ゴーストバスターズ／アフターライフ（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

トレヴァーがイゴンの家に長い間置いてあったボロボロの車を動かすことに成功し、喜びながら運転していると、道で鉄喰いマンチャーを追っている妹のフィービーとフィービーの通うサマースクールでの友人ポッドキャストと出会う。フィービーとポッドキャストの2人はトレヴァーが運転する車にのせてもらい鉄喰いマンチャーを探す。すると街の一角で鉄を食べているマンチャーの姿を発見。逃げるマンチャーをトレヴァーは車のスピードをあげて追いかける。フィービーは銃でマンチャーを攻撃するが、街の看板にあたってしまったりと街を破壊しつつもなんとか鉄喰いマンチャーを捕らえることに成功する。鉄喰いマンチャーを捕まえられるのかハラハラする気持ちになり疾走感のある場面である。

亡霊となってゴーザの退治に力を貸してくれたフィービーの祖父イゴン

イゴン・スペングラーは仲間や家族には理由も言わずにサマーヴィルの街に引越したため、捨てられたと勘違いした娘のキャリーは最低な変人だと思っていた。しかし、本当は破壊神ゴーザの復活を阻止してみんなを守るために活動していた。そのことを周りの人に伝えなかったのは危険な目にあわせたくなかったのだろう。キャリーが自分の子ども達と共にイゴンが生活していた家で暮らすことになり、次第にイゴンの秘密が明らかになることでキャリーは父親が最低な人なんかではなかったことを知る。ゴーザを退治する場面で、孫のフィービーがあまりに強い力に負けそうになるが、イゴンが亡霊として力を貸すことで無事ゴーザを退治できた。その後、イゴンが成仏するまでの短い間にイゴンとキャリーは再会することができ、キャリーは涙を流してイゴンを抱きしめる。イゴンは優しく微笑みながら成仏するのだった。

フィービー「すごすぎて驚けない」

ポッドキャストとフィービーが倉庫の中で鉄喰いマンチャーを発見した時に、フィービーが「ゴーストだ」ポッドキャストが「もっとビビるところだろ」という会話の後に、フィービーが「すごすぎて驚けない」と言う。フィービーもポッドキャストもゴーストを見るのは生まれて初めてのはずだ。フィービーは普段からリアクションが薄い。この時も普通の人だったら悲鳴をあげてもいいくらいだが、信じられないくらい冷静だった。フィービーの性格がよく分かる場面である。

ウィンストン・セドモア「ゴースト退治で立ち向かう勇気を学んだ。才能と能力を信じろと」

物語の最後のシーンで、ウィンストンが自身の経営する大きな会社のビルの中でのジャニーンとの対談の中で、「ゴースト退治で立ち向かう勇気を学んだ。才能と能力を信じろと」と語る。彼がゴーストバスターズに入ったのは給料が欲しいからだった。しかし、ゴーストバスターズとして恐ろしい敵と対峙していくうちに立ち向かう勇気を学ぶのだった。今ではゴーストバスターズではなく経営者として働いているが、心は永遠にゴーストバスターズである。現在ではレイモンド・スタンツの働くオカルト書店を経済面で支援をしたり仲間達のことをとても大切に思っているのが伝わってくる。

『ゴーストバスターズ／アフターライフ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

イゴン・スペングラー博士はCG映像

イゴン・スペングラー博士役のハロルド・ライミスは、『ゴーストバスターズ』シリーズの脚本も担当していた。俳優としても脚本家としても活躍をしていた。しかし、2014年に病気により亡くなってしまったため本作である『ゴーストバスターズ／アフターライフ』ではCG映像で登場している。

J.Kシモンズのカメオ出演

本作でゴーザを崇拝する建築家であるイヴォ・シャンドアを演じているのがJ.Kシモンズである。カメオ出演だからなのか、本作では棺から蘇った直後にゴーザに殺されているため出演した時間は本当に少しであった。J.Kシモンズは、『スパイダーマン』シリーズでは主人公の働く新聞会社の社長であるJ・ジョナ・ジェイムソン役を演じている。

『ゴーストバスターズ／アフターライフ』の主題歌・挿入歌

ED（エンディング）：Ray Parker Jr. 『Ghostbusters』

作詞・作曲ともにRay Parker Jrが担当した。エンディングのスタッフ・キャストクレジットで流れるリズミカルで楽しい雰囲気の曲である。
「ゴーストバスターズ」という言葉が何度も歌詞の中に出てくる。ゴーストバスターズの映画の雰囲気がそのまま伝わってくるような歌である。

エンドロール：Mckenna Grace『Haunted House』

『ゴーストバスターズ／アフターライフ』でフィービー役を演じたマッケナ・グレイスが歌っているエンドロールで流れる曲である。
穏やかな曲調から徐々にサビの部分に向けて盛り上がっていく曲。「ゴースト」という単語も出てきたり、この映画のエンドロールにピッタリの曲である。