浦飯幽助（幽☆遊☆白書）とは【徹底解説・考察まとめ】
浦飯幽助（うらめしゆうすけ）とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの主人公。喧嘩に明け暮れる不良中学生だったが、子供を庇って車に撥ねられ死亡し、その後霊界探偵として復活する。指令をこなしていくうちに自分をライバル視する桑原和真、妖怪の飛影、蔵馬が仲間になり、人間界を狙う敵と戦う。物語後半の仙水忍との戦いで死亡するものの、魔族として復活を果たす。
浦飯幽助の概要
浦飯幽助（うらめしゆうすけ）とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの主人公。
初登場時は皿屋敷中学に通う14歳だった。未成年だが、喫煙・飲酒・パチンコ・万引き・かつあげ・痴漢などの犯罪行為もする不良少年で、補導歴もある。
車に轢かれそうになった少年・マサルの身代わりで事故死するが、実はマサルは奇跡的に助かる予定だった。霊界にとって幽助の死は予想外だったため、閻魔大王の息子・コエンマから「霊界獣の卵を育てる」という試練を受けることを条件に復活。さらに霊界探偵に任命され、霊能力者の力も与えられた。
霊光波動拳の師範・幻海（げんかい）の元で修業し、指令をこなしていくうちに自分をライバル視する桑原和真（くわばらかずま）、妖怪の飛影（ひえき）、蔵馬（くらま）が仲間になり、人間界を狙う敵と戦うようになる。
暗黒武術会では人間から妖怪に転生した戸愚呂弟（とぐろおとうと）を激闘の末、破っている。
その後、霊界探偵の先輩でもある仙水忍（せんすいしのぶ）との戦いで命を落とすが、魔族・雷禅（らいぜん）の子孫であったことが判明。魔族の命を得て復活を果たし、仙水を倒した。
1度人間界に戻るが、雷禅からの招待を受けて再び魔界に。彼を超えるために修業の日々を送り、雷禅の死後は「国なんか抜きでただのケンカをしよう」という理由から魔界統一トーナメントを開催。トーナメント終了後は人間界に帰還するが、魔界の頂点に再び挑むと語る。
キャラクター人気投票では第1回では第2位、第2回と連載終了後の誌上企画では第3位にランク入りした。
浦飯幽助のプロフィール・人物像
喧嘩っ早くて粗野で乱暴、短気で無鉄砲な性格をしている。手癖が悪く、勉強も不得意。絵に描いたような不良・劣等生で極めて評判も悪かったものの、根は正義感が強い。弱い立場の人間や一生懸命な人には世話を焼き、仲間がやられた時や外道に対しては自らを奮い立たせて立ち向かう。
母・浦飯温子（うらめしあつこ）との二人暮らしで、父親とは疎遠。幼馴染の螢子とは家族ぐるみで仲が良く、相思相愛である。
大の格闘技好きで、心の底からバトルを楽しむ。その姿勢は対戦相手や観戦者にも伝わり、相手も憎しみやしがらみを乗り越え勝負を楽しむようになる。ゲームでも格闘を得意としている。初めは敵として出会った飛影と蔵馬も、幽助の性格に影響を受けて人間のため、仲間のために戦うようになった。魔界の統一を目論んでいた妖怪・黄泉（よみ）も、幽助に感化され、1人の格闘家として魔界トーナメントに出場した。
学校はサボってばかりだったが、奇跡的に進級。3年の途中で魔界に旅立ち、学校には通わなくなったが帰ってきたときには卒業できていた。
中学卒業後は母のコネで屋台ラーメンを立ち上げ、裏稼業として人間と妖怪とのトラブル解決を手がける何でも屋をしている。
仙水との戦いで命を落とすが、魔族大隔世を経て復活し、魔族の子孫だったことが判明した。その際、髪は地面にまで届く長さになり、体中に刺青が現れる。アニメ版では雷禅に操られている時は白髪だった。
浦飯幽助の能力
腕っぷしの強さ
霊界探偵になる前は喧嘩漬けの日々を過ごしていた幽助。人間相手の喧嘩は負け知らずで、妖怪相手の戦いでも肉弾戦を展開することが多い。
霊光波動拳の使い手
霊気を用いた体術・霊光波動拳の使い手。幽助は幻海の弟子となり、2回に渡る修行を行った。暗黒武術会の途中で霊光玉を授かり、霊光波動拳の正統継承者となる。それに伴い攻撃力だけでなく回復力も上がった。
霊気と妖気の両方を使えるように
霊界探偵として復活した際、霊力を授けられた。妖怪との戦いでは拳に霊力を込めて戦う。
