のぼうの城(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。

『のぼうの城』の概要

『のぼうの城』とは、和田竜による日本の歴史小説を元にした日本映画で、犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。2010年夏から製作が開始され、公開は2012年11月2日となった。主演は野村萬斎で、脇を佐藤浩市や榮倉奈々など豪華俳優陣がかためる。合戦のシーンは北海道苫小牧市で行われ、VFX(実写映像を加工し、より臨場感をもたせること)が多用されている。累計興行収入は28.4億円を記録し、第36回日本アカデミー賞では10部門にノミネートされた。ノミネートされたのは優秀作品賞、優秀監督賞、優秀主演男優賞などで、そのうち美術賞で最優秀賞を受賞した。また、ロサンゼルスで開催されている「LA EigaFest 2012」にてクロージング映画として上映された。さらに秩父鉄道では本作と舞台の行田市の観光ビジュアルをラッピングした電車を、2012年10月から2013年1月まで運行した。
主人公の成田長親は、北条家傘下の忍城城代の息子である。不器用で運動神経も悪く周りに迷惑をかけてばかりだが、誰にでも分け隔てなく接する姿から「のぼう様」と呼ばれて愛されていた。そんな中、時の関白である豊臣秀吉が天下統一のため北条家を倒す(小田原征伐)ことに決め、小田原城の支城である忍城も秀吉の家臣である石田光成によって開城を迫られることとなった。しかし長親は三成の軍師の不遜な態度に憤りを感じ、「降るのがイヤになった」と突然開戦を宣言する。驚く忍城の面々だったが、みな心は長親と同じだった。そして実は頭の回転がはやく人心掌握が上手い長親は、数々の奇策で忍城を勝利に導いていく。この作品は、戦の中で傷つき傷つけながらも助け合っていく人々の様子が描かれており、最後にはすっきりとした気持ちで観終われる映画となっている。

『のぼうの城』のあらすじ・ストーリー

天正10年

天正10年、1582年のこと。備中高松の戦の場では、羽柴秀吉(はしばひでよし)が石田三成(いしだみつなり)や大谷吉継(おおたによしつぐ)ら家臣の制止を振り切り、砂利の小山を登った。小山は、備中高松城との戦で水攻めをするために作った堤だ。秀吉は頂上につくと決壊を命じ、水が備中高松の城下を飲み込む。
その後、秀吉は小田原(現在の神奈川県)の北条氏の攻略に着手。関東平野には北条氏の本城である小田原城があり、20の支城が周りを囲む。

天正18年

天正18年、1590年のこと。京の聚楽第(じゅらくてい)では、秀吉の家臣が集まる。秀吉が現れ、前には三成、吉継、長束正家(ながつかまさいえ)が座る。
三成が秀吉の代弁で攻める方針を示す。すると浅井長政(あざいながまさ)が三成を蔑む発言をする。だが秀吉は三成に大将を任せる。三成は秀吉の命で、忍城(おしじょう)を攻めることになる。秀吉は三成の才能を認め、戦果をあげれば皆も一つにまとまると秀吉は考えた。秀吉をはじめ、みな忍城をあなどった。

忍城(おしじょう)

田んぼの間を忍城城主成田家の家老、正木丹波守利英(まさきたんばのかみとしひで)が馬で駆け抜けた。
猛スピードで忍城の佐間口(忍城の東南に位置する守りの要)へと入り、長親(ながちか)を見つけたら知らせるように命じた。長野口(忍城の東北に位置する守りの要)にも向かう。忍城領地内の寺で一人の和尚に丹波が長親の居場所を訪ねた。すると「今日は村総出で麦踏(強い作物を育てるための農作業のこと)じゃ、たぶんそこじゃろう」と返す。

忍城領地内の下忍(しもおし)村では、百姓たちが麦踏をしていた。赤ん坊をあやす忍城城主のいとこ、成田長親(なりたながちか)がいた。長親は不器用だが愛嬌があり、百姓のたへえや娘のちよと婿のかぞうなど、百姓からは愛着をこめて「のぼう様」と呼ばれる。丹波が長親を見つけ、自分の馬に乗るように促す。

長親と丹波は忍城の本丸にきていた。そこに酒巻靱負(さかまきゆきえ)がきて、靭負が丹波に関白軍が来るか問うと、かなりの軍勢で来ると答える。そこに柴崎和泉守(しばさきいずみのかみ)がくる。和泉は戦が楽しみで仕方ない。

