「宇宙戦艦ヤマト」アニメ1作目のゲール登場シーンまとめ 初期の設定画も紹介!

『宇宙戦艦ヤマト』 のテレビアニメシリーズ1作目でゲールが登場するシーンをまとめてみた。「銀河方面司令長官」の肩書を持つ彼は、劇中では中年太りした姿で描かれているが、設定画の段階では痩せた軍人のデザインであった。そんな初期の設定画も、アニメの登場シーンの画像と合わせて紹介する。

19:22
レーダーを奪われたヤマトを艦上機で波状攻撃しとどめにドリルミサイルで内部より爆破する、と作戦概要の解説が終わる。

ゲール「なるほどさすがドメル司令。これではヤマトは手も足も出ないですな」

第22話 決戦!! 七色星団の攻防戦!!

03:45
戦闘機隊の陽動でまんまとブラックタイガー隊をヤマトから引き離したことを確認するドメルとゲール

ドメル「第二空母へ。急降下爆撃機、発進!」

12:35
その後雷撃隊による魚雷集中放火にも成功し、まんまとドリルミサイルの打ち込みに成功する。

ドメル「あのミサイルの爆発まで、あと15分。波動砲を塞がれたヤマトはもはや無力だ。とどめを刺してやる」

12:59
ドメル「全艦発進!!」
ゲール「全艦発進!!」

ここまで描写は省略されてきたが、ドメルの全体指令を受けて艦隊個々に実指令を出しているのはゲールだったようです。
やはりゲールも銀河方面司令長官を任されるだけはある実力派なのです。

すでに野心はなく祖国と総統閣下のために戦うこの二人は間違いなくヤマト最強の敵です。

15:43
下士官「ヤマトはっ 完全に沈黙しましたッ!!」

ゲール「ドリルミサイル爆発まで、あと30秒です」

ドメル「ヤマトよくやった、褒めてやるぞ」

16:50
真田とアナライザーの工作によりドリルミサイルの逆転に成功。戦闘空母を直撃し、密集隊形で前進してきたドメル艦隊は旗艦の円盤以外誘爆に巻き込まで全滅。旗艦も爆風のなかバランスを失う

ゲール「な…なんだ!? 何が一体!?」

17:01
ゲール「あっ…あれはっ 艦隊が!! 全滅したッ!!」

ドメル「うろたえるなゲール。まだ勝負がついたわけではないぞ。ドメルが滅びるときはヤマトも滅びる時だ。ヤマトに向かって進撃せよ!!」

レーダーの効かぬヤマトに、爆雷による攻撃を浴びせる。

18:37
下士官「ヤマトの位置、本艦前方上方45度!」

ドメル「攻撃中止!」

ゲール「な…何故やめるんですか?」

ドメル「このままではヤマトに止めを刺す事は出来ない」

18:46
ドメル「自爆装置をいつでも入れられうようにしておけ」

18:47
ゲール「じっ」

18:48
ゲール「自爆装置…!!」

18:49
ドメル「セットカウントは30秒」

19:55
ドメル「これが私の最後の決めてだよ、ゲール君!」

18:56
せり出してくる自爆装置を恨めしそうに見やるゲール。
しかしドメルに対し同意も反問もしません。彼はガミラスの軍人としてここで成すべきことを知ってるのです。

画面に登場するのはこれが最後でした。合掌。

いやー、表情豊かすぎてキャプチャ死にました。

1974のゲール閣下、いかがでしたでしょうか。

一瞥するだけだと単なるコメディリリーフのゲールですが、よくよく観察すると、1974においても保身志向で功名心と忠誠心がせめぎあった矛盾ある行動を取っており、表情豊かで非常に人間くさい、魅力的な男として描写されています。

実は人間というものは自分で思うほどに一貫した行動をとっていない生き物なのです。ヤマト1974では、古代とゲールは言動矛盾の大きさでは双璧で、ともにむちゃくちゃなんだけれど魅力に富んだ人物でもあります。

熱血漢で暴走するタイプでもないけれど、2199でも古代は矛盾が大きい故魅力あるキャラクターとして描かれていますし、ゲール閣下は1974に輪をかけて人間くさい、魅力ある人物像になっています。

タランやガンツのように滅私奉公で上司に仕えるのではなく、あくまでも自分の能力と判断において、祖国ガミラスとデスラー総統に仕え、ヤマトと勇敢に戦った軍人として、高く評価したい。

おしまい。

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