目次

  1. 「朧」とは
  2. 銀時とのバトル
  3. 二度目の登場時
  4. 虚(後の吉田松陽)との関係
  5. 朧の遺言
  6. そして物語は最終章へ

「朧」とは

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天照院奈落の首領格の男。天導衆の命により徳川定々の警護を担当していた。天導衆からは八咫烏と呼ばれている。
経絡を熟知した戦闘の達人で、経絡を的確に針ないしは気功で突くことで相手に致命傷を与え、さらに自身の経絡を移動させることも出来る。それにより致命傷の回避や傷の早期回復も可能。
攘夷戦争では銀時ら攘夷志士と戦ったことがある。松陽の死の直後には、彼を殺した銀時に飛び掛かった高杉の左目を潰している。

(中略)

実は幼少時に先代虚の不死の血を体内に取り込んでいる。初登場時より幾度も重傷を負いながら今も生き延びるその異常なまでの生命力はこのためである。しかし不死の血が流れていても肉体はただの人間であるため、その負荷は限界に近付いており、時折吐血している。

出典: JA.WIKIPEDIA.ORG

このカットはアニメでの朧初登場シーンです。

顔立ちは全然違うけれど、「銀髪」「天パ」という共通点があることから、銀さんとは生き別れた兄弟では?という声が一部にあったそうですよ(笑)
でも、今になってみるとある意味銀さんと朧は確かに「兄弟」同様の存在であったわけで・・・。

銀時とのバトル

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銀時と朧のバトルは、上述の「一国傾城篇」にて初めて描かれました。コミックスで言えば主に45巻396訓周辺ですね。しかし、銀時は朧に見覚えが有るようです。実は銀時は白夜叉と呼ばれていた攘夷志士時代に朧と会っているようなのです。

その時の詳細はここでは明かされませんでしたが、銀時の恩師である吉田松陽が定々の命によって捉えられたこと、実際に捉えたのが朧であることなど、銀時の過去にも関連するエピソードが明らかに。

バトルは当初、朧が圧倒していたのですが、上述の事実に加えて、朧が松陽を馬鹿にするような発言をしたことで銀時が激怒。朧を返り討ちにし、勝利を収めます。この時は高杉晋助も登場し、定々を暗殺することで松陽の仇を討っているというエピソードも注目です。しかし朧自身はこの時死んではいませんでした。銀時が手加減したからではなく、朧自身の経絡を歪める能力を発揮し、急所を意図的に外していたのです。

その後しばらく出番はなく、次の活躍となるのが「将軍暗殺編」でのエピソードとなります。

出典: PUUL.JP

二度目の登場時

手負いの高杉に更なる重症を負わせ「やはりあの時に殺しておくべきだった」と言い放ちます。あくまで、銀時と高杉を「松陽の弟子」として見ているようです。朧の松陽に対する感情が根強く残っているのです。

高杉らも最初は一橋派だったのですが、松陽を喪った際の詳細が明らかになり、真の敵は天照院奈落であるとして銀時と手を組みます。銀時と高杉のわだかまりがひと段落するエピソードとしても有名ですね。今回は1対2ということもあって、またもや朧の敗北に終わります。しかも高杉によって片目を奪われた結果に。

出典: TICKETCAMP.NET

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銀時と高杉が長年の因縁を超えて手を組んだ瞬間です。

話が進むと朧と松陽の関係が少しずつ明らかになりますが、朧にとっては松陽以外の人物については興味がない様子。松陽以外の他者に冷酷な行動を取ることに対しても、全く抵抗がないと思われます。

出典: TICKETCAMP.NET

虚(後の吉田松陽)との関係

朧は幼少期、奴隷として奉公していたのですが、その奉公先が天照院奈落によって襲われ、彼自身も負傷してしまいます。それを助けたのが虚でした。虚自身は不死身の肉体を持っており、彼の血を朧に与えたことで朧自身も不死身に近い状態になったのです(彼が負傷しながらも次の登場シーンに復活しているのはこのため)。

出典: TICKETCAMP.NET

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瀕死の朧に自らの血を注ぐことで、「不死の力」を与えた虚。
この後朧との関わりを通し、虚は松陽へと変化していきます。

朧と出会った時の虚の中には、すでに「松陽」の人格が芽生えつつあったのですが、朧からの進言によって急速に「吉田松陽」へと変化していったのですね。
朧は虚が「不死」であることを知っていたので、その後松陽が捕らえられた時も迷うことなく彼の首をはねさせました。
そうすることで天導衆には自らの「忠誠」を疑われずに済むし、銀時たち(弟弟子)の処罰を減刑させる(命は助ける)こともできたわけですから。
ただひとつ、計算外だったのは蘇った虚が、松陽とはまるで違う人格になっていたということでした。
しかし人格は異なっていても、姿形は自分が敬愛してきた人そのものです。だからこそ朧は最後まで虚を守り続けたのだと思います。

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上は小さい頃の朧。可愛かったんですね。

朧の遺言

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最終的に、高杉との一騎打ちで朧は命を落とします。
いまわのきわに、苦しい息の下から「松陽の一番弟子」=「兄弟子」として、高杉たち「弟弟子」たちに向かい、「あの人(虚)が全てを終わらせる前に、お前たちの手であの人を終わらせてやってくれ」と朧は頼みました。
次第に薄れゆく意識の中に見えたのは、笑顔の松陽、彼を囲んで歩く銀時、桂、高杉とともに自らも穏やかな表情で松陽の隣に立つ自分自身の姿でした。

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そして朧は彼方に差した光の方へ歩み去っていきます。



朧の一生は、虚〜吉田松陽を慕い(それはもう尊敬を超えて恋心にさえ等しい)ひたすら彼のために身を尽くした生涯だったのですね。

そして物語は最終章へ

そして原作の方には、次のような「聞き覚えのある」フレーズが登場しました。

「「侍の国」

僕らの国がそう呼ばれていたのは
今は昔の話...
かつて侍達が仰ぎ夢を馳せた空に
今は異郷の船が飛び交う...
かつて侍達が肩で風を切り歩いた
街には今は異人がふんぞり返り歩く...

だがしかし侍はまだここに生きていた

━━━侍(ぼくら)の最後の戦いが始まる

出典: TICKETCAMP.NET

銀魂が始まった時、アニメ冒頭で新八のナレーションにより流れたこのセリフをなぞって、物語はいよいよ「最終章」へと進んでいきます。