嘘喰い(Usogui)の名言・名セリフまとめ

「嘘喰い(うそぐい)」は「週刊ヤングジャンプ」に連載中の迫稔雄による漫画作品。主人公の天才ギャンブラー斑目貘と、あらゆる勝負事を取り仕切る裏の組織である倶楽部「賭郎」を中心に繰り広げられるギャンブル漫画。作中オリジナルのギャンブル・ゲーム、その中で展開される心理戦・格闘シーンが特徴。独特な世界観の中で個性的なキャラクターが発するセリフには名言も多い。

「強さが常に最良とは限らないんだよ」

少年時代の斑目貘が賭郎立会人の伽羅(きゃら)と初めて出会った日に伽羅に向けて放ったセリフ。

貘と政治家のギャンブル勝負に立会人として呼ばれた伽羅は、当初圧倒的に勝っていた(おそらく億単位)貘が最終的には一千万程度の勝ちで終わったことで運に嫌われたなと同情の言葉をかける。だが貘は財力も権力もない今の自分が大勝ちのままで終われば政治家に殺されることを察知し、一千万の勝ちで終わるように意図的に負けていたのだった。

命懸けの勝負ではただ強さを誇示するだけでは生き残れないという生粋のギャンブラー貘ならではの持論だが、賭郎立会人屈指の武闘派である伽羅にとっては己の強さこそが全てであり、自分には当てはまらないと考えていたと思われる。

その後賭郎を抜け貘とも袂を分かつことになった伽羅は貘のボディーガード・戦闘要員であるマルコと戦うことになり、圧倒的な強さでマルコを追い詰める。だが窮地に追い込まれたマルコが覚醒し、その力の前にKOされる。朦朧とする意識の中で伽羅は貘の言葉を思い出す。自分の強さがマルコの新たな力を呼び覚ますことになり結果として自分が敗者となったことで「強さが最良とは限らないとはこういうことだったのかと」貘の言葉の意味を理解したのではないかと思われる。

強い事…それは常に…最良とは限らない…か…「だがそれは 中途半端に強い奴の場合だ 真に強ければ それが最良だ!!」

伽羅が犯罪組織アイデアルの幹部ビリー・クレイブ(通称カラカル)、賭郎立会人・夜行丈一(やこうじょういち)との三つ巴の戦いの中で叫んだセリフ。

再び貘の仲間となった伽羅は濡れ衣を着せられ警察から追われる梶隆臣とアイデアルから追われる武器商人カールを護衛しながら地下道を進む途中でカラカル、夜行と遭遇する。この3人はそれぞれが敵対しており、三つ巴の格闘戦が始まる。三者の実力は拮抗しているが、伽羅が一番手強いと判断したカラカルと夜行は伽羅を集中攻撃する。窮地に追い込まれた伽羅の脳裏にかつて貘が自分にかけた「強いことが最良とは限らない」の言葉が浮かぶ。

だが伽羅は底力を発揮しカラカルと夜行の2人に同時に反撃し状況を立て直す。伽羅にとっては相手が2人がかりで来ようが、実力以上の力を発揮しようが自分にそれ以上の強さがあればいいのである。マルコに敗北を喫してもなお伽羅の信念に揺るぎはなく、その信念を貫く為に己を磨き更なる強さを手に入れていることが伺える。

「お前はそのコーヒーで 賭郎を潰すつもりかぁ!? なるほど考えてみればいい手口だ!! 俺にも教えろっ その殺人コーヒーの淹れ方を」

伽羅が夜行妃古壱の淹れたコーヒーを「まずい」と吐き捨て、動揺する夜行にさらに追い撃ちで放ったセリフ。

夜行は裏の世界では立会人・取立人共に完璧に行う賭郎屈指の実力者で、表の世界ではカフェのオーナーを務めているが、自分では自信を持って淹れていたコーヒーを伽羅にまずいと侮辱される。さらに伽羅は何人もの立会人が夜行の淹れたそのまずいコーヒーを断れずに飲み続けてノイローゼになっていると毒づく。この後伽羅と夜行はどちらが美味いコーヒーを淹れるか対決するが、判定をした武器商人カールに「どちらも不味すぎる」と酷評される(伽羅のコーヒーは梶隆臣が細工をして不味くなった模様)。

シリアスな絵柄・展開の中にこうしたシュールなギャグ要素が散りばめられているのも「嘘喰い」の魅力の一つである。

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