ダンテ(デビル メイ クライ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダンテとは『デビル メイ クライ』シリーズに登場するキャラクターで、『1』~『3』では主人公を務め、『4』~『5』ではプレイヤーキャラクターの1人として登場する。表向きは便利屋「Devil May Cry」を営む男だが、本業は悪魔絡みの事件を解決するデビルハンターである。悪魔である魔剣士スパーダと人間の女性エヴァとの間に生まれた半人半魔で、二丁拳銃エボニー&アイボリーや、巨大な長剣リベリオンをはじめとした、様々な武器を使いこなし、悪魔も恐れるほどの凄腕の実力を持つ。

ダンテの概要

ダンテとは株式会社カプコンが発売したアクションゲーム『デビル メイ クライ』シリーズに登場するキャラクターで、『1』~『3』では主人公を務め、『4』~『5』ではプレイヤーキャラクターの1人として登場する。

表向きは「Devil May Cry」を営む便利屋だが、本業は悪魔退治を専門とするデビルハンター(悪魔狩人)である。銀髪に蒼い瞳をした長身の男で、赤を基調としたロングコートを身に纏い、二丁拳銃エボニー&アイボリーや、巨大な長剣リベリオンを用いて戦う。魔力を秘めた武器である魔具や銃器をはじめとしたあらゆる武器を瞬時に使いこなし、常人を遥かに凌駕する戦闘能力を持つ。また、自らの意思で内なる悪魔の力を解放し、魔人の姿に変身することもできる。

悪魔である魔剣士スパーダと人間の女性エヴァとの間に生まれた半人半魔で、バージルという双子の兄がいる。

飄々とした性格で軽口を叩くことが多く、いかなる時でも相手を挑発するほどの余裕を持つが、父スパーダから受け継いだ力を何よりも誇りにしており、父の誇り高き魂と母の優しさを受け継いでいる。人間の可能性を信じており、己の正義を貫き悪を挫く心も持ち合わせている。

好物はピザとストリベリーサンデーで、ハードロックの音楽を好み、煙草を嫌っている。

ダンテのプロフィール・人物像

赤を基調としたロングコートを身に纏っているが、作品によって外見が異なる。

名前:ダンテ(姓は不明)
身長:190cm『デビル メイ クライ(アニメ)』
職業:便利屋、デビルハンター
好きな食べ物:ピザ(オリーブ抜き)、ストロベリーサンデー
好きな音楽:ハードロック
嫌いな物:煙草
家族構成:父(スパーダ)、母(エヴァ)、兄(バージル)、甥(ネロ)
CV:ドルー・クームス(『デビル メイ クライ』)、マット・カミンスキー(『デビル メイ クライ 2』)、ルーベン・ラングダン(『デビル メイ クライ 3』)、『デビル メイ クライ(アニメ)』、『デビル メイ クライ 4』、『デビル メイ クライ 5』)、森川智之(『デビル メイ クライ(アニメ)』、『デビル メイ クライ 4』、『デビル メイ クライ 5』)

伝説の悪魔スパーダと、人間の女性エヴァとの間に生まれた悪魔と人間のハーフである半人半魔。便利屋「Devil May Cry」を営む一方で、悪魔を狩るデビルハンターとして戦い続けている。過去に母エヴァを悪魔によって殺されたため、母の仇を討つことを目的としている。悪魔を憎んでいるが、人間でも悪魔のように冷酷な心の持ち主や残忍な相手に対しては容赦せず、逆に悪魔でも人間のような心を持つ者に対しては憎しみを抱かず、人間として接する。

悪魔も恐れるほどの高い戦闘能力を持ち、自由奔放かつカッコよさを重視した戦い方が目立つ。悪魔の血が流れているため、心臓や脳を破壊されたり全身を貫かれても死ぬことのない強靭な肉体を有している。そのため、時々敵の攻撃をワザと受けて戦いを楽しもうとすることもある。また、内なる悪魔の力を引き出す「デビルトリガー」によって悪魔の姿をした魔人と化す。二丁拳銃エボニー&アイボリーや、長剣リベリオンをはじめとした、あらゆる魔具や銃器を使いこなすことができ、手に入れた武器はとりあえずその場で試すことがお約束となっている。

