NieR Replicant / Gestalt(ニーア ゲシュタルト/レプリカント)のネタバレ解説・考察まとめ

『NieR Replicant』(ニーア レプリカント)及び『NieR Gestalt』(ニーア ゲシュタルト)とは、スクウェア・エニックスより2010年4月22日に発売されたアクションRPGゲーム。
『NieR Replicant』はPlayStation 3専用ソフトとして、『NieR Gestalt』はXbox 360専用ソフトとして発売されている。
主な違いは対応ハードと、主人公の年齢とヨナとの関係性。
キャッチコピーは「一人のために、全てを滅ぼす」。

白の書(シロ)

CV:ピーター

主人公が石の神殿で出会った、人語を喋る書物。海外版での名称はGrimoire Weiss(グリモア・ヴァイス)。
封印されし言葉を取得することで魔法が使えるようになり、その魔法で主人公と共に戦ってくれる。石の神殿に封印されていたが、主人公が乱暴に封印を破壊したため、ほとんどの記憶を失ってしまった。

書物なだけあって博識だが態度が尊大で、自らの名前を「シロ」と略されるたびに、もっと自身を敬えと文句を言っている。また、「口が最大の武器」と自負する程に口達者だが、小言も多いためか短気で口の悪いカイネとは言い争いが絶えない。
堅物なように見えるがおとぼけな一面を見せたり、なんだかんだ主人公たちとの旅を楽しんでいたりと、人間味のある性格をしている。

「イニシエの歌」の歌詞から、白の書が封印されし言葉を集めればヨナの黒文病を治せると考えた主人公と共に各地を旅をする。しかし、本来の白の書の役割は封印されし言葉を集めて「黒の書」と融合することにより、全てのゲシュタルトを強制的に器であるレプリカントに戻すことであった。が、記憶を失い主人公たちと長く行動を共にしていたため、白の書は黒の書との融合を拒絶。最終的には魔王を倒すために自ら消滅の道を選んだ。

また、本作に登場する「~の書」と呼ばれるものは全て人間を元に作られており、白の書も元はある組織に属する兵士だった。彼は任務と称した殺し合いに巻き込まれ生き残るも、最後は奇妙な本に吸収されてしまい、それが「白の書」となった。

カイネ

CV:田中敦子

主人公が崖の村のはずれで出会った、二刀流の女戦士。可憐な容姿をしているが、非常に口が悪く、豪快で男らしい性格をしている。
(あまりにも過激な内容なためか、彼女の罵倒セリフの大半は規制音が入れられている)
半身に憑りついたマモノの浸食を抑えるため下着しか身に着けておらず、白の書からは「下着女」呼ばわりされている。

両性具有であることを理由に村人たちから酷いいじめを受けた過去があり、祖母と共に村の外れで暮らしていた。カイネと同じく男勝りな性格であった祖母は、いじめっこたちからカイネを守ってくれていたが、ある日巨大なマモノ「フック」に襲われ命を落としてしまう。そのときカイネも瀕死の重傷を負うが、「テュラン」というマモノがカイネの身体を奪おうと憑りつき、そのマモノの力によって一命を取り留める。以降、カイネは祖母の仇を討つことだけに命を燃やし、フックを追い続けていた。
そして主人公と共にフックを討ち倒すが、これにより生きる理由を失ってしまう。死んでしまおうと考えていたカイネだが、主人公の必死の呼びかけに心を打たれ、それからは主人公のために剣を振るうことを決めた。

テュランの影響でマモノの言葉が理解できており、二週目以降はマモノの声に字幕が付くようになる。また、テュランのセリフも追加されている。テュランに体を乗っ取られまいと下着姿をしているが、半身は日の光が当たらないよう包帯を巻くなどの配慮も見せている。

カイネの両性具有は長年に渡るレプリカントシステムのエラーであり、ゲシュタルト・カイネの性別は普通の女性である。性格もレプリカントとは正反対に上品で、広いお屋敷に祖父母と一匹の犬と暮らすお嬢様であった。が、実は彼女はエリート軍人であった祖父母の遺伝子に、レギオンの攻撃パターンを組み込んだプログラムド・ベイビーであり、攻撃形態のスイッチが入ると手が付けられないほどに暴れ回る。
ゲシュタルト・カイネの暴走を止めるため、エミールは兵器として投入され、ゲシュタルト・ニーア(魔王)も偶然その場に居合わせたが、エミールもまた投与された薬の影響で暴走していたため、そのことは覚えていない。

