アメリカン・スナイパー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アメリカン・スナイパー』とは、2014年公開のアメリカ映画である。イラク戦争に従軍した実在の狙撃兵クリス・カイルの自伝的原作を、巨匠クリント・イーストウッド監督が実写映画化。主演はブラッドリー・クーパーが務める。クリスは海軍史上最強と言われる伝説的スナイパー。だが過酷な任務に心を蝕まれ、彼と家族はその影響に苦しむ。残酷な戦場と虚しい戦争の実像を、過剰な演出を排除した構成で淡々と描く。ミリタリー・アクションとしての鑑賞にも十分堪えるが、極めてメッセージ性の強い反戦映画である。

アメリカ海軍の中佐であり、クリスの上司である。イラクにおけるアメリカ海軍上層部のひとりで、海兵隊やクリスの所属するシールズをまとめる責任者だ。基本的に指令本部に詰めており、作戦の立案や指揮に携わっている。アメリカ本国から輸送機で到着した兵を空港で自ら出迎えたり、任務で疲れた部下を気遣ったりするなど、誠実で責任感の強い人物と思われる。

クリス二回目の派遣の際、マーティンス中佐は派遣された兵を自ら出迎えた。空港から前線基地へ移動する為に乗り込んだヘリの中で、マーティンスは「兵曹長の昇進、おめでとう」とクリスに声を掛ける。前回ラマーディーの戦いで、クリスは多くの敵兵を狙撃して恐れられていた。その功績もあり、クリスは異例の昇進を遂げていたのだ。そして、マーティンスが「君の首に18万ドルの賞金が掛けられている」と続けると、クリスは「では、妻には内緒にして下さい。私を差し出しそうです」と答え、マーティンスを笑わせた。
マーティンスはファルージャからラマーディー、サドルシティまで一貫してクリスの上官として指揮を執り続けた。クリス最後の任地であるサドルシティの戦いでは、アルカイダを防護壁によって封じ込める作戦における海軍の指揮を執り、クリスらシールズにムスタファの排除を命じる。この任務が成功したことでクリスは気持ちの整理を付け、本国に帰還して退役することになるのだ。

スニードDIA捜査官(演:エリック・クローズ)

情報を精査するスニードDIA捜査官

DIAとは、アメリカ国防情報局の略称で、国防総省の諜報機関である。スニードはDIAに所属する捜査官で、イラクにおけるアルカイダ幹部の捜索などに携わっている。DIAは軍事情報を専門に収集したり、調整したりする機関であり統合参謀本部の偵察作戦支援を担当する部署でもある。クリスの所属する海軍とは別の組織であり、軍事作戦に直接的に関わることは無い。

スニードはイラクのファルージャで、海軍の協力を得ながらイラク・アルカイダの幹部「ザルカウィ」を最重要目標として活動していた。その作戦の一環で、ザルカウィの右腕と目される重要人物として、ブッチャーと呼ばれる男を探していた。ブッチャーはザルカウィの指示で、ファルージャにおける汚れ仕事を一手に引き受け残虐の限りを尽くしていた。電動ドリルを用いて惨い殺し方をすることから「虐殺者(ブッチャー)」と呼ばれているのだ。だが、その本名すら未だ謎に包まれており、所在は一向に掴めずにいた。
そこへ、ギレスピー大尉の海兵隊と、同行していたシールズ隊員クリス・カイルが重要な情報を得たとの報告があった。現地の長老(シャイフ)であるオボーディ師という男が、10万ドルの報酬と引き換えにブッチャーの情報を渡す取引をしたいというのだ。取引が重要である証拠として、クリスらはブッチャーの本名をオボーディ師から得ていた。すぐさまスニードはその名前をデータベースと照合し、実在の人物であるという確証を得る。この取引が有益とみたスニードは、部下に10万ドル入りのバッグを持たせ、クリスの所属するシールズや海兵隊と共にオボーディ師の自宅へ向かった。
だが現地に到着すると、ブッチャーとアルカイダの1部隊がすでにオボーディ師の家族を取り押さえていた。しかも、近づこうとすると敵側の的確な狙撃により海兵隊員や自分の部下までもが倒されてしまう。スニードはなんとか無事であったがクリスらシールズは足止めされて動けず、オボーディ師とその家族とみられる少年はブッチャーにより殺害されてしまった。この失態により、一連の作戦は一旦中止となる。シールズにも待機命令が出され、クリスはそのまま任期を迎え帰国することになった。

