな中合流した河了貂も信達から、学校で培った知識はまだ実践では役に立たないと言われるが、河了貂の初陣となったこの戦で、見事に魏国軍師の中で八本の指に入る氷鬼(ひょうき)の策を見破り、撃破することに成功するのである。捕らえられた氷鬼は河了貂の策を、「たまたま飛信隊が高い戦闘能力をもっていたから成功した。」と評したのに対し、「お前は知恵比べでこいつに負けたんだよ。飛信隊軍師の河了貂になぁ!この名前よぉく頭にたたきこんどけ」という信の言葉で、河了貂は正式に飛信隊軍師として招き入れられることになる。その後の戦でも大いに活躍することとなるが、戦場の前線に出すぎる場面が多く目立ち、致命傷を負うことも度々ある。著雍の戦いでは魏軍の荀草(じゅんそう)に連れ去られてしまう場面もあった。河了貂の状況分析能力や状況判断能力は極めて高く、飛信隊の功績に大きく影響を与えている。
そんな河了貂だが、尾平への信頼は厚く、戦場に女がいることが珍しい時代にあって、女であっても仲間だと認めてくれる尾平は、河了貂にとっては重要な存在であると言える。万極軍と飛信隊での戦いでは、激しい砂煙の中で指揮も届かず、次々と飛信隊は討ち取られていく。河了貂は自ら砂煙の中に突入し、攻撃の拠点をを作るのである。そしてその重要な拠点の守備を尾平に任せる場面もあった。

尾到(びとう)

尾到は信と同じ城戸村の出身で、尾平の弟に当たる人物。兄の尾平と違い冷静で物静かな資格だ。信がまだ下僕の時からの知り合いで、当初は信の「天下の大将軍になる」という夢を馬鹿にしていた。甘蛇平原の戦いに向かう道中で信と再会する。信とは約3ヶ月会っていなかったが、この間に信が大きく成長していることを感じ取った。甘蛇平原の戦いでは、信や兄の尾平と同じ伍となり共に戦うこととなった。この戦いでの信の活躍を目の当たりにし、尾兄弟は信を天下の大将軍にさせたいと思うようになるのである。
その後飛信隊の初陣では伍長として参戦した。しかし開戦から2日目の夜に龐煖の夜襲と万極の追撃に遭い、尾到は致命傷を負いながらも気絶した信を背負い、兄尾平とともに暗闇の山中を追撃から逃れながら進むのである。この時尾兄弟には自分たちを犠牲にしても信を守り抜くという強い信念があった。血の跡を追ってくる万極軍に対し、追撃を振り切れないと判断した尾平は自らが囮になることで二人を逃がそうとし、一人万極軍に向かって行く。出血多量でいつ倒れてもおかしくない尾到でしたが、なんとか万極軍を振り切ることに成功したのである。信が目覚めたとき尾到と共に横たわっていた。尾到は「大勢の仲間の思いを乗せて天下の大将軍にかけ上がるんだ」と信に言い残し眠りにつき、二度と目覚めることはなかった。次の日、信が息絶えた尾到を背負い飛信隊に帰還する。そこには万極軍の追撃から逃れた兄尾平の姿もあった。尾到の死に泣く隊員に対し尾平は「泣くな、こいつは立派に役目をやり遂げた。笑って見送ってやるんだ」と言い別れを告げるのであった。尾到がいなければ信は万極に討ち取られていた可能性が高かっただけに極めて重要な働きをした人物だと言える。また弟の想いは兄尾平に受け継がれていくのである。

東美(とうび)

東美は尾平の婚約者である。信や尾平と同じ城戸村の出身。初登場は趙国の侵攻に対し緊急徴兵された尾平が、村の男達と進軍をはじめようとしていた時であった。「無事に帰って来てくださいね」と涙を浮かべながら尾平に駆け寄り、尾平も「待っててね東美ちゃん」と応える。結婚しているという描写はないが、二人はお互いに想い合っていることがうかがえる。また東美は尾平が戦地に行っている間、無事に帰ってこれるようにと城戸村の「守り石」にお祈りしている。尾平も戦が終わる度、「早く東美ちゃんに会いたい」などと発言する場面が多く描かれている。東美が待っていてくれるから無事に城戸村に帰らなければいけないという強い意志が、尾平にとっての原動力になっているのかもしれない。

