服部静華（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】

服部静華の概要

服部静華（はっとりしずか）とは『名探偵コナン』シリーズの登場キャラクター。
大阪府警本部長である服部平蔵（はっとりへいぞう）の妻で、西の高校生探偵服部平次（はっとりへいじ）の母。
初登場は原作28巻・アニメ220話。和服の似合う京都風な美人で色黒の平次とは違い色白な肌をしている。
凛としておしとやかな性格の一方、肝が据わっている姿も描かれる。
息子の平次を溺愛し、小さい頃からの成長記録をビデオで撮り続けている。
やんちゃな平次を放っておけない心配性な部分もあり、学校行事にこっそり着いていくなど過保護で親バカな一面もある。

服部静華のプロフィール・人物像

性別：女
年齢：42歳
職業：主婦
家族：夫・服部平蔵
息子・服部平次
旧姓：池波（いけなみ）
CV：勝生真沙子（かつきまさこ）

中学時代に剣道の大会で準優勝している有段者であり、百人一首の実力者でもある。
料理の腕前はプロ級で、一番の得意料理はてっちり。
気管支が弱く、ホコリっぽいのが苦手。
たこ焼きプレートを足に落として骨折してしまったことがあるという天然エピソードを持っている。
好きな飲み物はアイスコーヒー。

服部静華の来歴・活躍

第28巻FILE3 「偽りだらけの依頼人」

『名探偵コナン』の主人公である江戸川コナン（えどがわこなん）が居候している幼馴染みの毛利蘭（もうりらん）の実家である毛利探偵事務所を訪ねに来た静華。
静華は、自身の旧姓を名乗り「池波静華（いけなみしずか）」として、探偵である毛利小五郎（もうりこごろう）に人探しの依頼をする。
探してほしいのは中学時代に剣道部にいたときの友人で、その友人が持っている自分の写真を返してほしいからという理由である。
友人に借りた本に自分の剣道部時代の写真をしおり代わりに挟んだまま返してしまったとのことだった。
小五郎は美人に目がなく、静華が美しい女性なため二つ返事で依頼を受ける。
静華は独身だと話すが、左手の薬指には絆創膏が貼ってあり指輪のあとを隠していたり、料理が苦手と言った割には、魚の切り身をみただけで種類がわかるくらい料理に詳しい知識を持っていた。
明らかな嘘や怪しい言動が多い静華をコナンは「一体この人は何者なんだ？」と心のなかで疑っていた。
極めつけは話を詳しく聞くため入った喫茶店で静華が「レイコ…」とつぶやいたことでコナンは余計に静華の言動と行動の整合性が取れず戸惑っていた。
その後、友人の居場所を突き止め、自宅へ向かうと静華の探していた友人は何者かに撲殺されており、遺体の手には返してもらうはずだった静華の写真が握られていた。
まるで被害者のダイイングメッセージのような状況に、一度静華が容疑者として疑われてしまう。
刑事から「署までご同行願います」と言われた静華は「お断りしますわ…」と切り出すと「私に事情聴取なさりたいのなら逮捕状を裁判所に発布してもらったあとにしていただけます？」と強気の態度をとる。
コナンはますます静華が何者なのかわからず、びっくりした様子が描かれている。
撲殺事件はコナンが解決し、この事件の犯人は友人の妻であったため、静華の疑いは晴れる。
犯人が自供した際に日本刀で自殺しようとしたので、静華は持っていた扇子で刀を受け止め、説教をする。
自殺を止められ、思いとどまった犯人はなにも言えなくなってしまった。
改めて、依頼してからここまでの明らかな嘘について答え合わせすることになった際に、息子である西の高校生探偵、服部平次（はっとりへいじ）がやってくる。
静華が喫茶店で思わずつぶやいた「レイコ」はアイスコーヒーのことを「冷コー」とよぶ大阪人であることをとっさに隠すため嘘をついていたことが判明する。
静華に対して「オバハン」と呼ぶ平次は小五郎から「おばハンおばハンって静華さんに失礼だろ！」と胸ぐらをつかむ。
平次は「ええやんかどう呼んでも。オレのオカンなんやから…」と自分の母親であることを紹介すると小五郎と蘭とコナンはかなり大きな声でリアクションし、驚きを隠せなかった。
静華は、大切な一人息子の平次が大阪から東京へ行く際にいくつも怪我などして帰ってくる姿をみて、東京で小五郎になにかされているんではないかと疑っていたという。
そのため間近で一回小五郎がどんな人間なのか見ておきたいと思ったことで素性を隠して今回の人探しを依頼した。
友人と示し合わせて計画した依頼も、静華の嘘も、偶然起こった殺人事件まで解決した姿を見て安心したという静華。
「会うてみてよーわかりました。毛利さんは、平次が慕うんも無理ない、頭のキレるええ人やっちゅうことが！」と最後は笑顔で小五郎に話した。