ギレスピー大尉(演:ブライアン・ハリセイ)

出典: propstore.com

(中央)ヒゲの男性がギレスピー大尉。建物のドアを破壊して突入する直前の様子

海兵隊の大尉。地上部隊を指揮する。長く過酷な訓練で知られるシールズと違い、海兵隊はおよそ半年の基礎訓練のみで戦地に投入されていた。そんな訓練不足な若い海兵隊が危うい様子で任務を遂行するのを見ていられず、クリスは階上での監視任務から無断で地上に降りる。そして「同行していいか?」と聞くとギレスピーは「シールズは歓迎だ」と答えた。その後突入した建物で、クリスとギレスピーの部隊はオボーディ師を発見する。彼は地域の長老(シャイフ)である。そして、目標としていたイラクNo.2「ザルカウィ」の右腕とされる「虐殺者(ブッチャー)」の手がかりを、そのオボーディ師から得ることに成功する。
(ギレスピーは「captain gillespie」と表記されている。日本語で言えば「大尉」であり、ネットの一部に「大佐」とあるが誤りである。通常であれば大佐が小隊を直接指揮することはない)

イラクの住民

オボーディ師(演:ナヴィド・ネガーバン)

クリスらに貴重な情報をもたらすオボーディ師

地域の長老(シャイフ)である。シャイフとは、部族の長老または首長、崇拝される賢人と言った意味のアラビア語である。シャイフの娘や妻は、しばしばシャイハまたはシェイハなどと呼ばれる。クリスが海兵隊に同行して建物を捜索していた際、家族と共に隠れているところを発見される。通訳を介した尋問を受け、アメリカ軍にとって重要な情報を持っていることを示唆する。

オボーディ師は、出来ることならアメリカ軍に協力はしたくなかった。なぜなら密告したことが知れたら、アルカイダに何をされるか分からないからだ。この地域はブッチャーと恐れられるアルカイダ幹部が支配しており、裏切り者や敵に対して電動ドリルを用いた残虐な方法で拷問や殺害を行っていたのだ。しかしそれは、まさにアメリカ軍が欲しい情報であった。ブッチャーの所在を詰問され、やむを得ずオボーディ師はアメリカ軍に取引を持ち掛ける。ブッチャーの所在などの情報と引き換えに、10万ドル(約1千百万円)の大金を要求した。彼にしてみれば、それでも安いくらいだった。そして、自分が知っている情報が重要である証拠として「アミール・ハラフ・ファヌス」という名前を提示する。それは、ブッチャーの本名であった。アメリカ軍は本部に戻って判断を仰ぐとして、一旦その場は引き上げた。

だが、彼らが去ってしばらくすると、今度はアルカイダの部隊が現れた。指揮しているのは例のブッチャーである。アルカイダ兵は問答無用で家に押し入り、まだ幼い男の子を広場へ連れ出す。妻や子供が泣き叫ぶ中、オボーディ師は必死で弁明するがブッチャーは聞き入れてくれない。ブッチャーは電動ドリルを手に「アメリカ軍に何を話した!答えろ!」と怒鳴った。オボーディ師は「何も言っていない。信じてくれ!」と哀願するが、ブッチャーは「嘘をつくな!」と声を張り上げ、残酷にも男の子の足を電動ドリルで穿ったのだ。真っ赤な血が流れ、男の子は悲痛な声を上げる。「やめろ!やめてくれ!」と、思わずオボーディ師は男の子に向かって駆け出すが、アルカイダ兵に撃ち殺される。そしてさらに、ブッチャーは男の子のこめかみを電動ドリルで貫き、冷酷無残に殺害する。「アメリカ軍と話すヤツはこうなるぞ!」町中に響き渡るよう、ブッチャーは声を上げ睨みを利かせるのだった。