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漂(ひょう)とは『キングダム』に登場する少年で、同じ戦争孤児である主人公の信(しん)と共に村の長である里典(りてん)の家の下僕として育った。信と共に、天下の大将軍になる事を夢見て日々剣技の鍛錬に励んでいた。信と漂がいつもの様に野原で仕合いをしている所を目撃した秦国文官・昌文君(しょうぶんくん)は、漂が大王・嬴政(えいせい)と酷似している事に気付き、漂を「王宮に仕えよ」と言い連れて行った。その後王弟・成蟜(せいきょう)が反乱を起こした事で、漂は嬴政の代わりとなり命を落とす事となってしまった。

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摎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

摎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

摎(きょう)とは『キングダム』に登場する武将で、元秦国王である昭王(しょうおう)に使えた将軍(秦国六大将軍)の1人であり、同じ秦国六大将軍である王騎(おうき)の元婚約者である。摎は昭王の実の娘で、身を守るため王騎の家で召使いの子として育った。幼い頃から王騎を見て育ち、成長してからは王騎の側近となって鍛錬を重ね、男顔負けの武人と噂される程にまで成長した。城を百個落としたら結婚するという王騎との約束達成目前で趙国三大天である龐煖(ほうけん)により討ち取られ命を落としている。

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紫夏(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

紫夏(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

紫夏(しか)とは、『キングダム』に登場する趙国の商人の女頭目である。養父から家督を継いでから規模を倍にした商才の持ち主でもある。紫夏は後の秦の始皇帝である、秦国大王・嬴政(えいせい)の運命を変えた重要人物として登場する。敵国趙で生まれた秦の王族である嬴政を秦国へ逃がす際に、虐待により精神を深く閉ざし、痛みや味覚といった感覚を失っていた状況から救い出し、嬴政の閉ざされた心を開いた。嬴政は後に妻となる向(こう)と伽をしていた際、紫夏の事を自身の重要な恩人であると語っている。

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李信(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

李信(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

李信(りしん)とは『キングダム』の主人公で、戦争孤児で幼い頃から下僕として働き、一緒に働いていた漂(ひょう)と共に天下の大将軍になるという目標を達成するために、日々鍛錬を積んで育った少年。その後、漂が秦王贏政(えいせい)の影武者として命を落とすと、漂の分まで天下の大将軍になる目標を達成するため、戦場を駆け回り数々の武功を上げる。駆け出しの頃から「信」(しん)と名乗っていたが、将軍になるためには性が必要だったため、李信と名乗るようになった。

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蒙驁(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙驁(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙驁(もうごう)とは『キングダム』に登場する武将で、「白老(はくろう)」の愛称で親しまれている秦国の大将軍である。将軍として際立った実力は無いが、人望が厚く、野盗出身の桓騎(かんき)や「自らが王になる」と野望を持っているため危険人物とされる王翦(おうせん)を副官として従えている。大将軍・蒙武(もうぶ)の父であり、楽華隊(がくかたい)隊長・蒙恬(もうてん)の祖父でもある。蒙驁は山陽(さんよう)攻防戦では総大将を務め、魏国大将軍・廉頗(れんぱ)に勝利した。

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陽(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

陽(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

陽(よう)とは『キングダム』に登場する秦国の宮女であり、秦国大王・嬴政の正妻・向の親友である。武家の出身であるため、宮女であるにも関わらず国内外の戦争情勢については、大王の正妻である向より詳しい。向が嬴政の正妻となる前から向の事を支え続け、向が嬴政の子を身篭った時には自分の事のように喜んだ。向が剣で重傷を負わされ際には、自らの処罰を顧みず嬴政に向の治療を直談談判に訪れ、向の命を救っている。また、向と向と嬴政の娘である麗の命を狙った反乱軍から自らが盾となって2人を逃すなど、強い行動力を持っている。

