のぼうの城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。

『のぼうの城』の概要

『のぼうの城』とは、和田竜による日本の歴史小説を元にした日本映画で、犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。2010年夏から製作が開始され、公開は2012年11月2日となった。主演は野村萬斎で、脇を佐藤浩市や榮倉奈々など豪華俳優陣がかためる。合戦のシーンは北海道苫小牧市で行われ、VFX(実写映像を加工し、より臨場感をもたせること)が多用されている。累計興行収入は28.4億円を記録し、第36回日本アカデミー賞では10部門にノミネートされた。ノミネートされたのは優秀作品賞、優秀監督賞、優秀主演男優賞などで、そのうち美術賞で最優秀賞を受賞した。また、ロサンゼルスで開催されている「LA EigaFest 2012」にてクロージング映画として上映された。さらに秩父鉄道では本作と舞台の行田市の観光ビジュアルをラッピングした電車を、2012年10月から2013年1月まで運行した。
主人公の成田長親は、北条家傘下の忍城城代の息子である。不器用で運動神経も悪く周りに迷惑をかけてばかりだが、誰にでも分け隔てなく接する姿から「のぼう様」と呼ばれて愛されていた。そんな中、時の関白である豊臣秀吉が天下統一のため北条家を倒す(小田原征伐)ことに決め、小田原城の支城である忍城も秀吉の家臣である石田光成によって開城を迫られることとなった。しかし長親は三成の軍師の不遜な態度に憤りを感じ、「降るのがイヤになった」と突然開戦を宣言する。驚く忍城の面々だったが、みな心は長親と同じだった。そして実は頭の回転がはやく人心掌握が上手い長親は、数々の奇策で忍城を勝利に導いていく。この作品は、戦の中で傷つき傷つけながらも助け合っていく人々の様子が描かれており、最後にはすっきりとした気持ちで観終われる映画となっている。

『のぼうの城』のあらすじ・ストーリー

天正10年

水攻めを指揮する秀吉

「この物語は、約四百年前の史実に基づいている」というアナウンスから物語は始まる。天正10年、1582年のことである。備中高松の戦の場では、羽柴秀吉(はしばひでよし)が石田三成(いしだみつなり)や大谷吉継(おおたによしつぐ)ら家臣の制止を振り切り、砂利の小山を登っていた。「殿、危のうござる、本陣にてご覧になりませ!」と三成が声をかけるが、秀吉はずんずん登っていく。この小山は、備中高松城との戦で水攻めをするために作った、人工的な堤である。秀吉は堤の頂上につくと「決壊させよ!!」と声を張り上げる。大きな地響きが起こり、堰き止めていた川の水が備中高松の城下を飲み込んでいく。三成は「紀之介(大谷吉継の通称)、これだ、俺はこんな戦がしたい。壮大かつ剛気な戦がしてみたい」と吉継に言う。

その後秀吉は天下統一事業の完成に王手をかけるため、関東一円を支配する最後の敵対勢力、小田原(現在の神奈川県)の北条氏の攻略に着手した。関東平野には北条氏の本城である小田原城があり、そして20にもなる支城がその周りを囲んでいた。

天正18年

秀吉の家臣が一堂に会する様子

天正18年、1590年のことである。京の聚楽第(じゅらくてい/じゅらくだい)では、秀吉の家臣たちが集まっていた。そこに秀吉があらわれる。家臣らの最前列には、三成、吉継、長束正家(ながつかまさいえ)が座っている。三成が秀吉の代弁として「天下安寧のため、北条家討伐の軍を発する。前田筑前守(まえだちくぜんのかみ)殿は上杉越後守(うえすぎえちごのかみ)殿と、北陸道を攻められませ」などと、家臣らの攻める方針を示していく。そこを浅井長政(あざいながまさ)が「殿下(秀吉のこと)、三成殿はまた後方にござりまするか」と発言する。これまで武運に恵まれてこなかった三成のことを、蔑んだ発言である。秀吉は「佐吉(三成のこと)には大将を任せる。佐吉は二万の兵をもって、北条の支城を攻める」と言う。秀吉が思い切った決定をしたことに、家臣らはどよめきの声をあげる。