この間、アメリカ軍は広場のすぐ近くまで来ていたが、凄腕のスナイパー「ムスタファ」により足止めされ身動きが出来なかった。そして、男の子とオボーディ師の無残な遺体を残し、ブッチャーたちは去っていった。

アルカイダの人物

ムスタファ(演:サミー・シーク)

出典: www.prosieben.ch

アメリカ兵に狙いを定めるムスタファ

アルカイダ側の狙撃兵で、その的確な射撃により多くのアメリカ軍兵士や軍属の命を奪った。クリスの宿敵として、ムスタファの存在はとてつもなく重要だ。彼を殺害するまで気持ちに整理を付けられず、クリスは4回に渡りイラクへ出征することになったからだ。
ムスタファはシリア出身で射撃のオリンピック代表だったという。仲間の見張りからクリスの情報が入り、狙撃に向かう場面では生後間もない赤ん坊を抱く妻とみられる女性が心配そうに彼を見送る。その家の壁には、なんらかの競技で表彰台に上がるムスタファの写真が額に入れられ飾られていた。ちなみにモデルとなる人物は実在し、場所や状況は違うものの、実際にクリス・カイルによりその人物は狙撃により倒されている。

ある日、地域の長老がアメリカ兵と密談しているとの情報がブッチャーの元に入る。ブッチャーは急ぎ、長老の家に部下を伴って向かう。そして、建物の上からアメリカ兵を足止めするようムスタファに命令した。アメリカ兵が到着する頃には、すでにブッチャーは長老の家族とみられる少年を取り押さえていた。乾いた銃声が響き、近づこうとするアメリカ兵をムスタファは次々に狙撃してゆく。その間に、ブッチャーは長老と少年を無残に殺害してしまう。ムスタファの的確な射撃がアメリカ兵を釘付けにし、ブッチャーは「裏切り者」を排除することが出来たのだ。
その後もムスタファはアルカイダに従い、各地を転戦する。やがて、アメリカ側の凄腕のスナイパー「ラマーディーの悪魔」と呼ばれる男の存在を知る。ラマーディーとは激戦のあった都市の名で、そのアメリカ軍兵士はそこで多くの味方を狙撃した。その男クリス・カイルにはアルカイダから18万ドルの賞金が懸けられ、他の仲間と同様にムスタファも彼を狙うことになる。だが、アメリカ軍や多国籍軍との圧倒的な戦力差は埋めがたく、イラク・アルカイダの勢力は次第に劣勢に立たされてゆく。そしてついにサドルシティに追い込まれ、味方は包囲されつつあった。
その戦いで、アメリカ軍はサドルシティ周囲に防護壁の建設を始める。ムスタファは1000m以上の遠距離からアメリカ兵を狙撃して、その建設作業を妨害する任務に就いていた。何日間かに渡り、ムスタファはアメリカ軍の建設作業を監視し続け、その多くを殺害した。その日、いつものように粗末な建物の屋上でムスタファは這いつくばっている。すでに何人かをその狙撃により仕留めており、次の獲物を探していた。だが次の瞬間、ムスタファは血しぶきをあげて昏倒してしまう。なんと、1920m先の建物に居たクリス・カイルに撃たれたのだ。その事実を知る由もなく、アルカイダで最も優れたスナイパーだったムスタファは、その命の終わりを迎えるのだった。

クリス・カイルは実際に1920mの長距離狙撃に成功しているが、本作で語られるようなスナイパーが相手では無い。実際は、RPGと呼ばれるロケット弾を発射する兵器を構えたアルカイダ兵を狙撃したのだという。

虐殺者(ブッチャー)(演:ミド・ハマダ)

容赦なく住民を殺害するブッチャー

イラクで活動するアルカイダの幹部ザルカウィの右腕とされ、支配地域の中での汚れ仕事を一手に引き受けている。その残虐な手口から「虐殺者(ブッチャー)」と呼ばれ、電動ドリルを用いた拷問や殺害を行い地域住民からも恐れられていた。本名をアミール・ハラフ・ファヌスといい、常にアルカイダ兵を率いて行動している。ちなみにザルカウィは本作では写真のみ登場する。本名をアブ・ムサブ・ザルカウィといい、ヨルダン出身のイスラム主義活動家である。数々のテロに関与しており、オサマ・ビンラディンに忠誠を誓っていたという。