長親、丹波、和泉、靭負の四名で忍城城主の成田氏長(なりたうじなが)の元に行く。すでに家臣が揃っており、一番先頭には家老で長親の父の成田泰季(なりたやすすえ)が座る。小田原の使者は北条家と関白が手切れになった事と小田原に入城しろと伝える。氏長はこれを承諾した。しかし長親が今までのように暮らしたいと言う。泰季は長親にかわり詫び、使者は小田原に帰った。

家臣らは「戦か…」と神妙な面持ち。泰季が家臣らを奮い立たせようとするが倒れる。泰季は本丸の奥に運ばれ、枕元には長親、氏長、氏長の妻の珠(たま)、氏長の娘の甲斐姫(かいひめ)が揃う。長親らが泰季の枕もとを去る時、甲斐姫が長親を励ます。それを見た靭負が甲斐姫の美しさに魅了される。隣にいた和泉は家臣が惚れてはいけない事と、姫が長親に惚れてることを忠告した。

籠城の準備

忍城では、氏長が出陣の用意をしていた。そこに長親たちが詰め寄る。氏長は関白軍が来たら開城するように言う。靭負は何もせず開城するのかと言うが、氏長は勝てるはずがないと一喝する。黙る一行にこの話を他言しない事と籠城準備をする事を言い、氏長は出陣した。

城中で百姓らと準備中、突然和泉が兵糧米を用意しなくていいと言い出し、帰ろうとする。靭負が怒り、喧嘩が始まる。和泉が戦をしないことを言い、百姓に動揺が広がる。丹波が止め、今の話は他言するなと一括する。だが長親や他侍衆から口止めしたら噂は広がると言われて説明する。

泰季が寝ている部屋には、珠と甲斐姫がいた。そこに丹波が来て、珠が「何か騒ぎがありましたか」と問う。丹波がごまかすと事実を知る甲斐姫は、とがめるように見た。泰季は自分が亡き後は丹波に継いで欲しいと言うが、丹波は何も答えない。小田原から使者が来たが、忍城の籠城の様子をみて小田原に引き返した。

忍び寄る三成の軍

小田原城の西方三里の箱根湯本に秀吉は陣を構えた。秀吉の元に三成、吉継、正家が控え、三成と正家に出陣を命じた。

籠城の事情を知っているたへえが長親の今後を心配していると丹波がきた。関白軍が三里先まで来ていると報告した。一方、三成の元には館林城が開城した報告が入る。たへえの家では、かぞうが嫌がるちどりを家から連れ出そうとするが、かぞうは一人で出て行く。長親と丹波は見張り台から三成の軍勢を見る。

忍城近くの丸墓山古墳では、三成が陣を構えた。三成は正家を軍師にすると命じ、吉継は反対するが三成はたくらむ表情をする。

忍城では三成の使者の入城に備え、鎧を着て準備した。甲斐姫が使者の入城を報告し、長親らは泰季に今回の事情を話そうとしたが、泰季は関白に降ることを予見していた。丹波は無念の表情をして家臣らも泣き崩れる。靭負は甲斐姫に声をかけ、惚れているとを伝えた。

使者

正家はイラつきながら成田家の面々を待つ。そこに長親らが現れ、正家は悪態をついて丹波がなだめる。長親を城代である泰季の嫡子(跡継ぎ、長男のこと)と紹介した。
正家は横柄な態度で甲斐姫を差し出すように要求した。長親は戦をすると告げ、家臣らと正家は驚く。丹波は長親を説得するが、それでも長親は抵抗する。すると和泉が「やろうぜ」と声をあげ、靭負も賛同し、次々に家臣らも賛同した。長親と丹波はにらみ合うが揺るがない長親の目を見て、丹波も賛同する。

長親らは正家のもとに戻り、戦うことを宣言する。正家は三成の元に戻り、忍城が降伏しないと報告した。三成が正家を軍師にしたのは正家の挑発によって忍城の面々がどのような反応をするのか、試すためだ。
一方忍城では、泰季がついに息を引き取る。丹波は長親を総大将とする事を宣言し、家臣らも応じる。

軍議

忍城周辺の地図を囲む家臣団を前に、丹波が守る場所の希望を聞いた。和泉が長野口、丹波は佐間口に、靭負は遊軍に決まる。
たへえの家の中には百姓らが集められ、上座には丹波が座る。丹波は戦をする事、百姓は籠城するよう宣言する。しかし百姓は反対して戦したいと言った人物を訊ねた。丹波が長親だと言うと百姓たちは戦に乗り気になり始める。丹波は、長親の人望と百姓らの心意気に感心する。

