朧(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

朧(おぼろ)とは、SF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)の登場人物で、幕府直属の暗殺組織「天照院奈落」の頭領。奈落三羽と呼ばれる、同組織最強の暗殺者の1人である。
幕府の望むまま、様々な裏稼業に手を染め、主人公坂田銀時とも幾度となく交戦。その高い実力と致命傷を負っても平然と復活する化け物じみた不死性で、銀時たちを幾度も苦しめる。実は銀時の師である吉田松陽の最初の弟子で、命の恩人でもある彼の夢と幸せのために尽力していた。結局自身では松陽を救えないことを悟り、銀時たちに後を託す。

朧(銀魂)の概要

朧(おぼろ)とは、SF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)の登場人物で、幕府直属の暗殺組織「天照院奈落」(てんしょういんならく)の頭領。奈落三羽(ならくさんば)と呼ばれる、同組織最強の暗殺者の1人である。
幼い頃に天照院奈落による商家の粛清に巻き込まれて死にかけるも、当時の頭領だった虚(うつろ)という男に血を分け与えられて生き延びる。虚は500年の時を生きる正真正銘の不死者だったが、この時「奪うことしかしてこなかった自分にも、誰かに何かを与えることはできるのだろうか」との想いから“吉田松陽”(よしだ しょうよう)という新たな人格を作り出しており、彼を命の恩人だと認識した朧は絶対的な忠誠を誓う。松陽の夢のために自らを犠牲にする一方で、聡明でどこまでも優しい彼を慕い、共にあることを望み続けた。

松陽と別れた後も天照院奈落に所属し、やがて新たな頭領となる。虚が本来の冷酷で残忍な人格を復活させたことを知ると、彼の心の奥底で眠る松陽の人格を救うために尽力。その過程で弟弟子でもある主人公坂田銀時(さかた ぎんとき)やその仲間たちと幾度も交戦。高い実力と致命傷を負っても平然と復活する化け物じみた不死性で、彼らを幾度も苦しめる。
結局自身では松陽を救えないことを悟り、銀時たちに後を託す。肉体は滅ぶも、虚から与えられた不死の血を利用して受け継ぐ形でその想いは生き続け、銀時たちの勝利と松陽の救出に貢献した。

朧(銀魂)のプロフィール・人物像

身長:180cm
体重:71kg
誕生日:3月26日

CV:井上和彦、悠木碧(幼少期)

寡黙で無表情、不穏で陰湿なただならぬ空気をまとった男。一途で実直、自分で決めたことを徹底的に貫く生真面目な人物で、そのためなら殺戮も己自身を犠牲にすることも厭わない。
虚に血を分け与えられたことで、完全ではないが不死性を獲得している。このため明らかに致命的な深手を負っても動き回り、時間をおけば平然と復活。その高い実力も合わさり、銀時やその仲間たちを幾度となく苦しめ、追い詰めた。

松陽のことは命の恩人にして偉大な師と認識し、強い敬意と信頼を抱いている。松陽の側も朧のことを「ただ漠然と“誰かに何かを教えたい”という夢を思い描いていた自分に、“学校を開く”という方針を教えてくれた恩人」にして「自分の一番最初の弟子」だと非常に大切にしていた。それだけに、松陽に自由を与えるために朧が死を覚悟で追手を巻き添えにして倒れた時は、「そこまでしてくれた朧のためにも、彼を見捨てていかねばならない」と顔に苦渋をにじませていた。
銀時、桂小太郎(かつら こたろう)、高杉晋助(たかすぎ しんすけ)の3人に対しては、弟弟子としてそれなりに注目している一方で、「自分こそが松陽の最初の弟子なのに、どうして彼らだけが松陽と共に過ごせるんだ」との痛烈な嫉妬に身を焦がし、ついには“松陽を表向き死罪にしたことにして天照院奈落に連れ戻す”という強硬手段に訴えることとなった。