エミール/実験兵器7号

少年期のエミール(左)とハルアの力を取り込んだ後のエミール(右)

CV:門脇舞以

南平原にある不気味な洋館に、執事のセバスチャンと二人で暮らしている少年。見たものを石に変える力を持っているが、その力を制御できないため常に目隠しをしている。そのため聴力が発達しており、足音だけで相手の性別や年齢を判断できる。
自分と同じように他人から疎まれる力を持ちながらも、堂々と生きるカイネの姿に勇気づけられ、彼女を姉のように慕っている。主人公に対しては、はっきりとは言わないが恋心を抱いている模様。

ゲシュタルト計画が確立するよりも昔、孤児であったエミールは双子の姉のハルアと共に施設で暮らしていた。しかしその施設は孤児院に偽装した兵器の研究施設であり、ある日姉のハルアは対レギオン用の実験兵器の実験体となり、化け物のような身体になってしまう。エミールを守ろうとして暴走するハルアだが、同じく兵器として改造されたエミールによって石化。研究所の奥深くに封印された。
それから長い月日が流れ、エミールは次第にその出来事の記憶を失くしていった。
その後、カイネの石化を解除する方法が洋館の地下にあるかもしれないと気付いたエミールは、主人公たちと共に地下の研究施設を探索。そこに置かれていた資料からエミールは過去の記憶を取り戻し、カイネの石化を解除するため、施設に封印されていた姉・ハルアの力を自身に取り込んだ。試みは成功し、エミールは自身の魔力をコントロールする術を身に着けたが、同時にエミールの身体は骸骨の化け物のような見た目に変わってしまった。絶望するエミールだが、どんな姿になっても変わらず接してくれる主人公や白の書、カイネに励まされ、エミールは醜い姿を抱えながらも仲間と共に旅を続ける。
そして魔王の城最深部にて、主人公たちを先へ進ませるため自らを犠牲にしてデボル・ポポルを倒した。

が、実はエミールは頭だけになったが生きており、爆発の衝撃で砂漠まで吹き飛ばされていた。
主人公たちと再会するため、代わりの身体を探してエミールは砂漠の中を転がっていく。

ヨナ

主人公の妹。(『NieR Gestalt』では娘)
健気で兄思いな、心優しい少女。生まれつき体が弱く、家の中で本を読んで過ごすことが多い。主人公に苦労を掛けていること気にしており、彼の力になりたい一心で無茶な行動をしてしまうことも。村人たちからも愛されているようで、彼女のことを気にかけてくれている人は多い。
料理が非常に下手で、彼女が作った料理を食べた主人公は1日寝込むほど。しかし、妹に甘い主人公が率直な意見を言えないこともあってか、本人は自分の料理の腕前を理解していない様子。

物語序盤で不治の病「黒文病」を発症し、ほぼ寝たきりの状態になってしまう。主人公がヨナの黒文病を治すため封印されし言葉をすべて集めるが、その直後に突如として村に現れた魔王に連れ去られてしまう。長い間行方不明であったが、5年後、魔王の城最深部にて主人公と再会。しかし、既にゲシュタルトとの融合が果たされており、ヨナの意識は失われたかに思われた。だが、ゲシュタルトがヨナの「兄に会いたい」という思いを汲み取り、自ら太陽の光を浴びることによって自害。融合が不完全だったこともあり、ヨナは意識を取り戻した。

サブキャラクター

デボル・ポポル

デボル(左)とポポル(右)

CV:白石涼子

主人公の住む村を仕切る双子の姉妹。赤い髪を持ち、デボルは活発な性格。ポポルは温和な性格をしている。
二人とも親の居ない主人公たちのことを不憫に思い、仕事を与えてくれたり、ヨナの薬を分けてくれるなどして面倒を見てくれている。
ポポルは図書館の館長をしており、村の顔役としての仕事もこなしている。
デボルは村の噴水の前や酒場で歌を歌ってすごしており、彼女が歌っていた「イニシエの歌」の歌詞が、ヨナを黒文病から救う手がかりとなった。
ポポルも昔はデボルと共に酒場で歌っていたが、お気に入りのお酒が手に入らなくなってしまったため、足が遠のいている。ちなみにポポルは酒にめっぽう強いが酔うと凶暴になり、デボルは下戸で酔うと普段とは打って変わって子供っぽい口調になる。

