『花の慶次』の登場人物を紹介!

『花の慶次』とは原哲夫の漫画で、隆慶一郎作の歴史小説『一夢庵風流記』を原作として描かれている。本記事では登場人物・キャラクターを画像付きで紹介していく。登場人物が多い作品なので、どんな人物がいるのか確認できる内容となっている。

弥太、与平、勘六、名前不詳
七霧の里を襲った風魔忍者。岩兵衛に心を読まれ、自らの名(幼名の可能性がある)を褌に書かれて縛られた上筏で流される。忍びが自分の名を明かしたとして小太郎に叱責され、自ら明かしたのではないと潔白を証明するため自害する。流されたのは全部で4人だが1人は名前が見えない。もう1人は里の住人を殺害していた為、岩兵衛に蹴り殺された。

傾奇者

松田慎之助
重倉と共に天下一の傾奇者を名乗る青年。親友を殺した願鬼坊の挑発に乗り、実力差は明らかであるにも関わらず果し合いに応じて敗北、致命傷を負う。そこへ駆けつけた慶次に死の間際「おれはニセ傾奇者だったようだ」と言い残し絶命した。慶次は友を思うその心に感じ入り、「ならば地獄の閻魔に傾いてみせよ」と手向けの言葉を贈った。

出典: ic.photo.mixi.jp

重倉仁右衛門

慎之助の親友。天下一の傾奇者を名乗るが、因縁をつけた願鬼坊に斬殺された。

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蕃熊蜂太夫

京で五指に入る傾奇者。「戦えば必ず勝つ」と評される不思議な術の使い手。その正体は長い舌を筒代わりにして毒針を吹き矢として飛ばす暗殺術である。しかし慶次から「足音をたてずに歩く侍など聞いたことが無い」と指摘され、初対面で暗殺者であることを見抜かれた。とっておきの毒針もあっさりと見破られ、舌を斬られてしまう。最後は体中に爆弾を括り付けて慶次に特攻するが、一刀両断にされた。

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深草重太夫

傾奇御免状をもらった慶次に果し合いを挑んだ傾奇者。最後は立て札で腹を貫かれて死んだ。原作小説と本作での描写に差がほとんどない、数少ないキャラクターの一人である。

重太夫の弟(草津重三郎)
果し合いは遺恨を残さないもの、という建前に反し、兄の仇として慶次の命を狙う。しかもそのやり方が卑怯であり、原作・漫画ともに外道の雑魚という扱いを受けている。
原作小説では九条家の青侍(公家に仕える下級武士)で、武芸には自信がないため、大金で骨に慶次の暗殺を依頼する。
本作では本人が暗殺を決行する。名前は出てこない。祭りの神輿の中に隠れて近づき、背後から慶次を刺し殺そうとしたが、直江兼続に見破られる。慶次と兼続によって川に落とされ、カナヅチであることが判明した。

その他

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おばば様

昔の名前はおりん。摩利支天を信仰する公界衆。実年齢は60歳を超えているがその美貌は20代のままで全く衰えておらず、侘助の前でのみ、少しの間老け込んだ描写もあるが、それでも40代程度である。侘助を自分の後継者として迎え入れた。彼女の語る過去のエピソードは『花と火の帝』の朝比奈兵左衛門の流用。

後陽成天皇
聚楽第に行幸をした時の天皇。漫画では秀吉に裳裾をとられて辟易しているようにも見えるが、おふうによれば秀吉の事を気に入っているらしい。

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岩熊

奇染屋店主。傍若無人な商人で、慶次に片脚を金200両で買われそうになった。面目を潰されるが、商人としての意地を見せ、慶次に認められる。その後は慶次の人柄に惚れたのか、良き協力者となり、慶次に秀吉へのお目見え用の猿のケツ染め衣装とナタのように刃が厚く、普通の人間は持ち上げるのがやっとの暗殺用の特別製の短刀を用意する。実は泣き上戸。
原作では銭百貫=金20両で、捨丸に請われたまつが止めに入り、以後は登場しない

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七霧の村長

天皇や公家の隠密を務める七霧の里の村長。実はおふうの祖父。岩兵衛のみならず、七霧の住人は人の心を読んだりと異能の力があるが、力は失われつつあるらしい。

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お雪

おふうの実母。おふうがさらわれた後、七霧の里で帰ってくるのを待ち続けたが亡くなった。お雪亡き後、岩兵衛が乳飲み子のおふうを育てる描写があり、どのような時系列になっているかは不明。

伊勢屋
拝金主義の商人。黄金で慶次たちを買収して、七霧の里に毒を流させようとしたが失敗。風斎に殺された。

木猿
酔いざましに川で顔を洗っていた時に風魔の忍びに殺害される七霧の住人。死に際に異能の力で村長に異変を伝える。仇は岩兵衛に討ってもらった。

五平太
茶々が贔屓にしていた能役者だが、殺されて月斎に入れ替わられていた。

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大前田庄衛門

呉服問屋、伊勢屋の店主。昔の名前は鮫吉。慶次が討った侍の武具を集めて財を成した。そのため慶次には頭が上がらない。慶次との関わりを黒部三左に勘付かれ拷問を受けるが、駆けつけた真田幸村らに救助される。

■参考■

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