朧(銀魂)の来歴・活躍

偉大なる師との出会いと別れ

幼い頃の朧(右)と松陽(左)。

幼い頃、幕府直属の暗殺組織「天照院奈落」(てんしょういんならく)による商家の粛清に巻き込まれて死にかけるも、当時の頭領だった虚(うつろ)という男に血を分け与えられて生き延びる。虚は500年の時を生きる正真正銘の不死者だったが、この時「奪うことしかしてこなかった自分にも、誰かに何かを与えることはできるのだろうか」との想いから“吉田松陽”(よしだ しょうよう)という新たな人格を作り出しており、彼を命の恩人だと認識した朧は絶対的な忠誠を誓う。
松陽は「誰かに何かを教えたい」という夢を持ってはいたが、それを実現するための方法についてはまったく考えていなかった。朧は「それなら学校を開いて教師になってみてはどうか」と彼に勧め、その一番弟子にしてほしいと伝える。この案を採用した松陽は天照院奈落を出奔し、朧もこれに付き従う。野外の松の木の下で最初の授業が行われ、松陽は自分の学校の名を「松下村塾」(しょうかそんじゅく)とすることを思い立つ。

しかし頭領が幾多の暗殺の情報を持ったまま逃げるという事態を天照院奈落が受け入れるはずもなく、朧たちは彼らによる執拗な追撃を受ける。「自分が一緒のままでは松陽は逃げ切れない」と判断した朧は、恩師の夢のために自分を巻き込む形で大掛かりな罠を発動し、追手たちに大きな損害を与える。
朧が自分を逃がすために自らを犠牲にしてくれたことを察した松陽は、大切な一番弟子を見捨てることに苦渋をにじませつつ、彼の意を汲んで追手を振り切る。その後彼は片田舎で「松下村塾」を開き、主人公の坂田銀時(さかた ぎんとき)、そのライバルの高杉晋助(たかすぎ しんすけ)、彼らのまとめ役である桂小太郎(かつら こたろう)といった新たな弟子たちを育てていった。

“吉田松陽”の最期

松陽の松下村塾の様子を見に行った朧は、「どうして自分はあの輪の中にいないのか」との猛烈な嫉妬に身を焦がしていく。

松陽から分け与えられた血は朧にも仮初の不死を与えており、死ぬつもりだった彼は生き延びる。これが本人にとっても予想外だったのか、あるいは想定内のことだったのかは不明だが、朧は松下村塾には合流せずに天照院奈落へと戻り、その中で腕を上げて出世していく道を選んだ。そうやって天照院奈落の活動に影響力のある立場を確保し、松陽の夢を邪魔させないことが目的だった。やがて朧は天照院奈落の新たな頭領となり、幕府のために暗躍していく。
しかし恩師への情をどうしても捨てられず、朧は自分だとバレないよう変装しつつ1度だけ松下村塾を訪れる。そこで彼が見たのは、敬愛する松陽の下でのびのびと学ぶ銀時たちの姿だった。彼らが松陽を尊敬していること、松陽もまた彼らを大切にしていることを見て取った朧は、「自分が松陽の一番弟子なのに、どうして自分はあの輪の中にいないのか」との抑え切れない嫉妬を感じ、ついには“松陽を表向き死罪にしたように見せかけて、天照院奈落に連れ戻す”という強硬手段に出る。

折しも江戸は、天人と呼ばれる宇宙人たちに開国を迫られ、未曽有の混乱の中にあった。松陽が言いがかりのような罪で捕まり処刑されそうになっているのも、幕府とそれを操る天人たちによる謀略の一環だと判断した銀時たちは、恩師を救うために攘夷戦争に身を投じる。後に攘夷戦争の英雄として語り継がれるほどの暴れっぷりを見せるも、結局は彼らは敗れ、「桂と高杉が見ている前で、銀時自らが松陽の首を斬り落とす」という残酷な結末を迎える。
不死者である松陽は、「天照院奈落によって火葬される中で首と胴体がつながる」という形で復活を遂げ、これで朧の計画は成功したかに思われた。しかしこの時には松陽の人格は心の奥底に封じられており、虚本来の冷酷で残忍な人格が表に出るようになっていた。朧はこれに衝撃を受けるも、「それでも自分の命を救ってくれた松陽はこの男の一部なのだ」と彼に尽くしていく。

弟弟子たちの成長

虚が帰還した頃、天照院奈落は天人たちの秘密結社である天導衆に半ば吸収された状態にあった。虚は天照院奈落の頭領には戻らず、朧にその立場を任せると、自身は天導衆に接近。手練手管を尽くしてあれよあれよとその幹部に収まる。
自分の知る松陽とはあまりに掛け離れた虚の行いを目の当たりにする内に、朧は「自分がこんなおぞましいことをしていると知ったら、松陽はきっと嘆く」、「なんとかして虚から松陽を救わなければならない」と考えるようになる。しかしその方法については手掛かりのない状態が続き、次第に諦観に飲み込まれ、ただ幕府の犬として天導衆の刃として命じられるまま人を殺め続ける。

