百万円と苦虫女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『百万円と苦虫女』とは、ひょんなことから前科持ちとなってしまい、実家にも居づらくなったフリーター・鈴子が、百万円を貯めては場所を転々し、様々な経験や人との出会いを通して成長していく様子を描いた青春ロードムービーである。2008年7月19日に日本で公開され、興行収入は3億円、観客動員数は19.7万人を記録した。『百万円と苦虫女』の功績が認められ、監督のタナダユキは第49回日本映画監督協会新人賞を、主演の蒼井優は2009年に芸術選奨新人賞を受賞した。

『百万円と苦虫女』の概要

『百万円と苦虫女』とは、ひょんなことから前科持ちとなってしまい、実家にも居づらくなったフリーター・鈴子が、百万円を貯めては場所を転々し、様々な経験を通して成長していく様子を描いた青春ロードムービーである。主演は蒼井優、監督はタナダユキである。蒼井にとっては、初の単独主演となった2005年6月公開の映画「ニライカナイの手紙」から、3年ぶりの主演作品となった。2008年7月19日に日本で公開され、興行収入は3億円、観客動員数は19.7万人を記録した。『百万円と苦虫女』で、監督のタナダユキは、2009年2月に第49回日本映画監督協会新人賞を受賞した。また、主演の蒼井優は、『百万円と苦虫女』での功績が評価され、文化庁主催の芸術家顕彰制度である芸術選奨新人賞を2009年に受賞した。

『百万円と苦虫女』は、短大を卒業後、就職浪人をしたため、東京の実家に住みながらアルバイトをする佐藤鈴子が、ひょんなことから前科持ちとなってしまい、実家に居場所がなくなってしまったことで「百万円が貯まったら家を出る」と宣言するところから物語は始まる。学校でいじめを受けている鬱憤から、最初は鈴子に冷たく当たっていた弟の拓也が、鈴子が中学時代のいじめっ子から逃げずに撃退していた様子を見たことで、拓也は実家を出た鈴子に「自分宛てに手紙を書いてほしい」と言うほど心を開いていく。鈴子は百万円が貯まるたびに、町を移動していくがその度に拓也への手紙の中で、町での生活を振り返るのだった。海辺の町、山間の村と転々としたが、いずれの町でも鈴子は真剣に向き合える人との出会いがないまま、様々な経験を重ねていく。東京から1時間ほどで行ける地方都市での生活の中で、中島という恋人が出来たが、人と向き合うことが怖い鈴子はなかなか本音を言うことが出来ず、結局すれ違いによって2人は別れてしまう。中島との別れに悲しんでいた鈴子は、「姉ちゃんを見習って自分の置かれた環境から逃げないと決めた」という拓也からの手紙を読み、「新しい町へ行き、今度こそ大事なことを言い合える人との関係性を作り上げよう」と決意する。傷つくことが怖くて、人と本音で向き合うことが出来なかった鈴子の成長を描いた作品である。

『百万円と苦虫女』のあらすじ・ストーリー

ひょんなことから前科持ちになってしまった鈴子

ルームシェアをする部屋を探す鈴子とリコ(右から)

主人公の佐藤鈴子は、短大を卒業して、就職浪人をしたため、東京にある大規模集合住宅の実家に住みながら、アルバイトをして暮らしている。鈴子は、バイト先の友人・リコに誘われて、ルームシェアをすることになる。リコと一緒に不動産屋を回り、やっと予算に合う2LDKのアパートを見つける。不動産屋巡りで疲れていた鈴子とリコは、喫茶店でお茶をしていたところ、リコに一本の電話が入る。電話の相手はリコの彼氏の浜田武だった。鈴子は、リコと武の電話の会話を聞き、ルームメイトには武も含まれていることに気付き驚く。「武くんも一緒に住むのか」とリコに尋ねるが、リコは「言ってなかったっけ?」ととぼけ、悪びれる様子もない。不動産屋との契約や、引っ越しの日取りまで決めてしまっていた鈴子は、引くに引けなくなり、3人でのルームシェアを不本意ながら受け入れるしかなかった。

鈴子は実家に帰り、自室でミシンを使って、カーテンを作っていた。「買うと高いから」という理由でカーテンを作る鈴子のもとに、弟の拓也がやって来て話しかける。拓也は、鈴子が実家を出て行くと聞き、「就職も出来なかったくせにちゃんとやっていけるのかよ」と辛らつな言葉を投げかけて部屋を出て行ってしまった。「クソガキが」とつぶやきながら、鈴子はせっせとカーテンを作るのだった。

引越しの当日、荷物を運び終わり、先にアパートに来ていた武と共に、鈴子はガスや水道の設定をしていた。「リコ遅いね」と鈴子が言うと、武は「リコとは別れたからリコは来ない」と言い出す。とまどう鈴子に対して、武は「1人じゃ家賃が払えないから、しばらく共同生活ということで」と言い、部屋を後にしてしまう。途方に暮れて、1人部屋でうずくまっていた鈴子は、アパートの軒先に子猫が1匹捨てられているのを見つける。子猫がお腹を空かせていると思った鈴子は、子猫を鈴子の部屋に招き入れてから、子猫の餌を買いに外へと出掛けた。

