BØY(漫画・アニメ)のネタバレ解説まとめ

『BØY』(ボーイ)とは梅澤春人が1992年から1999年まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた少年漫画、ヤンキー漫画。およびそれを原作としたアニメ作品。
私立楽園高校に通う、世界征服の野望を持つ無敵の主人公日々野晴矢と、その仲間達によって繰り広げられるドタバタ劇や熱い戦いを描き、その度に圧倒的な強さで日々野が敵を蹴散らしていく。最終的には必ず「日々野が強い!」という結果で終わる。
「高校対高校」といった王道のヤンキー漫画の要素はそこまで強くはなく、音楽・バンドの要素が強いのが特徴である。

ゲームの大好きな小学生の桃山太郎は格闘ゲームのみでは飽き足らず、太郎の言葉通りにプレイヤーが動き、敵と勝負をするというリアル版格闘ゲーム「太郎のバトルゲーム」を観客の小学生達に有料で見物させていた。 ある日街を歩いていたハレルヤは太郎とぶつかり、道端で揉める。挑発しつつ逃げる太郎をハレルヤ、岡本、一条、みちるの4人が追っていくと、そこには伊部麗子がいた。麗子から「太郎のバトルゲーム」に参加していると聞いた一条は、すぐに止めるように伝え、麗子はそれに従う。それを面白くないとふてくされる太郎のもとを、戯堂高校の荊木が「自分の学校の生徒を嵌(は)めたのではないか」と詰問する。絶体絶命の太郎は、一か八か、荊木を「太郎のバトルゲーム」にと誘う。荊木は面白そうだと話に乗り、知り合いのナオミ、シンジも参加する。一方、太郎が荊木に連れて行かれるのを目撃した「太郎のバトルゲーム」の観戦客の小学生はハレルヤたちに助けを求める。結局、太郎は新たに荊木らと組んで「太郎のバトルゲーム」を再開したと聞いたハレルヤたちは、このまま問題が起これば、太郎の身に危害が加わるのではないかと危機感を抱く。そこでハレルヤ、一条、麗子は自ら「太郎のバトルゲーム」に参加し、荊木、ナオミ、シンジを倒すべく立ち向かう。
伊部麗子がナオミをローリングソバットで倒し、ハレルヤがシンジを一撃で仕留める。荊木との勝負で劣勢に立つ一条だったが、荊木の決め技を読み、見事な切り返しで勝利を収める。
シンジは荊木の敗北後に復活し、人質を取りハレルヤの戦闘力を封じ優位に立ったもののいたぶっている間にハレルヤの仲間たちが子供たちを非難させ、反撃のチャンスを得たハレルヤは再びシンジを仕留める。

VSヘルタースケルターズ(第21巻~第24巻)

出典: piccoma.com

貧血で倒れた春香を抱き上げるハレルヤ。

私立楽園高校の養護教諭として山ノ上春香が赴任して来た。揉山正象からの告げ口もあり、春香はハレルヤを素行の悪い人物だと判断し、更生させようとする。調子の狂うハレルヤだったが、ある時、春香が転んだ際に不良グループ「ヘルタースケルターズ」にバッグを奪われてしまう。バッグはすぐにハレルヤが取り返したものの、ハレルヤは「ヘルタースケルターズ」の構成員の恨みを買ってしまう。構成員達から報告を受けたヘッドのシュウは以前からハレルヤの噂を聞き、気に入らないと感じていた。シュウはハレルヤをおびき寄せるため、春香と偶然いっしょにいたみちるを拉致。さらに岡本は「ヘルタースケルターズ」の構成員から一方的に激しい暴力を受け、病院送りにされてしまう。シュウは春香とみちるをアダルトビデオに出演させると言ってハレルヤを挑発し、ハレルヤと一条は二人の救出へと向かう。
ハレルヤと一条はシュウの手下を一掃し、シュウも一方的に打ちのめす。春香の告発によって逮捕される。
シュウは仲間さえも捨て駒にして罠を仕掛けた上に、春香をビルから落として殺そうとすることで晴矢のスキを作るなど、極悪非道なからめ手を用いたがハレルヤはシュウを一方的に打ちのめす。

VSジョー(第24巻~第26巻)