第50巻FILE9「雪女の計」

静華の息子である平次が、中学時代の頃のエピソードである。
修学旅行で山形県の雪山を訪れた平次は、実話を元にした「雪女伝説」になぞらえた映画を撮影中のクルーに遭遇する。
そこには偶然『名探偵コナン』の主人公であるコナンが黒の組織の謎の薬で幼児化する前の姿である工藤新一（くどうしんいち）の中学からも修学旅行へ訪れていた。
当時、平次と新一はお互い面識もなく、雪山で撮影中の俳優がリフトに乗ったまま殺害された状況的に不思議な事件をそれぞれが顔を合わせること無く推理していく様子が描かれる話である。
静華は平次に内緒でついてきて平次の成長記録のコレクションに加えるためにこっそりビデオを撮っていたが、序盤でバレてしまった。
平次は「あんまり目立つ真似すんなや、中学生にもなって親がついてきてるて思われたら恥ずかしいからな！」と静華に苦言を呈する。
その後の殺人事件の際に静華が撮っていたビデオが平次の推理に役立った。
犯人と殺した方法はわかった平次が、ひとつだけ謎が解けないと悩んでいる姿をみた静華はこっそり夫で大阪府警本部長である平次の父親の平蔵に電話で相談する。
悩んでいた平次に静華は平蔵からのメッセージを伝えるとそれがヒントとなりすべての謎が解けて、事件を解決した。

劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌（ラブレター）』

静華が劇場版に初登場したのは第21作『名探偵コナン から紅の恋歌』である。
平次の幼なじみである遠山和葉（とおやまかずは）が、百人一首の高校生チャンピオンで平次の婚約者と名乗る大岡紅葉（おおおかもみじ）とかるた対決を行うことになる。
かるたの特訓をすることになった和葉のために、平次は自分の母である静華がかつてのかるたクイーンであったため、和葉にかるたを教える先生として呼び寄せた。
寝る間を惜しんでかるたの特訓をする和葉に、静華がしたアドバイスは「勝つためには得意札を一つ決めたほうがよい」ということ。
このアドバイスで和葉が選んだのは平兼盛の恋の句「忍れど 色に出にけりわが恋は ものや思ふと人の問うまで」。
和葉はこの句を自分の気持ちを表しているからということで得意札に選んだ。
本当は両思いだが、それを知らずに片思いだと思っている和葉の平次への恋心を表している。

服部静華の関連人物・キャラクター

服部平蔵（はっとりへいぞう）

CV：小山武宏

大阪府警本部長で、階級は警視監。静華の夫であり平次の父親。
普段は目が細くほとんど開いていないように見えるが、真面目な話や激昂したときには片目を見開く。
息子の平次には厳しい一方で、妻の静華には甘い一面があり、膝枕で耳掃除してもらっている。
静華のことは「静」と呼んでいる。

服部平蔵（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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服部平蔵（はっとり へいぞう）とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で大阪府警本部長であり階級は警視監。また、西の高校生探偵と評される服部平次の父親。本作に登場する警察官の中でもトップクラスの推理力・洞察力の持ち主で、平次も到底及ばないほど。剣道の実力者でもある。強面な見た目通り平次に対しても厳しく接することが多いが、妻の静華（「静」と呼んでいる）には頭が上がらない。冗談が全く通じないタイプだが静華の前では甘えることもしばしば。

服部平次（はっとりへいじ）

CV：堀川りょう

静華の息子。
『名探偵コナン』の主人公である高校生探偵工藤新一（くどうしんいち）を勝手にライバルだと思っていて、自身は大阪の高校に通っているので西の高校生探偵を名乗っている。
新一と何度も事件を解決する中で、新一が黒の組織の薬を飲んで体が幼児化した江戸川コナン（えどがわこなん）だということを知っていき、後に協力して一緒に捜査する親友のような間柄となる。
父親と母親譲りの剣道の腕前を持っている。

服部平次（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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服部平次（はっとり へいじ）は、『名探偵コナン』シリーズに登場する大阪在住の高校生探偵。工藤新一に引けを取らない推理力の持ち主で、「西の服部」「東の工藤」と並び称されている。大阪府警本部長を父に持ち、高い推理力と剣道の腕前は父親譲り。本人曰く肌の色は祖父譲り。負けず嫌いで短気だが義理堅い一面もあり、どんなときも真っ先に人命を救おうとする熱血漢。コナンの正体を知る数少ない人物のひとりで、コナン（新一）の親友であり心強い協力者でもある。幼馴染の遠山和葉は初恋の相手で幼い頃から想いを寄せている。