餌を飼い終わりアパートに戻ると、武が戻って来ていた。笑顔で「戻ってたんだね」と言う鈴子に、「リコに振られてへこんでいるのに嬉しそうにしやがって」と武は八つ当たりする。武の理不尽な文句を聞きながら、鈴子は子猫を探すがどこにも見当たらない。子猫を探す鈴子に、武は「子猫は捨てた」と言う。外は大雨になっていたが、鈴子は急いで子猫を探しに外へ出る。しかし、鈴子は、子猫が車に引かれて死んでいるのを発見する。

翌日、子猫を捨てられたことに怒った鈴子は、武が家を留守にしている間、武の荷物を全部捨ててしまう。その後、アルバイトに向かった鈴子だったが、武の荷物を捨てたことで警察に呼び出される事態となる。鈴子はアルバイト先から警察署へ連れて行かれ、取り調べを受けることになった。どうやら武はその荷物の中に黒い鞄があり「黒い鞄に入った百万円が捨てられた」と嘘の申告を警察にしているようだった。鈴子は、「私は悪くない」「百万円があったなんて武が嘘をついている」と警察に話す。そんな鈴子に警察は「武と一度でも体の関係を持ったことはないか」と尋ね、「もし一度でもあれば男女の痴情のもつれということで警察沙汰にはしない」と提案してくる。しかし、正直な鈴子は「一度もない」と答える。すると警察は「残念だが刑事事件になる」と言い、鈴子はその後、器物損壊罪で起訴をされ、拘置所へ入れられてしまい、20万円の罰金を支払うことになってしまった。

拘置所から出てきた鈴子は、実家に帰った。拘置所からから出てきた日、普段仕事で忙しくしている父も早めに帰宅をし、母は鈴子の好きなイチゴのケーキや手巻き寿司を作って待っていた。なんとなくよそよそしい雰囲気の中、夕食の時間となった。すると、弟の拓也が突然「なんで帰って来たんだよ」と鈴子に怒鳴り散らす。父や母が止めるのも聞かずに、拓也は「受験に響くじゃないか。犯罪者が家から出たら希望する中学校を受験できない」とわめく。そんな最中、父に仕事の電話がかかってくる。父は母が止めるのも聞かず、仕事の電話に出てしまい、そんな父を母は責め、夕食の席は互いの怒鳴り声が響いて大混乱となってしまう。鈴子は立ち上がり、「百万円貯まったら家を出て行きます」と宣言し、自室へこもるのだった。

縮まる鈴子と拓也の距離

手をつないで自宅へ帰る鈴子と拓也(右から)

鈴子の実家の近所でも「鈴子が拘置所に入って戻ってきた」という噂は広がってしまっていた。「成績優秀な弟のせいで鬱憤がたまっていたのではないか」「おとなしく見えて何をするか分からない」と想像でしかない噂が近所ではどんどんと広まっていた。そんな中、鈴子は新聞配達やビル清掃などのアルバイトを掛け持ちし、コツコツとお金を貯めていった。ある日、毎日アルバイトに勤しむ鈴子に、弟の拓也は「百万円貯めてどうするの」と尋ねる。鈴子は「百万円あればとりあえず引っ越すことが出来る。誰も私のことを知らない町に行きたい」と答える。拓也は「お姉ちゃん、近所でなんて言われてるか知ってる?よく近所を歩けるよね」とまたも辛らつな言葉を投げかける。鈴子は、「近所の人に迷惑をかけた訳ではない」と毅然と答えるのだった。

拓也は学校からの帰り道、同級生の3人の男の子に絡まれていた。拓也は、その男の子たちにいじめられており、毎日宿題を見せるように強要されていた。男の子たちは、人通りがなくなったところで電柱に拓也の顔を押し付ける。拓也は、顔から血が出てしまい、泣いてしまった。そんな拓也を置いて、男の子たちは笑いながら去っていった。その後、拓也は「あんな馬鹿とは別の中学に行くんだ」とつぶやく。拓也が中学受験に固執していたのは、別な中学校へ行くことでいじめっ子たちから離れたいがためだった。いじめられている鬱憤から鈴子に冷たく当たり、そして中学受験の足かせになるかもしれない鈴子の行動を激しく非難していたのだ。