出典: piccoma.com

ジョーと対峙する雨宮。

雨宮拓矢は、森下由紀から椎名幹との仲介役になってほしいと頼まれる。密かに由紀に好意を抱いていた雨宮だったが、由紀の幸せのためであれば仕方がないと協力するものの、デートの日はつい尾行をしてしまう。すると椎名と由紀は街でジョーに絡まれ、由紀のお金とファーストキスを奪われてしまう。キスを奪ったジョーに対し雨宮は怒りを覚え、一人でジョー達がたむろしているバー「STYX」に乗り込む。その場面を偶然目撃した岡本はハレルヤ、一条、伊部麗子にその顛末を報告し、「STYX」へと急ぐ。潜入早々、麗子は外国人ストリッパーの女性と喧嘩になる。そんな中、雨宮はジョーと対峙。ジョーは雨宮にリンチを加える。カウボーイはバイクを用いた戦法で駆け付けた一条を一方的に追い詰め、一条の顔をバイクのタイヤで擦り潰そうとするが長髪だったことが災いしホイールに自身の髪を突っ込まれ、自分の顔を削られ敗北する。その後、ジョーがハレルヤに追い詰められた際に拳銃を使って椎名を人質に取るが「誰よりも速く動いた」ハレルヤがカウボーイにとどめを刺す。

VSリョウキ(第26巻~第30巻)

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リョウキと死闘を繰り広げるハレルヤ。

ある朝、ハレルヤの実家、「山の上教会」に赤ちゃんが捨てられており、ハレルヤの父である晴霽が世話をしていた。赤ちゃんは急に発熱し、ハレルヤは病院に連れて行くつもりが、ついいつものように登校してしまう。山ノ上春香の協力を受け、一度「山の上教会」に戻ったところ、母親と名乗る姫ノ木彩が現われ、子供の名前は姫ノ木ユウキだと語る。ユウキの父親は「鬼門高校」の理事長を務める鬼頭烈で、清朝最後の権力者・西太后が不老不死を得るために食していたとされる「暗黒メニュー」を完成させるために姫之木彩に子供(ユウキ)を産ませ、その血を狙っているのだと訴える。そんな中、鬼頭の放った部下によってユウキは連れ去られてしまう。ハレルヤ、岡本、一条、彩、春香は揉山正象を運転手にして、ユウキがいると思われる鬼門高校へと向かう。そこには鬼頭から侵入者排除を命じられた不良達や不気味な雰囲気の料理人、リョウキが待ち構えていた。
リョウキの5つの型の手刀により苦戦を強いられるハレルヤだったが、ハレルヤの「拳」はリョウキの手刀を押し返す。そこへ鬼頭が倒れたことが知らされ、勝負は中断される。リョウキは誘拐した赤ん坊を返す代わりに、晴矢たちに一刻も早くここから去るように隠し通路の存在を教え、その後、病床に伏した鬼頭烈の枕元で朝昼晩毎日美味しい食事を作り続けることを誓った。

VS三つ目(第30巻~第33巻)

出典: piccoma.com

劣勢の一条だったが、クーの弱点を見破り一気に勝負をつける。

進級の季節が近づき、、岡本はフランスに留学するため、私立楽園高校を退学することをハレルヤたちに告白する。ハレルヤたちは寂しさを覚えつつも笑顔で送り出す事を決意。そこで、みちるは最後の思い出づくりに四人で京都旅行に行くことを提案する。四人で京都の楽しい時間を過ごしていたところ、みちるのデジタルカメラを不良グループ「三つ目」に奪われてしまう。ハレルヤと一条がカメラを取り戻そうと喧嘩を挑んだものの警察に見つかってしまい、勝負は流れる。その事件でハレルヤ達に興味を抱いた「三つ目」は深夜の旅館に侵入し、みちるを拉致。ハレルヤたちはみちるを救うため、激しい戦いに身を投じるのだった。
ズーはハレルヤを乗せたまま車で相打ち覚悟でトラックに突っ込み、瀕死の重傷を負う。そしてハレルヤは死んだと勝ち誇るものの、幸運にもトラックに積まれていたペットボトルがクッションとなり、無事に立ち上がって無敵を宣言したハレルヤの姿を見て精神に異常をきたし、錯乱状態に陥る。

それぞれのこれから(第33巻)

