ドラえもん のび太の太陽王伝説(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太の太陽王伝説』とは、2000年3月11日に公開されたアニメ映画である。
ドラえもんの四次元ポケットの道具であるタイムホールが不具合を生じ、時空間の乱れが生じ古代王国のマヤナ国へ通じる。マヤナ国の王子ティオと出会ったドラえもん達は、ティオの母親である女王やマヤナ国国民を苦しめる魔女レディナの陰謀に立ち向かう。
本作品はドラえもんやのび太、そして彼と瓜二つの少年ティオとの出会いが展開するといった、もう一人の自分がテーマに描かれている。

『ドラえもん のび太の太陽王伝説』の概要

『ドラえもん のび太の太陽王伝説』とは、2000年3月11日に公開されたアニメ映画で、20世紀最後に公開された作品でもある。ドラえもん誕生30周年記念作品として制作された劇場版第21作で、キャッチコピーは「君は誰を守れるか。」である。『月刊コロコロコミック』(小学館)1999年10月号~2000年3月号にかけて大長編ドラえもんシリーズの漫画作品として連載された。
ドラえもんの四次元ポケットの道具であるタイムホールの不具合により、時空間の乱れから古代王国のマヤナ国へ通じる。ドラえもんやのび太達は王子ティオやマヤナ国国民との交流を通すなか、マヤナ国を苦境に陥れる魔女レディナの陰謀に立ち向かう。
本作品は、米国の作家マーク・トウェインが発表した児童文学作品の『王子と乞食』(1881年)をモチーフとしている。2000年の第18回ゴールデングロス賞優秀銀賞を受賞した。

『ドラえもん のび太の太陽王伝説』のあらすじ・ストーリー

冒険への入口

小学5年生ののび太達は、学芸会の演劇『白雪姫』の練習をのび太宅でする事になる。のび太と同居するドラえもんの四次元ポケットの道具で、舞台や衣装を立体映像で用意できる万能舞台セットを使い練習を始める。しかし練習の息が合わないうえ、のび太の同級生のジャイアンが万能舞台セットを無断で持ち帰ってしまう。のび太やドラえもんらは、時空を越える事が可能なタイムホールで、ジャイアン宅から万能舞台セットを取り返そうとする。その時、時空の乱れによりタイムホールが爆発を起こす。時空間の乱れから、ある一体のピンク色の生き物がタイムホールからやって来て、のび太の部屋を荒らしていた。そのピンク色の生き物は、直ぐにタイムホールの中へ逃げて行く。ドラえもんとのび太が後を追うと、その先は深い密林に繋がっていた。

似ても似つかぬ者同士

ドラえもん達の前に仮面をつけた少年が現れ、槍を持って襲い掛かって来る。仮面を外した少年は、のび太にそっくりの顔だった。ドラえもんは、あらゆる言語が通じる事が可能になるほんやくこんにゃくを取り出し、自分達は怪しい者ではないと必死に訴える。少年の名前はティオと言い、太陽の王国マヤナ国の王子であり、ピンク色の生き物はティオのペットのポポルだった。マヤナ国で王子として優遇されることに不満を持っていたティオは、ドラえもん達が住む日本を見てみたいと言い出す。ドラえもんが同行のもと、ティオを日本へ連れていった。
一方のび太は暫くの間、マヤナ国を探検する事となった。収集癖のあるポポルが取った物を集める場所へ向かったのび太は、収集物の中から答案用紙を見つける。そこへ、仕えの者達がティオを探しにやって来る。のび太は直ぐに隠れるも、ポポルに告げ口された事で見つかってしまう。仕えの者達はのび太をティオだと思い、そのまま王宮へ連れて行く。

