輪虎(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

輪虎(りんこ)とは『キングダム』に登場する武将で、趙国三大天の一人である廉頗(れんぱ)の側近の一人である。廉頗の側近は輪虎の他に介子坊(かいしぼう)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)といった名だたる将軍の顔ぶれとなっており、それらは「廉頗四天王」と呼ばれている。趙国の大将軍であった廉頗は、輪虎をはじめとする「廉頗四天王」と共に魏国へと亡命し、魏国へと進行してきた主人公の信(しん)達の居る秦国軍と激戦を繰り広げた。輪虎はその戦の中での山陽の戦いで、信との一騎打ちに敗れている。

輪虎対王賁・信との1対2の戦いは、軍同士の戦いが翌日に持ち越された事により再戦となった。再度の戦いにおいて、信は高まった秦軍の士気もあり前日の様に、輪虎のペースに持ち込ませなかったが、輪虎は騎馬同士がぶつかった事でよろめいた信の隙をみて、信の太ももに剣を突き刺す事に成功する。脚を負傷した事で馬上での戦いが厳しい状況に追い込まれた信は、輪虎の一撃を避けた隙に飛び掛かり輪虎を馬から落とし、戦いは地上戦へと突入した。輪虎は信に対し、「その足で立ち上がれるのかい」と問いかけるが、痛みをこらえて立ち上がった信は「問題ない。片足の状況も、きっちり漂(ひょう)と特訓済みだ」と、自らがダメージを受けていない事を不敵な笑みでアピールした。漂とは信と共に幼い時代下僕時代を過ごし育った相棒である。一方、王賁・蒙恬の方も、魏兵の強さに持ち場を離れる事もできず、信が輪虎との戦いを持ちこたえてくれるのを祈る状態が続いた。信と輪虎の一騎討ちが続く中、魏兵の一人が輪虎の加勢にでて、それに気が付いた飛信隊の副長・楚水(そすい)がそれを阻止した。魏兵を阻止するべく近寄る楚水だったが、彼の元隊長である千人将・郭備(かくび)の仇である輪虎の目の前に出てしまった。郭備は秦国軍内でも若くして次期将軍になるだろうと言われるくらい、人格者であり、人望も高く、尊敬されていた存在であったため、楚水は瞬間的に輪虎に対して殺意が芽生え、討ち取るチャンスだと思ってしまう。しかし、輪虎に切りかかった楚水に対し、反射的に輪虎は楚水に一太刀で反撃に出る。そのため、一騎打ち中だった信への注意が外れた瞬間、信は輪虎に一撃を与える事に成功する。「殿が待っている…こんなところで負けられない。僕は…天の与えし廉頗の剣だからね」と、気力を振り絞るように立ち上がり、輪虎は廉頗と出会った頃の事を話を語る。「天に愛される武将は一握り」「その一人である廉頗に、天が出会わせた剣が自分だ」「だからこんなところで負けるわけにはいかない」と言う輪虎に、信は「下らねぇ!それじゃまるで全部が天任せじゃねぇかよ」と真っ向から否定し、「廉頗の剣であるべく、命がけで戦いまくってきた結果だろうが」と一蹴する。「おれは関わった奴との思いを背負って前に進むだけだ。自分のこの足で。輪虎、お前と戦った事もでっけぇ糧にしてな」と言い切った。輪虎は、「時代は次の戦乱の世へ移ろうとしている」「思えば廉頗が魏国から亡命したときから、自分の役割は終わっていたのかもしれない」と思いながら、信の一撃に倒れる事となった。

輪虎の関連人物・キャラクター

廉頗(れんぱ)

趙国を象徴する大将軍「趙国三大天」の一人。「秦国六大将軍」と肩を並べ、伝説的な存在。廉頗は自らを「戦が廉頗のすべてだ」と称する程、戦場に生きる将である。自身も最強を誇る力の持ち主だが、更に直属の配下に「廉頗四天王」と呼ばれる将軍を従えていていて、輪虎はその一人である。輪虎は自らを事をら「廉頗の剣」と称したり、廉頗も輪虎の事を「廉頗の放った槍」と称する程、互いに全面的な信頼関係を築いている。廉頗は戦災に見舞われ、餓死を待つばかりであった輪虎の元を偶然通りかかったところを救い、育てた。この事より、輪虎は常に「天の計らい」というものを意識し、つねずねその事を意識して行動している。廉頗は趙国から魏国へ亡命し秦国軍と激戦の後、楚国へ亡命している。