ある時、幕府の実権を握る徳川定々(とくがわ さださだ)から護衛の依頼を受けた朧は、そこで銀時と再会。定々に利用されて引き裂かれた男女を再会させるためだけに幕府に弓引いた銀時と壮絶な戦いを繰り広げ、何度追いついても食い下がる弟弟子についには敗れる。この1件に前後して銀時は次第に幕府やその背後にいる天導衆とも戦うようになり、やがて自身が師事し今も敬愛する松陽が虚の人格の1つでしかないことを知る。
桂や高杉も含め、弟弟子たちがそれぞれに自分に勝るとも劣らぬほど成長したこと、松陽の真実を知って彼の救出をまったく諦めないことを見て取った朧は、彼らとの戦いで天照院奈落が壊滅し、自身の中の不死の血も力を失っていく中で、「弟弟子たちに全てを託す」ことを決意。罪を重ねたけじめとして高杉に討たれ、自身が彼らの兄弟子であることを明かした上で、「松陽を救ってくれ」と言い残して息を引き取る。

最後の恩返し

師を救うため、朧は肉体を失ってなお弟弟子の高杉(1コマ目右)に力を貸す。

高杉は「何かの役に立つかもしれない」、「この男だって松陽を本気で救いたかったはず」と考え、朧の血を自分に取り入れ、これにより不完全な不死者となる。長すぎる生に飽きた虚は、宇宙全土をも巻き込む形で完全なる死を遂げようとするも、銀時、桂、高杉、そしてそれぞれの仲間たちの奮闘により敗北する。
これを「自分の中に眠る松陽の人格が邪魔をしたため」だと分析した虚は、「朧に与えた血を通して高杉の肉体を乗っ取り、松陽の人格だけを宿した肉体を再生してこれを始末する」という策を進めていく。

これは松陽抹殺の直前まではうまくいくものの、師を想う高杉の心と、血を介して彼の内に宿った朧の遺志により失敗。この策のために一時的に不死を失った虚は、「学友にして戦友を斬る苦しみ」を受け入れた銀時によって高杉の肉体ごと倒され、念願の死を迎える。
師のため、弟弟子たちのために死後も奮戦し続けた朧も完全に力尽き、松陽を救えたことに安堵しつつ、高杉の内で消滅した。

朧(銀魂)の関連人物・キャラクター

吉田松陽(よしだ しょうよう)

天照院奈落の頭領だった人物。実は500年もの時を生きる虚という名の不死者であり、松陽は虚の持つ無数の人格の1つに過ぎない。虚本来の人格は残忍で冷酷だが、松陽は「奪うことしかしてこなかった自分にも、誰かに何かを与えることはできるのだろうか」との想いから生み出された存在であり、極めて聡明かつ善良。
任務で襲撃した商家で深手を負って倒れていた朧を救い、彼に慕われる。自身も朧を一番弟子として大切にしており、本人の望みとしてではあったが彼を見捨てなければならない時は苦渋に顔を歪めていた。

renote.net

虚(うつろ)

500年の時を生きる不死者。宇宙最強と称される男とも互角に渡り合う恐るべき技量と無数の人格を持つ魔人であり、松陽も彼の人格の1つに過ぎない。
松下村塾から戻ってきた松陽はすでに虚の人格になっており、その下で働くこととなる。虚の存在と正体を知った朧は、なんとか松陽を救出しようともしていたが、ついには果たせず次第に諦観に飲み込まれていった。

YAMAKUZIRA
YAMAKUZIRA
@YAMAKUZIRA

Related Articles関連記事

銀魂(空知英秋)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂(空知英秋)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「なんちゃってSF人情喜劇」という、独自のジャンルを築いた「銀魂」。地球人、宇宙人が入り乱れてのスケールの大きなストーリー展開と、いずれ劣らぬ濃いキャラの登場人物たちが魅力です。空知英秋(そらちひであき)作画による、少年ジャンプ掲載10年を越す老舗漫画。原作の世界観が人気となり、テレビアニメ、劇場版アニメ、スピンオフ小説、実写映画化にまで広がっています。