出典: igmonostone.com

ハレルヤたちは夢を叶えるためフランスへと旅立つ岡本を見送る。

岡本はフランス留学へと旅立ち、ハレルヤ、一条、みちるの3人は私立楽園高校の2年生へと進級した。揉山正象は留年でもう一度3年生になり、摩天学院高校を卒業した伊部麗子は渋谷のSMクラブで働き始めるなど、それぞれが変化の時を迎える。そんな中、雨宮拓矢と椎名幹は「私立楽園高校」に入学。二人は一条にロックバンド「ファイヤー・ガンズ」の正式メンバーにしてほしいと直訴する。そして一条は雨宮と椎名だけでなく、ハレルヤを正式なボーカルとしてバンドに加入させ、初ライブの計画を立てる。

『BØY』の登場人物・キャラクター

主要人物

日々野晴矢(ひびの ハレルヤ)

出典: shonenjumpplus.com

CV:三木眞一郎
物語の主人公。
私立楽園高校1年5組の男子生徒。世界征服の野望を持ち、超上から目線で仲間を下僕呼ばわりするが、仲間や認めた者を大切にする熱い漢。
自分だけでなく他人の夢も大切にする為、岡本らをはじめとして自身の長所を理解する者達からの信頼は厚い。目上の人間にも平気でため口で会話するが、父の晴霽と山ノ上にだけは頭が上がらず、山ノ上から注意を受けて禁酒している。恋愛に対しては繊細かつ奥手。女性を殴ることはなく、マジョガク編では格下のレディースに対しては頭突きやくすぐりで対応していた。
一条のことを「むっつりスケベ」と呼んでつっかかるなど、事あるごとに口論しているものの、パートナーとして協力して戦うシーンも多く、お互いに信頼している。
世界征服が野望であるものの、作中では「金がない」を理由に一度も日本から出ていない。
口癖は「無敵」「クズヤロー(敵や悪人に対して)」と「うるァー!」。
背中とジャケットの間には、ふしぎな空間・四次元背中がある。主に出てくるのはバットとフライパンだが、時には体育館の仕切りネット・カニ鍋一式・ボウリングのマイボールなど多岐にわたる。得意技は、素手で金属バットを曲げる秘奥義「金属バット曲げ」や、どんな相手でも全て自白させ、かつ女性相手でも容赦なく失禁させる秘奥義「くすぐり地獄の刑」などだが、そのネーミングは基本的に見た目通りである。
格闘技や武術の手ほどきを受けたことは一切ないが、幼少の頃からケンカばかりしてきた。楽園高校入学式当日に新入生をシメに来た2年生(揉山の子分)を返り討ちにし、入学早々に停学処分になる。
大好物はみそラーメンと、お好み焼きやもんじゃ焼きなどの粉もの料理。頼み事の報酬や誤解への詫びのしるしとしてそれらを相手に要求することもある。
その人間離れした声量から一条からボーカルとしての才能を見出され、ライブハウス「エデン」でのみ復活したFIRE GUNSのボーカルとして採用された。本人はドラムを志望していたようで、椎名のドラムセットを奪って叩いていたが全くの素人であったためにろくに演奏できていなかった。物語のラストで一条から正式にバンドに誘われ、「俺様は世界征服で忙しい」と断るも「音楽でも世界征服は出来るんだぜ」の言葉を聞き誘いを受け入れた。

岡本清志朗(おかもと きよしろう)

出典: www.amazon.co.jp

CV:上田祐司
楽園高校の男子生徒でハレルヤのクラスメイト。フランスに行き、画家になることを夢見る。楽高でハレルヤと初めて友達になった人物。
普段は短気なハレルヤや一条の間に入ってなだめることが多い大人しく優しい性格だが、非常に正義感が強く常に自分や仲間の夢を大切にしている。誰に対してもいざという時には毅然と自論を述べたり啖呵を切るなど芯の強さも持っている。
優しすぎる性格ゆえにケンカは決して強い方ではないが、根性と誰よりもタフな精神力、そしてひたむきに夢を追い続ける彼を仲間達はみんな慕っている。
フランス留学資金のために工事現場でのアルバイトをしており、同僚の大人達からは怒られることは多いものの「頑張っている」と評価されている。それ故か小柄な見た目に反してかなりの筋力を持っている。
みちるとは後に恋仲になり、最終回間際で念願のフランスへ旅立つ。

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