その後、秀吉、三成、吉継、正家は北条家の支城をどのように攻めるかについて話していた。そこで三成は秀吉の命で、北条家の支城のひとつである忍城(おしじょう)を攻めることとなった。秀吉は「石田三成に武勇あり、と世間に示せ」と発破をかける。三成の才能を認め、目をかけているからこその激励である。また、三成が戦果をあげれば家臣らも三成を重んじ、豊臣家も一つにまとまると秀吉は考えていた。「案ずるな、所詮は田舎城よ、二万の軍勢を見ただけで腰を抜かすわ」と秀吉をはじめ、みな忍城をあなどっている。三成は「忍城とは珍妙な城よ。湖に城が浮かんでおる。まこと水に浮くか、試してみるか」と八年前の備中高松の水攻めに思いを馳せるのだった。こうして忍城も、秀吉の攻撃目標に定められた。

忍城(おしじょう)

忍城本丸にやってきた長親(左)と丹波(右)

田んぼの間を、馬で駆け抜ける男がいた。忍城城主成田家の家老、正木丹波守利英(まさきたんばのかみとしひで)である。丹波は「あのバカ、どこ行きおった」と毒づく。そのまま猛スピードで忍城の佐間口(忍城の東南に位置する守りの要)へと入っていく。そこで丹波は「長親(ながちか)見なかったか!!あのバカ見かけたら、すぐに本丸に知らせよ!」と声をかける。そして長野口(忍城の東北に位置する守りの要)へも向かって行く。

忍城領地内の寺では、一人の和尚が子供を叱っていた。そこに丹波が馬に乗ってやってくる。「和尚!長親しらぬか」という丹波の問いかけに「知らんなぁ。のぼう(長親の愛称)か。それより丹波、高僧に向かって馬上よりものを言うとは何事か」と和尚が答える。丹波は笑いながら「和尚も長親をのぼうと呼んでもらっては困るな。仮にも城主になられた氏長(うじなが)様のいとこだぞ」と言う。和尚はそれに「でくを付けんだけありがたいと思え。今日は村総出で麦踏(強い作物を育てるための農作業のこと)じゃ、たぶんそこじゃろう」と返すのだった。

忍城領地内の下忍(しもおし)村では、百姓たちが麦踏をしていた。村人たちの歌声が響き、その脇では子供たちが遊んでいる。子供たちに交じり、赤ん坊をあやす一人の男がいた。忍城城主のいとこ、成田長親(なりたながちか)である。麦踏をしている百姓の一人、たへえが「のぼう様と目を合わせてはならんぞ」と娘のちよと婿のかぞうに言う。かぞうが「いいじゃねぇかよ、侍が手伝うんだってんならこきつかってやれば」と言うが、たへえは「去年長野村が田植えを手伝われて、三日かけて植え直したのを知っておろう」と反論する。長親は非常に不器用ではあるが愛嬌のある男で、そのため百姓らからは愛着をこめて「のぼう様」と呼ばれているのだ。ちよとかぞうの娘であるちどりががそうとは知らず、長親に「おい侍、やることがないならそんなところで座ってないで手伝え」と声をかけてしまう。長親は「そうか。そう言われるとな、手伝わないとな」と意気揚々と立ち上がるが、すぐに地面に足を取られて転んでしまう。「いやー、面目ない」と笑っているところを、丹波がやってきてようやく長親を見つける。丹波は「長親、小田原より使者が参っておる。(忍城が)北条家に加勢するよう、お館様に迫りに来おったのだ」と言い、早く自分の馬に乗るように促す。長親は不器用なので自分で馬にも乗れず、丹波に手伝ってもらいながらようやく馬に跨るのだった。

長親と丹波は忍城の本丸にやってきていた。馬から降りる時も、長親はバランスを崩し丹波に手伝ってもらって降りる。そこに酒巻靱負(さかまきゆきえ)がやってきて、急に丹波に襲い掛かる。以前丹波に「隙あらば襲え」とからかわれたため襲い掛かったのだが、丹波に「火急の時に何を遊んでおるのだ」とたしなめられる。長親は丹波と靭負の立ち合いに巻き込まれ、またバランスを崩していた。靭負も「長親殿、この程度のこと避けてくれなきゃ困りますよ」と呆れている。靭負が丹波に「忍城にも来ますかね、関白の軍勢は」と問うと、「来るさ、かつて上杉謙信が攻めてきた時以上の軍勢でな」と答える。靭負は「大丈夫ですよ。毘沙門天の化身にして戦の天才、酒巻靭負がついてますから」と自信満々である。しかし丹波に「戦にも出たことねぇくせしやがって」とバカにされる。そこに柴崎和泉守(しばさきいずみのかみ)が馬に乗ってやってくる。和泉は「血と硝煙の渦巻くところ、この柴崎和泉守は必ず姿を現すでござろう。はははは」と、今から戦が楽しみで仕方ない様子である。

