『花の慶次』の登場人物を紹介!

『花の慶次』とは原哲夫の漫画で、隆慶一郎作の歴史小説『一夢庵風流記』を原作として描かれている。本記事では登場人物・キャラクターを画像付きで紹介していく。登場人物が多い作品なので、どんな人物がいるのか確認できる内容となっている。


琉球の評定所の役人。琢全より高位とみられる。

尚懿
尚寧の父で先の琉球の王。尚寧のことを宰相の毛虎に託した。

概、毫、錦、嶺、張
毛虎の配下の五人衆。利沙を孤島から連れ出した。それぞれ、かなりの使い手だが竜嶽に倒された。

寿徳
琉球王府の長老。反乱を画策する竜嶽を諌めたが殺された。

朴仁
竜嶽に雇われた殺し屋。明の名家・朴氏の出身だが、倭寇の捕虜となり過酷な拷問を受け続けていた。そこを海賊時代の竜嶽に救われ、以来彼に従う。全身に拷問で受けた無数の傷痕がある異様な風貌をしている。過去に受けた仕打ちから心を固く閉ざしており、心を読んだ岩兵衛が「あいつは人間じゃない」と評するほど。殺害を命じられていた利沙の優しさに触れ、人としての心を取り戻すが竜嶽に殺された[23]。

その他武将

氷室信成
武田の武将で「山」の家紋を許された剛勇の若武者。蛍の婚約者だったが、長篠の戦いで慶次と一騎打ちをし討死。

出典: ic.photo.mixi.jp

氏家監物

肥後国の領主・水沢隆広の家老。奇染屋に注文の品を取りに来た。

出典: ic.photo.mixi.jp

水沢隆広

肥後国の少年領主。先代の領主であった父親が早く死去したために幼くして跡を継いだが、九州仕置で秀吉の怒りに触れた先代領主の代わりに責任を取らされる形で切腹を命じられた。しかし、本人は理不尽な死を目前にしても全く動揺した様子を見せず、衆人の前ではあくまでも領主として終始落ち着いた態度を示していた。「天下一の傾奇者」と呼ばれる前田慶次に憧れていると語り、「雲井ひょっとこ斎」こと慶次本人の示唆によって、「商人の意地」を見せる奇染屋の心意気に応え、彼の反物を切腹の際の敷物にするなど、子供でありながらも心は立派な武将であった。咄嗟に名乗った慶次の偽名を無根拠ながらも見破っていた。

池田輝政
慶次が秀吉に謁見する際、落ち着かない利家をたしなめた。後の会津攻めや関ヶ原では徳川軍に参加。史実ではその当時は20代であったはずだが、本作中では白髪頭の老人のような顔をしており、隣に居た前田利家を「又左」と呼んで、同年代のように描かれている。

芦名盛隆
会津の戦国大名。本間一族と結び、上杉景勝を挟み撃ちにせんと企むが、越後に攻め込む前に伊達政宗との摺上原の戦いで大敗、滅亡した。

出典: ic.photo.mixi.jp

後藤又兵衛

黒田家家臣。馬狩りの際、松風に家中の者が殺されたので松風の命を奪いに慶次のもとに来た。が、自らの過ちに気づき松風に頭を下げた。登場した当初は威圧的な面構えだったが、次回登場では美男顔になっている。

最上義光
山形城城主。顔に切り傷がある。伊達政宗の母・保春院の兄であり、政宗の伯父にもあたる人物。関ヶ原の折に行われた長谷堂城の戦いでは、直江兼続軍と戦った。後に直江軍の力戦奮闘ぶりを記しており、原作にも引用されている。

織田信雄、蒲生氏郷
小田原の役で参陣した大名。秀吉から小田原出陣を承り、平伏した信雄の横顔は父・信長の面影を残す。

本多作左衛門
結城秀康を妊娠した侍女をかくまった。

大谷吉継
前田家を出奔した慶次が敦賀を訪れた際、そこを治める青年武将として名が紹介される。原作では慶次郎と会見しこれをやり込めるシーンがあったが、本作ではカットされた。後、家康が会津攻めに向かった直後、朋友である石田三成に呼応して参戦。

忍び

出典: www.minapachi.net

慶次の行く先にたびたび姿を現す忍び。非常に小柄で名の通り骸骨のような容姿だが、変装の達人であり体格さえ変化させることが出来る。彼に狙われて生き延びた者はいないとすら評される凄腕の暗殺者。慶次を殺す機会を何より楽しみにしているが、同時に彼が持つ魅力に心底惚れ込んでいる。慶次とは酒を酌み交わすほど気が合う仲になるものの、捨丸や岩兵衛からは化け物と呼ばれ恐れられていた。古屋七郎兵衛、佐々成政、まつと誰彼構わず通じており、特定の主を持たない。これについては骨本人が「忍びも主持ちになると腑抜けになる」と語るシーンがあり、主従関係を持たないのは彼が持つ気概からくるもののようである。

風魔の飛加藤(加藤段蔵)
一見小柄で笑顔を絶やさないただの老人だが、真の姿はかつて天下にその名を轟かせた忍び。甲州乱波熊若に殺されたとされていた。傀儡の術、幻術を得意とし、その技は同じ忍びの目でも易々と欺くほど巧妙を極める。時折慶次の前に現れ助勢する。公界衆の守護者としての一面も持ち、また唐剣を使うなど『吉原御免状』『かくれさと苦界行』の幻斎(庄司甚右衛門)のキャラクターが一部組み込まれている。

出典: ic.photo.mixi.jp

甲斐の蝙蝠

蛍をくのいちとして育て上げた師匠。獲物と定めた相手から受けた傷を“死出の置き土産”として有難がるという奇怪極まる性癖の持ち主。名の通り蝙蝠を自在に操る術の達人。この蝙蝠はケシの実を主食としており、彼自身も重度のジャンキーであるため、定期的にその蝙蝠をそのまま食べている。あらゆる技を尽くして慶次を追い込むが、両目を斬られ敗北。

出典: stat.ameba.jp

棒涸らしの蛍

甲斐の蝙蝠の弟子。武田の武将・氷室信成の婚約者だったが、彼が慶次に殺されたことから復讐を誓い忍びの道を選ぶ。「棒涸らし」の異名通り、男を痺れさせる性的な指技を使うが劇中で具体的な描写はなく、その技を自分にも味わわせて欲しいという四井主馬の申し出は、急所を蹴ってあっさり拒否した。実は処女である。蝙蝠から伝授された忍びの技で慶次の命を狙うが失敗。そして慶次の優しさに触れ操を捧げる。師匠である蝙蝠にかけられた催眠暗示を自ら致命傷を負うことで破り、慶次の腕の中で息を引き取った。

出典: www.atari7.com

風魔小太郎

北条家に仕える風魔忍軍の頭領。北条家に狙いを定める豊臣家に攻撃を仕掛ける。後に慶次と激突、感覚全てを狂わせる強烈な幻術で互角の戦いを演じるが敗れる。その後、忍びが活躍する時代の終焉を悟り隠遁生活に入った。

出典: ic.photo.mixi.jp

月斎

風斎の影。禁裏を襲撃したり、警備が手薄になった茶々(淀殿)を襲撃するなどするが、茶々が恐れを抱かない為首を自らはねて秀吉を挑発した。

出典: ic.photo.mixi.jp

風斎

優れた技量を持つ僧形の忍び。正体は風魔小太郎。

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