ある日、地域の長老がアメリカ兵と密談しているとの情報が入る。どうやら何らかの取引をしたらしく、アメリカ兵は金を取りに戻ったという。ブッチャーは急ぎ、長老の家に部下を伴って向かった。到着すると、上からアメリカ兵を足止めするようムスタファに指示を出し、長老の家族とみられる少年を取り押さえる。そして、ブッチャーは電動ドリルを手に「アメリカ軍に何を話した!答えろ!」と怒鳴った。長老は「何も言っていない。信じてくれ!」と哀願するが、ブッチャーは「嘘を付くな!」とさらに声を張り上げ、少年の足を電動ドリルで突き刺す。真っ赤な血が流れ、少年は悲痛な声を上げる。「やめろ!やめてくれ!」と、思わず長老は少年に向かって駆け出したが、部下のアルカイダ兵は彼を撃ち殺してしまう。そして、ブッチャーは見せしめの為に少年のこめかみを電動ドリルで貫き、冷酷無残にも殺害するのだ。「アメリカ軍と話すヤツはこうなるぞ!」町中に響き渡るよう、ブッチャーは声を上げ睨みを利かせた。この間、アメリカ兵はすぐ近くまで来ていたが、ムスタファの狙撃により釘付けにされていた。ブッチャーは「裏切り者」を始末すると、部下を引き連れアジトに戻った。

その後もブッチャーは、部下と共にアメリカ軍と戦うが次第に劣勢に立たされてゆく。その日は仲間の主だった面々と、街のレストランで会合を行っていた。今後の反撃計画の話し合いをしていると、おもむろに表の方が騒がしくなる。味方のものと思われる銃声も響いた。アメリカ兵の奇襲を受けたのだ。ブッチャーらは虚を突かれ混乱するが、部下たちは整然と反撃に出る。激しい銃撃戦が繰り広げられ、部下のアルカイダ兵が次々に倒れてゆく。だが、ブッチャーはなんとか隙を見つけ、逃走用の車輛に乗り込むことに成功する。すぐさま、わずかな部下を連れて車輛を走らせた。だが数メートルも進まないうちに、アメリカ兵の苛烈な銃撃を受け、車輛は爆発炎上してしまう。内外から残虐な男として恐れられた、ブッチャーことアミール・ハラフ・ファヌスの最後の瞬間であった。

『アメリカン・スナイパー』の用語

イラク周辺地図

中心部にバグダッド、やや西にファルージャ、ラマーディーがある

本作に登場するイラクの都市は、時系列順にファルージャ、ラマーディー、サドルシティの3つである。イラク戦争において、アメリカ軍はイラク中心部バグダッドを目指し、南部の大都市バスラから侵攻を開始した。驚くべき速さでバグダッドを制圧し、正規軍同士の戦いはほどなく終結する。しかし、アルカイダをはじめとする中小武装勢力の抵抗は終わらなかった。
イラク全土を掌握する為、占領軍は広範囲に渡る軍事作戦を展開する。その中で、クリス・カイルの所属するアメリカ海軍は主にファルージャ、ラマーディー周辺を管轄とした。この地域はスンニー・トライアングルと呼ばれ、フセイン元大統領の強固な支持基盤とされる。ファルージャはバグダッドから西におよそ70キロ、ラマーディーはそこからさらに40キロほど西に位置する。
また、サドルシティとはバグダッド郊外にある市街地のひとつ。バグダッド中心部を流れるティグリス川東岸に位置し、イスラム主義の影響力が強く過激な地域とされる。アルカイダ系武装勢力は最終的にこの地まで追い込まれ、激しく抵抗している。本作の中でクリスがムスタファを倒したのが、このサドルシティである。

アメリカ大使館爆破事件

事件の惨状を観てクリスは衝撃を受ける

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