長親、丹波、和泉、靭負の四名で小田原からの使者と忍城城主の成田氏長(なりたうじなが)の元へと向かう。すでに多くの家臣らが揃っており、一番先頭には家老で長親の父である成田泰季(なりたやすすえ)が座っていた。小田原からの使者は「我ら北条家は関白と手切れとあいなった。ついては支城の城主は早々に兵を率い、小田原に入城されよとのお達しである」と言う。それに対し氏長は「承った。我ら成田家も用意整い次第、入城いたす」と宣言する。しかし長親が「お館様、ちょっといいかなぁ。北条家にも関白にもつかず、今までのように暮らすことは出来ぬのかなぁ」と弱腰の発言をする。それにどよめく小田原の使者と成田家の家臣たち。泰季が長親の首根っこをつかみ「長親!このたわけめ!成田家が存続できているのは誰のおかげか!詫びよ、詫びぬか!」と叱る。長親はへそをまげたようにそっぽを向いてしまった。泰季は長親にかわり「申し訳ござりませぬ。我が愚息にございまして。平にご容赦を」と詫び、それを聞いた使者は小田原に帰って行った。使者が去ったところで家臣らは「戦か…」と神妙な面持ちである。泰季が家臣らを奮い立たせようとするが、急に胸をおさえて倒れこんでしまう。

その後泰季は本丸の奥に運ばれ、枕元には長親、氏長、氏長の妻の珠(たま)、氏長の娘の甲斐姫(かいひめ)が揃っていた。珠が泰季に「おや、泰季殿。(冥土への)お迎えはまだでしたか。幾多の戦場であまたの首をあげた泰季殿が畳の上で往生するなど、虫が良いというものですよ」とからかう。そんな言葉に泰季はよわよわしく笑いながら「親方様、はよう出陣の準備をなさりませ」と氏長に声をかける。長親らが泰季の枕もとを去る時、甲斐姫が「長親、大丈夫じゃ、しっかりせえ」と励ます。それを見ていた靭負が「あれは人ですか」と、甲斐姫の美しさにすっかり魅了された様子でつぶやく。隣にいた和泉は「惚れるんじゃねぇぞ、家臣の分際で。ああ見えてとんでもない武辺者(ぶへんもの、武勇のある人のこと)だ。一昨年のことだが、姫はよ、百姓の女房を手籠めにした家臣を討ち取った。相手も家中に名の通った手練れだったが、一刀のもとに切り伏せた。討たれた家臣の一族はおさまらねぇ。それをどうやったがしらねぇが、黙らせたのがあの長親殿よ。それ以来姫は、長親殿に惚れぬいてら」と忠告するのだった。

籠城の準備

「籠城しない」と聞いて動揺する、百姓ら(画像中央がたへえ、右がかぞう)

忍城では、氏長が出陣の用意をしていた。そこに長親、丹波、和泉、靭負が駆けつけ「お館(氏長のこと)!なぜじゃ、何故我らが城に残らねばならん!」と詰め寄る。氏長は「考えあってのことじゃ。わしは関白に内通する。おのれらは関白の軍勢が攻め入れば、速やかに城をあけよ」と言う。靭負は「一戦も交えず開城せよと仰せですか」と、顔に悔しさをにじませる。丹波も「ならば最初から関白に降ると決しておれば良かったものを」と氏長に反論する。氏長は「北条の庇護にあった我らが義理を果たさず開城するなど、誰が承知するか。勝てるのか?北条は天下の兵を敵に回すのだぞ。忍城の兵500騎でそれを迎え撃つというのか」と一喝する。黙る一行に「このことは家中にもらすな。叔父上にも内密にせよ。小田原の使者が開戦の知らせを伝えに必ず来るゆえ、籠城の備えだけやっておけ。関白の兵を一人たりとも殺すでないぞ」と重ねて言うのだった。そうして氏長は出陣していった。

丹波ら主だった家老は、複雑な心境ながらも籠城の準備を進めていた。城中で百姓らを交えて準備をする中、突然和泉が兵糧米を「もう用意しなくて良い」と言い始める。「俺は帰る!馬鹿らしい」と言う和泉に靭負が怒り、斬りかかる。長親が止めに入ろうとするが、丹波に「和泉に任せておけ」と止められてしまう。百姓や甲斐姫も見守る中、和泉も刀を抜いて靭負を圧倒する。「それで戦の天才か、笑わせる」とバカにする和泉に、靭負は「軍略の才じゃ」と反論する。そこに和泉が「戦もせんのに、兵糧米をためこむのがおのれの軍略か」と言うので、百姓らにも動揺が広がる。ようやく丹波が止めに入り「今の話、他言すれば命はないものと思え」と周りを一括するが、長親や他の侍衆から「口止めすれば噂は広がる」との声があがる。丹波は仕方なく「お館様は小田原にこもられたが、関白に内通するはらだ。成田家は関白と戦はせぬ。ただし、このことが北条家に露見すればお館様の命はない。籠城の支度を続けよ」と事情を説明するのだった。

