RADWIMPS(ラッドウィンプス)の徹底解説まとめ

RADWIMPSとは、Vo.Gt 野田洋次郎 Gt.桑原彰 Ba.武田祐介 Dr.山口智史からなる4人組バンド。略称は「RAD」。2003年の『もしも』リリースから日本ロック界の先頭集団を走ってきたRAD。『君の名は。』の音楽タイアップでその名が広まった。一方で野田洋次郎が描くストレートでどこか中毒性が感じられる歌々に魅了される根強いファンも多い。
RADWIMPSの概要
RADWIMPSとは、Vo.Gt 野田洋次郎 Gt.桑原彰 Ba.武田祐介 Dr.山口智史からなる4人組バンド。
作詞・作曲はほとんど野田がおこなう。
RADの曲は多くが”ノンフィクション”であると言われる。これは野田が実際に経験したことをもとに曲を書いているからだ。また曲もいろいろなジャンルに分けられる。いかにもバンドらしい曲(例:前前前世)、中毒性の高いラップ調の曲(例:DADA)、非常に落ち着いたバラード調の曲(例:告白)などなど。野田の英語力を活かした英語詞の歌もある。
RADWIMPSの曲はバンド演奏の主張が強く、それぞれのパートだけを意識して聴いても実に面白い。特にBa. 武田はスラップ奏法をよく用いる。
RADWIMPSの活動経歴
ギターの桑原が野田を誘ったことによりRADWIMPS結成。なお結成時は武田と山口は別のバンドにいた。
2002年のYOKOHAMA HIGHSCHOOL MUSIC FESTIVAL 2002に出場。『もしも』でグランプリを獲得した。ちなみに同年同大会の別のバンドに山口、また翌年同大会の別のバンドに武田がいた。
2003年5月3日、『もしも』を1万枚限定の1st singleとして発売。即完売する。
2004年、野田の大学合格とともに武田と山口が加わり、現在の形となる。
2005年11月23日 『25コ目の染色体』でメジャーデビュー
2008年 『オーダーメイド』で初登場オリコン1位を獲得
2009年 全国FM放送協議会(JFN)が主催するFM FESTIVAL LIFE MUSIC AWARDにてLIFE MUSIC OF THE YEARを受賞した。
2011年 東日本大震災を受けて、被災地へメッセージと義援金を募る特設サイト「糸色-Itoshiki-」を開設
震災からちょうど一年の2012年3月11日にYouTubeにて新曲『白日』を公開。これ以降、バンドは毎年3月11日に新曲を発表するようになる。
2013年 野外LIVE『青とメメメ』を開催
2015年5月16日 野田のエッセイ『ラリルレ論』が発売
Dr.山口が無期限休養に入る
10月からバンド初の海外ツアーがスタート。これ以降RADWIMPSはたびたび海外でもLIVEを行うようになる。
2016年 NHK紅白歌合戦に出場。曲は『前前前世 original ver.』。またこの一か月前に同じくNHKの「SONGS」にも出演し、アルバム『人間開花』から4曲を披露。
2017年 野田がドラマ『100万円の女たち』で主演をつとめる。
2018年 『カタルシスト』のカップリングとして収録された『HINOMARU』が世間で物議をかもした。作曲した野田自身に悪気はなかったが、アジアツアーが控えていたこともあり、謝罪文を発表するまでになった。
なお、地上波テレビに姿を現すことはほとんどない。
RADWIMPSのメンバー
Vo.Gt. 野田洋次郎

RADWIMPSのほとんどの曲の作詞作曲を担当。また他のアーティストへの楽曲提供もおこなっている。ギター以外にも、ベース、ピアノ、キーボードなどを演奏でき、さらに英語も堪能。ファッションにも強いこだわりを見せる。音楽以外でもドラマの主演を務めるなど、マルチな才能を発揮して活躍している。
LIVEのときは必ずといっていいほど帽子をかぶる。
広島で行われたあるLIVEで、桑原とともに感電したことがある。
メインギターはPsychederhythm Standard-T(恵比寿にあるギターショップのオリジナルブランド)とFender Japan TL-ROSE Natural。
Gt. 桑原彰

RADWIMPSのリーダー。ゲームが大好き。過去にジャニーズのオーディションを受け、バク転に失敗して不合格だった。2017年のROCK IN JAPANで"くわバーガー"なる自身プロデュースのハンバーガーショップを出店。
野田とともに広島で行われたLIVEで感電したことがある。ちなみに風邪は喉から派。
野田と初めて顔を合わせたのはミスタードーナツである。
メインギターはGibson 1968Les Paul Standard。
Ba. 武田祐介