いじめっ子に電柱に頭を押し付けられた帰り道、拓也はたまたま鈴子が中学校時代の同級生にからかわれているのを目撃する。鈴子は、スーパーでの買い物の帰り道だったが、たまたま通りかかった中学校の同級生である派手な出で立ちの女性3人組に絡まれていた。無視しようとする鈴子だったが、3人に前科持ちとなったことをからかわれ、体を強く押されて転んでしまう。鈴子は頭にきて、持っていたスーパーの袋の中から、買ったばかりの豆腐を取り出して、3人のうちの1人に投げつける。まさか反撃をくらうと思っていなかった3人は、鈴子を取り押さえて、警察に電話しようとするが、鈴子は「やってみろ。お前らだって迷惑かけりゃ捕まるんだよ、ぶす」と啖呵を切る。ひるんで鈴子を離し、文句を言っている3人の女性を尻目に、鈴子は地面に散らかった自分の荷物を拾って立ち去った。

その後、一部始終を見ていた拓也は鈴子の後をつけていき、3人の女性の姿が見えなくなったところで、鈴子に「見てたよ、さっきの。恥ずかしいことすんなよ」と話し掛ける。鈴子は、「恥ずかしいことなんか何もしてない。」と答える。「見てたなら助けてよ」と言う鈴子に、拓也は「でもけんか弱いし」と言う。鈴子は、拓也の顔の傷に気付き、拓也も学校で何かがあったことを悟り、「お互い色々あるね」と言う。いつも鈴子に辛らつな言葉を投げる拓也だが、この日は甘えたように鈴子の服の裾を掴み、「家を出たら手紙をちょうだい」と言う。鈴子は携帯電話を持っていないため、連絡手段がないのだ。「めんどくさい」と答える鈴子に、拓也は「住所を教えてくれたら手紙を書く」と言い、鈴子は笑顔で「分かった」と答える。拓也は、自分と同じようにいじめられていた鈴子が、いじめっ子に毅然とした態度で戦っていた姿を見て、鈴子に心を開き始めていた。鈴子と拓也はその後、手をつないで家まで一緒に帰るのだった。

誰とも仲良くならずに去った海辺の町

鈴子(左)にかき氷を2つ注文するユウキ

その年の夏、百万円が貯まった鈴子は、実家を出て海辺の町にアパートを借りて住み、海の家で働くことになった。鈴子の働く海の家は、家族経営で、主人の黒澤祐三、妻の広美の2人で営んでいた。祐三と広美の息子である小学生の祐作が毎日遊びに来ているような、アットホームな海の家だった。鈴子は、拓也に海辺の町に来たことや、海の家で働くこと、海の家でかき氷を作るのが上手だと褒められたことなど、近況を知らせる手紙を書いた。

ある日、鈴子は海の家に友人たちと来ていた男性客・ユウキからかき氷2つの注文を受ける。ユウキは、鈴子がかき氷を作る間、「どこから来たのか」「泳がないのか」など鈴子のことをさぐる質問をしてくる。軽いナンパだと思った鈴子は、適当に会話をあしらいながら淡々とかき氷を作る。鈴子が作り終わったかき氷をユウキに渡すと、「食べなよ」とかき氷をひとつ置いていき、友人たちの元へと戻っていった。
翌日、またユウキが海の家に現れて、今度は「明日の友人たちとのパーティーに一緒に行かないか」と誘ってくる。乗り気ではない鈴子だったが、それを隣で聞いていた祐作が「パーティーに行きたい」と言い出し、広美に「祐作をお願いね」と言われたことで、パーティーへの参加を断れなくなってしまう。

翌日の夜、海辺で花火をする若者の中に、バーベキューをするユウキと祐作の姿があった。祐作の付き添いとして、しぶしぶ鈴子も付いてきていたが、誰とも話さずにバーベキューの仕込みを一人で黙々とこなしていた。見かねたユウキが鈴子に話し掛けに行くが、もう時間が20時前だと知った鈴子は「祐作を連れて帰る」と言い出す。ユウキは鈴子に「祐作を送ったら戻っておいでよ。今日のパーティーは君のために開いたところもあるからさ」と言う。「鈴子に自分の友達とも仲良くなってほしいと思った」と話すユウキの急速に距離を縮めてこようとする態度に、鈴子はとまどいを隠せない。鈴子は「明日も早いから」と言って、祐作を連れてさっさと家に帰ってしまった。

後日、ユウキはまた海の家を訪れた。鈴子の姿を探すユウキだったが、見当たらず、裕三に「あのバイトの子は?」と鈴子のことを尋ねる。裕三は「百万円貯まったからもう辞めた」と答え、ユウキは初めてそこで鈴子が百万円を貯めては、転々と場所を移動していることを知る。鈴子のことを本気で気になっていたユウキは、驚いてがっかりし、裕三はそんなユウキを「意外と本気だったのか」と言いながらからかった。

トラブルに巻き込まれた山間の村

村を出ることにした鈴子(左)にアルバイト代を渡す絹(真ん中)と、それを見守る春夫(右)