信(しん)

『キングダム』の主人公。輪虎と信の出会いは、輪虎が三百人隊を率いて隠密作戦で秦国軍千人将を狙い撃ちして回っている時に遭遇した時である。信の一太刀を受けた輪虎は、その重さに信の名前が、自分が持っている暗殺ターゲットリストに載っていない事を不思議に思うが、信は要人ではないとみなし見逃す事にした。輪虎はこの戦いで、信がわずかながら武将の空気をまといつつあると察知した。輪虎の持論では「武将は点に寵愛される必要がある」と言っていおり、「天に寵愛される武将は一握りだが、もしかしたら信もその一人なのではないか」と本能的に感じ取った。その後、魏国中央軍を率いる輪虎に対し、信は王賁(おうほん)と二人掛かりで輪虎に挑むが、輪虎の指を落とすまでにとどまった。三度目の戦いで信と輪虎は一騎打ちとなり、輪虎を討ち取る事に成功している。

介子坊(かいしぼう)

介子坊(かいしぼう)は廉頗四天王の筆頭で、廉頗の右腕として活躍する猛将。同じく廉頗四天王の一人で、廉頗の軍略の師でもある玄峰(げんぽう)からは、「武力だけなら廉頗に匹敵する」とまで言われている。幼いころに廉頗に拾われた輪虎は、その武道の実力から介子坊の目に留まり、直々に介子坊と手合わせする事になった。その事がきっかけで輪虎は才能を認められ、介子坊から推薦され廉頗の屋敷で住み込む事になった経緯がある。特徴的な髪形と大柄な体格が印象的なばかりでなく、鎧の襟元にはハートマークが並んであしらわれているのが特徴。

玄峰(げんぽう)

玄峰(げんぽう)は輪孤と同じ廉頗四天王の一人。禿げ上がった頭が特徴の老将であり、廉頗のかつての軍略の師である。玄峰は大軍略家として知られており、策を張り巡らせた戦法を得意とする。「阿呆」と言うのが口癖。幼いころに廉頗に拾われた輪虎は、その場に同行していた玄峰に教育されることになる。玄峰に教育されたことで、輪孤は武力型だけでなく、知略型の力も持ち合わせる将軍へと成長した。秦国軍との「山陽の戦い」に於いて、玄峰は左軍の攻防で廉頗四天王の筆頭である介子坊(かいしぼう)に代わり指揮を執り、奇策を繰り広げる秦国副官・桓騎(かんき)軍との戦いになった。しかしながら、玄峰が指揮を執っていた事に気がついた桓騎は、魏の兵士に変装して玄峰のいる魏軍へ紛れ込み、少数で玄峰の眼前に突如現れ、玄峰は桓騎に首を落とされてしまった。

姜燕(きょうえん)

姜燕(きょうえん)は、かつては廉頗将軍と互角に渡り合った事もある力の持ち主。出身国の小国の滅亡と共に廉頗に忠を誓っている。かつて秦国六大将軍の時代にも秦国と戦った経験を持ち、戦った六大将軍の中で一番熱かったのは摎(きょう)だが戦いづらかったのは白起(はくき)だったと述べている。中華十弓にも数えられるほどの弓の腕前で、姜燕によって繰り出される矢は常人の倍の飛距離を飛び、製鉄技術の先進国・楚の盾も貫く威力を持っている。弓を使って指示し矢で部隊を動かすため、離れた部隊の指揮を取る事ができる。姜燕は弓使いとしての高い能力だけでなく、軍師としての才覚も兼ね揃え、秦軍との戦いで秦国副将の王翦(おうせん)によって追い詰められるものの、投降を促され拒否。突如現れた廉頗に救われ、王翦から逃れている。魏国と秦国が和睦を結んだ後、姜燕は廉頗と共に楚に亡命している。

輪虎の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ほんのわずかだけどこの子はすでに武将の空気をまといつつある」

行軍中に秦国千人将が討たれたと聞きつけ、戦闘態勢に入った飛信隊だが、輪虎の気迫に飲み込まれ動けず唯一動いたのは信だけだった。輪虎は飛び掛かってきた信の腕を掴み、そのまま連れ去ってしまった。信は輪虎の握力に成すすべもなくそのまま振り回されて地面にたたきつけられる。輪虎は「この僕の殺気にもひるまずに、剣もかわされた。僕の腕がおちたのか…それとも君がとっても強いのか」と、信を問いかける。信が輪虎が郭備千人将を殺した張本人だと知ると、輪虎にとびかかり一撃を与える。その時に輪虎は信から「武将の空気」を感じ取とり、「ほんのわずかだけどこの子はすでに武将の空気をまといつつある」「今回僕が討った千人将達よりよっぽど彼の方がもっているな」と悟っている。