わがまま王子の立ち振る舞い

ティオは、のび太宅にあるテレビや風呂等の近代的なものに困惑したのに対し、ドラえもんがフォローした。またティオは、ドラえもんが用意したカップラーメンを喜んで食べていた。のび太は王宮にて、王子として贅沢な待遇を受けた。のび太のもとへ、ポポルから場所を聞いたティオとドラえもんがどこでもドアを通じてやって来る。ティオはのび太と、入れ替わる事を提案する。ティオは、魔女のレディナを探しており、レディナにより呪いをかけられ眠りについている母親を救いたいと話す。のび太はそれを引き受け、ティオと入れ替わる事にした。
ティオはのび太の格好をして現代の日本を見る事になるが、王子らしからぬわがままな振る舞いでドラえもんを困らせる。のび太の母親の玉子にも自分は王子だと話したティオだが、玉子に「そっちが王子なら、こっちは女王様よ」と強気な態度で返されていた。その後ティオは、演劇の台本を持って来たのび太の同級生のしずかちゃんに冷たい態度を取ったり、空き地でジャイアンと激しい喧嘩を行ったりする。友達同士で喧嘩し合う様子にいたたまれなくなったしずかちゃんが、「そんなのび太さんなんか大嫌い」と涙ながらに訴えたりした。動揺を隠せなかったしずかちゃんやジャイアンらのもとへドラえもんがやって来て、目の前にいるのはのび太ではないと告げる。

マヤナ国での生活

のび太は王宮にて王子としての生活を満喫していた矢先、マヤナ国で棒術を教えるイシュマルから訓練を叩き込まれる。そのイシュマルの娘ククに介抱されたのび太は、彼女からペンダントを貰ったお礼に得意のあやとりを教えた。
ティオと共にドラえもんやジャイアン達がのび太の部屋に向かうと、棒術の訓練により傷だらけののび太がタイムホールから現れる。ティオはジャイアン達もマヤナ国に招き入れる。その際にドラえもん達は、写すと衣装を自由に変えられるきせかえカメラで現地の人間に馴染みやすい服に変えたうえ、のび太はティオと区別を付ける為に女装をさせられた。
マヤナ国に帰ったティオは棒術の訓練を行い、家臣である少年カカオとモカにその腕前を見せつける。しかし実は、カカオ達がティオのご機嫌を取る為に弱いフリをしていた。そのうえティオは、カカオとモカらに裏で陰口を叩かれていた事を耳にする。そうしたなかでティオは、カカオとモカを相手にマヤナ国で開催される競技のサカディへ参加する事となる。ティオにのび太も加勢し試合が行われ、結果的にティオとのび太が勝利する。サカディは命を掛ける勝負だったが、のび太はカカオ達を許してあげる様にとティオに促す。その言葉通りにティオはカカオとモカを許し、彼等はその場で涙する。その夜、ククがティオのもとに駆け寄り、自分もあやとりができる様になったと告げるも、のび太でないティオにより冷たい態度を取られる。ティオの冷たい態度に、ククはその場を去ってしまう。川沿いまで来たククが、魔女レディナにさらわれてしまう。ククの悲鳴を聞いて駆け付けたティオに対し、レディナは一人で助けに来いと話す。レディナの言葉通り、ティオは一人でレディナがいる闇の神殿へ向かう。

レディナの陰謀

ククがさらわれた様子をカカオやモカ達も目撃し、ククの父親に伝える。そばにいたドラえもん達は身分を明かして、イシュマルと共にティオを追いかける。神殿が近くにある白骨の村でティオと遭遇したドラえもん達だが、ティオは頑なに一人でククを助けに行くと言い張る。すると、のび太は「僕たち、友達だろ」と説得し、その言葉にティオは心を開く。神殿に向かったところ、レディナの襲撃に遭い、イシュマルが崖から落ちてしまう。更にティオも巨大な鳥に捕まり、ジャングルに落ちて気絶する。残ったドラえもん達で神殿に向かい、神殿では日食の儀式の生贄としてククが祀られていた。更にレディナは日食を利用し、ティオへ乗り移ろうとしていた。ドラえもんは幻覚を使い襲撃してくるレディナや仲間ケツアル達に戸惑いつつ、被せたものを入れ替えるとりかえっこふろしきでククと石の顔の彫刻を交換し、彼女を助ける。そこへペットのポポルに助けられたティオもやって来る。崖に落ちたイシュマルも無事であり、再会したジャイアンと共に、レディナの仲間達と戦う。

