ダンケルク(Dunkirk)のネタバレ解説・考察まとめ

クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作による2017年の戦争映画。第二次世界大戦の「ダンケルクの戦い」における史上最大の救出作戦、通称「ダイナモ作戦」を題材に描かれている。ポーランドを侵攻しそこから北フランスまで勢力を広げたドイツ軍は、英仏連合軍をフランス北部のダンケルクへと追い詰めていく。
ノーラン監督にとって初の史実を基にした映画である。

海でトミーとギブソンに救出されたイギリス陸軍、高地連隊の二等兵。
トミーとギブソンが担架を担いで防波堤に辿りついた時には既に船に乗っていた。
だがその船が爆撃を受けて海に投げ出され、沈没寸前のところをトミーとギブソンに助けられ、その後、2人と行動を共にすることになる。
ハリー・スタイルズはイギリスのボーイズバンド、ワン・ダイレクションのメンバーとして知られているが、ノーラン監督はオーディションの時、彼のことをよく知らなかったと明かしてる。

ボルトン海軍中佐(演:ケネス・ブラナー、吹替:谷昌樹)

ダンケルクの防波堤で作戦の指揮を執る海軍将校。
ダンケルクに40万人いた兵士のうち約30万人を撤退させるダイナモ作戦に貢献した。
最初から最後まで防波堤の先端に立ち、部下と母国のことを第一優先に考え行動していく。

ウィナント陸軍大佐(演:ジェームズ・ダーシー、吹替:山岸治雄)

ダンケルクの防波堤で作戦の指揮を執るボルトン海軍中佐と共にダイナモ作戦を見守る陸軍将校。
じりじりと悪化していくダンケルクの有り様に気を揉む。
ダンケルクの防波堤でボルトン海軍中佐にチャーチル首相の決定事項の連絡をした人物であるが劇中の登場シーンはとても少ない。

ドーソン(演:マーク・ライアンス、吹替:原康義)

ダンケルクに追いつめられた兵士たちを救出するため、イギリス海軍の要請でダンケルクへと出航した民間船ムーンストーン号の船長。
エンジン音を聞いただけで飛んでくる戦闘機がイギリス軍のものだと見分ける。
ピーターの兄にあたる長男を戦争で亡くした過去がある。
ダンケルクへは自分たちの世代が始めた戦争に「けじめ」をつけるために、兵士の救出に向かうことを決意する。

ピーター(演:トム・グリン=カーニー、吹替:布施川一寛)

民間船ムーンストーン号の船長ドーソンの息子でジョージの友人。父と一緒に、ダンケルクへイギリス兵の救出へと向かう。
小さな船の中、父を助けて懸命に働くピーター。ダンケルクに向かう途中で漂流していたイギリス兵を助ける。
その兵士とのやりとり、そして終盤に彼がとった行動は涙を誘う。

ジョージ(演:バリー・コーガン、吹替:新祐樹)

ドーソンの出航準備を手伝っていたピーターの友人。
事情はよく分からないまま、ただならぬ雰囲気を感じて自分も何かを成したいと船に乗り込んだ。
あまり器用ではないが、人一倍みんなの役に立ちたいと思っている青年。
彼のそんな気持ちをよく理解しているドーソンは、ジョージを一緒に連れていく。
ドーソン一行が助けた謎のイギリス兵に突き飛ばされて重傷を負ってしまう。

謎の英国兵(演:キリアン・マーフィー、吹替:内田夕夜)

ドーソンに最初に救出されたイギリス兵。
ムーンストーン号に助け上げられるが、戦闘で恐怖を体験し小さくなって震えているかと思いきや、暴力的になったりと、精神的にとても不安定な状態。ドーソンが語るに戦闘神経症が原因。
乱暴にジョージを突き飛ばし、ケガをさせてしまう兵士。

ファリア(演:トム・ハーディー、吹替:宮内敦士)

イギリス空軍、スピットファイアのパイロット。
ダンケルクの海岸で救出を待つ40万人の兵士を空から防御する役割を担う。
凄腕パイロットのファリアはドイツ軍を次々と撃ち落とし、ダンケルク救出作戦に大きく貢献するが、ついには燃料が尽き不時着した先でドイツ軍に捕まってしまう。

コリンズ(演:ジャック・ロウデン、吹替:近藤隆)

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