泰季が臥せっている部屋では、珠と甲斐姫が控えていた。そこに丹波が顔をみせる。珠が「何か騒ぎがありましたか」と問うと、丹波が「士気にゆるみが見え申したゆえ、手綱を引き締め申した」と、氏長の内通をごまかす。事実を知っている甲斐姫は、とがめるような目つきをする。泰季は「長親はあの通りうつけじゃ。儂亡きあとは丹波に城代を引き継がせたい。長親をたてることはないぞ」と丹波に言うが、丹波は何も答えられない。そこに小田原から使者が来たと知らせが入る。忍城の籠城の様子をみて、すぐに小田原に引き返したとのことだった。甲斐姫は「丹波、小田原城はもう戦に入ったのか?」と問うと、丹波は「おそらくは」と簡潔に答えるのだった。

忍び寄る三成の軍

かぞうが家を出る際、たへえの脚にしがみついて離れなかったちどり

小田原城の西方三里いったところに、箱根湯本がある。秀吉はここに陣を構えていた。秀吉の元に三成、吉継、正家が控えていた。秀吉は正家に「兵糧米に滞りないか」と聞き問題がなかったので、三成と正家に出陣するように命じる。残った吉継に秀吉は「紀之介よ、佐吉は軍略には乏しい」と残念そうに語りかける。しかしすでに忍城は内通の意思表示をしてきている。秀吉はその忍城の開城に三成をあたらせることで本人に自信をもたせ、家中での立場も強くさせようとしているのだった。秀吉は「頼むぞ、佐吉に武功をたてさせてやってくれ。佐吉にはもらすな」と、吉継に念押しするのだった。

忍城領内の村では、百姓らが田植えをしていた。長親もその様子を眺めている。今回の籠城の事情を知っているたへえは「のぼう様、関白に降れば、のぼう様はどうなるのじゃ」と、心配そうに長親に聞く。長親は「百姓になるかのう」とおどけてみるが、「それは無理ですよぉ」と返されてしまう。そこに丹波が馬に乗りやってきて「またこんなところで遊んでおったのか。館林より使者がまいった。関白の軍勢が館林に入った。もはや忍城まで三里に迫っておる!」と言う。その知らせに、百姓らは動揺するのだった。

一方三成の元には「申し上げます。我が先鋒が到着するやいなや、館林城は城を明け渡したとのことにございます」という知らせをうけていた。三成の周りの侍たちからは、「腰抜けが」などといったなじる声があがる。三成も「和戦(戦いをやめること)を乞うまでもなく落城とは。刑部(ぎょうぶ、吉継の官名)よ、人とはこんなものなのか。これほど簡単に性根を失うものなのか」と吐き捨てる。自分の軍略を発揮する場が失われ、悔しさがにじみ出るのだった。

たへえの家では、かぞうが嫌がるちどりを連れて家を出ようとしていた。たへえとちよがそれを追う。かぞうは「でくのぼう(長親のこと)の言うことなど嘘だ、戦はあるんだよ!」と叫ぶ。かへえは「行くあてなどないんだろう」と止めるが「今死ぬよりましだ!」とかぞうは返す。そこでちよは、「一人でいきなされ。あんたは戦が怖いから逃げるのではない。お侍が憎いから逃げるのよ!お侍に手籠めにされた私が憎いから逃げるのよ!私は仇をとってくれた姫と、姫を救ったのぼう様の城を離れませぬ!」と言う。その言葉にかぞうは「俺は忘れたと言ったじゃないか。みんな勝手にしろ!」と一人で出て行ってしまった。

忍城には、三成の軍勢の足音や声が届いていた。そんな中、長親は歌を歌っている。「じたばたしても仕方ない。おとなしく降ればお猿さん(秀吉のこと)も悪いようにはしない」と、ひょうひょうとした様子である。長親と丹波は「500(忍城の軍勢)に20,000(三成の軍勢)か」と、見張り台から三成の軍勢を見やるのだった。