夜に忍城内に侍も百姓も皆集まり、長親ら主だった家臣団が門の上から侍や百姓らを眺める。和泉は感心し、長親が戦をすると言ったことを詫びた。丹波は焦って止めようとするが、長親は泣き崩れた。それを見た百姓らが長親を心配し、声をあげる。初めは数人だったが、その声は全体に広がり侍も百姓も関係なくなる。長親はその声を受けて泣き笑いする。
三成の陣には、忍城の「えいかえいかおー!!」と声が届いた。

戦の始まり

三成の陣では大勢の兵が整列し、佐間口には正家の軍、長野口には吉継の軍が配置された。開戦の合図がされ、戦いが始まった。
丹波の元に先手が鉄砲衆だと報告があり、丹波が守る佐間口では正家が声をあげる。正家は進軍を開始し、鉄砲衆が前に出るが泥地に足を取られる。その隙に丹波ら騎馬が門を飛び出す。引き付ける前に正家軍の鉄砲衆は発砲し、丹波らは鉄砲玉の中を抜ける。丹波ら騎馬たちは二人乗りで、後ろには鉄砲衆が乗る。正家が慌てて指図するが丹波らの餌食になる。

忍城では長親の元に戦が始まったと伝令が来た。和泉の守る長野口では、吉継が冷静に進軍を開始した。吉継軍は丸太の束で門にぶつかり、門の裏では和泉の軍が門をおさえていた。長親の元には、長野口が劣勢だと報告が入る。それを聞いた靭負は意気揚々と出陣した。

長野口に靭負が到着した瞬間、長野口の二ノ門が破られる。和泉がすさまじい気迫で、一人出陣する。吉継らはその気迫に恐れをなす。一方佐間口では、丹波の姿を見た正家の部下・山田帯刀(たてわき)が興奮した。正家は進軍が上手くいかず生気をそがれていた。呆れた帯刀は正家を置いて丹波に戦いを挑む。丹波と帯刀は互いに馬で走り寄り、帯刀は丹波に首を落とされ絶命し、落馬した。

長野口では、和泉が一人奮闘した。靭負や兵らが助太刀しようとするが、和泉は「来るな!」と一喝する。長野口の一本道で和泉が奮闘して先に進めない。吉継は次の作戦として、熱した石を大量に投擲(とうてき)した。味方に促され、和泉はしぶしぶ門まで下がり、靭負と交代をする。吉継の兵らが門の中に入ると、地面には大量の油がまかれており、忍城の兵らが油を頭からかぶせ、靭負が容赦なく火をつける。吉継は潔く去る。

一方佐間口でも、丹波が帯刀を討ち取ったことで活気づき、侍や百姓らが良く戦っている。

初戦勝利

忍城に、兵が続々と帰る。皆の元にきた丹波に、百姓らが戦果を知らせに集まる。また、初戦を勝ち抜いたことで皆の顔に笑顔があることを見て勝利を確信した。
丹波は長親の元に戦果を知らせに行った。途中で甲斐姫も合流し、丹波は戦果を伝える。長親は勝利の知らせを聞き安心したのか、少し寝ると苦笑いする。

三成の陣では敗退に将たちが揺らいでいた。三成が水攻めをすると言う。水攻めだと勝利確実ではあるが、個々での手柄を立てづらい。吉継も手柄を立てづらい作戦で士気が下がることを危惧している。

その頃、北条氏直(ほうじょううじなお)の元に出陣していた氏長は、小田原城で待機した。北条家の後見人である北条氏政(ほうじょううじまさ)が忍城の現状を氏長に伝える。氏長は返事をするも、開城するはずだった忍城が戦をしていると聞き、理解できない様子だ。

水攻め

石田三成は忍城の水攻めにあたり利根川と荒川に着目した。忍城を巨大な堤で囲むように命じた。堤の長さは全長28キロにも及び、多くの近隣住民が賃金をもらって働き、かぞうも含まれていた。
夜に長親と丹波は堤を眺めた。丹波は「水攻めじゃ、8年前に関白が備中高松でやりおうた戦術よ」と言う。それに対し、堤を作ったのは誰だと長親は言う。丹波が百姓だろうと言うと、長親は何か確信を持った表情をする。

翌朝、三成は忍城を見下ろした。「決壊させよー!」と叫ぶ。その頃、忍城の領内では和尚が地響きと気配を感じて寺を飛び出した。水が迫ってきていて、ちよとちどりの家も水に飲まれ、間一髪で逃げ出す。丹波は本丸に逃げるように皆を誘導するが、本丸の手前で進まなくなる。二の丸も沈み、水はもう本丸の間近まで迫っていた。

