1日外出録ハンチョウ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『1日外出録ハンチョウ 』とは原作・萩原天晴、漫画・上原求、新井和也、協力・福本伸行による漫画。福本の代表作『賭博破戒録カイジ』の主人公とチンチロ博奕で合間見えるハンチョウこと大槻太郎(おおつきたろう)を主人公としたスピンオフ作品である。消費者金融を主とする帝愛グループは多くの劣悪債務者を地下強制労働施設に収容する。そこで勤労意欲を促す最高価勤労奨励オプションが“1日外出券”である。この作品は“1日外出券”を頻繁に購入する大槻が限られた1日をいかに謳歌するかが描かれているギャグ漫画である。

宮本一(みやもとはじめ)

CV:増田俊樹
帝愛社員の黒服。第1巻4話から登場。
大槻1日外出の監視役で初登場の際は大槻を全く信用していない。
地下の賭場を頻繁に開催し、イカサマゆえ荒稼ぎして1日外出している姿に警戒心を募らせている。しかしその警戒心はたまた欲求を抑える理性(宮本ダム)も大槻お得意の人心掌握術で崩壊、解放させられる。ちなみに宮本自身の欲求、感情などを司る理性を“宮本ダム”として表現される。これがしばしば崩壊気味。
大槻が地下に戻らないといけない時間にも関わらず延長させてしまう程の仲になる。以後大槻の1日外出に同伴気味。レギュラーメンバーのようになる。
休みの際見かけた黒服から大槻が体調を崩していることを聞くと駆けつけ、実家から送られた梅干しを届け大槻を驚かせるなど、仲間思いで情深い一面をよく見せる。
大槻達と宮本の運転で高尾に向かう途中切符を切られるという件。いつまでもくよくよしてせっかくの高尾山観光を台無しにしてしまう宮本に大槻は同情しながらも説教する姿など、大槻との関係が友達以上のように思えることもしばしば。
大槻に班長用個室が割り当てられる件ではインテリア好きも判明する。
キャンプ用品購入しながらもいつまでもキャンプに行かない様、糖質制限ダイエットにも挫折する様などからは熱し安く冷めやすいものを感じさせる。
絶叫モノやホラーなどが苦手。
背広をよく無くす。
渓流釣りに行けなかったのが誰のせいか犯人探しする際〝遠山の宮〟と名乗り左腕のBCG跡を披露する。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』に影響を受けバスケを始める。

木村正一(きむらせいいち)

第2話13話から登場。
バブル崩壊の影響で借金、地下に落ちる。その後四半世紀に渡る地下強制労働を経てようやく満了。登場回で解放される。
木村の解放後の賃貸アパート宅は“ホテル木村”と呼ばれ、木村はホテルオーナーと言われる。
大槻の1日外出の際の集り場となる。後に改築(という名の引越し)。ニューホテル木村新座店となる。
地上解放に伴い、大槻に現代社会へ馴染み方について教えを請う。この際悪戯好きの大槻は無知な木村をからかう。真に受けたおかげからか大槻が不良に絡まれた際、結果的に大槻を助けることになる。大槻がセレクトした靴をエアマックスと勘違いしていた木村。大槻が不良に絡まれているのをマックス狩りと更に勘違いし、自身の靴を不良に捧げようとする。すると返って気味悪がられその不良達を退散させたのだ。結果的な部分はあるが、さすがの大槻も必死の木村に対し、罪悪感を覚える。

班長

小田切(おだぎり)

CV:前野智昭
第1巻7話から登場。帝愛地下強制労働施設C班班長。
大槻と話題映画のネタバレ合戦を繰り広げる程の映画好き。また、漫画も好きで、映画好きゆえか映画を基にしたパロディやオマージュ元の知識など大槻などとはまた違った視点でマンガ話を展開する。
自身の恋愛ネタ秘める、恋フォルダはウィルスに侵されている模様だが、恋バナ好き。
男子校出身のためなのか、合コンの自己紹介の場などでは「あ…いや…オレはいいや…そういうの…」と流れを組まず、むしろ止めてしまう。

板井(いたい)

「チョンボ罰符♪チョンボ罰符♪」と不思議な踊りをする板井(画像中央)

第6巻40話から登場。帝愛地下強制労働施設A班班長。
漫画好き。
恋バナ好き。沼川に女心を寸劇で悟すような場面、大槻に促されるも相手女性役を難なくこなす。ちなみにバツ2。
熊本出身。地下九州交流会にも参加。
地下に落ちた若い頃はめちゃくちゃをしていたエピソードがある。
地下最強を決める殴り合いの大会を開こうとしたり、黒服一式パクって変装、脱走を試みようとしたりしていた。

岩田(いわた)

第6巻40話から登場。帝愛地下強制労働施設B班班長。
漫画好き。
恋バナ好き。自身の恋フォルダに鍵がかかっている模様。
大分出身。地下九州交流会にも参加。

瀬戸内(せとうち)

第12巻90話から登場。
D班班長。
地下で考案したアングラモンスターズカードゲームが爆発的ヒットする。
利益を得るより良い物を作ることに重きを置く典型的クリエイタータイプと大槻に見抜かれる。
『Dr.ゴースト』という漫画もまた、地下でヒットさせる。漫画通の大槻もそれを読みアシスタントとなり、二人三脚でちば賞に申し込む。

黒服

牧田(まきた)

第7巻53話から登場。
2児を育てるシングルファーザーの黒服。
レアな上野公園スタートから始まる件、1〜2時間程上野公園をぷらぷらしようという大槻に対し国立科学博物館(通称“科博”)に行きたいと沼川が提案。向かうことに。この時初登場の監視役黒服牧田はざわつく。何を隠そうと牧田は科博のヘビーユーザーであった。シングルファーザーの牧田は2人の子を連れ、休日は足繁く科博に通っていた。科博の本気なのにも関わらず舐めた態度、かつ、牛歩の大槻達にとうとう痺れを切らした牧田は大槻達のその後の予定を自身の携帯でキャンセルさせる。そして牧田の圧倒的科博熱による訴えにより、大槻達はその後の予定を科博に一極集中させられる。残り時間少なく、日本館まで周れず悔やむ牧田は最後とっておきの場所、地球館屋上のハーブガーデンに連れて行く。「フフ…すまなかったな…!ちょっとでしゃばりすぎた…!ここからはオレも元の監視業務に…」と言う反省の顔色浮かべる牧田に、大槻は「お願いしますよ明日の日本館も…今日みたいな監視を…!」と言った。

柳内(やなうち)

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