北斗の拳の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「北斗の拳(Fist of the North Star)」は、週刊少年ジャンプで連載されていた原作:武論尊、作画:原哲夫によるハードボイルドアクション。描かれる男達の激戦や、熱い友情は連載が終了した今でも尚、高い人気を誇りアニメやゲームなど様々なメディア展開を広げている。
主人公・ケンシロウをはじめとした個性溢れるキャラクター達は名言・迷言ともいえるユニークなセリフを残している。

『北斗の拳』の概要

原作:武論尊、原画:原哲夫によって描かれるハードボイルドアクション漫画。

核戦争によって文明や秩序が失われた世界が舞台。人々が水や食料などのわずかに残された資源を巡って争いが繰り返され、暴力が支配する世界に現れた主人公、伝説の暗殺拳「北斗神拳」伝承者の・ケンシロウの生き様が描かれている。

1983年から1988年まで週刊少年ジャンプに連載され、1980年台のジャンプを代表する漫画の一つである。連載が終了した今でも年齢層を問わず人気が高く、アニメやゲームなど様々なメディア展開がされており、累計発行部数は6000万部、全世界では1億部となっている。

格闘家である角田信朗は自分の息子と娘に「ケンシロウ」、「ユリア」と名付けるほどのファンであり、その他にもイギリスの映画俳優であるゲイリー・ダニエルズやアメリカのヒップホップアーティストのRZA、芸人の天野ひろゆき、土田晃之や俳優の阿部寛など国内外の著名人に多くのファンがいる。

『北斗の拳』の名言・名セリフ

199X年、世界は核の炎に包まれた!海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた。だが、人類は死滅していなかった!

登場人物のセリフではないが、オープニングに現れるこの文章。世界観を一言で表した文言であり、巨大なキノコ雲の絵を背景に現れるこの一文は、初見の読者や視聴者に強烈なインパクトを与えた。

お前はもう死んでいる………

暴徒のリーダーに北斗神拳の奥義の一つである「北斗百裂拳」で葬った際に放ったセリフ。
暴徒はケンシロウの言葉が理解できなかったが、直後に奥義の効果によって肉体が崩壊し、爆発四散した。

北斗の拳及びケンシロウの代名詞の一つであり、原作から派生した作品のキャッチコピーなどにも使用されており、知名度が高く、「北斗の拳」という作品を知らない人間でも一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。

てめえらに今日を生きる資格はねぇ!!

食糧難にあえぐ村のために栽培用の種籾を探し、半年かけて探し回った老人・ミスミがスペードと呼ばれる人物に殺害され、怒りに震えるケンシロウが放ったセリフ。
隆起した筋肉よって服がはじけ飛ぶというシーンもここが初出であり、ケンシロウが心優しい人物であることがよくわかる場面である。

ひでぶっ!!

南斗弧鷲拳の使い手、殉星の男・シンが率いるKING軍の四重臣の一人・ハートのセリフ。
もとは別のセリフで編集時の誤植で「ひでぶっ」になったと噂されていたが、実際には最初からこのセリフで「ひでぇ=(痛ぇ)」と言っている際に身体が破裂したため「ぶっ」に繋がり「ひでぶっ」になったと文庫版のあとがきで作者が語っている。

これまでの敵キャラは無言に近い状態で死亡していたが、このセリフがヒットしたこと受け、敵キャラは珍妙な断末魔を上げながら死亡するという方式が確立された。

おれが欲しかったものはたった一つ、ユリアだ!!

南斗弧鷲拳の使い手、殉星の男・シンのセリフ。
連れ去ったケンシロウの恋人・ユリアの気を引こうと、宝石やドレス、果ては街一つまでも与えたシンだったが、ユリアの心は動かずついにビルから身投げをしてしまう。
名声、権力、富を手に入れたシンだったが一番欲しかったユリアの心は最後まで手に入れる事ができなかったシンの心の叫びだった。

同じ女を愛した男だから

敵であったはずのシンのために墓を作り、埋葬しようとする理由を聞かれた際に答えたセリフ。
彼のために墓を作ることは、ケンシロウの中ではシンがただの悪人ではなく、同じ女性・ユリアを愛した男であり強敵(とも)であったということが理解できる。

たわば!!

カルト武装組織「GOLAN」のメンバー・マッド軍曹のセリフ。
作者の原哲夫は文庫版のあとがきで「たすけてくれっ、たすけて~~」と言っている途中で肉が弾ける感じをだすために工夫したと語っている。

「GOLAN」とは文明崩壊前の特殊部隊の生き残り結成した武装組織。「神の国(ゴッドランド)」と呼ばれる、選ばれた人間だけの国を作ろうとしており、近隣にあるオアシスの街から食料を徴収したり、各地から己達の子孫を残すために女達を連れ去ったりしていた。

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@seiryuurukid6

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