忍城のすぐ近くの丸墓山古墳では、三成が陣を構えていた。かつて、上杉謙信が忍城を攻めた際にも陣を構えた山である。三成は「正家を呼べ、軍師にたてる」と命じる。それを聞いた吉継が「正家は天下の威を借る男だ。弱きものには強く、強き者には弱く、そういう男だ。」と、正家は軍師にはふさわしくないと諌める。しかし三成は「その手でいくんだよ」と、何かたくらむ表情をするのだった。

忍城では三成の使者の入城に備え、長親らが鎧を着て準備をしていた。そこに甲斐姫が「猿めの使者が入城したぞ」と伝えに来る。長親らは泰季のもとにやってくると「関白の軍勢が参り申した。城代、申し上げたき議がございます」と泰季に伝える。泰季は「お館様は関白に降るおつもりじゃな。よいのじゃ、城をあけい。関白に臣従を誓い、所領の安堵を願いでよ。苦労をかけたな、儂が頑固なばかりにのう」と関白に降ることを予見していた。丹波は「申し訳、ございませぬ」と無念の表情である。他の家臣らも泣き崩れている。どうにか皆退出したが、靭負は甲斐姫に声をかける。「姫、酒巻靭負は姫に惚れておりまする」と、開城を前に伝えるのだった。甲斐姫も「承知した。ありがとう」と微笑む。

使者

忍城が戦に転じたと聞いて興奮する三成(左)

秀吉と三成の使者である正家が、いらだちながら成田家の面々を待っていた。そこに長親らが現れる。正家は「遅い、殿下の使いをただ待たせるとは」と悪態をつく。丹波は「いやいや、田舎者と思し召し、至らぬところはご容赦くだされ。城代は病身ゆえ、床を離れられませぬゆえ、ことの次第を伝えるのに少々時を使い申した。失礼仕った」となだめる。そして長親を城代である泰季の嫡子(跡継ぎ、長男のこと)として紹介する。正家は「この大事に寝ていられるなど、のんきな城代もあったもんじゃのう」とさらに嫌味を重ねる。控えていた和泉は「こんな野郎が軍師かい」とぼそっとつぶやく。正家は横柄な態度で「降るなら、城・所領ともに安堵してつかわすが、戦と申すなら我ら二万の兵がもみつぶす。はよう返答せぇ、わしは朝飯を食うておらぬ。それと、成田家には甲斐とかいう姫がおるな。それを殿下に差し出すように」と続ける。甲斐姫の名前が出て、家臣らにどよめきの声があがる。長親は「腹は決めておらなんだが、今決めた。戦います」と静かだがはっきりと告げた。さらに家臣らは驚きの声をあげる。正家も「今なんと申した」と驚いている。長親は「戦場にてあい見える(まみえる)と申した!!」と、わざと正家を挑発するような表情をみせ、丹波らに「長親、戻ってこい!」と別室に連れて行かれるのだった。

丹波は「乱心したか!今さら何を申しておる。関白にはかなわぬ。おぬしも承知したではないか」と長親に詰め寄る。長親は「イヤになった、降るのがだよ!二万の軍勢でさんざん脅しをかけたあげく、和戦かいずれかを問うという。そしてその実、降るに決まっておると高をくくっておる。そんなものに降るのは嫌じゃ」と駄々をこねる。丹波は「我慢しろ、我慢するのだ」と説得するが、長親はなおも「嫌なものは嫌じゃ。武あるものが武なきものを足蹴にし、才あるものが才なきものの鼻つらをいいようにかきまわす。これが人の世か。なら儂は嫌じゃ。儂だけは嫌じゃ。これが世の習いと申すなら、儂は許さん」と抵抗する。そこで和泉が「やろうぜ」と声をあげる。靭負も「酒巻家も、のりますよ」と嬉々として声をあげる。次々に他の家臣らも名乗りをあげていく。丹波は「おのれらは戦がしたいだけであろうが。待て、早まるな。強いものに伏するのは、世の習いであろうが」と呆れている。そして「本当にやるのか、長親」と長親と丹波はにらみ合う。それでも揺るがない長親の目を見て、「やっちまうか。やろう、やろうぜ」と丹波も賛同する。それに家臣らは一致団結した雄たけびをあげるのだった。