本丸の入口では、甲斐姫が館に上がらない人々に困惑した。そこに長親が中から出てくる。長親は泥だらけの足元で館に上がるのをためらっていることに気付く。長親は自ら泥の中に飛び込み自身の足元を汚し、土足で上がっていいという声で皆が本丸へと入った。
三成は忍城の出方を伺う。

忍城の中では、百姓らがところせましと座り込む。皆目つきが悪く、咳や泣き声、いさかいの声ばかり聞こえる。それを見た丹波が危惧していると靭負が、田を失った怒りを我らに向けていると説明した。和泉は本丸が沈む危機を感じていると、家臣が遺体が本丸に流れてきたと報告に来る。長親らが確認すると、女子供の遺体があった。

女の遺体は長親の小太刀を抱えている。長親が三成に降ると言ったから渡したと説明した。和泉は憤りをあらわにし、長親は真顔になり水攻めを破ると宣言する。周囲の疑問に対し、長親は悪人になるとだけ言った。

田楽踊り

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家政婦のミタ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『家政婦のミタ』とは、2011年10月から12月まで日本テレビ系で放送された、訳ありな過去を持つ完璧な家政婦を題材としたテレビドラマ。タイトルの由来は市原悦子主演で有名な『家政婦は見た!』のパロディ。頼まれたことは何でもやるが、常に無表情でミステリアスな家政婦・三田 灯が、一家離散の危機にある阿須田家に派遣される。命令されれば犯罪行為でもやってしまう三田だが、その行動によって家族は絆を取り戻していくというストーリー。最終回は40.0%を記録した。

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白夜行(東野圭吾)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

白夜行(東野圭吾)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『白夜行』とは、1999年に刊行された東野圭吾の推理長篇である。発行部数は2010年12月時点で200万部を超えている。1973年、大阪で起きた殺人。犯人は小学5年生の被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂。未解決のまま時は流れていく。そして成長した2人は犯罪行為で互いに助け合うようになり、周囲で不可解な事件が次々と起きる。 疑念を抱く刑事が2人の関与に気づき、証言や調査で真相に迫っていくというストーリー。2006年にはテレビドラマ化、2011年には映画化されている。

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娚の一生(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

娚の一生(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『娚の一生』とは、西炯子による日本の漫画作品。小学館「月刊フラワーズ」にて連載された。 「このマンガを読め!2010」で第5位になった。単行本は全4巻。累計発行部数150万部を記録する。2015年、豊川悦司・榮倉奈々のダブル主演で映画化された。 大手企業に勤める30代女性・つぐみと50代の大学教授・海江田とのビタースゥイートでもどかしい関係を描いた漫画作品。

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そして父になる(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

そして父になる(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『そして父になる』とは、”赤ちゃん取り違え事件”を扱った、2013年制作の日本映画。TVドキュメンタリー出身の是枝裕和が監督・脚本・編集を担当し、主演の福山雅治が初の父親役を演じた。第66回カンヌ国際映画祭では見事に審査委員賞を受賞し大きな話題となった。ある日、突然6年間育てた息子が病院で取り違えられた他人の子どもだったと知らされた対照的な2組の夫婦が、過酷な決断を迫られ、それぞれに葛藤を繰り返す中で本当に大切なものを学んでいく姿を描く。

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銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂」(実写版)は、2017年7月に公開された福田雄一監督による日本映画。空知英秋作画の漫画「銀魂」の実写化作品で、原作の長編「紅桜編」がベースです。「紅桜編」は、妖刀紅桜を利用して国の転覆を目論む鬼兵隊と、それを阻止しようとする主人公坂田銀時と仲間たちの戦いを描いたもの。原作はSF時代劇コメディです。実写版はそれを忠実に再現し、ギャグ満載、時にほろりとさせる内容になっています。

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今夜、ロマンス劇場で(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

今夜、ロマンス劇場で(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『今夜、ロマンス劇場で』とは2018年に公開された、主演綾瀬はるかと坂口健太郎によるラブストーリー映画である。映画監督を目指す健司が通い詰めていた「ロマンス劇場」で、モノクロ映画に出演している映画のヒロインである美雪に出会う。ある日、美雪が現実世界に現れ、健司は美雪に色のある現実世界を案内していくうちに、健司と美雪は惹かれ合っていく。しかし、美雪にはある秘密があった。切なくもあり、昭和中期を舞台とした切なくもあり温かい気持ちになるラブストーリー映画となっている。

