アットホーム・ダッド（ドラマ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

理絵や亮太が通う幼稚園。劇やフリーマーケットが行われていた。

スイーツクラブ

真理江が保護者たちを集めて、開いている講習会。ケーキの作り方やラッピングのやり方などを教え、数千円の会費を徴収している。和之も付き合いで、ほぼ強制的に参加させられている。

ウインザー出版

美紀が勤めている出版社。以前もウインザー出版で働いていたが、子供が産まれたことを機に退社した。しかしかつての同僚から再び働かないかと誘われ、和之がリストラされたことをきっかけに職場に復帰した。

『アットホーム・ダッド』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

理絵が和之を庇う場面

和之が主夫を始めて一日目。慣れない家事に悪戦苦闘した和之は優介に助けを求める。そして優介に手伝ってもらい、ハンバーグとエビフライを作った。理絵はその姿をじっと見ていた。その後、仕事から帰宅した美紀は、和之の作った料理を絶賛する。しかし電話がかかり、和之がその場から離れている間に、美紀は理絵にこっそり「本当はこれ誰が作ったの？ひょっとしてお隣のご主人が来たの？」と問いかける。黙ってしまった理絵を見て、優介が来たのだと察した美紀は呆れてしまう。しかし理絵は「違うもん。パパ一人で作ったもん」と否定する。美紀は「パパにそう言えって言われたんでしょ」と返すが、理絵は「パパ一生懸命作ったんだもん」と言い張った。初めての家事に手こずり、結局優介に助けてもらった和之。美紀も和之が料理を一人で作れないことを分かっていた。しかし一生懸命和之が料理を作る姿を見ていた理絵は彼を庇い、「パパが一人で作った」と嘘をついた。そんな理絵の純粋な父を思う気持ちに、心が温まる名場面だった。

和之が美紀の偉大さに気づく場面

和之は優介に誘われ、パートを始めた。しかし仕事と家事の両立は、想像以上にハードだった。そんな中、和之と美紀は休日出勤することになり、優介が理絵を真理江の家で開かれるお好み焼きパーティーに連れて行く。ところが、美紀が仕事で使うMOを忘れていることに気づいた理絵は一人で外に出ていってしまう。和之は慌てて理絵を探しに行こうとするが、彼女は和之の働くスーパーの迷子センターに来ていた。そこで理絵から事情を聞いた和之は、彼女と一緒に美紀の会社へMOを届けに行った。その後、和之は美紀にパートを辞めると宣言する。そして和之は「理絵が生まれる前、美紀が仕事と家事を一人で両立していたことを尊敬する」と話した。主婦の仕事をバカにしていた和之だが、仕事と家事を両立して初めて大変さを思い知った。そして両立していた美紀を尊敬し、彼女の偉大さを知った和之の言葉が心に残る名場面だった。

和之が主夫続行を宣言する場面

求職活動をしていた和之は、ついにとある会社から5年間上海に赴任し、CMを制作する仕事を打診される。ようやくやりたい仕事が見つかった和之は喜び、美紀も心残りはあったものの、仕事を辞めて上海に行くことを決断してくれた。その後、和之は家族三人で海に出かける。そこは和之と美紀の思い出の場所だった。そこで過ごすうちに和之は一番大切なことは仕事ではなく、理絵と美紀の笑顔であることに気づく。そして本当は仕事を続けたいという美紀の気持ちを聞いた和之は、上海行きを断り、主夫を続行することを決意した。それまで和之は仕事を最優先に生きてきた。しかし主夫業を通して何よりも家族が大切だと気づいた彼の姿が、感動的な名場面だった。

『アットホーム・ダッド』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

本作の登場人物が別作品でも登場

ドラマ『鬼嫁日記』と『アットホーム・ダッド』は同じ脚本家の尾崎将也が担当しており、出演者やロケ地などが重なっている。まず『アットホーム・ダッド』に登場した永井大演じる大沢健児と、滝沢沙織演じる倉本冴子は、夫婦役として同じ役名で『鬼嫁日記』にも出演している。さらに『鬼嫁日記』は山村家が近所にあるという設定になっており、1話では理絵や優介、亮太も出演していた。また本作で医者役として登場した尾美としのりは、ドラマ『結婚できない男』でも医者役として登場していた。

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