鈴子は、貯まった百万円を元手に、また新しい場所へ向かっていた。海沿いの町が合わなかったと感じた鈴子は、今度は打って変わって、緑豊かな山間の村へ来ていた。

喫茶店でコーヒーを飲んでいたところ、喫茶店のマスター・白石に「旅行で来たのか」と話し掛けられる。鈴子が「旅行で来たのではなく、短期のバイトを探している」と言うと、バイト先に思い当たる場所があった白石は電話を掛け始める。白石が紹介してくれたのは、住み込みで桃農家の手伝いをするアルバイトだった。白石の案内で桃農家へ向かうと、そこには藤井絹とその息子・春夫がいた。絹は快く鈴子を迎え入れてくれ、春夫の案内でこれから鈴子が住む部屋へ通される。春夫は鈴子を案内した後、「ゆっくりしてください」と言いながら部屋を後にし、鈴子はさっそく手作りのカーテンを窓につけるのだった。しかし、春夫に風呂に入っている時にドアの向こうから話し掛けられたり、朝部屋に入ってきて起こされたりして、距離感の近さに自室でもあまりくつろぐことが出来ない。翌日の早朝、鈴子は絹と春夫と共にさっそく桃の収穫に出掛けた。絹は丁寧に鈴子に桃の収穫の仕方を教えてくれ、鈴子のことを「収穫作業がうまい」と褒めながら「桃娘だ」と冗談を言う。鈴子は、「桃の収穫がうまい」と絹に褒められ「桃娘」と呼ばれたことを、また拓也に手紙で書くのだった。

ある日、鈴子たちが桃の収穫をしていると、鈴子の元に「めんこい子が桃農家の手伝いをしている」という噂を聞きつけた村長が白石と共にやって来る。事前に村長が来ることを知っていたらしい絹は「立ち話もなんだから」と言い、村長、白石、鈴子を家へ案内する。軒先に座り話をしていると、突然村長が鈴子に「桃娘として村をPRしてほしい」と頼んでくる。鈴子が桃娘として村をPRするという話に白石と絹は乗り気で鈴子に「桃娘をやったらよい」と言い、村長も含めて勝手に盛り上がって話を進めてしまう。「そういうのは苦手だ」と鈴子は言うが、村長は鈴子の言うことは聞かず「会議がある」と言ってそそくさと帰ってしまい、まるで鈴子が桃娘を引き受けたかのように話は終わってしまった。その日、もやもやとした気持ちのまま鈴子がお風呂に入っていると、またドア越しに春夫が話しかけてくる。桃娘の件について、「この辺の人は強引だから、嫌なら嫌と断ったほうがよい」と言って、春夫は立ち去った。春夫の一言で、鈴子は「桃娘の話をきちんと断ろう」と決心するのだった。

翌日、鈴子は白石のもとを訪れ「桃娘をやりたくない」という気持ちを伝える。すると白石は「鈴子の気持ちを考えていなかった」と言って謝りながら村長に電話をするが、村長はなんと「桃娘の企画を会議で通してしまった」と言う。会議で決めた鈴子が桃娘として村のPRをするという企画を中止するには、村人を集めて納得してもらうための会議を開かなければいけないということになった。

後日、村の集会所でその会議が開かれた。絹や春夫も含め、集まった数十人の村人の前に、鈴子は村長と白石と一緒に座らされる。会議が始まると、白石が「まず最初に鈴子の言い分を聞こう」と言い、鈴子にマイクを渡す。鈴子は、「何をやるのかも分からないし、人前には出られない」と話をする。すると村人の中から「何をするか分かれば気も変わるかもしれない」という意見が出て、村長が桃娘が村をPRするとはどういうことかを説明をすることになった。村長は「桃娘としてこの村の桃の美味しさをPRしてほしい」と言い、「ちょうど来週にテレビが取材に来ることになっているから、その取材でさっそく村の桃のPRをしてほしい」と話す。村人はテレビの取材があるということに興奮し、「鈴子みたいな若い子がテレビに出て村の桃をPRしてくれたらきっと話題になる」と盛り上がってしまう。村長は「テレビで話題になったら、うまくいけば村の予算も増えるかもしれない」と都合の良いことをさらに並べ立て、村人たちをその気にさせてしまう。

盛り上がる村人を見て一層不安になった鈴子は「どうしてもできない」と改めて言うと、最初は鈴子を褒めておだてようとしていた村人たちが「テレビくらい出たら良いのに」「白石に世話になったくせに何も返さないつもりか」「都会のやつは村をバカにしているに違いない」とだんだんと攻撃的な物言いになっていく。自分たちの言い分ばかりで鈴子の気持ちを無視しようとする村人たちに、鈴子はしびれを切らし、「前科があるからテレビには出られない」と大きな声で怒鳴り、会議をしていた集会所を出て行ってしまう。

鈴子に前科があると知り、ざわつく村人たちの前に、春夫が怒って前に出てきて話をする。「外から来た人に頼ろうとするのではなく、自分たちの頭で新しいことを考えないとだめだ。誰かひとりでも何か新しい工夫をしたことがあったか」と熱い気持ちを語る。最初は「鈴子に惚れたから鈴子をかばいたいのか」と春夫の話をからかいながら聞いていた村人たちも、最後には本気で村の行く末について考える春夫の話を静かに聞き「外から来た鈴子ばかりに負担をかけるのはやめよう」と納得するのだった。

