戦姫絶唱シンフォギアシリーズの楽曲まとめ

ここでは『戦姫絶唱シンフォギア』の楽曲をまとめた。本作は歌の力によって武装化するシンフォギアシステムというものが特徴的な変身ヒロインアニメで、多くの挿入歌・劇中歌が存在している。

恋の桶狭間はシンフォギアの中でもいわゆるギャグ回に使われた曲である。
普段はシンフォギア装者、そして歌手として活動している翼の忙しい生活の中、息抜きとして響がカラオケに連れて行ったときに歌った曲である。曲は演歌になっている。余談であるが翼の声優の水樹奈々さんはもともとは演歌歌手になりたいという目標があったためとても良い組み合わせになっている。

Beyond the BLADE

Beyond the BLADEは今まで曲と違い英語のタイトルになっているが、内容は今までと変わらず和風な歌詞となっている。この曲は歌手として海外で歌わないかと誘われた翼がシンフォギア装者としての自分が歌手としての道を行っていいのか迷う一面が歌詞として表れている。「剣は剣としか呼べぬのか?」というシンフォギア装者としての一面と「違う、友は翼と呼ぶ…我が名は『夢を羽撃く者』也」という歌手としての夢を追いかける一面が見える。

空へ…

「空へ…」は本編では使用されずBeyond the BLADEと一緒に収録された曲である。歌詞の内容は奏に対しての翼の思いが歌詞となっている。「強くなったって褒めて欲しくてあなたよりずっともう年上になってるのに…」といういくら時間がたっても奏に依存している部分がわかる。「また時は経ち季節は何度も過ぎ サヨナラが離れる哀しみじゃなく次の…旅立ちに決意して」という今の仲間とともに生きるという決意が表れている。

雪音クリスの楽曲

魔弓・イチイバル

三人目のシンフォギア装者「雪音クリス」が歌う曲。クリスは本編登場時、敵であった。されに、ネフシュタンの鎧を纏っていたためイチイバルを使っていなかったが、ネフシュタンをはがされイチイバルを纏って戦う。この時のクリスは幼少期に両親が音楽で世界を平和にすると言い戦場を連れられていたが、戦争に巻き込まれクリスをおいて死んでしまっていた。そのことから歌が嫌いになり、この曲事態も荒々しい歌詞になっているが、「傷ごとエグれば忘れられるってコトだろ?だったら涙なんて…邪魔なだけなのに…」というクリスの寂しさを感じられる歌詞も入っている。

繋いだ手だけが紡ぐもの

繋いだ手だけが紡ぐものはクリスが仲間になり、共にに闘い最終決戦のときに歌った曲である。響や未来と邂逅することにより誰かと手をつなぐことを知ったクリスの気持ちを表現した歌詞になっている。戦争のない平和な世界を夢見るクリスが響の手を取ることで本当の笑顔を取り戻し、夢を応援してくれる仲間に出会えたという喜びを表した歌詞になっている。

Bye-Bye Lullaby

この曲は二期のクリスの戦闘曲である。本格的に仲間に加わり、仲間との絆を感じ始めたクリスの心情がわかる歌詞である。「あったけぇ絆の為ガラじゃねえ台詞でも悪くねぇ」や「守るべき場所に温もりを…温もりを!」という歌詞からクリスが今の居場所を大切にしていることがわかる。

教室モノクローム

二期になって響や翼の通う学校へ通うようになったクリスは学校でまわりの人が話しかけてくれるがどう対応していいのかわからず避けていた。他の人のやさしさに触れる中、生徒たちの前で歌ってほしいというクリスのクラスメイトに言われ、最初は断るが結局歌うことにしたクリス。歌詞の内容はクリスの暖かい気持ちが表現されている。長い間、苦しんできたクリスがここにいてもいいという一つの答えにたどり着いた曲である。

TRUST HEART

三期のクリスの戦闘曲。新たに仲間に加わった後輩や仲間達を守りたいというクリスのやさしさが見られる。「歌詞の中にひとりぼっちでも 冷たい鉄部屋でもあたしはいいから自分以外は あったかくほら 微笑める世界へと」という自分を犠牲にしてもみんなを守りたいという自己犠牲というクリスの暗い部分が見える。しかし、「支えようと 笑い合おうと 頼り頼られながら」という歌詞から同時に仲間信頼していることもわかる。

放課後キーホルダー

放課後キーホルダーは本編には登場せず、TRUST HEARTと一緒に収録された曲である。「みんながくれた 教えてくれたあたしの知らない あたしの姿ねぇこんな 未来の夢に胸を躍らせていいんだね」という歌詞から昔のようなとげとげしさが無くなり、自身の知らなかった一面が表れている。クリス自身仲間を信じる気持ちや後輩を守りたいという気持ちが出ている。

マリア・カデンツァヴナ・イヴの楽曲

烈槍・ガングニール

「烈槍・ガングニール」は二期からでてくるマリア・カデンツァヴナ・イヴの曲である。この曲は本編のマリアの行動とリンクしており、どんな手を使っても人類を守るというマリアの意志が感じられる。特に「正義の為に悪を貫け」という歌詞からこのことがわかる。またマリアにとって絶対に負けられないということも歌詞にそのまま出ている。「やがて知る未来は 千年後も変わらず夜明けのヒカリの空へ 皆に幸あれ」という歌詞から悪になっていてもやはり世界中の人が幸せであってほしいというマリアのやさしさがわかる。

Dark Oblivion

この曲はマリアが英国の歌姫として歌った曲でわずか二か月で全米のヒットチャートの頂点になった。歌詞は全て英語になっており、速いテンポの曲になっている。歌詞の内容は人類みんなで立ち上がり暗黒の運命を振り払おうというものになっている。この曲は一話冒頭で歌われた。ある意味これからのマリアの行動を宣言した曲とも言える。

銀腕・アガートラーム

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