南戸粋（銀魂）とは【徹底解説・考察まとめ】

南戸粋（銀魂）の概要

南戸粋（みなみと すい）とは、SF時代劇風少年漫画『銀魂』（ぎんたま）の登場人物で、柳生一門屈指の剣士集団「柳生四天王」の1人。
柳生家当主の娘である柳生九兵衛が「自分の嫁にする」と言って幼馴染の娘を屋敷に連れ込み、その仲間たちが奪還のために殴り込んできた際は、真選組の沖田総悟（おきた そうご）と対戦。柳生の剣の強さを見せつけようとするも、沖田の剣に翻弄されて敗北した。なおも戦おうとするも、柳生四天王筆頭の東城歩（とうじょう あゆむ）に制裁されて戦線離脱する。

その後長らく出番が無かったが、終盤でかぶき町が天人（あまんと）と呼ばれる宇宙人たちの軍勢に襲われた際、柳生一門の仲間たちと共に救援に駆け付ける。張り切って剣を振るうも、敵方の王蓋（おうがい）という猛者に倒され、同じく柳生四天王の北大路斎（きたおおじ いつき）によって救出された。

南戸粋（銀魂）のプロフィール・人物像

出身：地球
身長：173cm
体重：63kg
誕生日：3月31日

CV：緑川光

自分がイケメンであることを鼻にかけている伊達男。柳生四天王としての意地も誇りも持ってはいるが、敵にあっさりやられたり味方に制裁されたり助けられたりと、活躍の場に恵まれていない。
柳生四天王の中でもっとも戦績が振るわないものの、仲間から軽んじられているわけでも嫌われているわけでもなく、天人の大軍勢に攻められたかぶき町に駆け付けて「多くの女を泣かせる（＝死ぬことになる）かもしれないな」と語った際には、北大路に「お前が死んでも女は泣かないが俺が泣く」と返されている。

南戸粋（銀魂）の来歴・活躍

柳生四天王の一角

将軍家の剣術指南役として名高い柳生家に仕え、その剣術を学ぶ。多くの門弟たちの中でも特にイケメンであることから「女にモテる」ことを鼻にかけるようになるが、剣術に関しては真面目だったために仲間たちからは大きな反感を買わずに受け入れられる。
やがて東城歩（とうじょう あゆむ）、北大路斎（きたおおじ いつき）、西野掴（にしの つかむ）ら柳生一門屈指の高弟たちと共に「柳生四天王」と呼ばれるようになる。実力的には四天王の中では下の方だったが、個性的な彼らの中では比較的常識人で、「お前はイケメンというより顔面男性器だ」とからかわれつつも同門の剣士として友情を育んでいった。

この頃、柳生家の現当主が娘を儲けるも、直後に妻を失ってしまう。当主は「妻への愛を裏切りたくない、妻の家に娘を奪われたくない」との想いから、後妻をもらうことを拒んだ上で「自分の子は男であり、柳生家の跡取りである」と宣言。娘に九兵衛という男子名を与え、柳生家の中にいる者たちにも彼女を男子扱いすることを徹底させる。

柳生家の嫁取り合戦

年頃になった九兵衛は、幼馴染の志村妙（しむら たえ）という娘を強引に柳生の屋敷に連れ込み、「この子と結婚する」と言い出す。「いくらなんでも女と女が結婚していいのか、できるのか」と柳生一門が密かに頭を抱える中、妙の弟の志村新八（しむら しんぱち）が仲間たちと共に「姉を返せ」と言って屋敷に乗り込み、妙に恋する真選組局長の近藤勲（こんどう いさお）とその部下たちまでもがこれに続く。事をあまり大きくすると九兵衛の性別についても幕府に追及されかねないため、彼女と柳生四天王がこれを迎え撃つこととなる。
殺し合いをするわけではなく、体に巻き付けた小皿を割られた者から失格していくという形式で争うこととなり、南戸は真選組の沖田総悟（おきた そうご）と対戦。沖田もまたかなりの美形だったことから「イケメン対決」と意気込み、柳生の剣の強さを見せつけようとするも、沖田の天才的な剣の前に敗北。小皿は無事だったため再び戦おうとするも、「役立たずは不要」と判断した東城に制裁される形で戦線離脱する。