好意から主人公を手助けしてくれているように見えるが、その正体はゲシュタルト計画の監視・監督のために生み出されたアンドロイドである。主人公たちが旅した地域の管理者であり、レプリカントの生成も彼女たちが行っている。
主人公が封印されし言葉を集められるよう導いていたのは、魔王の暴走を察知し、急遽ゲシュタルト計画を実行に移すことになったため。

ゲシュタルト計画を管理する双子のアンドロイドは複数存在し、それぞれが担当する地域のレプリカントを管理している。
(続編の『NieR:Automata』には、別個体のデボル・ポポルが登場する)
アンドロイドは感情を持たないはずであったが、長すぎる年月は彼女たちの間に感情を芽生えさせるには充分であった。しかし彼女たちは、自分たちに与えられた役割を果たすため、魔王の城にて主人公たちの前に立ちふさがる。
激しい戦いの中でデボルを失い、激高するポポルであったが、エミールの捨て身の攻撃によって破壊された。

仮面の王

青年期の仮面の王

CV:綾里まる(少年期)、重松洋祐(青年期)

主人公たちが訪れた、仮面の国の王。
好奇心旺盛で自由な思考の持ち主。王でありながら、仮面の国の掟をしょっちゅう破る。
だが国ことをないがしろにしているわけではなく、国民たちのことは家族同然に大切に思っており、家来たちからは信頼されている。

前王が亡くなって日が浅く、王位継承のため砂の神殿での試練に挑んでいたが、油断したところをシャハリヤールに攫われる。それを主人公に助けられたことがきっかけで友人関係となり、自身の結婚式にも招待してくれるほどの仲となる。しかし、その結婚式の最中に狼の襲撃が起こり、花嫁であるフィーアが突如現れた狼から王を庇い、噛み殺されてしまう。
復讐に燃える王は、臣下を率い、主人公たちの手を借りて狼たちとそのリーダーであったマモノ「ロック」を討ち倒す。
その後、主人公たちが魔王の城に乗り込むと知り、手助けのために家臣たちとともに魔王の城に現れる。主人公たちのためにマモノの足止めを買って出るが、家臣たちは全て殺され、自身もマモノと相打ちとなって死亡した。

フィーア

CV:綾里まる

主人公たちが仮面の国で出会う少女。過去にカイネに命を救われており、それが理由でカイネは仮面の国に自由に出入りできる。
元々は仮面の国の人間ではなく、顔に酷いやけどを負ったことで仮面の国に奉公に出された。戸籍がないため、掟によって話すことができないが、身振り手振りで自分の伝えたいことを表現する。

よそ者であるが、素直で良い子な彼女は周りの人たちからとても慕われており、仮面の王とも面識がある。フィーアと仮面の王は親睦を深め、婚約するに至り、それを喜んだ国民と家臣たちの手で盛大な結婚式が催された。しかし、その結婚式の最中に狼の襲撃が起こり、王を庇った彼女は狼に噛み殺されてしまう。死の直前にも、自分のことではなく民と王を気遣った彼女は立派な王妃であったと家臣たちは認めている。

テュラン

CV:森久保祥太郎

カイネに憑りついたマモノ。殺しを楽しむ猟奇的な思考の持ち主で、隙あらばカイネの身体を乗っ取ろうとする。

本名は「由良 正義」(ゆら まさよし)。
自衛隊に所属していたが、事件を起こし指名手配を受けたため改名した。素性を隠してゲシュタルト化したが身元がバレ、レプリカントが処分されてしまったためにこのままゲシュタルト計画が進行しても人間に戻ることができない。そのため、カイネの身体を狙っている。
初めは憎悪のままにマモノを殺してまわるカイネを見て楽しんでいたが、主人公たちと行動を共にすることで変化していくカイネの感情に興味を持ち、次第にテュラン自身も影響されていく。いつしかカイネに好意とも呼べる感情を持ったテュランは、自分ではもう止められなくなった浸食からカイネを救いたいと強く思い、その方法を主人公に伝えた。

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@keeper

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