マヤナ国との別れ

日食が訪れ、その光がククの着けていたペンダントに反射する。反射した光がレディナの目に当たり、彼女は一瞬視界を失う。そのスキを見て、のび太とティオがサカディのボールで攻撃する。日食が終わると、ティオへ乗り移る目的が果たせなかったレディナは年老いた姿となっており、周囲は驚愕する。自暴自棄になったレディナは神殿を崩壊させる。ドラえもん達は、先程ティオを襲撃してきた大鳥に、あらゆる動物を味方にできる桃太郎印のきびだんごを食べさせ、その鳥に乗り神殿から脱出する。マヤナ国に平和が戻り、ティオの母親も眠りから覚める。ティオは母親である女王から王位継承を託され、これからは王として国を治める事となった。
その頃、ドラえもん達はマヤナ国とのび太の部屋を通じる為のタイムホールの時空が乱れて消え始めている事に気づき、急いで帰る事となった。のび太はポポルにネックレスを託し、ティオに別れの言葉が言えないなか帰っていった。ポポルがドラえもんやのび太達について行こうとした瞬間に、時空間が消えた。元の世界へ帰ったのび太達は、自分が王子の役がいい等と、演劇の練習に話題を上げていた。

『ドラえもん のび太の太陽王伝説』の登場人物・キャラクター

メインキャラクター

ドラえもん

ドラえもん(写真左)

CV:大山のぶ代
青色の二等身のネコ型ロボットで、のび太のお世話の為に22世紀からやって来た。お腹に付いている四次元ポケットからひみつ道具を出し、あらゆる面で活躍をする。普段は、のび太や彼の家族と共に暮らしている。どら焼きが好物である。一方で、耳をかじられてからは、ネズミが大の苦手。
のび太やジャイアン達に万能舞台セットを貸し、彼等が学芸会で披露する為の演劇へ、数体の小型ロボットのミニドラらと共に参加する。練習後、ジャイアンが自分の歌の練習の為に、万能舞台セットを持ち出そうとしたところを止めようとする。ジャイアンが万能舞台セットを使い、ネズミの特殊映像を出した為、ドラえもんはその場で気絶する。
マヤナ国からやって来たティオとのび太とが互いの生活を交換した際、ドラえもんはティオに自分達の世界を案内する。泥だらけの土足でのび太の部屋に入ったり、マジシャンが映ったテレビに驚き壊すといった、ティオの傍若無人な行動に悩まされる。しずかちゃんやジャイアン達も、のび太の性格があまりにも変わった事に動揺するなか、目の前にいる人物は顔は似ているがのび太ではないと説明する。

野比のび太(のびのびた)

野比のび太(写真左)

CV:小原乃梨子
メガネをかけた小学5年生の少年であり、「のび太」と呼ばれている。勉強やスポーツ、どれも苦手である。困った事があると、直ぐにドラえもんの道具に頼ろうとする。一方で、人に優しく、勇気ある行動を取る事もある。
万能舞台セットで学芸会の演劇『白雪姫』の練習を行った際は木の役を演じており、ジャイアンが王子役をやった事に文句を言っていた。
ドラえもんの四次元ポケットの道具であるタイムホールを通じてマヤナ国へ向かった際、のび太は自分の顔そっくりな王子ティオと遭遇する。自国に不満を持つティオと互いの生活を交換する。
王子になりすましたのび太は、マヤナ国での贅沢な暮らしを経験する。一方で、棒術を教えるイシュマルからしごかれた。イシュマルの娘ククからいつものティオではないと告げられつつも、得意のあやとりを披露し喜ばせる。またのび太は、マヤナ国では雨乞いの為に生贄を捧げると聞いた際に、ドラえもんのスペアポケットからお天気ボックスを出し雨を降らせ生贄の儀式止めさせる等、機転が利く一面を見せる。
マヤナ国にやって来たジャイアン達と共に、自由に衣装を変えられるきせかえカメラで現地の人間に合わせた衣装になる。ティオとの区別を付ける為に、のび太は鬘を被り女性の格好をさせられた。再会したククに対しても、「のび子」と名乗った。ティオがサカディの試合に参加し、一人苦戦した時に応戦し勝利へ導く。レディナにさらわれたククを単身で助けに向かおうとしたティオに対し、のび太は自分達は友達だと告げ、共にククの救出へ向かった。

源静香(みなもとしずか)

ekuresia0609
ekuresia0609
@ekuresia0609

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ドラえもん のび太と翼の勇者たち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』とは、2001年3月10日に公開されたアニメ映画作品である。 ドラえもんやのび太達は鳥人の少年グースケと出会い、彼が暮らすバードピアへ向かう。バードピアには大きな危険が迫っており、ドラえもん達はグースケや鳥人達を救う為に立ち上がる。 ギリシャ神話のイカロスの物語等、鳥人間に関する伝説から着想を得ており、鳥人に憧れたのび太が、ドラえもんの道具に頼らず自力で飛ぼうとする意欲な面を見せる。グースケ達との友情や心の痛みに向き合う事等、複雑な心理描写も描かれる。