長親らは正家のもとに戻ってきていた。正家は長親らのただならぬ雰囲気に圧倒されている。それでも正家が「どうじゃ、その者(長親のこと)は料簡(りょうけん、納得すること)したか」と問うと、丹波が「さよう、重臣一同いさめ申したが、この者存外頑固者により、いっこうに言うことを聞きませぬ。さればこの者の申す通り、我ら戦に決した」と宣言する。正家は「二万の軍勢を相手に、戦すると申すか!」と驚く。そんな正家に長親は「坂東武者の槍の味、存分に味わわれよ」とニヤッと言うのだった。

正家は三成の元に戻ると、忍城が降伏しないことを報告した。それを聞いていた吉継は「確かか」と、信じられないといった表情をする。三成は「そうか、さっそく軍議じゃ。これよ、こうでなければならぬ。これが人というものよ」と楽しそうである。正家を軍師にしたのは正家の挑発によって忍城の面々がどのような反応をするのか、その性根を試すためだったのだ。

一方忍城では、泰季がついに息を引き取っていた。丹波は「みな、ここで城代に誓え。これより長親を城代とし、我らが総大将とすることを」と言い、家臣らも「おう」「承知」と応じる。それを見守っていた珠は「戦に決しましたか」と長親に問う。長親は「お館の言いつけには背くんじゃが」と、しょんぼりと返す。そんな長親に珠は「あの腑抜けの話など聞かずとも良い。あとは奥に任せて、すぐに軍議へ」と発破をかけるのだった。

軍議

戦をする理由を長親(右)に詰め寄る甲斐姫(左)

忍城周辺の地図を囲む家臣団を前に、丹波が「各守りをする将を決める。望みはあるか」と声をかける。和泉は「俺は長野口の一本道が欲しい。鉄砲隊は丹波、おめえにやるわ」と、一番に声をあげる。丹波はそれに頷き、「佐間口は儂が行く。靭負は遊軍だ」と言う。靭負は不満そうだが、丹波に「本丸にて戦況を見、危うい守り口があれば兵を送り出すのだ」となだめられて了承する。その後も他の守り口の将が次々と決められていき、軍議は終了した。軍議の終わりは「良いか。兵の数こそ少ないが、地の利、人の利はわが方にある。我らにしか取れぬ軍略を持って、勝利をつかむ!」という言葉で締めくくられた。

たへえの家の中には、百姓らが集められていた。上座には丹波が座っている。丹波は「成田家は、関白と戦をすることに決した。百姓はことごとく城にこもり、一刻たっても入城せぬときは村を焼き払う」と宣言する。たへえら百姓は「戦はせぬと仰せになったではありませぬか。入城のこと、お断りいたす。百姓とてバカではない。何様が戦をしようなどと申されておるのじゃ。申されよ」と言う。丹波は「百姓の分際で、その物言いはなんじゃ!」と言いつつも、「長親じゃ…」ときまり悪そうに答える。それに百姓らは「のぼう様…?はははは!!」と大笑いをする。さらに「しょうがねぇなぁ、あの御仁(ごじん)も。のぼう様が戦をしようってんなら、われら百姓が助けてやらねば。なぁ、みんな」「そうじゃ、そうじゃ!」と戦に乗り気になり始める。それを見た丹波は、長親の人望と百姓らの心意気に感心するのだった。

夜には、忍城内に侍も百姓も皆集まっていた。長親ら主だった家臣団が門の上にのぼり、侍や百姓らを上から眺める。和泉は「3,000(人)はいるか。ガキまで一端(いっぱし)のツラしてやがる」と感心する。長親は「成田長親じゃ!父泰季は、開城せよと最後の言葉を遺した!じゃが、儂が無理を言うて戦にしてしもうたぁ~!!みんな、ごめ~ん!!」と声をあげる。丹波は「兵の士気が下がる!何を言うのだ」と焦って止めようとするが、長親は「父上…」と泣き崩れている。それを見たちどりやちえなど、百姓らが長親を心配する。百姓らは「のぼう様…みんな声を出すんじゃ。えいかえいかおー(えいえいおーのこと)!!」と声をあげていく。初めは数人だったが、次第にその声は全体に広がり、侍も百姓も関係なくなっていく。長親はその声を受けて、泣きながら笑うのだった。

三成の陣には、忍城の「えいかえいかおー!!」と声が届いていた。それを聞いていた吉継は「この城を敵にまわしたのは間違いか」と、一抹の不安を覚えている。

忍城のある一室では、長親と甲斐姫が向き合っていた。甲斐姫は「猿めの使者が、わしを側女(そばめ、側室のこと)によこせと申してきたそうじゃな。戦をすると申したのは、わしのためか」と聞く。長親は「そんなわけないでしょう」としれっと返す。甲斐姫と長親は「そうだと言え!」「違いますって」「言え!このたわけ!」と言い合い、ついに甲斐姫は部屋を出て行ってしまう。甲斐姫は、自分が惚れている長親が自分を守ってくれたと思いたかったのだ。

