HUNTER×HUNTERのエンディングは4パターン！各結末のネタバレ解説・考察まとめ【ハンター×ハンター】
漫画家の冨樫義博が、自身の代表作である『HUNTER×HUNTER』の結末に関する2023年時点での4つのアイデアを公表した。
同年11月21日深夜に放送されたテレビ朝日のトークバラエティー番組『イワクラと吉住の番組』にて手紙の形で公開したもので、この内A〜Cパターンは「どのような反響が予想されるか」にだけ触れる形となり、残るDパターンについては「ボツにした」と説明した上で具体的な内容が語られた。ここでは、ネットを中心に大きな話題となった『HUNTER×HUNTER』の4つの結末を紹介する。
『HUNTER×HUNTER』の概要
『HUNTER×HUNTER』（ハンター×ハンター）とは、『週刊少年ジャンプ』誌上で1998年（平成10年）14号から連載を開始した、冨樫義博による少年漫画。単行本の累計発行部数が6800万部を超える人気作品で、アニメ、ゲーム、舞台など様々なメディアミックスを展開している。
テレビアニメは第1作目が1999年～2001年までフジテレビで放送された。第2作目が2011年～2014年まで日本テレビで放送された。放送局が変わるにあたり、声優も変更になっている。
劇場版作品として、『HUNTER×HUNTER 緋色の幻影（ファントム・ルージュ）』、『劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-』がある。
作者である冨樫義博の健康上の理由などでたびたび長期の休載を挟むことで知られ、暇を持て余した読者たちによる考察や二次創作も盛んに行われている。
大自然に囲まれた「くじら島」に住む少年ゴン＝フリークスは、8歳の時に森で獣に襲われるが、ハンターのカイトに助けられる。
カイトはゴンの父親ジン＝フリークスの知人で、ジンは偉大なハンターであり、今でも生きていることを知る。
父親に会うためハンターとなり、世界を巡る旅の中で親友との出会いや強大な敵との戦いを経て、ゴンは大きく成長していく。
HUNTER×HUNTER（ハンター×ハンター）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]
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『HUNTER×HUNTER』（ハンター×ハンター）とは、1998年から『週刊少年ジャンプ』で連載されている日本の漫画作品。原作は幽遊白書などでお馴染みの冨樫義博。くじら島に住む少年ゴン＝フリークスは、居ないと思っていた父親が優秀なハンターであることを知り、強い憧れを抱く。そしてゴンはハンターを目指し、くじら島を旅立つ。
「4つの結末・エンディング」について
「4つの結末・エンディング」とは、作者の冨樫義博が公表した、『HUNTER×HUNTER』の結末に関する2023年時点での4つのアイデアである。
同年11月21日深夜に放送されたテレビ朝日のトークバラエティー番組『イワクラと吉住の番組』にて手紙の形で公開したもので、Aパターン、Bパターン、Cパターン、Dパターンの全4種。この内Aパターン、Bパターン、Cパターンは「どのような反響が予想されるか」にだけ触れる形となり、残るDパターンについては「ボツにした」と説明した上で具体的な内容が語られた。
冨樫は「これはあくまで今（2023年）の時点でアイデアで、これを使わない、もっとおもしろい結末を考えるのが自分の目標」だとしている。一方で自分の急死などで物語の完結まで描けない可能性にも言及し、「そうなった場合は、今回明かしたDパターンが本作の結末だと思ってほしい」とも語っている。
ここでは、ネットを中心に大きな話題となった『HUNTER×HUNTER』の4つの結末を紹介する。
『HUNTER×HUNTER』の「4つの結末・エンディング」
Aパターン
詳細が明かされなかった結末の1つ。冨樫によれば、「読者の反応は賛と否が8 : 2程度になる」とのことで、非常に無難な終わり方で否定的な意見が集まりにくいものとされている。
Bパターン
詳細が明かされなかった結末の1つ。冨樫はこの案で物語を完結させた場合、「読者の反応は賛と否はちょうど半々になる」と見ており、Aパターンよりはかなり刺激の強い内容だと思われる。
Cパターン
詳細が明かされなかった結末の1つ。冨樫は「読者の反応は賛と否が1 : 9になる」とする一方で、「個人的には一番好きな終わり方」とも説明している。
『劇場版HUNTER×HUNTER 緋色の幻影』が公開された時の来場者特典にて、「人気キャラクターのクラピカと幻影旅団はどうなるか」との質問に対し、冨樫からは「全員死にます」との返答があった。読者の中には、「クラピカと幻影旅団の死がCパターンの草案なのではないか」とする意見も存在する。