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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』とは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした劇場版映画作品の一つ。2023年3月に公開された。「映画ドラえもん」シリーズ通算第42作目。ユートピア(理想郷)に憧れを抱いた主人公ののび太は、空に浮かぶ三日月型の島を目撃する。しかしその島はすぐに消えてしまった。のび太はその島こそがユートピアだと信じ、ドラえもん達と共にユートピアを探しに、飛行艇「タイムツェッペリン」で時空移動の旅に出るのだった。

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映画ドラえもん のび太の月面探査記とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

映画ドラえもん のび太の月面探査記とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

映画ドラえもん『のび太の月面探査記』とは、2019年公開のアニメ映画。日本の国民的人気アニメ映画ドラえもんは今作で第39作品目。物語の舞台は月とカグヤ星。のび太はジャイアンたちクラスメイトを見返すために、月のクレーターにウサギ王国を建設する。そこで偶然月の地下に住む人工生命体エスパルのルカと出会う。ルカと交流を深めていたドラえもん達の前に、エスパルを狙うカグヤ軍が突如現れ、ルカたちをさらってしまう。のび太たちはエスパルたちを救うため、カグヤ星を目指してドラえもんが改造した宇宙船に乗り込む。

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STAND BY ME ドラえもん(スタンドバイミー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

STAND BY ME ドラえもん(スタンドバイミー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

国民的アニメのドラえもん。漫画家の藤子・F・不二雄の作品で、1969年に漫画の連載が始まり、1973年に初のテレビアニメが放送される。1980年に初めて映画化され、これまでに37作品が公開されている。映画「STAND BY ME ドラえもん」は初めての3D映像で作成され2014年に映画公開されており、ストーリーは、ドラえもんとのび太の出会いや幻の最終話などの7種類の原作エピソードが描かれている。

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キテレツ大百科(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キテレツ大百科(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キテレツ大百科』とは、発明好きの小学生が先祖が残した書物『奇天烈大百科』を基に発明道具を作り騒動を起こす、藤子・F・不二雄原作のSFコメディー漫画作品。1988年からフジテレビ系列でテレビアニメ化版(1987年にも特番アニメとして放送)が、2002年にはNHK総合・教育(現・Eテレ)にて実写ドラマ版が放送された。テレビアニメ版は日曜夜18~19時枠(現在は18時枠のみ)のアニメ放送時間枠を盛り上げ、本編やエンディングテーマを楽しみながらも、日曜日が終わる寂しさを感じた視聴者も多い。

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ドラえもん のび太の宇宙開拓史(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太の宇宙開拓史(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』は、1981年3月公開の、藤子・F・不二雄原作『ドラえもん』の長編アニメ化第2作目作品。小学5年生の野比のび太(のびのびた)や同居するネコ型ロボットのドラえもんの部屋と、開拓移民のロップルやチャミーが住むコーヤコーヤ星がつながったことから冒険が始まっていく。本作はベテラン声優がゲストキャラクターを演じたことで知られており、2009年にはリメイク作品となる『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』が公開された。

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漫画「ドラえもん」の失言&暴言&その他爆笑発言まとめ

漫画「ドラえもん」の失言&暴言&その他爆笑発言まとめ

お馴染み「ドラえもん」ですが、テレビアニメの「ドラえもん」と漫画の「ドラえもん」は、実は全く異なる発言をしているってご存知でしたか(我らがBPO様による厳正なる監修故)?今回はそんな漫画「ドラえもん」で描かれている、ありのままの「ドラえもん」のコマシーンを抜粋しまとめてみました。

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「ドラえもん」もはやふざけている!?「ひみつ道具」たち

「ドラえもん」もはやふざけている!?「ひみつ道具」たち

大人気国民的アニメ・漫画「ドラえもん」に出てくる「ひみつ道具」たちは、どれも魅力的なものが多いですよね。「どこでもドア」や「タケコプター」など、人間なら誰しもが欲しい!と思うものばかりです。しかしながら、そんな中にもやっぱりあったのが「ふざけてるひみつ道具」です。これが蓋を開けてみると酷く、そして大量にあったので、まとめてみました。

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