騒動を受け、もうこの村にはいられないと考えた鈴子は、翌日、村を出ることにした。「前科者を雇ったことで村で噂をされて迷惑をかけるかもしれないから、給料はいらない」と言う鈴子に、絹は「期待されるほどのものじゃない。しっかり働いたのだから」と言いながら茶封筒に入ったお給料をくれた。春夫も農園でとれた桃を餞別に持たせてくれた。農協に行くついでに、春夫と絹はバス停まで鈴子を軽トラックで送ってくれることになった。軽トラックの荷台に座りながら、鈴子はとれたての桃をほおばり、村の景色を眺めるのだった。

中島と出会った地方都市

ホームセンターでのアルバイトを終えて帰宅する鈴子と中島(左から)

鈴子は、また新しい町に来ていた。東京から特急で1時間くらいで来られるが、取り立てて何かがある町ではない。鈴子は新しく部屋を借りて、また拓也に近況報告の手紙を書くのだった。一方の拓也は、いじめっ子の3人組に学校の外だけではなく、学校内でもいじめを受けるようになっていた。いじめっ子の3人組にボールを激しく当てられ、怪我をした拓也は保健室に行く。保健室の先生が「もしかしていじめられているのか」と拓也に尋ねるが、拓也は首を横に振るだけだった。

鈴子は借りたアパートの近くのホームセンターでアルバイトをすることになった。アルバイト初日、鈴子はホームセンターの職員・小暮主任にガーデニングコーナーへ案内される。鈴子はガーデニングコーナーを担当することになったのだ。小暮から、鈴子と同い年だというアルバイトの中島亮平を紹介される。「中島くんに色々と教えてもらうように」と言って、小暮は休憩室へ行ってしまった。大きなホームセンターのため、ひっきりなしにお客さんがやって来ては、売っている植物について質問をする。全くの素人の鈴子は、客からの問い合わせに答えることが出来ない。そんな鈴子を、中島は自分の仕事もこなしながら手助けしてくれるのだった。しかし、鈴子は植物の栄養剤と殺虫剤を客に間違って案内してしまう。すると、それを知った小暮が「客が間違って買ったら責任をとれるのか」「読めばわかることだ」と執拗に鈴子を注意する。見かねた中島が「僕がまだ教えてなかったので」と仲裁に入るも、その後も小暮の小言は続いた。

アルバイトの帰り道、鈴子は小暮に怒られたこともあり、肩を落としながら帰宅していた。そこを同じく帰る途中だった中島が自転車で通りかかって「お疲れ様」と話し掛ける。そして、「小暮の言うことは気にしないほうが良い。上に怒られるのがこわいだけなんだ」と鈴子をなぐさめる。「私が悪かったんです」と言う鈴子に、中島は「初日から全部覚えられるわけないんだから」と優しい言葉をかけて帰って行った。その日の鈴子は疲れから、帰宅した途端、部屋の床に倒れこんだ。

翌日、ホームセンターのガーデニングコーナーで熱心にメモをとる鈴子に「えらいですね」と中島が話し掛ける。鈴子が「怒られるのがいやなんです」と答えると「佐藤さんて、おもしろいですね」と中島が言う。するとそこに、他コーナーのアルバイトの男性がやって来て、中島に「どう?売れてる?」と話し掛ける。どうやら彼は飲み会に中島を誘うためにやって来たようだった。たまたま居合わせた鈴子も半ば強制的に飲み会に行くことになってしまう。アルバイトの男性が立ち去ると、中島が「佐藤さん、困ったように笑いますよね。飲み会に行きたくないんでしょう?」と鈴子のことをからかう。鈴子は、本音がばれてしまい、困ったように笑いながら「はい」と答えるのだった。

その日の夜、アルバイト10人ほどが集まる飲み会が居酒屋で開催された。鈴子と中島を誘った男性アルバイトは、酒が進み、大きな声でアルバイト先のホームセンターで働く職員の噂話をしていた。鈴子と中島は端のほうに座り、黙ってその男性の話をただ聞くだけだった。すると、居酒屋の店員がラストオーダーを聞きに来た。みんなは「二次会に行こう」と盛り上がっていたが、中島は「明日は授業があるから」と言い立ち上がる。そして、「佐藤さんも明日早いって言ってませんでしたっけ」と鈴子のことも上手く店から抜けられるように話を持って行ってくれ、2人は他の人たちよりも先に店を後にした。

鈴子は歩きながら、飲み会から早く帰れるよう取り計らってくれたことについて中島にお礼を言う。すると、中島は「大勢で飲んでもつまらないから自分も早く帰りたかった」と言い、「1人だけだと言い出しにくいから、むしろ助かった」と話す。中島は鈴子をアパートまで送って、自転車で帰って行った。鈴子は、様々な場面で助けてくれる優しい中島に惹かれ始めていた。