Read Article

銀魂 THE FINAL(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂 THE FINAL(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『銀魂 THE FINAL』とは、空知英秋による漫画『銀魂』の最終盤のストーリーを原作としたアニメ映画作品。幾度にも渡りアニメ化、映画化を果たした『銀魂』の完結編である。 幕末から明治初期をモデルにしたSF世界。師・松陽を救うため、主人公・坂田 銀時と学友たちはターミナルタワーに突入する。そこには松陽の別人格にして不老不死の怪人・虚を利用せんとする天導衆が待ち構えていた。さらに新八や神楽ら銀時の仲間までもが応援に駆け付け、地球の運命と攘夷戦争の因縁を懸けた最後の決戦が幕を開ける。

Read Article

劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』とは2013年に公開された空知英秋による漫画『銀魂』を原作とした2作目の映画化作品。アニメシリーズ完結編とされており、原作者の空知英秋がストーリーとキャラクター原案を手がけた完全新作エピソードとなっており、興行収入は前作を大幅に超え17億円を突破した。ある日、映画館の見回りをしていた銀時は、時間泥棒によって5年後の未来へ飛ばされてしまう。そこで銀時は、自分自身の墓と見るも無残に荒廃した江戸の町を目にするのである。

Read Article

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』とは2010年に公開された空知英秋による漫画『銀魂』を原作とした初の映画化作品。人気の高いエピソードである紅桜篇を新たな解釈で再構成した内容で、興行収入10億円台突破した。ある日、エリザベスが万事屋を訪ね、桂が行方不明であるため探してほしいと依頼を持ち込む。一方で銀時は村田兄弟から、盗まれた妖刀紅桜を取り返してほしいとの依頼を受ける。別々の依頼を受けた万事屋であったが、その2つの依頼を突き詰めていくと銀時と桂の盟友であった高杉率いる鬼兵隊にたどり着く。

Read Article

銀魂の必殺技・ギャグ技・パロディ技まとめ

銀魂の必殺技・ギャグ技・パロディ技まとめ

幕末をモデルにした笑いあり涙あり活劇ありのごった煮作品『銀魂』は、“バトル展開もあるのに主人公たちに必殺技が無い”ことで知られている。作中でもそれがネタとなっている一方、コメディパートではギャグ技から他作品の技までが容赦なく披露されて読者の笑いを誘い、物語を盛り上げた。 卒倒するほど不味い卵焼きを投げつける「キャバクラスマイル」。プリン泥棒を迎撃する「プリンカウンター」。ごく珍しい普通の必殺技である「呪詛返し」。ここでは、『銀魂』を彩った必殺技・ギャグ技・パロディ技を紹介する。

Read Article

銀魂の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

銀魂の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『銀魂』(ぎんたま)とは、空知英秋による漫画作品。異星人の襲来によってむりやり開国させられた江戸を舞台に、攘夷戦争の英雄坂田銀時が経営する「万事屋」の面々が様々な事件を解決していく様が描かれている。 明治維新をモチーフとした物語で、作中には数多くのキャラクターが登場する。作品の傾向として恋愛描写こそ控えめなものの、その中には恋愛関係にある者たちやカップル同然の関係も少なくなく、サブストーリー的に物語を盛り上げた。ここでは、『銀魂』の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人を紹介する。

Read Article

銀魂の武器・装備まとめ

銀魂の武器・装備まとめ

笑いあり、涙あり、手に汗握る活劇あり、捧腹絶倒のパロディありのSF時代劇『銀魂』には、多種多様な武器が登場する。 主人公坂田銀時が愛用する木刀の星砕。戦闘民族夜兎の標準装備である銃を仕込んだ鉄傘。土方十四郎を苦しめ、「トッシー」という新たな人格を生んだ妖刀村麻紗。沖田総悟を操ろうとするも、ドSっぷりに慄いて逆に支配された妖刀マガナギ。真選組局長近藤勲自慢の逸品虎鉄ちゃん。“狂乱の貴公子”桂小太郎が用いる爆弾。ここでは、『銀魂』の物語を盛り上げた武器を紹介する。

