シャルナーク＝リュウセイ（HUNTER×HUNTER）とは【徹底解説・考察まとめ】

兵隊蟻との対決

キメラアントの師団長であるザザンは、幻影旅団の出身地である流星街に城を設け、住民を次々に兵隊蟻に変形させて自称女王を名乗っていた。シャルナークは旅団メンバーと共に流星街の住民から現状を聞き、ザザンの城に潜入する。シャルナークは硬い甲冑を持つ兵隊蟻・ペルと対峙する。ペルの攻撃を回避するなかでシャルナークはアンテナを甲冑の隙間に刺すという戦略を立てる。攻撃を受けつつもペルの後頭部にアンテナを刺す事に成功したシャルナークだが次の瞬間、捕獲される。

物陰から兵隊蟻・ボキがシャルナークに「あんた操作系だね？」と語り始める。ペルにアンテナが効かないのは、既に別の操作系能力者に操られているからとシャルナークは述べる。身動きが取れないシャルナークの「オレってこのままだとどうなるの？」という質問に対し、ボキは女王の奴隷になる事を伝えながらアンテナを刺そうとする。その瞬間、シャルナークは予備に持っていたもう一本のアンテナを左足に突き刺し「携帯する他人の運命（ブラックボイス）・自動操作モード」を発動させ、ボキとペルを瞬殺することに成功。携帯電話は「電源を切りマす」の音声と共に電源が切れ、シャルナークの姿も元に戻った。全身に筋肉痛を感じたシャルナークは「なーんにも憶えてないから 今イチ達成感ないしねー」と語りながらその場を後にした。

シャルナーク＝リュウセイの関連人物・キャラクター

クロロ＝ルシルフル

CV：永野善一（1999年フジテレビ版）／宮野真守（2011年日本テレビ版）

悪名高い危険度A級クラスの盗賊集団・幻影旅団（通称クモ）のリーダー。念系統は最もレアとされている特質系の念能力者。性格は冷酷で自らと関わりの無い人間を殺害することに一切の躊躇がない。高い戦闘力とリーダーシップを持ち合わせ、団員から絶大な信頼を得ている。念能力は「盗賊の極意（スキルハンター）」。これは他者の能力を、具現化した本に封じることで、使うことができる技である。ヒソカとの戦闘時には予め「盗賊の極意（スキルハンター）」で封じていた旅団員の能力を駆使した戦術を用いた。また、元の能力者だった人間が死亡するとその本から能力の記載が消える。クラピカに殺されたウボォーギンに涙を流す仲間想いな一面もある反面、セメタリービルで殺し屋と対峙した際には笑みを浮かべ、好戦的な姿勢を見せる。また普段は髪をオールバックにしているが、戦闘時には前髪を下ろし額の十字架マークを包帯で隠している。

シズク＝ムラサキ

CV：豊後敦子（1999年フジテレビ版）／荒川美穂（2011年日本テレビ版）

悪名高い危険度A級クラスの盗賊集団・幻影旅団（通称クモ）のNo.8。オーラで武器や物質を作り出す具現化系の念能力者。具現化した掃除機型の念能力「デメちゃん」で物体を吸い込むことができる。なお念能力で作られた物質と、シズクが生物だと認識しているものは吸い込む事が出来ない。またこの「デメちゃん」を使って相手を殴打する事もできる。また見ず知らずの人間の殺害に一切の躊躇がない冷酷さを持ち、団長クロロと蜘蛛の掟に絶大な信頼を寄せている。毒舌であり、一度忘れたことは二度と思いださない性格である。普段はメガネと十字架のネックレスを身につけている。

コルトピ＝トノフメール

CV：天神有海（1999年フジテレビ版）／浜添伸也（2011年日本テレビ版）

悪名高い危険度A級クラスの盗賊集団・幻影旅団（通称クモ）のNo.12。オーラで武器や物質を作り出す具現化系の念能力者。人間以外の物体をコピーできる念能力「神の左手悪魔の右手（ギャラリーフェイク）」を使って、幻影旅団の盗賊活動を支える。コルトピは複製された物質を通して「円」という、念で覆われた範囲にいる人物を察知できる能力を使う事もできる。しかし複製された物は24時間経つと消える。旅団内では主にアジトにいる事が多く、物静かな性格である。一人称は「ぼく」。小柄な体格で、普段は髪で顔が隠れている。

シャルナーク＝リュウセイの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「あーあ壊れちゃった 次の人間（マシン）探さなきゃ」

ウボォーギンの弔い合戦として、オークションが行われるセメタリービル周辺で警備中のマフィアに旅団メンバーは抗争を仕掛ける。シャルナークはマフィアの1人にアンテナを刺し、携帯電話でその動きを操作して仲間討ちをさせる。操作していたマフィアの1人が銃で頭を撃ち抜かれ、死亡すると同時にシャルナークの携帯電話の電源も切れた。横たわるマフィアの死体を木の上から覗くシャルナークは「あーあ壊れちゃった 次の人間（マシン）探さなきゃ」と発言する。彼が人間の命に対して、特別な感情を抱いていない事が伺えるセリフである。

「こわすなよ！」

気さくで明るい反面、感情的にならない性格の持ち主であるシャルナークだが、自分の携帯電話を粗末に扱われると「こわすなよ！」と少し怒る。シャルナークの携帯電話は旅団内での連絡ツールとしても利用されている。クラピカが団長クロロを誘拐した際には、クロロが所持していたシャルナークの携帯電話を通じて旅団メンバーに人質交換の連絡をした。作中では、ゴンとフィンクスがシャルナークの携帯電話を使用した際に怒られている。フィンクスは、クラピカから電話で命令された際に苛立ちを感じ、シャルナークの携帯電話を握り締めた。さらにフィンクスはアジトでクラピカに電話で人質に代わるよう命令された際に、ゴンに携帯電話を投げ渡した。またゴンもフィンクスに携帯電話を投げ返した。一連のフィンクスとゴンのやりとりに対してシャルナークは「こわすなよ！」と注意をしている。シャルナークが自身の携帯電話を大事に思っている証拠である。

幻影旅団の和気藹々としたシーン

流星街の支配を図るザザンとその兵隊蟻を退治した幻影旅団のシャルナーク、フェイタン、フィンクス、シズク、ボノレノフ。シャルナークの電話が鳴ると、フィンクスは「！！団長か！？」とクロロによる除念完了の報告だと期待をするが、電話の相手はノブナガだった。するとフィンクスは「あーあウゼェ ただ待つ身はつれーな」と途方に暮れる。それを見たシャルナークは「フィンクスてば 何か片想いの女のコみたい」と笑顔で話し、つられてフェイタンも一緒に「乙女ちくね」とフィンクスをからかった。フィンクスは、「なんだとテメェらもっぺん言ってみろ！！」と赤面しながら怒る。そして「コロスッ」と石を投げてくるフィンクスから逃げるシャルナークとフェイタン。シャルナークは「おいっオレ達ケガ人だぞっ」と頭を抱えて逃げた。殺戮を厭わない集団が垣間見せた心が和むシーンであり、シャルナークのユーモアが見える瞬間である。

シャルナーク＝リュウセイの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話