違和感のなかったタレント声優

ここ十数年、いやもっと前から「タレント声優」なる分野がありますね。別に批判じゃないんですけど、声だけの演技と全身での演技はやっぱり違います。何か違和感が出ちゃうんです。しかしたまにいるんですよね、プロ声優並にうまい方が…。

モンスターワールドのエネルギー供給会社「モンスターズ・インク」の社員で、ナンバーワンの「怖がらせ屋」です。人間の悲鳴がエネルギーとして使われるため、人間界と通じるドアを通って子供を「怖がらせる」のがお仕事。しかし普段は温厚な性格で、人(?)の良さがにじみ出てます。抑えたような口調ですが、下手というわけでもなく十分満足して見られました。

続編は「前日譚」、学生時代のサリーが出てきましたが、父親が「天才」と称される上家柄も有名な模様。家名と才能にあぐらをかいて上から目線で語る口調が「嫌な感じ」を醸し出してましたね。

勉強不足でどんどん周り(クラブの先輩や教授)から受ける視線も変わっていきました。

マイク・ワゾウスキ(『モンスターズ・インク』『モンスターズ・ユニバーシティ』)声:田中裕二

サリーの相棒です。朝早くからサリーにコーチを付け、仕事の際は「軽い軽い」と励ますようにハイタッチ。こんな相棒欲しいです。彼の仕事は、担当のドアを「呼び出し」て、エネルギーとしてたまった子供の悲鳴を集めること。他は報告書を出さなかったり、「恋人とデート」と浮かれたり、何だかお調子者な印象です。テンションの高さがツッコミ役の田中さんのイメージとは遠い(?)上、演技も歌もうまいです。

『ユニバーシティ』では、子供時代と学生時代が。この頃は怖がらせ屋になるために入学しますが、「才能がない」「かわいいから無理」などと言われます。それでも諦めずパーティーの日だろうと掃除中だろうと本を読んで猛勉強。最初は特に期待していなかった教授から褒められるまでになります。サリーとはいがみ合ってましたが…?兎も角も、シリアス時もトボケ時も、まるっきり違和感ないんですよね。PIXARお馴染みのNG集でセリフを間違えたサリーに「どーする?台本読む?」と言っている時の口調とか。

夢を持って入学しますが…?

金獅子のシキ(『ONEPIECE STRONG WORLD』)声:竹中直人

麦わら一味の超優秀な航海士、ナミを自分の仲間にすべく麦わら一味をまずは懐柔しようとします。この時は親しみやすいオッサンと言った風でしたが、本性を現した時の迫力。竹中氏の低く渋い声も相まって、「一時代を築いた大海賊」として文句なしの演技を見せてくれました。

とぼけ演技とシリアス演技の演じ分けには感動すら覚えます。

サベール隊長(『新・ドラえもんのび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』)声:小栗旬

キャスト見るまで気づきませんでした。何かを抑えたような声がまたクール&セクシー!戦っている時の声も「犬から進化した」生物感が出てましたし、威圧感と騎士道精神から来る礼儀正しさの演じ分け、どれをとっても違和感ありませんでしたね。

旧作だとごっつい犬だったんですけどね。

ピョン吉(『ど根性ガエル』)声:満島ひかり

ドラマでもその演技力に定評のある満島ひかりさん。でも声はどうなんだろう…。

映画版デスノートのLと粧裕です。

まったくもって問題なしでした!というかオリジナルの声に近い、とすら思い軽く感動しました。シャツごと風に飛ばされれば「ああ~…」と翻弄された声を出し、感動シーンではもらい泣きをしてしまいそうな泣きの演技。江戸っ子口調も声色の変化も自由自在といった感じで、改めて演技力に感心しました。

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

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