Read Article

銀魂の真選組まとめ

銀魂の真選組まとめ

真選組(しんせんぐみ)とは、空知英秋によるSF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)に登場する組織で、江戸の治安を守るために活動する幕府直属の剣客集団。 不逞浪士や犯罪者の取り締まりから交通整理、テロリストの鎮圧や要人の警護までを行う警察組織。戦闘能力は非常に高いが、局長の近藤勲、副長の土方十四郎、一番隊隊長の沖田総悟の3人を始めとして隊員はいずれも非常に個性的で、コメディチックな活躍を見せる場面も多い。主人公坂田銀時とは時に争い、時に共闘し、いつしか戦友にも似た絆で結ばれていった。

Read Article

銀魂の鬼兵隊まとめ

銀魂の鬼兵隊まとめ

鬼兵隊(きへいたい)とは、空知英秋によるSF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)に登場する組織で、主人公坂田銀時の旧友高杉晋助率いる武装集団。 物語の序盤から中盤にかけて、様々な謀略の黒幕として暗躍した。高杉の持つ幕府転覆という思想に共感したというより、高杉個人のカリスマに惹かれて集まった集団で、彼を中心に強い絆で結ばれている。その真の目的は「闇に潜んで国を蝕む敵を誘い出して討伐する」ことにあり、物語終盤で壊滅的な打撃を受けながらも、同じ敵を相手取ることとなった銀時たちと共闘した。

Read Article

銀魂の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

銀魂の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『銀魂』(ぎんたま)とは、空知英秋による漫画作品。異星人の襲来によってむりやり開国させられた江戸を舞台に、攘夷戦争の英雄坂田銀時が経営する「万事屋」の面々が様々な事件を解決していく様が描かれている。 “江戸に西洋人ではなく宇宙人が来た”というぶっ飛んだ設定のため、「江戸時代」、「現代」、「SF」がごった煮状態で共存しており、作中に登場する料理も時代劇で見たようなものから現代のスイーツ、SFチックな食料まで様々である。ここでは、『銀魂』の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物をまとめて紹介する。

Read Article

銀魂の見廻組まとめ

銀魂の見廻組まとめ

見廻組(みまわりぐみ)とは、空知英秋によるSF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)に登場する組織で、幕府のエリートで構成された武装警察。 局長の佐々木異三郎、副長の今井信女を中心に活動し、主に江戸市中で暗躍するテロリストや犯罪者を取り締まる。しかし裏ではそれらの組織やそのさらに裏にいる者たちと結託し、様々な策謀を進めていく。その真の目的は、様々な矛盾や悪習、それらに端を発する悲劇を生み出す今の幕府の体制を破壊することにある。物語途中で壊滅するも、その志は主人公坂田銀時たちに受け継がれた。

Read Article

銀魂の万事屋まとめ

銀魂の万事屋まとめ

万事屋(よろずや)とは、空知英秋によるSF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)に登場する組織で、主人公坂田銀時とその仲間たちが経営する何でも屋。 歌舞伎町の「スナックお登勢」の2階に事務所を構え、人探しから浮気調査、ボディガードからテロリストに狙われる要人の替え玉まで、どんな仕事も請け負う。経営は放漫で赤字になることも珍しくなく、給料が払われないこともしばしば。ちゃらんぽらんだが情に篤い銀時の人柄もあって多くの個人や組織から信頼され、やがて世界を救う壮絶な戦いにおいても中核として活躍した。

Read Article

銀魂の快援隊まとめ

銀魂の快援隊まとめ

快援隊(かいえんたい)とは、空知英秋によるSF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)に登場する組織で、宇宙を股にかけて貿易を行う株式会社。正式名称は「株式会社快援隊商事」。 主人公坂田銀時の旧友である坂本辰馬が代表を、天人(宇宙人)の陸奥が副官をそれぞれに務める。たびたび地球にやってきては珍事を巻き起こすトラブルメーカーだが、銀時の仲間の中では群を抜いた組織力を誇り、事態の打開に欠かせない存在となることも少なくない。彼らの登場するエピソードは多くはないが、規模の大きいものが多い。