中島との恋の始まり

中島の部屋で、育てている小葱を見て笑う中島と鈴子(右から)

一方、拓也に対する学校でのいじめはだんだんエスカレートしていた。拓也は、いじめっ子の3人組に消しゴムのかすを給食に入れられ、食べることを強要される。拓也は、他の生徒が食べ終わって片づけをする中、ひとり給食を食べられずにいた。先生は給食を食べられずにいる拓也に気付くが、いじめっ子たちの「自分たちは食べるのを応援しているんだ」という言い分に納得し、その後は特に気に掛ける様子もなかった。意を決して消しゴムのかす入りの給食を食べる拓也だが、思わず吐いてしまい、教室中から注目され、先生からも「具合が悪いなら言いなさい」と注意されてしまった。

翌日、鈴子はスーパーで買い物をしていた。偶然、中島もスーパーに来ており、キャベツを選ぶ鈴子に「自炊ですか、えらいですね」と話し掛ける。他愛もない話をしていると、中島が「このあとお茶をしないか」と鈴子を誘う。

鈴子と中島はスーパーを出たあと、近くの喫茶店に来ていた。コーヒーを飲みながら中島が「なぜ地元ではないのに、ここに住んでいるのか」と聞く。鈴子は、うまく答えることが出来ずにいたが、「百万円貯めたら転々とする生活をしている」と正直に話す。鈴子は、ルームシェアをする羽目になった武に刑事告訴をされてしまった成り行きと、前科持ちとなったことで実家に居づらくなった経緯まで話した。中島が「自分探しみたいなことか」と尋ねると、鈴子は「むしろ探したくないんです。どうやったって、自分の行動で自分は生きていかなくてはいけないですから。探さなくたって、嫌でもここにいますから。逃げてるんです。」と答える。すると、中島は「何かに追われてるんですか」と聞く。鈴子は、「そうではなく、どこに行っても所在がなくて。いっそ自分のことを1人も知らないところで暮らしたいと思ったことはないか」と中島に尋ねる。中島が「ありますね」と答えると、鈴子は「知らない町へ行っても、最初は知らない人ばかりだが、だんだん知られてきて、面倒なことに巻き込まれて」と言い、「百万円あれば、引っ越しもできるし、次のバイトが見つかるまでのつなぎにもなるから、百万円が貯まったら移動する生活をしている」と話した。

中島が「じゃあ、次も百万円が貯まったら、ここを離れるのか」と聞くと鈴子は黙ってしまい、急にお金を置いて喫茶店を走って後にしてしまった。急に席を立った鈴子に驚いた中島は、急いでコーヒーの代金を支払い、自転車で鈴子を追いかけた。鈴子は気になっている中島に、昔のことを話し過ぎたと後悔し、「前科者であることで軽蔑されるのではないか」という恐怖心が生まれ、その場を立ち去ってしまったのだった。

追いついた中島は鈴子に「どうしたのか」と話し掛けるが、中島に嫌われることが怖い鈴子は「追いかけないで」と言いながら前だけを向いて早歩きし、一向に中島の話を聞こうとしない。中島が乗っていた自転車をその場に倒し、空いた手で鈴子の腕をつかむと、やっと鈴子は立ち止まって中島を見た。その時中島は「僕、佐藤さんのこと好きです」と鈴子に告白をする。黙ったままの鈴子にとまどった中島は「気にしないでください」と言いながら、立ち去ろうとするが、鈴子は「気にします」と大きな声で言い、中島を引き留める。鈴子は「話し過ぎて、絶対に嫌われたと思ったから。私も中島くんのことが好きです」と答える。中島が「最後の部分、聞こえなかった」と言うと、鈴子は「好きです、ごめんなさい」と言う。中島は「なんで謝るんですか」と言いながら、道端に腰掛け「あの、夕飯作ってもらえないですか」と言う。鈴子は「はい」と答えた。中島は立ち上がって倒れた自転車を起こし、二人は黙って歩き始めた。歩きながら鈴子と中島は自然と手をつなぎ、中島が住むアパートへと向かった。

中島が住むアパートに着くと、中島の家は脱いだ服やごみで散らかっていた。中島は恥ずかしがって片づけを始める。鈴子は片づけている間に夕飯の支度をしようと、スーパーで買ってきた買い物袋の中身を確認するが、小葱を買い忘れたことに気付く。小葱を買いに出ようとする鈴子に、中島はベランダで育てている小葱を見せながら「これで良ければ」と言う。それを見た鈴子は「おばあちゃんちみたい」と言い、初めて敬語を使うのをやめ笑う。それを見た中島は鈴子の唇にキスをするのだった。

鈴子は拓也にまた手紙を書いていた。夏休みが終わり、新学期を迎えた拓也を思いやる手紙を書いた鈴子だったが、拓也へのいじめは悪化する一方だった。新学期、登校した拓也の机の上には、まるで拓也が死んでしまったかのように花瓶に生けた花が置いてあった。それを見た拓也は怒って、花瓶を床にたたきつけて割り、3人のいじめっ子たちに殴り掛かってしまった。

