ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(児童小説・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』とは廣嶋玲子による児童小説。挿絵はjyajyaが担当し、2013年から刊行されている。全国の小学生が投票する「小学生がえらぶ!“こどもの本総選挙”」(第3回)で1位を獲得。2020年にアニメ映画化され、その後NHKのEテレにてアニメ放送が開始。2024年には実写映画が公開される。舞台は幸運な人だけが辿り着ける駄菓子屋「銭天堂」。銭天堂の駄菓子はどれも客の悩みに寄り添う不思議な力を持つ。だが、食べ方や使い方次第では不幸を招くこともある。主に1話完結の短編構成の作品である。

ルパンのように誰にも気づかれずに華麗に物を盗めるが、いい気になり過ぎると警察や探偵からしっぺ返しを食らうことになる。

ドクターラムネキット

アニメ第8~9話に登場する銭天堂の商品

白衣、お薬ラムネ、しゃべるメガネのセット。白衣とメガネを身につけると病人から色のついた煙が見え、メガネのアドバイスに従って煙と同じ色をしたラムネを処方すると、飲んだ人の病気やケガを治すことができる。ただし、ラムネを使い切るとメガネは2度としゃべれなくなる。

元気ドリンク

「ドクターラムネキット」のお薬ラムネから作ることができる飲み物で、元気がない人が飲むと元気がみなぎってくるが、もともと元気があり余る人が飲むと、元気を吸い取られてしまう。

おもてなしティー

アニメ第10話に登場する銭天堂の商品

お客様用のコップに注ぐと心を癒してくれる人を呼び出せる。ただし、滞在時間はコップ1杯分の時間のみで、呼び出した相手が飲み干すと元の場所に帰ってしまう。最後の1杯の力は強く、運命の人を呼び出すことができるが、その出会いが成就するかは自分次第。

獏(ばく)ばくもなか

アニメ第11~12話に登場する銭天堂の駄菓子

悪い夢を見たときに食べると夢に獏(ばく)が現れ、悪い夢を食べてくれる。ただし、獏と仲良くしなければ2度と助けてもらえることはない。

絵馬せんべい

アニメ第13話に登場する銭天堂の駄菓子

絵馬の形をしたせんべいで、付属の醤油ペンで願いを書き神社に奉納すると願いが叶う。ただし、複数人が矛盾した願いを書くと相殺されて、どちらの願いも叶わなくなる。

ミイラムネ

アニメ第14話に登場する銭天堂の商品

飲むと痩せられるが、1度に3分の2以上飲むとミイラ化し、1時間後には棺桶の容器に2千年間閉じ込められてしまう。それまでに「元通り薬」をかければ元に戻すことができる。

わら焼き人形

アニメ第11~12話に登場するたたりめ堂の駄菓子

食べると嫌いな相手に悪夢を見せることができるが、相手に跳ね返されると自分自身が酷い目に遭ってしまう。

逆襲ジンジャーエール

アニメ第11~12話に登場する銭天堂の商品

飲むと自分を攻撃してきた相手に復讐できるが、相手への憎しみが消えるまでずっと復讐が続くため扱いに注意が必要。

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