いかなる時でも余裕を持ち、どんな強敵を前にしても相手を挑発し、人を喰ったような態度を崩さない皮肉屋。しかし、父スパーダの悪を挫く正義の心と母エヴァの優しさを受け継いでおり、両親のことを誇りに思っている。スパーダの息子としての誇りと、人間としての正義や優しさを重んじているため、相手が誰であろうと媚びることはなく、悪を挫く正義の心を持つ。

不精な面があり、悪魔絡みの依頼が無い時は好物のピザを食べながら怠惰に過ごしている。金銭に執着が無く、便利屋としての仕事を選り好みしているため、どんなに大金を積まれても気に入らない仕事は引き受けないが、悪魔絡みの仕事はタダ同然でも引き受けることもあり、常に借金まみれの生活を送っている。

決め台詞は「Jack Pot(大当たり)」。

ダンテの武器・能力

武器

リベリオン

一つの金属から削ったかのような銀一色のダンテが愛用する大振りな魔剣。「反逆」を意味しており、かつてスパーダが所有していた魔剣の一振りで、スパーダからダンテに受け継がれた。鍔の両側部分に髑髏の彫刻が施されているのが特徴で、当初は鍔と柄頭が開いていなかったが、ダンテがバージルにこの剣で心臓を貫かれた際に、彼の血を受けて覚醒し、形状が変化した。意思を持っているとされており、幼いダンテに名前を変えて生き延びるよう助言を与え導いたこともある。強い魔力を宿し武器としては強力であるが、長らく特別な能力は持たないとされていた。しかし、『5』にて「人と魔を分かつ」性質を持つ魔剣である閻魔刀と対をなす「人と魔を融合する」性質を持つことが判明し、魔王ユリゼンとの戦いで刀身が破壊された後、魔剣スパーダと融合して新たな魔剣「ダンテ」となった。ダンテの基本武器ではあるが、『1』では登場せず『2』で初登場している。

フォースエッジ

スパーダが魔界を封印する際に用いた魔剣。魔剣スパーダの力が封印された状態の姿であり、ダンテとバージルがそれぞれエヴァから託された2つのアミュレットを揃えることで封印を解くことができる。『1』ではダンテの初期装備で、終盤にて魔剣スパーダに変化する。『3』ではこの剣を巡る戦いが繰り広げられ、一時的にバージルが使用する武器となるが、最終的にバージルを倒したダンテの手に渡る。

スパーダ

伝説の魔剣士スパーダと同じ名を冠する魔剣。フォースエッジの真の姿でフォースエッジを中心に縦に巨大な三日月型の刃が取り付けられた形状となっている。剣として振るうほか、刀身部分をスライドさせることで槍や鎌に変型させることができる。絶大な魔力を秘めているが、完全に使いこなすためには人間を愛したスパーダの志を真に理解する必要があり、資質が無い者には力を与えない。『1』ではゲーム終盤で入手。攻撃力は高いが、デビルトリガーが発動できないため、魔人化はできない武器として扱える。ただし最終ボスのムンドゥス戦でのみデビルトリガーが発動可能となり、魔人化したスパーダの姿となる。『1』以降はダンテの相棒であるトリッシュの武器として扱われるようになっていたが、『5』で久しぶりにダンテの武器として扱われる。

エボニー&アイボリー

リベリオンと並びダンテのシンボル武器である二丁拳銃。名前はピアノの「黒鍵」「白鍵」が由来となっている。黒い方のエボニーは精密射撃、白い方のアイボリーは連射性能にそれぞれ特化している。元フレームは45口径コルト・ガバメント系列だが、ダンテの超人的な連射に耐えられるよう改造が施されているため、ダンテが魔力を込めた射撃を酷使しても壊れない。一撃の威力は低いが連射力に優れ、シリーズを通して使い勝手が良い銃器として登場している。設計者は伝説のガンスミスとして知られるニール・ゴールドスタイン。

ショットガン / コヨーテ・A

エボニー&アイボリーと並びシリーズ全作にわたって登場する武器。至近距離で放つと敵を吹き飛ばす威力を持つ。『4』『5』では、ダンテが気まぐれに購入し対悪魔用にカスタマイズしたコヨーテ・Aというショットガンが登場する。気まぐれにショットガンを改造するダンテの姿を見たトリッシュが、インディアンの昔話に登場するいたずら者であるコヨーテに準えられたことからコヨーテ・Aと命名された。内部構造が酷く『5』に登場するニコに酷評されている。

カリーナ・アン

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