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嬴政(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

嬴政(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

嬴政(えいせい)とは『キングダム』に登場する若き王で、後の秦の始皇帝である。若くして大王としての風格を纏う。400年続く戦乱の時代に誰もが成し得なかった中華統一を達成する事で、戦乱の世を終わらせようとしている。幼少時代は人質の子として趙国(ちょうこく)で育った。大王即位後も王弟・成蟜の乱で王宮を追われた王宮を奪還するため、主人公の信と出会い、信の「大将軍になる」という夢と共に、お互いが思い描く夢を成し遂げる事を誓い合いって、中華統一を目指す。

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王賁(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王賁(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王賁(おうほん)は、『キングダム』に登場する秦国の武将で、幼少期から軍事教育を受けたエリートのみで構成される、玉鳳隊の隊長である。また、王賁は長年槍使いとして鍛錬を重ねてきた、槍使いの達人でもある。秦国大将軍・蒙驁(もうごう)の右腕的な副将である王翦(おうせん)将軍を父に持つ。秦国六大将軍・王騎(おうき)も属する王一族の本家筋の出である。自身の出自に誇りが強く、下人の出である主人公の信(しん)の事を見下している事が多いが、信と楽華隊隊長・蒙恬の同世代の武人と互いに競い合って成長している。

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輪虎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

輪虎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

輪虎(りんこ)とは『キングダム』に登場する武将で、趙国三大天の一人である廉頗(れんぱ)の側近の一人である。廉頗の側近は輪虎の他に介子坊(かいしぼう)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)といった名だたる将軍の顔ぶれとなっており、それらは「廉頗四天王」と呼ばれている。趙国の大将軍であった廉頗は、輪虎をはじめとする「廉頗四天王」と共に魏国へと亡命し、魏国へと進行してきた主人公の信(しん)達の居る秦国軍と激戦を繰り広げた。輪虎はその戦の中での山陽の戦いで、信との一騎打ちに敗れている。

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キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

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カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネは『キングダム』に登場する、趙国軍総司令・李牧(りぼく)の側近の女剣士である。騎馬術や剣術を得意とし、李牧の護衛も務めている。李牧には全幅の信頼を寄せ尊敬している。秦国との戦の時に、飛信隊軍師・河了貂(かりょうてん)が戦場を見学している際に、カイネと偶然出会い親しくなった。その後、河了貂とは敵同士として闘う事もあったが、以後も気にかけており、たびたび仲間に引き入れようと誘う。カイネと同じく李牧の配下である傳抵(ふてい)に将来の嫁と呼ばれている。

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蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(もうき)は『キングダム』に登場する秦国の若き軍師である。祖父は秦国大将軍である蒙豪、父は中華最強を自負する秦国将軍の蒙武、兄は物語の主人公・信と共に切磋琢磨して己の実力で将軍となった蒙恬というエリート軍人一家の出身。突出した武の力を誇るもそれに任せた戦法を取ることが多い蒙武を、知略の面で支えたいと考えて軍師を目指し、秦国軍総司令・昌平君の軍師学校の門を叩く。信と生活を共にする少女・河了貂とは軍師学校の同期で、特別軍師認可を受けている彼女と軍略囲碁でまともに戦えるのは蒙毅だけである。

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王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(おうせん)とは『キングダム』に登場するキャラクターで、秦の筆頭将軍「白老(はくろう)」蒙驁(もうごう)の副将である。常に兜をつけており素顔は謎に包まれている。非常に高い戦術眼を持ち、知略を用いて戦う。また非常に慎重な人物でもあり、勝てる戦以外はしない主義である。非常に優れた武将であるが「自分が王になる」という強い野心を持っており、その危険な思想を秦国から警戒されている。王翦(おうせん)は、キングダムの主人公信(しん)のライバルである王賁(おうほん)の父親である。

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