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『相棒』は、テレビ朝日・東映制作の刑事ドラマシリーズ。 水谷豊演じる主人公『杉下右京』は、人材の墓場と呼ばれた「警視庁特命係」に属する警部である。 その右京が自身の下についた「相棒」と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく。 亀山薫(演:寺脇康文)、神戸尊(演:及川光博)、甲斐享(演:成宮寛貴)、冠城亘(演:反町隆史)と相棒は代替わりしている。

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検察側の罪人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『検察側の罪人』とは、雫井脩介によって書かれた日本の小説が基になっている日本のサスペンス映画である。木村拓哉と嵐のメンバーである二宮和也がダブル主演で魅せるサスペンスストーリー。老夫婦殺人事件と時効を迎えた事件がきっかけとなり自分の正義に固執する最上と事件の真相に対する正義を追い求める沖野の対立が描かれた本作。脇には吉高由里子、大倉孝二、八嶋智人などが固める。映画のキャッチコピーは「一線を超える」。

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陸王(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『陸王』とは作家の池井戸潤が書いた小説『陸王』が原作のドラマで、脚本は八津弘幸、演出は福澤克雄と田中健太が担当。ドラマのストーリーは資金難に苦しむ老舗足袋屋の社長が、会社の未来を考え新規事業のランニングシューズ開発に乗り出し、たくさんの人の助けで苦難を乗り越え、マラソン足袋「陸王」を開発するまでの企業再生物語。ドラマの主人公である宮沢紘一を俳優の役所広司が演じ、たくさんのエキストラを使った駅伝シーンなどは臨場感のあるシーンに仕上がっている。大多数の人たちから感動したと大反響を呼んだ人気ドラマ。

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らせん(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『らせん』とは1998年に公開された日本のホラー映画。原作は鈴木光司の同名小説。前作にあたる『リング』の続編として同時上映された作品である。監督と脚本は1995年の単発ドラマ版『リング』の脚本を担当した飯田譲治。「呪いのビデオ」に科学的視点からその謎に迫る。前作のオカルトホラーから雰囲気を変え、原作を忠実に再現したSFサスペンス要素の強い作品になっている。解剖室に送られてきたかつての友人高山竜司の遺体。残された暗号。安藤は第一発見者高野舞とともにその謎に挑む。

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そして父になる(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『そして父になる』とは、”赤ちゃん取り違え事件”を扱った、2013年制作の日本映画。TVドキュメンタリー出身の是枝裕和が監督・脚本・編集を担当し、主演の福山雅治が初の父親役を演じた。第66回カンヌ国際映画祭では見事に審査委員賞を受賞し大きな話題となった。ある日、突然6年間育てた息子が病院で取り違えられた他人の子どもだったと知らされた対照的な2組の夫婦が、過酷な決断を迫られ、それぞれに葛藤を繰り返す中で本当に大切なものを学んでいく姿を描く。

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シン・ゴジラ(庵野秀明)のネタバレ解説・考察まとめ

2016年7月29日より公開された空想特撮映画。脚本・編集・総監督は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で有名な庵野秀明。監督・特技監督は、漫画「進撃の巨人」の実写版を作った樋口真嗣。東宝製作のゴジラシリーズとしては12年ぶり、29作品目となる。 東京湾より突如現れた巨大不明生物ゴジラに対し、日本政府が立ち向かっていく様を描く。 キャッチコピーは「現実(ニッポン)対 虚構(ゴジラ)」

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ザ・マジックアワー(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ

『ザ・マジックアワー』とは三谷幸喜が脚本・監督したエンターテインメント映画である。佐藤浩市の主演映画で妻夫木聡や深津絵里など豪華キャストが多数出演している。三谷幸喜が監督する4作品目の映画で、第32回日本アカデミー賞で4部門にノミネートされた。マフィアの天塩商会が牛耳る港町の守加護。彼らの怒りを買ってしまった備後は、助かるために三流俳優の村田を騙し、映画撮影と称して殺し屋のデラ富樫を演じさせる。天塩の者たちに村田が偽のデラ富樫だとバレないよう備後が四苦八苦する、大ヒットコメディ映画。

