ジャングル大帝(手塚治虫)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ジャングル大帝』とは、手塚治虫による日本の漫画、及びそれを原作とするアニメ作品である。
壮大な自然を舞台に、主人公のレオを中心とした物語で、その中で動物たちの弱肉強食や人間の欲望、自然の脅威や素晴らしさを知ることができる。学童社の月刊漫画誌「漫画少年」に1950年(昭和25年)11月号から1954年(昭和29年)4月号にかけて連載された。アニメ作品も制作されており、手塚治虫初期の代表作であると共に、現代アニメの基礎となった作品である。

ケン一のおじ。ハム・エッグの探検隊の資金を出すという名目でレオがジャングルに戻る手助けをする。物語の序盤から最終盤まで登場し、最後はムーン山にて遭難した一行の中で唯一生還した。

ハム・エッグ

悪役のハンターで、パンジャを仕留めた際に、報酬としてトンガ族の首長が持つ宝石を手に入れる。その宝石がムーン山にしか出土しない月光石であることが分かると、学術調査隊に加わりアフリカに戻る。実は元ナチスの捕虜収容所にいて、ランプに残虐な仕打ちをしている事を、物語序盤で明かされている。

アセチレン・ランプ

ハム・エッグの前に突然現れた悪役の男。かつてナチスの捕虜収容所でハムに虐待されていたことをネタに、ハムを脅迫し月光石を奪う。手塚マンガでは初期から鉄板の悪役で、頭に立つロウソクがトレードマークである。

『ジャングル大帝』の用語

ムーン山

アフリカにある幻の山。コンゴとウガンダの境にある、ルベンゾリ山脈のはるか奥地に存在するといわれている。探検家スタンレイが名前を付けたのではないかと言われているが、全貌は謎に包まれている。
後述する月光石が存在する場所とされており、物語の終盤でレオ一行はこの場所を探検することになる。

月光石

謎の輝く石。物語序盤でハム・エッグがパンジャを討った際、報酬として授かったもの。その後行方は二転三転するが、ヒゲオヤジ一行の元に渡る。
人間の欲望の象徴として描かれ、ムーン山に眠る財宝として世界中の探検家が発掘しようとしている。

死斑病

死の伝染病。人間にはうつらず、動物だけを狙って感染する。現地人から悪魔のように恐れられ、1度広がると何千頭もの動物にものすごい早さで広がると言われている。
レオの家族であるライヤとルッキオが感染し、ライヤは死亡。ルッキオは瀕死の状態となるが、ヒゲオヤジ含むアフリカ調査団に救われる。
なお、現実社会で「紫斑病」という、これによく似た名前の病気がある。作中の死斑病はこれとは違い、本作中のみに登場する病気である。

『ジャングル大帝』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ココ「わしはな、一生弱い弱いけものたちの味方だったぞ。そして強い敵と戦ったぞ」

物語の序盤、これまで生きてきた環境と異なるジャングルを恐れてしまっていたレオに対して、オウムのココがかつての王パンジャの毛皮を被って語った言葉である。

アフリカに戻ったレオは、父親パンジャの偉大さと自分の弱さに悩んでいた。それを見かねた周りの動物たちは、パンジャの毛皮を被る事で緊張感と真実味を出しつつ、レオを鼓舞する演出をする事を考え付く。

狙い通りレオはこの言葉に発奮し、ジャングルの王子としての自覚に目覚める。その後、ジャングルの王に成長していく。

強気を挫き、弱きを助く。忘れ去られてしまったような事だが、この当時はその考え方が正義の心として残っていたという事である。それはこの作品のテーマの一つであり、人間の心として失っていけないものだというメッセージを与えてくれている。

手塚治虫の漫画には、時々人生哲学にも似た言葉が散見される。後期作であるブラック・ジャックでは、毎話そういう言葉と考え方に陶酔し、読者へのメッセージを残している。これは彼の漫画の醍醐味であり、これからも残すべき言葉である。

ヒゲオヤジ「わしたちはアフリカに勝ったのだろうか…それともそれは人間の思い上がりで…」

物語終盤、レオ一行はアフリカのまだ見ぬ大山「ムーン山」に月光石を探すため探検する。しかし、頂上に辿り着いたのも束の間、最後は雪山として猛威を振るうムーン山で遭難し、ヒゲオヤジ以外は命を落としてしまう。

3年後、日本に戻ったヒゲオヤジは、ケン一とメリー夫婦と静かに暮らしていた。アフリカからの便りでルネやルッキオの成長を知り、自身は過ぎたジャングルでの日々に思いを馳せる。その中で「わしたちはアフリカに勝ったのだろうか…それともそれは人間の思い上がりで…」とヒゲオヤジが独り言ちる。

アフリカに勝つというのは、自然の中に埋蔵されている資源を獲得したり、インフラを築き生活する場所を増やす事である。しかし物語の中ではついぞそれは叶わず、壮大な自然は人間を見下ろすように佇む、と結ばれている。

アフリカにもインフラ整備がされている場所はある。しかし、この当時は文字通りの未開の地であり、そこに挑むというのは自然に対する冒涜だとされる時代だった。

この作品が発表された後、あらゆる最新科学で地球に関する疑問は解決された。しかし、人々は自然という魔物に、時には翻弄されてしまう。人間はまだまだ自然の一部であり、それを侵した場合、どうなるのか分からない。それはいつも変わらない事なのかもしれない。

『ジャングル大帝』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

パンジャのモデルは明治天皇説が有力

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