スタンド・バイ・ミー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『スタンド・バイ・ミー』とは、モダン・ホラーの巨匠スティーブン・キング原作の非ホラー系作品。彼の少年時代の出来事を題材にしたアメリカ映画。監督は『最高の人生の見つけ方』など数々の有名作品を世に送り出したロブ・ライナー。ノスタルジックな世界観で描かれた本作は、作家として大成した主人公が、劣悪な環境、閉塞的な町に育った少年時代のひと夏の出来事を振り返る形で展開していく。絶望しかない未来、死体探しの旅というひと夏の冒険を通して、少年たちが心の葛藤を描きながら大人へと成長していく友情物語である。
電車にはねられて死亡した、このレイ・ブラワーの死体を求めてコーディーたち4人の大人への旅が始まる。彼らの同級生でもある。本作のキーパーソン。
『スタンド・バイ・ミー』の用語
オレゴン州キャッスルロック
出典: mapio.net
4人が生まれ育った閉塞的で劣悪な環境の町。
ロリ・ポップ
出典: quotesgram.com
物語の冒頭に出てくるラジオから流れてくるオールディーズの曲。1958年にザ・コーデッツがカヴァーしたものが特に有名。
寝袋
出典: eiga.com
ゴーディ達4人が野宿に持参した寝床。
ハンバーガーとマシュマロ
死体探しに出た4人の夕食。なけなしのお金で買ったハンバーガー1個とマシュマロを4人で分けて食べるシーンが登場する。
『スタンド・バイ・ミー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
テディ/セオドア・ドチャンプ「子供さ、子供時代は2度と来ない」
死体探しの旅の途中で、沼を見つけた4人。何の迷いもなく淀んでいる沼に飛び込むテディとバーンに対し、コーディーとクリスが「子供だな」と言った後、テディは「子供さ、子供時代は2度と来ない」と返した。
淀んで底の見えない泥沼に入る勇敢さは子供時代にしか味わえない。大人になるとちょっとしたことでも恐れて慎重になってしまう。そんな貴重な子供時代を物語っている名言。
クリス・チェンバース「パパは君を知らない。君は大作家になるよ。書く材料に困ったら、ぼくらのことを書け」
ゴーディは自分が亡くなった兄と違って劣っており、父親に嫌われているとクリスに告げる。その時クリスは「パパは君を知らない。君は大作家になるよ。書く材料に困ったら、ぼくらのことを書け」と言った。
無知は時に人を抑圧するもの。両親の無知であればなおさら子供にとっては大きな抑圧になる。
しかし、子供同士の友情にはそんな抑圧はなく、また、純粋な子供独特の観察力と洞察力は大人では持ち得ない。
クリスが信じたゴーディの才能は本物であると真摯に語っていることがよく分かる名言になっている。
ゴーディ/ゴードン・ラチャンス「英雄になるんだろ?こんなことじゃだめだ」
出典: www.youtube.com
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目次 - Contents
- 『スタンド・バイ・ミー』の概要
- 『スタンド・バイ・ミー』のあらすじ・ストーリー
- 作家ゴードン・ラチャンスの少年時代の思い出
- 4人で向かう死体探しの旅
- 死体を見つける4人
- それぞれの旅立ちへ
- 『スタンド・バイ・ミー』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ゴーディ/ゴードン・ラチャンス(演:ウィル・ウィトン、リチャード・ドレイファス)
- ゴーディの友人
- クリス・チェンバーズ(演:リヴァー・ジュード・フェニックス)
- テディ/セオドア・ドチャンプ(演:コリー・フェルドマン)
- バーン・テシオ(演:ジェリー・オコンネル)
- 不良グループ
- エース・メリル (演:キーファー・サザーランド)
- アイボール・チェンバーズ(演:ブラッドリー・グレッグ)
- ビリー・テシオ(演:ケイシー・シーマツコ)
- ゴーディの家族
- デニー・ラチャンス(演:ジョン・キューザック)
- ゴーディの父(演:マーシャル・ベル)
- ゴーディの母(演:フランシス・リー・マッケイン)
- その他
- レイ・ブラワー(演:ケント・W・ラットレル)
- 『スタンド・バイ・ミー』の用語
- オレゴン州キャッスルロック
- ロリ・ポップ
- 寝袋
- ハンバーガーとマシュマロ
- 『スタンド・バイ・ミー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- テディ/セオドア・ドチャンプ「子供さ、子供時代は2度と来ない」
- クリス・チェンバース「パパは君を知らない。君は大作家になるよ。書く材料に困ったら、ぼくらのことを書け」
- ゴーディ/ゴードン・ラチャンス「英雄になるんだろ?こんなことじゃだめだ」
- ゴーディ/ゴードン・ラチャンス「何だってできるさ」
- ゴーディ/ゴードン・ラチャンス「12歳だったあの時のような友だちは、それからできなかった。もう2度と...」
- 『スタンド・バイ・ミー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ロケ地
- 原作者は人気作家のスティーヴン・キング
- 原作者スティーブン・キングの少年時代が題材に
- 名画『理由なき反抗』の名シーンを再利用
- 小説版で読むことができる「旅のその後」
- クリス役でブレイクした俳優リヴァー・フェニックス
- 『スタンド・バイ・ミー』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):ベン・E・キング「スタンド・バイ・ミー」
- 挿入歌: バディ・ホリー「every day」
- 挿入歌: ザ・コーデッツ「ロリ・ポップ」