出典： twitter.com
批判9割と予想されているCパターン、これな気がします pic.twitter.com/LCQlEdxRR2
— 滝沢ガレソ💫 (@takigare3) November 22, 2023
Dパターン
唯一詳細が明かされた結末。主人公ゴン＝フリークスは登場せず、彼の孫世代の日常が描かれるという、物語のラストとして非常に無難な内容となっている。
ゴンとノウコの孫で、彼の故郷の島で暮らす少女ギンは、物語の第1話のゴンと同様にハンターとしての高い資質を見せており、母親からは「祖父のような有名なハンターになれるのではないか」と期待されている。しかしギンは「ハンターになって世界中を飛び回り、大切な人に寂しい想いをさせるのは嫌だ」と考えてこれを拒み、幼馴染と共に楽しい日々を送る。
さらにゴン以外のキャラクターの子孫らしき人物もわずかながら登場し、彼らがそれぞれに家族を得て次の世代にバトンを渡したことが説明される。
「新しい世代」を描くことで物語を締めくくる手法は珍しくないが、「才能を示しつつ、祖父と同じ道は歩まない」というところに、冨樫独自の工夫が見て取れる。これにより「冒険は終わり、平和で幸せな日常の中に帰っていく」演出をさらに強化した形となり、独特の余韻を生み出している。
池のほとりで釣り竿を握り微動だにしない少女。
突然が大きくしなり、少女が叫ぶ。
彼女の名前はギン。
ギン「来た来た来たァァ！！」
池の主を担ぎ、得意気にギンは1人の女性の前に立ち言い放つ。
ギン「約束通り主を釣ったよ！！お母さん！！」
さらに女性に近づき小さな声でギンは続ける。
ギン「これでもう二度と私にハンターになれとか言わないでしょ…！」
仕方なくうなずく女性。ギンは主を担ぎながら去って行く。
母親「主を釣り上げることで狩猟（ハント）に目覚めてくれると思ったんだけど…ねぇ？」
女性が隣の夫に同意を求める。
父親「島から一生出ないで店を継ぐ…。それが現在（いま）のギンの希望なんだ。尊重してやろうよ」
女性はまだ不満気だ。
母親「まぁ、途中で気が変わるかも知れないしね。全くあなたもギンに何でそんなに…って、そりゃミト大ばあばとノウコばばの血筋よねェ…」
どうやらミトとノウコが血縁関係にないことを女性は知らないらしい。夫は静かにほほ笑む。あきらめきれず、女性は続ける。
母親「でも！ゴンじいは有名なハンターだったんだし…！あの娘（コ）だっていつかはきっと島を」
ギン「出ないからねッツ！！」
姿すら見えなくなった森の奥から、両親のやりとりが聞こえるはずもないのに叫び返す娘。父親は楽しそうにつぶやく。
父親「お見通しだね」
——場面が変わり、ミトのころから続くお店——
主はきれいにさばかれ全ての部位が下ごしらえされている。作業をしながらギンの独白。
ギン（お母さんはわかっていない…）（じいがハンター時代の思い出を楽しそうに話す時、大ばぁばがさり気なく席を外していること）（ノウコばばの相槌が全て誰かからの伝言で、ばばがじじのそばにいられなかった寂しさを控えめに滲ませていること）
包丁を持つ手でまな板を強くたたく。
ギン（私はまっぴらだ！！）（誰かの帰りを何ヶ月も何年も心が締め付けられる想いをしながら待つのも！！自分が誰かを待たせるのも！！）（私は…）
扉が開く音。のんびりとした穏やかな声が響く。
小太りの少年が植物を抱え入ってくる。
少年「山菜とったよ～♪おおっすげ～本当に主を釣ったんだ！」「よ～し島民全員にふるまおうぜっっ」
ギン（私はずっと…ずっと一緒にいたい人と）
少年「皆の喜ぶ顔が目に浮かぶう♪」「さあ、始めよ～♪」
ギン（ずっと一緒にいる！！）「うんっっ！！」
満面の笑顔で料理を作る2人。
島から一羽の鳥が飛び立つ。大空をが舞う。
鳥の下にはどこかの街。様々な人々。誰かの息子、誰かの娘、誰かの孫が色々な場所で暮らし、誰かと笑顔で交している。
それはあのキャラの子どもや、あのキャラの孫かも知れない。
鳥が空の彼方へ飛び去る。それを見送っている誰かの後ろ姿。
———完———
出典： twitter.com
【話題】冨樫義博さん、HUNTER×HUNTERの結末に触れる
— 滝沢ガレソ💫 (@takigare3) November 22, 2023
・現状3パターンの終わり方の候補がある
・Aは賛否の割合が恐らく8:2くらいになる無難な終わり方
・Bは半々
・Cは1:9くらいだが個人的には一番好み
・ボツになったDを公開するので、もしハンタ未完のまま私が死んだらこれを公式エンドとしてほしい pic.twitter.com/85UDF0NUSF
『HUNTER×HUNTER』の「4つの結末・エンディング」の重要人物・キャラクター
ノウコ
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