Read Article

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

Read Article

河上万斉(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

河上万斉(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

河上万斉(かわかみばんさい)は、空知英秋作画「銀魂」において、主人公坂田銀時の幼馴染だった高杉晋助が提督を務める「鬼兵隊(きへいたい)」の幹部。高杉の右腕的存在で、交渉ごとに長けています。高杉と出会う前は「人斬り万斉」という別名で呼ばれていました。鬼兵隊のメンバーでありながら、一方で音楽プロデューサーとしての活動も行うという、多才な人物です。

Read Article

伊東鴨太郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

伊東鴨太郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

伊東鴨太郎(いとうかもたろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」(ぎんたま)で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」(しんせんぐみ)の参謀です。入隊してから1年弱で、局長の近藤勲から「先生」と呼ばれるほどの信頼を勝ち得ました。文武両道で見た目はクールですが、実は心に傷を抱えて生きてきた人物です。

Read Article

沖田総悟(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

沖田総悟(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

沖田総悟(おきたそうご)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、江戸に屯所を構える武装警察・真選組の一番隊隊長を務める青年。主人公、坂田銀時、土方十四郎と並び、女性ファンが多い。見かけは爽やかな美青年ですが、腹黒でドS。剣の腕は真選組内でも随一と言われています。超マイペースで、何を考えているのかわかりにくい性格です。

Read Article

今井信女(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

今井信女(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

今井信女(いまいのぶめ)は、空知英秋作画「銀魂」において、真選組と並ぶ特殊武装警察・見廻組の副長を務める女性。長い黒髪、無表情、抜群の戦闘力が特徴の人物です。刺客集団・天照院奈落で幼少期に殺し屋として育てられました。その時の名前は骸(むくろ)でしたが、見廻組局長の佐々木異三郎から「今井信女」を名乗るよう言いつけられ、以降その名で佐々木とともに行動するようになりました。

Read Article

来島また子(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

来島また子(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

来島また子(きじままたこ)は、空知英秋作画「銀魂」において、主人公坂田銀時の幼馴染だった高杉晋助が提督を務める「鬼兵隊(きへいたい)」のメインメンバー。鬼兵隊は、もともと攘夷戦争時に高杉が率いていた武装集団で、幕府によって一度は壊滅状態に追い込まれましたが、後に復活しました。また子は復活後の鬼兵隊に参加。2丁拳銃を自在に操り「紅い弾丸」と異名を取る、高杉に心酔する女性です。

Read Article

月詠(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

月詠(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

月詠(つくよ)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、遊郭吉原の自警団、百華の頭領を務める女性。初代頭領・地雷亜から叩き込まれた戦闘術で、大勢の敵をも圧倒する強さを誇ります。自ら頬と額につけた傷が残っていますが、それでも「上玉」と呼ばれる美貌の持ち主。酒癖の悪さが玉にキズですが、他人の心を思いやれる優しさも持ち合わせています。

Read Article

高杉晋助(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

高杉晋助(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

高杉晋助(たかすぎしんすけ)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公・坂田銀時とともに吉田松陽の松下村塾で学び、攘夷戦争においては鬼兵隊を率いて戦った人物です。良家の出でありながら、常に世の中を斜に眺めるようなところがあった彼は、戦争が終わった後「恩師を奪った世界を壊す」ために、過激なテロ活動を続けます。物語中、数少ないノーギャグキャラのひとり。

Read Article

坂田銀時(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

坂田銀時(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

坂田銀時(さかたぎんとき)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」の主人公。真っ白な天然パーマと、普段は気だるそうな死んだ目、しかしいざというときにはきらめく瞳が特徴です。一見だらだらしてはいますが、心の奥底には熱い侍魂を秘め、仲間思いで義理堅い一面を持ち合わせています。甘いものが非常に好きで、血糖値が高め。腰には「洞爺湖」と彫りの入った木刀をさしています。万事屋という何でも屋の社長。

Read Article

斉藤終(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

斉藤終(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

斉藤終(さいとうしまる)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」の三番隊隊長。局長の近藤や土方、沖田たちとは同郷武州の出身です。二刀流の使い手で、沖田からも「最強クラス」と目される彼の最大の特徴は、極端にボリューミーなアフロヘアです。その他、極端な無口であること、すぐに寝てしまうこと、ものを書く時語尾によくZをつける、というのも彼を印象付ける特徴となっています。