「仙水編」で1度死んだことで魔族として覚醒し復活したため、幽助の霊気は妖気に変化。アニメ版の黄泉戦では自身の中に流れる雷禅の血を克服したことで霊気が復活し、妖気とブレンドさせた混合弾も放つことが可能となった。それだけでなく、霊気・妖気・聖光気とも異なる黄金のオーラを発揮し、黄泉を追い詰めた。
魔族の姿に変化
雷禅の血が表に出てくると、全身に刺青のような紋様が浮かび上がって髪も長髪になる。この時の姿は、雷禅そっくりになる。
原作では仙水との戦いで1度だけ変身。その時は雷禅に操られていたため白髪だったが、魔界統一トーナメントでは黒髪のままの姿だった。アニメ版では黄泉戦でも変身したが、原作とは異なり髪の色が雷禅と同じ白色だった。
浦飯幽助の必殺技
霊丸（レイガン）
指先に霊気を集中し、心を引き金にして放つ弾丸で、威力は霊気量に比例する。霊界探偵就任後、コエンマから伝授された技である。
初期の霊丸の威力は、コエンマ曰く「幽助のパンチの3倍以上」。1日1発しか撃てなかったが、幻海との最初の修行により力量を調整することで撃てる弾数が増えた。幻海の2度目の修行を受けてからは、全力で撃つ場合の弾数4発。アニメ版では「仙水編」で1日に5発撃っており、その後、魔界で修行を経てからはほぼ無限に撃てるようになった。
ショットガン／霊光弾（れいこうだん）
幻海との修業を経て使用可能となった技。拳から霊気を放つ技で、拳を直接ぶつけて攻撃するだけでなく、複数の敵や広範囲に対しては散弾銃のようにして使用可能。幽助は飛び道具として用いるタイプをショットガンと呼んでいる。
威力は霊丸より上。しかし、近接攻撃の上に全身の霊気を高める必要があり、疲労度は霊丸を大きく上回るなど、デメリットも多い。
殺人パンチ
霊能力者になる前から、喧嘩で繰り出してきた技。桑原は幽助の殺人パンチを、何度となく喰らってきている。
内臓殺し
超高速ボディーブローの連打で、霊能力者になる前からの技。その威力は凄まじく、桑原曰く「1週間メシが食えなくなった」と語るほど。
ヘッドバット
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目次 - Contents
- 浦飯幽助の概要
- 浦飯幽助のプロフィール・人物像
- 浦飯幽助の能力
- 腕っぷしの強さ
- 霊光波動拳の使い手
- 霊気と妖気の両方を使えるように
- 魔族の姿に変化
- 浦飯幽助の必殺技
- 霊丸（レイガン）
- ショットガン／霊光弾（れいこうだん）
- 殺人パンチ
- 内臓殺し
- ヘッドバット
- 浦飯幽助の来歴・活躍
- 霊界探偵として生き返った幽助
- 激闘の暗黒武術会
- 仙水編
- 魔界統一トーナメント編
- その後
- 浦飯幽助の関連人物・キャラクター
- 仲間
- 桑原和真（くわばらかずま）
- 蔵馬（くらま）
- 飛影（ひえい）
- 師匠
- 幻海（げんかい）
- 霊界関係
- コエンマ
- ぼたん
- プー
- 家族・幼馴染
- 浦飯温子（うらめしあつこ）
- 雪村螢子（ゆきむらけいこ）
- 霊界探偵編
- 剛鬼（ごうき）
- 乱動（らんどう）／少林（しょうりん）
- 朱雀（すざく）
- 垂金権造（たるかねごんぞう）
- 雪菜（ゆきな）
- 暗黒武術会編
- 酎（ちゅう）
- Dr.イチガキ
- 陣（じん）
- 戸愚呂兄（とぐろあに）
- 戸愚呂弟（とぐろおとうと）
- 仙水編
- 城戸亜沙斗（きどあさと）
- 海藤優（かいとうゆう）
- 柳沢光成（やなぎさわみつなり）
- 室田繁（むろたしげる）
- 仙水忍（せんすいしのぶ）
- 神谷実（かみやみのる）
- 刃霧要（はぎりかなめ）
- 御手洗清志（みたらい きよし）
- 天沼月人（あまぬまつきひと）
- 佐藤黒呼（さとうくろこ）
- 佐藤晶吾（さとうしょうご）
- 真田快晴（さなだかいせい）
- 真田風吹（さなだふぶき）
- 魔界統一トーナメント編
- 雷禅（らいぜん）
- 北神（ほくしん）
- 黄泉（よみ）
- その他
- 食脱医師（くだくすし）の女
- 浦飯幽助の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 「右ストレートでぶっとばす」
- 「ただのケンカしようぜ。国なんかぬきでよ」
- 浦飯幽助の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 「伊達にあの世は見てねぇぜ！」は作中で1度も登場しなかったセリフ
- 霊丸の元ネタは『コブラ』のサイコガン