「敵に迫られたところで僕が討たれる事はないからね」

輪虎の本陣の主力である輪虎兵が蒙恬(もうてん)率いる楽華隊削ぎ取られ、趙国時代からの輪虎の私兵700人の大半が削られてしまった。そこへ王賁(おうほん)率いる玉鳳隊と、信率いる飛信隊の二隊が突破し輪虎本陣を急襲。また、それを謀った蒙恬は、退却の際に左右に分かれ、それを魏国兵に追わせる事で、輪虎本陣への道を切り開いた。その間を縫って、王賁と信が輪虎自身の眼前に迫った際、襲い掛かろうとする二人に向けて発したセリフ。この窮地でも、輪虎は臆する事なく、二人に対して、「敵に迫られたところで僕が討たれる事はないからね」と言い放つ。

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嬴政(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

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嬴政(えいせい)とは『キングダム』に登場する若き王で、後の秦の始皇帝である。若くして大王としての風格を纏う。400年続く戦乱の時代に誰もが成し得なかった中華統一を達成する事で、戦乱の世を終わらせようとしている。幼少時代は人質の子として趙国(ちょうこく)で育った。大王即位後も王弟・成蟜の乱で王宮を追われた王宮を奪還するため、主人公の信と出会い、信の「大将軍になる」という夢と共に、お互いが思い描く夢を成し遂げる事を誓い合いって、中華統一を目指す。

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王賁(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王賁(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王賁(おうほん)は、『キングダム』に登場する秦国の武将で、幼少期から軍事教育を受けたエリートのみで構成される、玉鳳隊の隊長である。また、王賁は長年槍使いとして鍛錬を重ねてきた、槍使いの達人でもある。秦国大将軍・蒙驁(もうごう)の右腕的な副将である王翦(おうせん)将軍を父に持つ。秦国六大将軍・王騎(おうき)も属する王一族の本家筋の出である。自身の出自に誇りが強く、下人の出である主人公の信(しん)の事を見下している事が多いが、信と楽華隊隊長・蒙恬の同世代の武人と互いに競い合って成長している。

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キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

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カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネ(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

カイネは『キングダム』に登場する、趙国軍総司令・李牧(りぼく)の側近の女剣士である。騎馬術や剣術を得意とし、李牧の護衛も務めている。李牧には全幅の信頼を寄せ尊敬している。秦国との戦の時に、飛信隊軍師・河了貂(かりょうてん)が戦場を見学している際に、カイネと偶然出会い親しくなった。その後、河了貂とは敵同士として闘う事もあったが、以後も気にかけており、たびたび仲間に引き入れようと誘う。カイネと同じく李牧の配下である傳抵(ふてい)に将来の嫁と呼ばれている。

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蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

蒙毅(もうき)は『キングダム』に登場する秦国の若き軍師である。祖父は秦国大将軍である蒙豪、父は中華最強を自負する秦国将軍の蒙武、兄は物語の主人公・信と共に切磋琢磨して己の実力で将軍となった蒙恬というエリート軍人一家の出身。突出した武の力を誇るもそれに任せた戦法を取ることが多い蒙武を、知略の面で支えたいと考えて軍師を目指し、秦国軍総司令・昌平君の軍師学校の門を叩く。信と生活を共にする少女・河了貂とは軍師学校の同期で、特別軍師認可を受けている彼女と軍略囲碁でまともに戦えるのは蒙毅だけである。

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王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(キングダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

王翦(おうせん)とは『キングダム』に登場するキャラクターで、秦の筆頭将軍「白老(はくろう)」蒙驁(もうごう)の副将である。常に兜をつけており素顔は謎に包まれている。非常に高い戦術眼を持ち、知略を用いて戦う。また非常に慎重な人物でもあり、勝てる戦以外はしない主義である。非常に優れた武将であるが「自分が王になる」という強い野心を持っており、その危険な思想を秦国から警戒されている。王翦(おうせん)は、キングダムの主人公信(しん)のライバルである王賁(おうほん)の父親である。

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