多弦ベースを好むため、別名は"多弦田"。無類の猫好き。性格はとても温厚で、彼を怒らせるには「ベースを粉々にするしかない」と野田は語っている。
すね毛が引くほど濃い。そのため、「多毛田」という名前のときもある。
山口と仲がよく、昔はホテルの部屋が一緒のときもあった。
メインベースはYAMAHA BB-Takeda Custom(5弦)。
Dr. 山口智史

思わぬ形での無期限休養となってしまったが、演奏力はピカイチ。Twitterのツイートセンスもピカイチ。ファンのみならず多くの人が復帰を待ち望む。
ONE OK ROCKのTomoyaと仲がよく、Tomoyaのインスタグラムには度々山口が登場していた。メンバーでは武田と特に仲がよい。既婚なのだが、お相手は武田の幼馴染である。インディーズシングル『祈跡』の頃から交際していた。
RADWIMPSのディスコグラフィー
シングル
2003.5.3 『もしも』
1.もしも
2.「ぼく」と「僕」
3.おっぱい
インディーズ一作目のシングル。
1枚100円、1万枚限定で発売された。
メジャーデビュー後にLIVEで演奏されたのは2007年の横浜アリーナと2015年の幕張メッセでのLIVE、計2回しかない。ファンの間では、LIVEでアンコールに入るときに全員で大合唱する曲というイメージがある。
2004.7.22 『祈跡』

1.祈跡
2.僕チン
3.何十年後かに「君」 と出会っていなかったアナタに向けた歌
4.そこにある
インディーズ2枚目、現メンバーでの初めてのシングル。
後にアルバム『RADWIMPS 2 ~発展途上~』に収録されることとなるが、シングルとアルバムでは曲が異なっている。
野田が言うには「『生』と『死』というものを大きなテーマにした」曲である。
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目次 - Contents
- RADWIMPSの概要
- RADWIMPSの活動経歴
- RADWIMPSのメンバー
- Vo.Gt. 野田洋次郎
- Gt. 桑原彰
- Ba. 武田祐介
- Dr. 山口智史
- RADWIMPSのディスコグラフィー
- シングル
- 2003.5.3 『もしも』
- 2004.7.22 『祈跡』
- 2005.5.25 『へっくしゅん/愛し』
- 2005.11.23 『25コ目の染色体』
- 2006.1.8 『イーディーピー〜飛んで火に入る夏の君〜』
- 2006.5.17 『ふたりごと』
- 2006.7.26 『有心論』
- 2006.11.8 『セツナレンサ』
- 2008.1.23 『オーダーメイド』
- 2010.6.30 『携帯電話』
- 2010.6.30 『マニフェスト』
- 2011.1.12 『DADA』
- 2011.2.11 『狭心症』
- 2012.8.1 『シュプレヒコール』
- 2013.3.27 『ドリーマーズ・ハイ』
- 2013.10.16 『五月の蝿/ラストバージン』
- 2015.6.10 『ピクニック』
- 2015.11.25 『記号として/‘I’ Novel』
- 2015.12.23 『記号として/‘I’ Novel』 (アナログレコード盤)
- 2017.2.22 『君の名は。English edition』
- 2017.5.10 『サイハテアイニ/洗脳』
- 2018.2.21 『Mountain Top/Shape Of Miracle』
- 2018.6.6 『カタルシスト』
- アルバム
- 2003.7.2 『RADWIMPS』
- 2005.3.8 『RADWIMPS 2 〜発展途上〜』
- 2006.2.15 『RADWIMPS 3〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』
- 2006.12.6 『RADWIMPS 4 〜おかずのごはん〜』
- 2009.3.11 『アルトコロニーの定理』
- 2011.3.9 『絶体絶命』
- 2013.12.11 『×と○と罪と』
- 2016.8.24 『君の名は。』 (サウンドトラック)
- 2016.11.23 『人間開花』
- RADWIMPSの代表曲
- 『25コ目の染色体』
- 『有心論』
- 『DADA』
- 『会心の一撃』
- 『前前前世 original ver.』
- 『カタルシスト』
- Dr.山口智史の活動休止について
- 味噌汁'sについて
- 概要
- メンバー
- ディスコグラフィー
- 2014.5.7 ノートシングル『OKAN GOMEN』
- 2014.5.28 アルバム『ME SO SHE LOOSE』
- RADWIMPSの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『君の名は。』タイアップ決定の経緯についてのエピソード
- 野田洋次郎のエッセイ『ラリルレ論』執筆についてのエピソード
- アルバム『絶体絶命』制作時のエピソード
- RADWIMPSをやっていてよかったと思える一曲