ブルーバレンタイン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブルーバレンタイン』とは2010年公開のアメリカの恋愛映画。あるカップルの出会いから結婚、破局までを描く切ないストーリー。価値観の違い、気持ちの温度差、方向性の違い、仕事の格差から冷め切った夫婦をライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズが演じ、過激な性描写や体重増量も辞さない迫真の演技で、2人とも第68回ゴールデングローブ賞にノミネートされた。デレク・シアンフランス監督は10年かけて脚本を練り上げ、第63回カンヌ国際映画祭では「ある視点」部門に出品された。

ボビー・オンタリオ(演: マイク・ヴォーゲル)

シンディの大学時代の元恋人。アメフト選手だったが、現在は低所得層労働者。
7年前シンディが自分の子を妊娠していると知らず、シンディがディーンに単に心変わりしたと思いディーンをボコボコに殴った。
今でもシンディが自分の子供を育てていることを知らない。スーパーで偶然シンディと会い声をかける。

シンディの祖母(演:マリアン・ブランケット)

シンディが家族の中で唯一大好きで信頼しているおばあちゃん。
老人ホームに入所している。

ジェリー・ヘラー(演:ジョン・ドーマン)

シンディの父。かつては亭主関白で妻に厳しく当たっていた。現在は穏やかになり孫のフランキーの面倒をよく見ている。
病気で酸素マスクが離せない。

サム・フェインバーグ(演:ベン・シェンクマン)

シンディの上司で医者。シンディが既婚者と知りながら好意を寄せている。
シンディを新しい仕事に誘うが下心あってのことでシンディを落胆させる。
酔って職場に乱入してきたディーンに殴られる。

『ブルーバレンタイン』の用語

メーガン

ディーン一家が飼っている犬の名前。メーガンの失踪がディーンとシンディが離婚することになるきっかけを作った。

キューピッドの入り江

ディーンが予約したホテルで空いていた2部屋のうちの1部屋。こちらは選ばれなかった。

未来ルーム

ディーンが予約したホテルで実際に予約した部屋。宇宙をイメージした窓のない悪趣味な部屋。
暗く閉塞的な空間が、崩壊しそうな2人の関係を悪化させる。

『ブルーバレンタイン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ディーン 「男は女よりロマンチストだ 。結婚する時は1人しか目に入らない。この女を逃したら俺はバカだと思う 。でも女は男を値踏みし選り好みする 。王子様を待ち続けるが結局選ぶのは稼ぎのいい男さ」

引越し屋のバイトが決まり、同僚と話すディーン

ディーンがシンディと出会う前、引っ越しの仕事をしていた時に同僚を話していた言葉。
その後を予見するような言葉で、この話をした直後、ディーンはシンディに出会い。一目ぼれをし、シンディが別の男の子供を妊娠しているにも関わらず、結婚することを誓う。
結婚後、やはり収入や向上心のなさをシンディに嫌われ、離婚を言い渡される。
シンディは必ずしも収入の面だけで、ディーンのことを嫌いになったわけではないであろうが、ディーンの収入の低さは離婚の大きな要因である。
ロマンチストな男と現実的な女。
この映画で伝えたいことの1つがこの言葉に表れている。

シンディ「いつか消える感情なんて信じられる?」 シンディの祖母「愛を見つけるには感情を持たなくちゃ 。愛を信じる権利がある。 自分を信じるの」

信頼できるおばあちゃんと愛について語るシンディ

シンディは信頼を寄せる祖母に「愛ってどんな気持ち?」と尋ねる。まだ私は見つけていないと答える祖母はシンディにアドバイスをする。
「気をつけなさい。よく選ぶのよ 恋に落ちる相手があなたにふさわしいか」
両親の不仲を見て育った愛を信じられないシンディが信頼できる祖母の言葉で、自分にふさわしい男=ディーンを選んだはずだったが、結局それはいつか消える感情だったいうことに後に気づくことになる。
シンディの愛に対する考え方がよくわかるセリフである。

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