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シン・ウルトラマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シン・ウルトラマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シン・ウルトラマン』とは、脚本・庵野秀明、監督・樋口真嗣による、人類のために戦う異星人ウルトラマンと、その周囲の人々の活躍を描いた映画作品。日本を代表するクリエイターによる伝説的な特撮作品のリブートということで、公開前から大きな話題となった。 突如日本に出現し始めた巨大生物、禍威獣。その脅威に対抗するため結成された禍特隊の前に、銀色の巨人が現れる。ウルトラマンと名付けられたその巨人は禍威獣から人々を守るように振る舞い、禍特隊がその謎を追う一方、地球にはかつてない危機が迫っていた。

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名前をなくした女神(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

名前をなくした女神(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『名前をなくした女神』とは、2011年4月から6月までフジテレビ系列で放送された、杏主演のママ友たちのドロドロした関係をテーマにしたテレビドラマ。キャッチコピーは「ようこそ、ママ友地獄へ。」。新たに引っ越して来た秋山一家の主婦侑子と息子の健太は、幼稚園のママ友との確執や事件に巻き込まれていく。お受験を控えたママ友たちの間で繰り広げられる嫉妬、見栄、嘘、裏切りなど、複雑な人間関係を描いている社会派ドラマである。本作は杏の連続ドラマ初主演であり、EXILEのKEIJIのドラマ初出演作でもある。

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相棒 season20(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒 season20(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒 season20』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、しかし優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京と、その杉下への好奇心からキャリア官僚の道を捨てて刑事となった冠城亘がいた。その推理力と、上司の叱責を物ともしない行動力で、2人は難事件に挑んでいく。

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相棒シリーズ(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒シリーズ(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒』は、テレビ朝日・東映制作の刑事ドラマシリーズ。 水谷豊演じる主人公『杉下右京』は、人材の墓場と呼ばれた「警視庁特命係」に属する警部である。 その右京が自身の下についた「相棒」と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく。 亀山薫(演:寺脇康文)、神戸尊(演:及川光博)、甲斐享(演:成宮寛貴)、冠城亘(演:反町隆史)と相棒は代替わりしている。

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ランチの女王(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ランチの女王(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ランチの女王』とは、2002年にフジテレビ系の月9枠で放送されたドラマ。主演は竹内結子。その他、妻夫木聡、山下智久、山田孝之などが出演している。ランチタイムに洋食店を訪れた麦田なつみが、ひょんなことからその店で住み込みで働くことになる。洋食店を舞台に、なつみと男四人兄弟の恋愛模様や交流を描いたラブコメディ。脚本は『カバチタレ』や『青天を衝け』を担当した大森美香などが手掛けている。第34回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞や主演女優賞などを獲得した。

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ザ・マジックアワー(三谷幸喜)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ザ・マジックアワー(三谷幸喜)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ザ・マジックアワー』とは三谷幸喜が脚本・監督したエンターテインメント映画である。佐藤浩市の主演映画で妻夫木聡や深津絵里など豪華キャストが多数出演している。三谷幸喜が監督する4作品目の映画で、第32回日本アカデミー賞で4部門にノミネートされた。マフィアの天塩商会が牛耳る港町の守加護。彼らの怒りを買ってしまった備後は、助かるために三流俳優の村田を騙し、映画撮影と称して殺し屋のデラ富樫を演じさせる。天塩の者たちに村田が偽のデラ富樫だとバレないよう備後が四苦八苦する、大ヒットコメディ映画。

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銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。

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WATER BOYS 2(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

WATER BOYS 2(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『WATER BOYS 2』とは、2004年7月にフジテレビ系で放送されていた青春ドラマで、2003年に放送されたドラマ『WATER BOYS』の続編である。脚本は橋本裕志と中谷まゆみが手掛ける。主演は市原隼人。その他、中尾明慶や斎藤慶太などが出演している。3年前に共学になったばかりの元女子高に転校してきた元水泳部員の水嶋泳吉が、山本洋介と共にシンクロ部を設立する。彼らは様々な問題に直面するも、夢に向かって奮闘していく。本作の平均視聴率は16.8%を超え、大きな反響を呼んだ。

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サンクチュアリ -聖域-(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

サンクチュアリ -聖域-(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サンクチュアリ -聖域-』は、2023年5月にNetflixで配信が開始されたオリジナルドラマである。大相撲を題材にした作品で、主演は一ノ瀬ワタル。脇を固める役者は染谷将太、小雪、ピエール瀧と、豪華な顔ぶれが揃う。相撲のセンスはあるが品性や礼儀は欠片もない不良少年・小瀬清が、相撲に真剣に取り組み、やがては各界を揺るがし始めるというストーリー。相撲の裏側をリアルに映し、相撲にかける力士たちの厳しい稽古と、熱すぎるまでの情熱が描かれ、世界で大ヒットを記録した。

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