いかにして便利さを封じるか?『ドラえもん映画』における「道具が使えない」状況まとめ

大長編『ドラえもん』の持ち味の一つとして、「道具が使えない」という事態に陥ることがありますね。「どうしてそうなった」のか、まとめました。

『ふしぎ風使い』では「ドラえもん封じ」といった感じで奪われてました。悪役が未来人だったわけですが、何で自分で使わなかったんでしょうか。更に便利な道具持ってたんでしょうかね。それはそうと、この作品の見どころの一つは「どこでもドアの中身」です。木枠の中から覗くコンピュータ…。

意外とメカニカルでした。

ドラえもんが壊れる(『雲の王国』『ブリキの迷宮』)

『雲の王国』

『雲の王国』では雷の電気ショックでコンピュータがいかれてむしろ129.3kgのお荷物状態。強引に道具を出そうとしたら突き飛ばされますし。天上人によるノア計画(大洪水を起こし、自然を汚す地上人たちを洗い流す計画)の際、水に浸かって何故か元に戻りました。

129.3kgのお荷物。

『ブリキの迷宮』

『ブリキの迷宮』では電気刺激の拷問を受け続けた挙句に故障。そのまま海に捨てられてしまいます。夢の中でのび太に助けに来てもらって泣いたりする姿が切ない…。のび太が押入れを開けた時の、微笑みながら手を振るドラえもんの幻も。もう一つの四次元ポケット、スペアポケット(両者は内部で繋がっています)の存在を思い出したノビタは、「この中に入れば、ドラえもんの所に行ける」と実行。ミニドラにより修理が成されました。

「コンピュータ焼けちゃったわ」じゃないです。

道具自体が枷となる(『雲の王国』)

雲を固め、自分たちの楽園を作ったのび太一行ですが、「被っている者の命令には逆らえない」(「雲の国」限定)という冠が登場。悪党の手に渡ってしまいます。逆らえない上に縛られて、道具が使えない状態に。

そして、あのシーンへ。

この後鉄扉が壊れたことで自分の石頭を思い出したドラえもんは、雲の王国を元のガスに戻すタンクに突っ込み、玉砕同然。しかし、はるかに文明の進んだ植物星の大使がコミックス本編でのび太たちに恩を感じていたキー坊の成長した姿だったため、元に戻してもらい、居場所のなかった天上人も一時植物星に移ることとなりました。

スッポンに住みつかれる(『ひみつ道具博物館』)

スッポンが四次元ポケットに住み着いて、手を入れるたび食いついてくるため道具出すどころじゃないという。もっとも舞台は22世紀の「ひみつ道具博物館」。ひみつ道具があちらこちらにあるんで「ドラえもんいらなくね?」という状態ではあるんですが。しかも、相手もひみつ道具の使い方を熟知しているのでした。この作品ではポケットの内部が見られます(虹色に光る中を浮遊するひみつ道具)。

笑ってるけど、道具使えない。

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

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