Read Article

服部全蔵(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

服部全蔵(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

服部全蔵(はっとりぜんぞう)とは、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、かつての幕府に仕えた隠密集団(御庭番衆)の頭だった人物。極端に長い前髪で目の表情を読ませず、御庭番衆をリストラされて以後も忍びのスキルは落ちていません。主人公の坂田銀時とは、「ジャンプが大好き」という共通点があります。

Read Article

土方十四郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

土方十四郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

土方十四郎(ひじかたとうしろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、江戸に屯所を置く武装警察「真選組」の副長を務める青年です。黒髪、鋭い双眸、くわえタバコの似合うニヒルな彼は、男性キャラでは、主人公の坂田銀時と並び女性ファンの多い人物。普段はクールですが直情的な部分もあり、一方でフォローの達人という一面も持ち合わせています。極度のマヨラー。

Read Article

桂小太郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

桂小太郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

桂小太郎(かつらこたろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公・坂田銀時とともに吉田松陽の松下村塾で学び、攘夷戦争では「狂乱の貴公子」の異名を取った人物です。攘夷戦争終結後も、攘夷志士としてのテロ活動を続けてきました。真選組から指名手配犯として追われる身ながら、何かと表に出て来たがる傾向があります。本人は大真面目なのに、傍から見るとふざけているとしか思えない言動が目立ちます。

Read Article

エリザベス(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

エリザベス(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

エリザベスは、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公の坂田銀時がかつて攘夷戦争においてともに戦った仲間、桂小太郎と常に一緒にいる謎の宇宙生物です。白い大型のペンギンのような見かけをしていて、会話はプラカードを通して行います。その風貌からは想像ができないほど実は戦闘能力が高く、口からドリルを出したりキャノン砲を出したりして敵を攻撃。たまに見える脚にはすね毛が生えています。

Read Article

神威(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

神威(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

神威(かむい)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が営む万事屋に居候する少女・神楽の兄。妹同様の赤毛が特徴で、宇宙最強とも言われる傭兵部族・夜兎族の一人です。童顔で笑顔でいることが多いのですが、一旦戦闘モードに入ると本能むき出しに。戦うことが大好きで、相手が強ければ強いほどいいと考えています。

Read Article

神楽(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

神楽(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

神楽(かぐら)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が営む万事屋に、強引に押しかける形で住み込み、万事屋の仕事を手伝うことになった少女です。夜兎という宇宙最強の傭兵部族の一人で、細い体からは信じられないような怪力と、驚くべき食欲の持ち主。赤い髪、青い瞳、真っ白な肌が特徴で、日焼けが苦手なため日向では常に傘をさしています。

Read Article

佐々木異三郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

佐々木異三郎(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

佐々木異三郎(ささきいさぶろう)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」に登場する特殊武装警察・見廻組の局長。名家に生まれ、文武両道、隙のない人物ですが、冷たく傲慢な性格で威圧感を漂わせています。真選組創立に深くかかわった人物であり、実は心に癒しがたい傷を負っていることがわかってくると印象がぐっと変化するキャラクターです。

Read Article

お登勢(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

お登勢(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

お登勢(おとせ)とは、空知英秋作画による漫画「銀魂」において、主人公・坂田銀時が営む万事屋(よろずや)の大家です。生粋の江戸っ子で、気前がよく、困った人を放っておけない面倒見の良い性格の持ち主。曲がったことが大嫌いで、野暮なことも大嫌いです。行き倒れ寸前の銀時を助けた、命の恩人でもあります。

Read Article

坂本辰馬(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

坂本辰馬(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

坂本辰馬(さかもとたつま)とは、 空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が物語中、過去に参加していた攘夷戦争において、「攘夷志士四天王」の一人として銀時、桂、高杉とともに戦った男です。戦を好まず、商い・貿易を通じて自分なりに世界を変えていこうとする坂本のもとには、そのカリスマ性に惹かれて多くの人たちが集まってきます。

Read Article

近藤勲(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

近藤勲(銀魂)とは【徹底解説・考察まとめ】

近藤勲(こんどういさお)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」において、江戸に屯所を構える武装警察・真選組の局長を務める人物です。隊士たちからの人望も厚く、頼り甲斐のある大人の男性ですが、一方で志村新八の姉・妙にしつこく言いよるストーカーとしての側面も持っています。その風貌から「ゴリラ」と呼ばれることが多い、筋骨隆々の身長180cmを上回る大男です。

Read Article

目次 - Contents