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今夜、ロマンス劇場で(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『今夜、ロマンス劇場で』とは2018年に公開された、主演綾瀬はるかと坂口健太郎によるラブストーリー映画である。映画監督を目指す健司が通い詰めていた「ロマンス劇場」で、モノクロ映画に出演している映画のヒロインである美雪に出会う。ある日、美雪が現実世界に現れ、健司は美雪に色のある現実世界を案内していくうちに、健司と美雪は惹かれ合っていく。しかし、美雪にはある秘密があった。切なくもあり、昭和中期を舞台とした切なくもあり温かい気持ちになるラブストーリー映画となっている。

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50回目のファースト・キス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『50回目のファースト・キス(映画)』とは、本国アメリカのみならず世界中で大ヒットとなったロマンチック・ラブコメディである。記憶障害という難病をテーマに切なく涙かせるシーンもありながら、集結したコメディ俳優たちがハワイを舞台にナンセンスながらクセのあるギャグで始終笑わせてくれる。 二人が揃ってメディアに登場すると今だに大きな話題となるアダム・サンドラー×ドリュー・バリモアの最強コンビの抜群の信頼関係が、最高の映画製作に影響を与えヒット作へと導いている、今もなお根強いファンが多い傑作である。

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百万円と苦虫女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『百万円と苦虫女』とは、ひょんなことから前科持ちとなってしまい、実家にも居づらくなったフリーター・鈴子が、百万円を貯めては場所を転々し、様々な経験や人との出会いを通して成長していく様子を描いた青春ロードムービーである。2008年7月19日に日本で公開され、興行収入は3億円、観客動員数は19.7万人を記録した。『百万円と苦虫女』の功績が認められ、監督のタナダユキは第49回日本映画監督協会新人賞を、主演の蒼井優は2009年に芸術選奨新人賞を受賞した。

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箱入り息子の恋(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『箱入り息子の恋』とは、2013年公開の日本の恋愛映画。この物語の主人公、天雫(あまのしずく)健太郎、35歳は市役所勤務で性格は内気。そして、彼女いない歴=年齢という持ち主。結婚願望がない健太郎を見て、心配した両親は代理見合いに出席する。代理見合いをきっかけに健太郎は奈穂子と出会うが、奈穂子は目が見えなかった。健太郎との恋愛を反対する奈穂子の父と、立ちはだかる障害という壁。もどかしい恋と2人の純粋な気持ちに胸を打たれた人が続出。日本映画監督協会新人賞を受賞した市井昌秀が送る感動のラブストーリー。

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超高速!参勤交代(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『超高速!参勤交代』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2014年に映画化された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)は、長い参勤交代を終えて国元に帰ってきていた。しかしすぐにまた参勤するようにと江戸から知らせが届く。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(のぶとき)の無理難題を攻略するため、何度も窮地に陥りながらも知恵をめぐらせ江戸に向かう。この物語は個性豊かなキャラクターが織りなすコミカルな様子の中に、男たちの熱い思いを垣間見ることが出来る作品となっている。

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家政婦のミタ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『家政婦のミタ』とは、2011年10月から12月まで日本テレビ系で放送された、訳ありな過去を持つ完璧な家政婦を題材としたテレビドラマ。タイトルの由来は市原悦子主演で有名な『家政婦は見た!』のパロディ。頼まれたことは何でもやるが、常に無表情でミステリアスな家政婦・三田 灯が、一家離散の危機にある阿須田家に派遣される。命令されれば犯罪行為でもやってしまう三田だが、その行動によって家族は絆を取り戻していくというストーリー。最終回は40.0%を記録した。

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【相棒】歴代相方まとめ

『相棒』とは、2000年からテレビ朝日・東映によって制作・放送されている刑事ドラマシリーズである。 警視庁特命係は、警視庁内部の左遷先として扱われている“人材の墓場”である。そこに所属する刑事杉下右京は、どのような難事件も解決する切れ者だが、事件と見ればそれが権力の闇に隠されていようと暴き立て、捜査のためなら強引な手法も辞さない厄介な人物としても知られていた。様々な事情からそこに異動させられる刑事たちは、時に右京に反発し、時に彼の推理力に圧倒されながら、次第に息の合った“相棒”となっていく。

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山田孝之が子役に挑戦!?ドラゴンクエストXIの特別映像紹介【DQ11】

『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』は、俳優の山田孝之がイメージキャラクターに起用されて発売前から大きな反響を呼んだ。公開された特別映像では33歳の山田が多くの子供に囲まれて【子役】を演じるというユニークなバージョンも存在している。ドラゴンクエストXIの特別映像をまとめて紹介する。

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