逃げずに人と向き合うと決めた鈴子の決意

駅に着き、中島が追いかけてこないか後ろを振り返る鈴子

鈴子は中島と付き合い始めたが、もうすぐ百万円が貯まってしまう時期が来ていた。鈴子は、自分の部屋であと3万円ほどで百万円に到達する通帳を見ながら、悩んだような表情をする。

そんなある日、バイト先のホームセンターに新しいアルバイトが入ってくる。中島と同じ大学に通う、年下の女性・宮本ともよだ。中島は、鈴子が新しく入ってきた時と同じように、宮本にガーデニングコーナーに置いてある商品のことなどを教える。宮本は人懐っこい性格で、しかも中島と同じ心理学専攻ということも分かり、2人は仲の良い様子で仕事をしている。その様子を横目で見ていた鈴子に、通りかかった小暮が「中島君はもてるからねえ」と冷やかしに来る。そんなことを言われてしまい、鈴子は余計に心配そうな目で宮本と中島の様子を眺めるのだった。

鈴子の心配通り、中島の態度はだんだんとつれなくなっていく。会う約束をすっぽかしたり、アルバイト先で鈴子が小暮にしつこく怒られているにも関わらず、宮本とふざけ合っていたりする中島だったが、鈴子と中島の関係は続いていた。ある日の夜、ベッドの中で中島は「言いにくいんだけど、お金を貸してくれないか」と鈴子に頼む。鈴子が金額を聞くと、「5万くらい」と中島は答える。鈴子は「明日銀行で降ろしてくる」と答えて、その日の2人は寝床についた。

ある日、ホームセンターの休憩室で、鈴子は小暮から「中島と同棲でもするのか」と尋ねられる。中島が鈴子のシフトを確認して給料を確認していたらしく、それで小暮は「同棲でもするのかと思った」と言う。鈴子と小暮が休憩室で話していると、後から宮本もやって来る。宮本は鈴子に「中島先輩が今日はアルバイトが休みだから、中島先輩に借りたノートを返しておいてほしい」と頼む。鈴子は「いいよ」と言いながら、そのノートを受け取った。実は、最初に5万円を中島に貸してから、鈴子は中島にお金を貸すことが増えていた。お茶や映画に行っても、代金は鈴子が払っていた。中島と宮本がお茶をしているところに、たまたま鈴子が通りかかると、中島が鈴子の元へ走ってきて「手持ちがないから1万円を貸してほしい」と言ってきたこともあった。そんな最近の中島を思い出しながら、バイトを終えて自宅に戻った鈴子は、中島のノートを「こんな字書くんだ」と言いながら読んでいた。

その後、鈴子は中島のアパートへと向かう。呼び鈴を押すと中島はすぐに出てきて「電話をくれればよかったのに」と言う。玄関先で宮本から預かったノートを鈴子が渡すと、中島は「あがっていけば」と言う。鈴子が部屋の中に腰掛けると、中島は麦茶を出した。中島は「夕飯はどこか食べに行くか」と尋ねるが、鈴子は「麦茶を飲んだら帰る」と言う。「泊まっていかないのか」と言う中島に鈴子は「聞きたいことがある」と深刻な表情で話す。

最近の中島の態度を不信に思っていた鈴子は「私のこと本当に好きなの」と尋ねる。中島は「急にどうして」と言いながらも「好きだ」と答える。その答えだけでは納得がいかなかった鈴子は、さらに「どこが好きなのか」と尋ねる。中島は「一緒にいて落ち着くし、可愛いと思う」と言いながら「照れるからこういうのはやめよう」と続ける。中島の態度を余計に怪しく感じた鈴子は「私がお金を持っているから付き合っているんでしょう」と核心に迫る質問をする。「どうして私が他の子とのデート代まで払わなきゃいけないの」と、先日の中島と宮本とのお茶代を鈴子が貸したことについても聞くと、中島は「それは…」と言って後が続かなくなってしまう。沈黙する中島に鈴子は「理由言えないんじゃん」と言い、2人はしばらく黙り込んだ。鈴子は「私、中島くんといるの疲れたよ」と言い残して、中島のアパートを後にする。中島の返事や態度を見て、中島はお金のために鈴子と付き合っていたのだと、鈴子は確信したのだった。

傷心して自宅のアパートに帰ってきた鈴子は、ポストに拓也からの手紙が入っていることに気付く。部屋に入り、鈴子はさっそく拓也からの手紙を読む。手紙には、新学期に拓也が学校に行くと机の上に花瓶が置いてあったこと、怒っていじめっ子に殴り掛かったら怪我をさせてしまい、児童相談所にいく羽目になったこと、いじめっ子が謝っても許してくれないこと、お父さんやお母さんが「別の学校に転校してはどうか」と言ってくることなど、鈴子にとっては驚きの近況が書かれていた。手紙には続きがあった。中学校時代のいじめっ子を撃退した鈴子を目撃していた拓也からの手紙には、「お姉ちゃんみたいに逃げないと決め、中学受験はせずにいじめっ子と同じ中学校に行く」と書いてあった。そして、最後に「お父さんもお母さんも心配しているからたまには電話でもしてあげて」と締めてあった。