この柳生家の嫁取り合戦は、最終的に南戸たち柳生側が敗北。これを経て九兵衛は「自分は男でもあり、女でもある」と意識を改革し、柳生一門の剣士たちは敗北を悔しがる一方で彼女の変化を歓迎する。

かぶき町に迫る危機

新八はその後も仲間たちと共に様々な事件に巻き込まれていき、ついには宇宙規模の秘密結社「天導衆」（てんどうしゅう）を敵に回すこととなる。妙や新八が暮らすかぶき町に天人（あまんと）と呼ばれる宇宙人の軍勢が押し寄せた際、南戸は柳生一門の仲間たちと共にその救援に駆け付ける。
道場剣法と揶揄された柳生の剣を実戦で振るえること、その強さを天下に示せることを喜ぶ一方、「宇宙規模の連中が相手では、さすがに多くの女を泣かせる（＝死ぬ）ことになるかもしれない」と軽口とも本音ともつかない言葉を口にする。直後に北大路に「お前が死んで泣く女はいない、せいぜい俺が泣くくらいだ」と返され、「泣いてくれるのか」と驚いていた。

その後西野を一蹴した敵方の王蓋（おうがい）という猛者と戦い、深手を負わされる。北大路の援護でなんとか逃げ延びるも、この時の負傷が原因で以降の戦いには不参加となった。

南戸粋（銀魂）の関連人物・キャラクター

沖田総悟（おきた そうご）

幕府直属の警察組織である真選組の一番隊隊長を務める若き天才剣士。性格はマイペースかつドSで、上司にあたる土方十四郎（ひじかた とうしろう）に対しては特に容赦が無い。神楽とは犬猿の仲にしてケンカ友達。
柳生家の嫁取り合戦で相対し、相手も相当な美形だったことから「お互い泣く女もいるだろうし、顔への攻撃は無しにしよう」と提案。しかしそれを無視した沖田に猛攻撃を加えられ、手も足も出ずに敗北することとなった。

沖田総悟（銀魂）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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沖田総悟（おきたそうご）は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、江戸に屯所を構える武装警察・真選組の一番隊隊長を務める青年。主人公、坂田銀時、土方十四郎と並び、女性ファンが多い。見かけは爽やかな美青年ですが、腹黒でドS。剣の腕は真選組内でも随一と言われています。超マイペースで、何を考えているのかわかりにくい性格です。

東城歩（とうじょう あゆむ）

柳生四天王の筆頭。九兵衛の世話係でもあり、「男として扱え」という当主の指示にも従っているが、内心では「九兵衛は男として生きるより、女として生きる方が幸せになれるのではないか」と考えている。

東城歩（銀魂）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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東城歩（とうじょう あゆむ）とは、SF時代劇風少年漫画『銀魂』（ぎんたま）の登場人物で、柳生一門屈指の剣士集団「柳生四天王」の筆頭。
柳生家の現当主の娘である九兵衛が幼い頃から仕え、その成長を見守ってきた。九兵衛は柳生家のお家事情から男として育てられており、東城も普段はこの方針に従っているが、内心では「九兵衛は女性として生きた方が幸せなのではないか」と考えている。このため折りに触れて九兵衛の中の女性としての意識を刺激しようとしているが、趣味的な方法ばかりで彼女をドン引きさせている。

北大路斎（きたおおじ いつき）

柳生四天王の一員。冷静かつ冷徹、理路整然とした戦術が持ち味。
南戸とはたびたびケンカをしているが、実際のところはかなり仲がいいようで、かつてない強敵を前に「死ぬことになるかもしれない」と語った彼に「お前が死んだら俺は泣く」との言葉を返している。