その手紙を読み終わった鈴子は、「姉ちゃんだめだ、全然だめだ」と言いながら、涙を流した。中島のことが好きで一緒にいたいがために、お金を貸していたが、そうした鈴子の態度は逃げていただけだったことに気付いたのだ。その手紙を読み、鈴子は中島のことを忘れ、この町を出て行くことを心に決めた。
そして、鈴子は拓也に手紙を出す。鈴子は、拓也への手紙の中で「家族でも恋人でも大事なことは言わないでいることが長く一緒にいるためのコツだと思っていた」と語る。しかし、「いつの間にか何も言えない関係になってしまうことは不幸なことです。人は出会ったら必ず別れるのだと思います。その別れが怖いから、姉ちゃんは無理をしていました。でも、出会うために別れるのだと今気づきました。」と続けた。そして、逃げずに人と向き合う拓也を「本当にえらい」とほめ、「姉ちゃんは色んな人から逃げてきたが、今度こそ次の町で自分の足で立って生きていこうと思います。拓也に勇気づけられました」と締めた。

翌日、住んでいたアパートの荷物をまとめた鈴子は、荷物を持ってホームセンターへ行き、アルバイトを辞めることを小暮に伝えに行った。「幸い人手はなんとかなるから頑張って」と小暮から言われ、鈴子が行こうとしたところに、アルバイトのため中島が出勤してきた。気を遣った小暮が部屋を出て行くと、中島は鈴子に「これ、今まで借りてた分」と言って、白い封筒に入ったお金を渡す。鈴子はそれを受け取るが、その後2人は目も合わせることが出来ず、何を話せば良いかも分からず黙り込んでしまう。鈴子は「じゃあ」と言って、荷物を持ってホームセンターから出て行ってしまった。

鈴子が去った後、呆然としながらホームセンターで草花の世話をする中島のもとに、宮本がやって来る。宮本は中島に「誤解されたままでいいのか」と言い、「百万円貯まって出て行かれるのが嫌でわざとお金借りてたのに、100万円貯まらなくても出て行っちゃったじゃないですか」と続ける。そう言われた中島は「本当、何やってんだろう、俺」とつぶやき、「こんな簡単に間違っちゃだめだよな」と言って、ホームセンターのエプロンを脱ぎ捨てて鈴子を追いかける。中島も鈴子のことが本当に好きで、ずっと一緒にいたいがために理由も言わずにお金を借りて、鈴子に誤解をされてしまったのだった。鈴子も中島も、お互いに「一緒にいたい」という本当の気持ちを言えないまま、すれ違ってしまった。

ホームセンターを出た鈴子は、途中で寄り道をしながら駅へと向かっていた。中島は、ホームセンターを出た後、自転車で急いで駅へ駆けつけたため、鈴子より先に駅に着いてしまう。鈴子がいないかと、駅の改札や駅の周辺を必死に探す中島だが、一向に姿は見つけられない。あきらめて中島が帰ろうとしているところに、荷物を持った鈴子がやっと駅へたどり着く。2人は結局、ほんの少しのすれ違いで会えずじまいとなってしまった。鈴子は町を去る前、後ろを振り向きながら「来るわけないか」と言いながら中島が来ないこと確認し、笑顔で次の町へと向かうのだった。

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

陸王(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『陸王』とは作家の池井戸潤が書いた小説『陸王』が原作のドラマで、脚本は八津弘幸、演出は福澤克雄と田中健太が担当。ドラマのストーリーは資金難に苦しむ老舗足袋屋の社長が、会社の未来を考え新規事業のランニングシューズ開発に乗り出し、たくさんの人の助けで苦難を乗り越え、マラソン足袋「陸王」を開発するまでの企業再生物語。ドラマの主人公である宮沢紘一を俳優の役所広司が演じ、たくさんのエキストラを使った駅伝シーンなどは臨場感のあるシーンに仕上がっている。大多数の人たちから感動したと大反響を呼んだ人気ドラマ。

Read Article

マスカレード・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。

Read Article

レキシ・ファーストアルバム「レキシ」におけるコラボレーションとレキシネームについてのまとめ

独特の世界観で人気のアーティスト「レキシ」 そんなレキシがコラボレーションしたアーティストはいつも豪華で話題になっています。 また、コラボレーションする際にアーティストには”レキシネーム”という名前がつけられて、そちらも話題になっています。 そこで今回は、レキシのファーストアルバム「レキシ」でコラボレーションしたアーティストとレキシネームについてまとめました。

Read Article

目次 - Contents